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第一部 幼年期
第五十話 乳母が来た!?
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目の前にはジュディス。
彼女はにこにこと笑い、誉めてくれと言わんばかりにミフィーの腕の中のシュリを見つめている。
ジュディスの隣には初めて会う女の人がいた。
黒髪でややたれ目の優しそうな面立ちの、たいそうボリューミィなお胸を持ったお人が。
その人の腕には、これまた可愛らしい赤ん坊の姿がある。
遠目で見ただけでは赤ん坊の性別までは分からない。だが、恐らく女の子だろう。
シュリはちらりと横目でジュディスを見てから、再び黒髪美人を眺めた。
昨日のあれは、これのことかーと。
兎に角、目の前の女性は、何らかの理由で選ばれたらしい事は分かった。だが、何のために選ばれたのだろうか?
まだジュディスから何の説明もない為、そこのところが分からない。
玄関からの呼び出しに、たまたま通りかかったミフィーが扉を開けてしまったのだ。
そこは普通、使用人の役割ではあるが、使用人など使う生活などしたことのないミフィーだから仕方ない。
扉を開けた先にいたのが、得意満面な顔をしたジュディスと、彼女に連れられた黒髪美人だったというわけだ。
今、執事さんとメイドさんがそれぞれカイゼルとエミーユを呼びにいっている。
彼らが来れば、なぜ黒髪美人がここにいるのかという理由も分かることだろう。
だが、ミフィーは待ちきれなかったらしい。
「お、おはよう、ジュディス」
「おはよう、ミフィー。元気そうで何よりだわ。新しい生活には慣れたかしら」
「うん。みんなが良くしてくれるからすっかり。ジュディスは朝早くからお仕事?」
そんな会話をしながら、ちらっちらっと黒髪美人へ視線をとばしている。
彼女のことが気になっているのが丸わかりだ。
ミフィーのすごいところは、それを計算してやっているわけじゃないということだと思う。
ジュディスもミフィーの様子に気づいて、口元に笑みを刻む。
彼女はそのままちらりとシュリへも視線を飛ばし、更に笑みを深めた。
「まあ、仕事といえば仕事ね。でもシュリ君の為だと思えば、なんて事ないけど」
「シュリの、為?」
きょとんと首を傾げるミフィー。
「そう、シュリ君の為。まあ、あなたの為とも言えるかも」
「私の??」
ミフィーの頭上をはてなマークが飛び交っている。
ジュディスはそんな様子を見て、面白そうににんまりと笑みを浮かべる。
なんだかんだ言って、ジュディスは結構ミフィーの事を気に入っていた。
まあ、1番の評価点はジュディスにとって神に等しいシュリを産んだーその点にあるのだが、それを抜いてもミフィーの人柄は好ましいと思っていた。
本来なら、カイゼルやエミーユが来てから紹介すべきだろうが、まあいいだろう。
事前に話しておかなかったカイゼルが悪いのだ。
ミフィーをびっくりさせる役は残念ながら私のものですよーそんな風に心の中でカイゼルに向けての勝ち誇った笑みを浮かべながら、
「ね、ミフィー。さっきから彼女の事が気になってるでしょ?」
言いながら、隣に立つ女性を示す。
ミフィーはどうして分かっちゃったの!?とびっくり顔。
いや、ばればれだったよね?ーとシュリは心の中で思わずつっこむ。
まあ、そんな天然さんなところが、ミフィーの可愛いところでもあるのだが。
「彼女はマチルダ。カイゼル様に命じられて雇った、シュリ君の乳母よ」
「う、乳母ぁ?」
聞き慣れない単語に、ミフィーが再び首を傾げる。
