上 下
542 / 545
第五部 大人の階段

第492話 王国騎士団と宮廷魔術師団②

しおりを挟む
 騎士団長室での、色々残念な対面を終え、シュリは疲れ果てた気分で次の場所を目指した。
 正直、このまま帰ってしまいたい気分なのだが、次の場所で待つ相手の機嫌を損ねると後が面倒くさい。
 早く終わるといいなぁ、なんて相手が聞いたら絶対にすねて大変なことになりそうな事を考えながら、シュリはたどり着いた部屋のドアをノックした。


 「シュリ!」


 中から漏れ聞こえるのは、打てば響くような喜色満面なリュミスの声。


 「リュミス様、落ち着いて。さっきから何度同じ事を繰り返す気ですか? きっとまた別の人物ですよ。ルバーノ氏はこちらの約束を忘れてしまったのでは? 今日は来ないかもしれないですよ?」

 「ああ、お可哀想なリュミスお姉様。礼儀知らずな子供のせいでさっきからぬか喜びばかり。あんな子供はお姉様にふさわしくないと思います。他の男性……たとえばうちの兄とか、リュミス様に相応しいくらい優秀な魔術師は、他にたくさんいますよ。うちの兄なら、リュミスお姉様にこんな辛い思いなんてさせないし、兄とお姉様がご結婚すれば、私の本当のお姉様になっていただけますし、きっとすごく優秀な魔力を持った子供も産まれるに決まってます」


 続いて聞こえた男女の声は、リュミスを慰めながらなんだか微妙にシュリを貶している。
 なんだかますます面倒くさくなってこのまま回れ右してしまいたくなったが、


 「シュリ……」


 微妙に落ちこんだ風のリュミスの声が聞こえてきてはそうもいかず。
 シュリは意を決して中に向かって声をかけた。


 「シュリです。遅くなってごめ……」

 「シュリ!! 待ってた!!!」


 言葉を最後まで言い切る前に、ものすごい勢いでドアが開き、シュリはぎゅううぅぅっと抱きしめられていた。
 成長率は若干アリスに負けているが、それでも十分にお育ちになった胸に顔が埋まり、再び息苦しさを感じたが、幸い腕の力はアリスよりリュミスの方が劣っていた。
 シュリは、リュミスが痛くないように気をつけながら顔を動かし、どうにか無難におっぱい締めから抜け出して顔を上へ向けた。

 助かった、と思ったのも束の間、今度は唇がリュミスの唇でふさがれた。
 とはいっても、唇がダメなら鼻で息をすればいいじゃない、ということで呼吸困難になることはなかったが。

 しかし、ここは一応、宮廷魔術師団の団長という要職を拝命しているリュミスの執務室である。そんな場所でこんなことをしていいのだろうか。
 ……とは思うものの、シュリの唇をこじ開けるように入ってきたリュミスの舌がシュリを味わい尽くすまでは離してもらえそうになかったので、せめて時間短縮を目指すために、シュリも積極的にお応えする。
 結果、ようやく歓迎のキスが終わった頃には、リュミスの瞳はうるうるだし鼻息も若干荒いし、という状況が出来上がってしまった。


 「シュリ……」

 「な、なに?」

 「隣に鍵のかかる小部屋がある。行こう?」

 「え? 行かないよ!?」

 「大丈夫。こっそり行けばバレない。1時間くらいなら気づかれない」

 「バレるよ!! ってか、もうバレてるよ!?」


 リュミスの肩越しに見える、さっきの声の主であろう男女の形相が正直怖い。
 視線だけで人を殺せるなら、もう殺されててもおかしくない。
 男の人の方は銀色の髪に琥珀の瞳、女の人の方は栗色の髪に青い瞳。
 色合いこそは違うが、顔立ちはどこか似通っていて、おそらく兄妹なのだろう2人の額に浮かぶ青筋が見えるようだ。
 シュリはちょっぴり青くなるが、リュミスはそんなことお構いなしだ。


