90 / 102
沓澤 萌奈美 Kutsuzawa Monami 究極のひとりえっち
第2話
しおりを挟む「じゃあ、早速、授業を始めたいと思います!」
柳沼先生はその若さと初々しさが眩しくて、高宮先生と少し違った良さがあった。
舞音が私の方をちらりと見て、かっこいいでしょ、と訴えてきた。
私は静かにうなずく。
「まず、ここは……こうして」
柳沼先生はチョークで数式をどんどん書いていく。
少し汚いけど、新人って感じがする。
隣の席の人が見にくそうに首を傾けたり、腰を浮かせたりしている。
でももう反対側の隣の人は寝てる。授業放棄だ。
「そして、これにこれを入れる!」
チョークで数式を引っ張って、代入について説明する。
いくらなんでもそれくらいのレベルはわかるわ!と心の中で突っ込みながらも、私は葛藤していた。
どうしよう…
もうやばいかもしれない。
柳沼先生の発言の一つ一つがエロく聞こえてしまう。
舞音が私のタイプかもだなんていうから、変に意識しちゃうじゃん!
隣の人がびく、と肩を揺らして起きた。
寝てる時にたまーになるやつ。
でも、そのびくっていうのも、私からするともう、ネタの一つ。
「腹いてえっす」
そう言ってそのまま隣の人は教室から出て行ってしまった。
「こら!勝手に行くなって!」
『こら!勝手にイクなって!』
『先生、ごめんなさいっ…でも、私……』
『授業が終わったらいっぱい遊んでやるから!な?』
『でもやっぱり私…先生を見てるだけでイッちゃいそう…』
『沓澤はヘンタイなんだな!ははは!』
『笑わないでくださいっ、私だって大変なんだからっ』
『へぇ……
んじゃ、さっさと済ませちゃう?』
『やっ、指、入れないでっ!』
『うわ、もうぐちゃぐちゃじゃないか!』
『もっ、だ、だめっイキそっ』
『イッちゃえ!』
びくびくびくっ
隣の人がいなくなった安心感からか、少しいつもより大きく体を震わせてしまった。
まさか、1日に2回もイッちゃうなんて…
替えのパンツもうないよ…
どうしよう…でもこのままじゃとてもじゃないけど授業なんで受けられないし
もし、周りに匂ってたら…なんて思うと気が気じゃなかった。
それに、また先生をみて、感じちゃったらもう、パンツの中におさまんなくなっちゃう……
ええい!仕方がない!
「先生…お腹痛いので…保健室行かせてください」
「んー?お、そうか!わかった!無理するなよ~!」
そういってカバンを片手に教室を出た。
もっと怪しまれるかなと思ったけど、生理とかだとでも思ったのかもしれない。
だとしたら男の先生だと突っ込みにくいだろうし!
そんでもって、もちろん、向かう先はトイレだけどね!
0
お気に入りに追加
218
あなたにおすすめの小説
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる