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近藤 瑠那・恵那 Kondo Runa&Ena 双子のシンクロ
第3話
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「瑠那、騙すようなことしちゃってごめんね」
「へ?」
恵那が、私を、騙す???
「本当は恵那、和樹くんにキスされてないよ」
「えっ??」
「瑠那、昔っから、恋愛ごとになると消極的で、勝手に恵那に負けるって考えてるのかなって思ってたの」
ず、図星だ・・・。
「でも恵那は、瑠那に幸せになってもらいたかったの。だから、和樹くんと手を組んでたの」
「ごめん、瑠那。でも俺は恵那じゃなくてちゃんと瑠那を見てるよ?」
「だから瑠那、自信持って!」
安心して涙が出てきた。
な、なんだ・・・私の勘違いだったんだ・・・
「そーれーに!恵那にはちゃんとした彼氏がいまーす!」
「そ、そうなんだ・・・」
「和也ー!入ってきてー」
そう言われて入ってきたのは、和樹くんにそっくりな人だった。でもちょっとチャラそう。
こんなそっくりな人、まさか、和樹くんも・・・
「和樹の双子の弟、和也っす」
「えーー?」
私が驚いて声を上げていると、さらに驚くことが始まった。
「会いたかったよ、恵那」
「私も!」
そういうと2人は目の前でキスをし始めた。
ちゅっとリップ音をたてながら、結構長時間。
しかも和也くんの手は、恵那の胸元へと流れていく。
「か、和也!お前、何してるんだよ!」
「和樹はやんねぇーの?」
「な、なんでだよ!俺はもっと、瑠那を大切にしたいから!」
照れてる場合じゃないのに照れてしまう。
自分でも顔が赤くなってることがわかる。
「んじゃあ、俺らのただ見てるだけってこと?」
そういうと2人はまたいちゃいちゃし始めた。
な、なんなのこの2人っ!
恵那なんて、とっても気持ちよさそうにしてるし・・・
隣の和樹くんが苛立ちか、悔しさか、わからないけど、ふるふると震えている。
「あーっ!!」
「恵那、いいよ、もっと感じて?」
目の前の2人はもう、2人の世界だ。
「和樹?恵那のこと瑠那チャンに見えね?」
そう言いながら、和也くんは恵那の上着を脱がせ、ブラを取ろうとする。
「瑠那チャン、これとっていい?」
和也くんは恵那をわざと瑠那と呼ぶ。
「いいよっ和樹っ」
恵那も和也くんのことを和樹と呼ぶ。
「やめろっ!瑠那のハダカを見ていいのは、俺だけなの!」
「のわりには感じちゃってない?」
そう和也くんが指さした先には、ズボンの上からでも形がわかるようなくらい盛り上がってしまっている、和樹くんのあれだった。
「そ、それは・・・」
「俺が先に瑠那チャンを気持ちよくさせちゃっていいのかな、おにいちゃん??」
その一言がそうとう腹立ったのか、和樹くんは私の肩を掴んだ。
「ごめん、俺、瑠那のこと、大切に思ってる。けど、もう俺、我慢できないっ」
「へ?」
恵那が、私を、騙す???
「本当は恵那、和樹くんにキスされてないよ」
「えっ??」
「瑠那、昔っから、恋愛ごとになると消極的で、勝手に恵那に負けるって考えてるのかなって思ってたの」
ず、図星だ・・・。
「でも恵那は、瑠那に幸せになってもらいたかったの。だから、和樹くんと手を組んでたの」
「ごめん、瑠那。でも俺は恵那じゃなくてちゃんと瑠那を見てるよ?」
「だから瑠那、自信持って!」
安心して涙が出てきた。
な、なんだ・・・私の勘違いだったんだ・・・
「そーれーに!恵那にはちゃんとした彼氏がいまーす!」
「そ、そうなんだ・・・」
「和也ー!入ってきてー」
そう言われて入ってきたのは、和樹くんにそっくりな人だった。でもちょっとチャラそう。
こんなそっくりな人、まさか、和樹くんも・・・
「和樹の双子の弟、和也っす」
「えーー?」
私が驚いて声を上げていると、さらに驚くことが始まった。
「会いたかったよ、恵那」
「私も!」
そういうと2人は目の前でキスをし始めた。
ちゅっとリップ音をたてながら、結構長時間。
しかも和也くんの手は、恵那の胸元へと流れていく。
「か、和也!お前、何してるんだよ!」
「和樹はやんねぇーの?」
「な、なんでだよ!俺はもっと、瑠那を大切にしたいから!」
照れてる場合じゃないのに照れてしまう。
自分でも顔が赤くなってることがわかる。
「んじゃあ、俺らのただ見てるだけってこと?」
そういうと2人はまたいちゃいちゃし始めた。
な、なんなのこの2人っ!
恵那なんて、とっても気持ちよさそうにしてるし・・・
隣の和樹くんが苛立ちか、悔しさか、わからないけど、ふるふると震えている。
「あーっ!!」
「恵那、いいよ、もっと感じて?」
目の前の2人はもう、2人の世界だ。
「和樹?恵那のこと瑠那チャンに見えね?」
そう言いながら、和也くんは恵那の上着を脱がせ、ブラを取ろうとする。
「瑠那チャン、これとっていい?」
和也くんは恵那をわざと瑠那と呼ぶ。
「いいよっ和樹っ」
恵那も和也くんのことを和樹と呼ぶ。
「やめろっ!瑠那のハダカを見ていいのは、俺だけなの!」
「のわりには感じちゃってない?」
そう和也くんが指さした先には、ズボンの上からでも形がわかるようなくらい盛り上がってしまっている、和樹くんのあれだった。
「そ、それは・・・」
「俺が先に瑠那チャンを気持ちよくさせちゃっていいのかな、おにいちゃん??」
その一言がそうとう腹立ったのか、和樹くんは私の肩を掴んだ。
「ごめん、俺、瑠那のこと、大切に思ってる。けど、もう俺、我慢できないっ」
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