 「大丈夫。怖くない。ちょっとだけ、ちょっとだけだから」

 「ちょっとだけ、ってなに!? ダメなものはダメ!! わがまま言うならもう帰るよ?」

 「むぅ。シュリ、つれない。騎士団のとこでアリスといちゃいちゃしてきたくせに」

 「なに人聞きの悪いこと言ってるの!? してないよ、いちゃいちゃなんて!」

 「してないならどうしてこっちに来るのがこんなに遅いの?」

 「別にそんなに遅くないでしょ? それに、時間の約束もしてないし」

 「朝からシュリだけを待ってたのに……」

 「朝から待たれても、僕にだって予定ってものがあるからね!?」


 理不尽だ、と思いつつも、むぅ、と唇を尖らせるリュミスがなんだか可愛く思えて、シュリは苦笑しつつも彼女の頭に手を伸ばす。


 「でも、まあ、待たせたのは事実か。待たせてごめん。待っててくれてありがとう」


 言いながら彼女の頭を撫でる。
 リュミスは嬉しそうに目を細め、そのままシュリの手に頬をすり寄せた。


 「で?」

 「で??」

 「誰といちゃいちゃして遅くなったの?」

 「だから、誰ともいちゃいちゃしてないから! 騎士団長に挨拶したり、今度僕が配属される第1師団の師団長に挨拶したりしたから遅くなったんだよ」

 「ふぅん。私とシュリの時間を邪魔するとはいい度胸。呪っとく」

 「呪うってなに!?」

 「大丈夫。私の得意は魔術だけじゃない。呪うのも得意」

 「得意とか関係ないよ!? 呪わなくていいから! 呪いは禁止!!」

 「え~?」

 「え~、じゃないの。無闇に人を呪うような人、僕は嫌いです!」

 「呪いは永遠に封印された。私は清廉潔白。呪いとは無縁な人間」


 大丈夫? 私を嫌いにならない?
 そんな風に目で訴えてくるリュミスに、


 「呪わないなら嫌いにならないよ。もうしないでしょ?」


 再び浮かぶ苦笑を隠さずに伝える。


 「絶対にしない」

 「ならいいよ」


 生真面目に返すリュミスに、今度は普通に微笑んでシュリは頷きを返した。


 「好き?」

 「大丈夫。ちゃんと好きだよ」

 「……隣に鍵のかかる小部屋が」

 「ダメだよ。仕事中でしょ?」

 「ちっ」


 リュミスの舌打ちを合図にしたように、


 「……クソうらやましいイチャイチャ合戦はもう終わりましたか?」

 「……イチャイチャが妬ましすぎてダメージがもの凄いので、そろそろお帰り頂いたらいいんじゃないですか?」


 シュリを呪い殺しそうな目で見ていた2人が、言葉を挟んできた。
 リュミスは唇をほんのり尖らせて2人を振り返り、


 「ダメ。まだ来たばっかり」


 きっぱりとそう言いきる。
 でも、シュリとしてはあんまり長居するのも悪いと思っていたので、


 「でも、仕事の邪魔をしたら悪いから挨拶したらもう帰るよ? あの2人は?」


 そう返して、リュミスに2人の紹介を促した。


 「2人とも魔術師団長補佐。背が高い方がランド、背が低い方がノア」

 「リュミス様の補佐をしております、ランドルフ・リューディガーです。さ、挨拶を受けるのにそんなにくっついてるのはおかしいですから。席にお戻りください」

 「リュミスお姉様の補佐をしてる、ノアリア・リューディガーよ。さ、お姉様、それを離して。席に戻りましょ。ほら、さっさと離して」

 「いや。離れたくない」


 リュミスから非常にシンプルな紹介があり、2人もそれぞれ名乗ってくれる。
 リュミスとシュリを、どうにか引きはがそうとしつつ。
 あまりに必死な2人の様子をただ見てるだけなのも忍びなく、


 「初めまして、シュリナスカ・ルバーノです。えっと、リュミス?」


 自己紹介しつつ、リュミスに声をかける。


 「なに? シュリ」

 「普段の、魔術師団の団長としてりりしく働いてるリュミスもみたいな」

 「っっ!! 任せて!!」


 2人の手助けになればと発したシュリの言葉に、リュミスは音速で己の執務机に戻った。
 立派ないすに座り、きりり、と表情を引き締めるリュミスは凛々しくも美しく、そうしてすましていればきちんと宮廷魔術師団を率いる団長に見えた。
 そんなリュミスを中心に左右に分かれてリューディガー兄妹が立つ。
 左右を守る兄妹の美貌も相まって、その様子は一幅の絵のように美しかった。