説明してやってと、シュリがジュディスに目を向けると、彼女からもとろけるような眼差しと心得ましたとの頷きが返ってくる。
「そう、乳母よ。まあ、あなたと一緒にシュリ君の世話をする人と考えてくれれば良いと思うわ。彼女にもシュリ君と同じ年頃の娘さんがいるから、ミフィーの話し相手にもなると思うし、シュリ君への授乳ももちろん出来るわ。私が厳選した女性よ。仲良くしてあげてね」
「へ、へぇ~、そうなんだ。まあ、シュリの世話を手伝って貰うのはともかく、話し相手が出来るのは嬉しいな」
えへへ、とミフィーが無邪気に笑う。
そして、マチルダという名の黒髪美人に向き合った。
「初めまして、ミフィーです。この子はシュリ。乳母とかそういうのは良く分からないけど、同じ年頃の子供を持つ同士、仲良くしましょうね」
そうしてにっこり。
マチルダは、余りにフレンドリーなミフィーの対応に目を白黒させている。
まあ、その気持ちもよく分かる。ふつうの貴族の対応とはまるで違うだろうから。
ま、仕方ない。オレもミフィーも貴族の家に住んでるだけのなんちゃって貴族だしなーそんなことを思いつつ、ぼんやりミフィーとマチルダの交流を眺めていると、
『マチルダはお気に召しましたか?』
頭に響いたそんな言葉。
反射的にジュディスに目を向ければ、彼女は忠犬の眼差しで、褒めてほしいな~とこっちを見ている。
思わず苦笑しつつ、
『うん、良さそうな人だね。昨日ジュディスがぼくに色々聞いたのは、彼女を選ぶためだったんだね』
『はい。カイゼル様の命令で、シュリ様の乳母を募集したのですが、結構な人数が応募してきたので急遽面接をしていたんです』
『そっか。大変だったね。ありがとう、ジュディス。お疲れさま』
そう言って労うと、ジュディスは色っぽく目元を赤く染め、嬉しそうに微笑んだ。
『いえ、シュリ様の為ですから』
というか、昨日から薄々思っていたけど、ジュディスの言葉遣いが敬語になってる。名前も様付けだし。
前のままでいいのにと伝えると、
『シュリ様は、カイゼル様の跡継ぎで、私がお仕えする方ですから♪』
嬉しそうにそう返されてしまった。まあ、ジュディスがそれで良いなら良いか。
ジュディスとのコミュニケーションを終え、ミフィーとマチルダに意識を戻せば、2人はすっかり打ち解けた様子で話していた。
マチルダは見た目の通り、おっとりした優しい性格をしているようだ。
ミフィーとも相性が良さそうで良かったーそんなことを思っていると、マチルダの腕の中から飛んでくる視線に気がついた。妙にクールな視線だ。
そっちを見ると、視線の主は、マチルダの娘らしき赤ん坊。
マチルダと同じ黒髪で、赤ん坊にしては顔立ちも整ってる。
目があったので、とりあえずにこりと笑いかけてみると、ぷいっと顔を逸らされた。
ちょっとショック。
でも、まあ、会ったばかりだしなーそう自分に言い聞かせつつ、これから育んでいく幼なじみとの関係性を思い、ちょっとわくわくしたりするのだった。
彼女はにこにこと笑い、誉めてくれと言わんばかりにミフィーの腕の中のシュリを見つめている。
ジュディスの隣には初めて会う女の人がいた。
黒髪でややたれ目の優しそうな面立ちの、たいそうボリューミィなお胸を持ったお人が。
その人の腕には、これまた可愛らしい赤ん坊の姿がある。
遠目で見ただけでは赤ん坊の性別までは分からない。だが、恐らく女の子だろう。
シュリはちらりと横目でジュディスを見てから、再び黒髪美人を眺めた。
昨日のあれは、これのことかーと。
兎に角、目の前の女性は、何らかの理由で選ばれたらしい事は分かった。だが、何のために選ばれたのだろうか?