 「ようこそ、宮廷魔術師団へ。これでシュリは今日から宮廷魔術師団の一員。私の特別補佐に任命する」

 「そんな役職いらないよ!?」

 「でも、宮廷魔術師団には入る、でしょ? 宰相様から連絡はもらってある」

 「まぁね。といっても、なんちゃって宮廷魔術師だよ? 騎士として出仕した時に、こっちにも顔を出す程度の。だから、1番下っ端でいいんだけど」

 「シュリは甘い。甘すぎる。頭の先から足の先までぺろぺろ舐め回したいくらい」

 「甘い、かなぁ? ってか、僕を舐め回す妄想をしてにやにやするの止めてね?」

 「むぅ。妄想くらい好きにさせてくれてもいいと思う。今からちょうど、シュリのあんな所やこんな所をぺろぺろするところだったのに」

 「ちょっとぺろぺろから離れようか、リュミス。で? 僕のなにがそんなに甘いの?」

 「え? シュリはどこを舐めてもあま……」

 「リュミス様はこうおっしゃりたいのです。魔術師など、1番下っ端が1番忙しいものだ、と」

 「あ、なるほど」

 「それ故の、リュミスお姉様の特別補佐なのだわ。あなたをリュミスお姉様のお側に置くのは正直これ以上なく腹立たしいけど、お姉様の直属なら勤務形態が不規則でも問題ないし」

 「そっか。そういうことか。ただリュミスが僕といちゃいちゃしたかっただけじゃないんだね」

 「そう。シュリの勤務形態から考えると、私の特別補佐、という立ち位置が1番いい。受けてもらえる?」

 「色々考えてくれてありがとう、リュミス。特別補佐のお話、お受けします」


 リュミスの補佐達や、リュミス自身の言葉に納得したシュリは、ぺこりと頭を下げてリュミスの申し出を受けることにした。


 「よかった。じゃあ、特別補佐就任のお祝いに、隣の小部屋で2人っきりに……」

 「行かないからね?」

 「むぅぅ。シュリの対応が塩い」

 「ランドルフさんも、ノアリアさんも、僕が時々顔を出すことでご迷惑をおかけすると思いますけどすみません。これからよろしくお願いします」

 「ランドとノアでいい。長い名前、面倒だから」

 「いや、それってリュミスがいう事じゃないよね?」

 「リュミス様がおっしゃるなら仕方ありません。ランドと呼んでいいですよ。こちらこそよろしくお願いします。リュミス様のお願いは断れませんから」

 「リュミスお姉様のいうことは絶対だし、ノアって呼んでいいわ。でも心を許した訳じゃないからいい気にならないでほしいの? 私の心はリュミスお姉様だけのものなの」

 「えっと、じゃあ、ランドさんとノアさんって呼ばせてもらいますね? 僕のことはシュリって呼んでください」


 なんだか微妙だが、愛称呼びの許可を頂けたので、シュリは再びぺこりと頭を下げた。
 リュミスはそんなシュリを見つめて甘く微笑んで、


 「挨拶も終わったことだし、この後は鍵のかかる部屋で2人っきりで打ち合わせを……」


 性懲りもなくそんな発言。
 だが、それにつきあう義理もないし、もうすっかり疲れ果てていたシュリは、リュミスの欲望まみれの提案をばっさり切り捨てた。


 「え? もう帰るに決まってるでしょ? なんだかすごく疲れたし」

 「そんな!?」

 「ランドさん、ノアさん、次は騎士団に正式に所属する1週間後に来ますね。何か服装の規定はありますか?」

 「服装規定は特にありません」

 「宮廷魔術師のローブの支給があるから、普段の服装の上にそれを着用すればいいのだわ」

 「教えてくれてありがとうございます。じゃあ、1週間後にまた」


 シュリはぺこりと頭を下げて、ささっと部屋を後にする。


 「ああっ、シュリ。せめてお茶だけでも!!」

 「うん、それはまた今度ね」


 追すがるように声をあげるリュミスをさくっと切り捨てて。
 分厚い扉を閉めて、ふぅ、と息をつく。


 「……ここのところのんびりしてたせいか、なんだか濃い1日だったなぁ。早くうちでゆっくりしたい。帰ったらシャイナにお茶入れてもらおう」


 疲れ果てた様子で、シュリはのろのろと家路につく。
 家に帰ればゆっくり出来る、そう信じて。
 そんなシュリは忘れていた。
 疲れた体には少々荷が重いほどに元気いっぱいな小さなおばさんがやってくる、という事実を
しおりを挟む
感想 221

あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった

白藍まこと
恋愛
 主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。  クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。  明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。  しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。  そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。  三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。 ※他サイトでも掲載中です。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが…… アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。 そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。  実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。  剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。  アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

俺、貞操逆転世界へイケメン転生

やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。 勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。 ――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。 ――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。 これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。 ######## この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

処理中です...