まだジュディスから何の説明もない為、そこのところが分からない。
玄関からの呼び出しに、たまたま通りかかったミフィーが扉を開けてしまったのだ。
そこは普通、使用人の役割ではあるが、使用人など使う生活などしたことのないミフィーだから仕方ない。
扉を開けた先にいたのが、得意満面な顔をしたジュディスと、彼女に連れられた黒髪美人だったというわけだ。
今、執事さんとメイドさんがそれぞれカイゼルとエミーユを呼びにいっている。
彼らが来れば、なぜ黒髪美人がここにいるのかという理由も分かることだろう。
だが、ミフィーは待ちきれなかったらしい。
「お、おはよう、ジュディス」
「おはよう、ミフィー。元気そうで何よりだわ。新しい生活には慣れたかしら」
「うん。みんなが良くしてくれるからすっかり。ジュディスは朝早くからお仕事?」
そんな会話をしながら、ちらっちらっと黒髪美人へ視線をとばしている。
彼女のことが気になっているのが丸わかりだ。
ミフィーのすごいところは、それを計算してやっているわけじゃないということだと思う。
ジュディスもミフィーの様子に気づいて、口元に笑みを刻む。
彼女はそのままちらりとシュリへも視線を飛ばし、更に笑みを深めた。
「まあ、仕事といえば仕事ね。でもシュリ君の為だと思えば、なんて事ないけど」
「シュリの、為?」
きょとんと首を傾げるミフィー。
「そう、シュリ君の為。まあ、あなたの為とも言えるかも」
「私の??」
ミフィーの頭上をはてなマークが飛び交っている。
ジュディスはそんな様子を見て、面白そうににんまりと笑みを浮かべる。
なんだかんだ言って、ジュディスは結構ミフィーの事を気に入っていた。
まあ、1番の評価点はジュディスにとって神に等しいシュリを産んだーその点にあるのだが、それを抜いてもミフィーの人柄は好ましいと思っていた。
本来なら、カイゼルやエミーユが来てから紹介すべきだろうが、まあいいだろう。
事前に話しておかなかったカイゼルが悪いのだ。
ミフィーをびっくりさせる役は残念ながら私のものですよーそんな風に心の中でカイゼルに向けての勝ち誇った笑みを浮かべながら、
「ね、ミフィー。さっきから彼女の事が気になってるでしょ?」
言いながら、隣に立つ女性を示す。
ミフィーはどうして分かっちゃったの!?とびっくり顔。
いや、ばればれだったよね?ーとシュリは心の中で思わずつっこむ。
まあ、そんな天然さんなところが、ミフィーの可愛いところでもあるのだが。
「彼女はマチルダ。カイゼル様に命じられて雇った、シュリ君の乳母よ」
「う、乳母ぁ?」
聞き慣れない単語に、ミフィーが再び首を傾げる。
説明してやってと、シュリがジュディスに目を向けると、彼女からもとろけるような眼差しと心得ましたとの頷きが返ってくる。
「そう、乳母よ。まあ、あなたと一緒にシュリ君の世話をする人と考えてくれれば良いと思うわ。彼女にもシュリ君と同じ年頃の娘さんがいるから、ミフィーの話し相手にもなると思うし、シュリ君への授乳ももちろん出来るわ。私が厳選した女性よ。仲良くしてあげてね」
「へ、へぇ~、そうなんだ。まあ、シュリの世話を手伝って貰うのはともかく、話し相手が出来るのは嬉しいな」
えへへ、とミフィーが無邪気に笑う。
そして、マチルダという名の黒髪美人に向き合った。
「初めまして、ミフィーです。この子はシュリ。乳母とかそういうのは良く分からないけど、同じ年頃の子供を持つ同士、仲良くしましょうね」
そうしてにっこり。
マチルダは、余りにフレンドリーなミフィーの対応に目を白黒させている。
まあ、その気持ちもよく分かる。ふつうの貴族の対応とはまるで違うだろうから。
ま、仕方ない。オレもミフィーも貴族の家に住んでるだけのなんちゃって貴族だしなーそんなことを思いつつ、ぼんやりミフィーとマチルダの交流を眺めていると、
『マチルダはお気に召しましたか?』
頭に響いたそんな言葉。
反射的にジュディスに目を向ければ、彼女は忠犬の眼差しで、褒めてほしいな~とこっちを見ている。
思わず苦笑しつつ、
『うん、良さそうな人だね。昨日ジュディスがぼくに色々聞いたのは、彼女を選ぶためだったんだね』
『はい。カイゼル様の命令で、シュリ様の乳母を募集したのですが、結構な人数が応募してきたので急遽面接をしていたんです』
『そっか。大変だったね。ありがとう、ジュディス。お疲れさま』
そう言って労うと、ジュディスは色っぽく目元を赤く染め、嬉しそうに微笑んだ。
『いえ、シュリ様の為ですから』
というか、昨日から薄々思っていたけど、ジュディスの言葉遣いが敬語になってる。名前も様付けだし。
前のままでいいのにと伝えると、
『シュリ様は、カイゼル様の跡継ぎで、私がお仕えする方ですから♪』
嬉しそうにそう返されてしまった。まあ、ジュディスがそれで良いなら良いか。
ジュディスとのコミュニケーションを終え、ミフィーとマチルダに意識を戻せば、2人はすっかり打ち解けた様子で話していた。
マチルダは見た目の通り、おっとりした優しい性格をしているようだ。
ミフィーとも相性が良さそうで良かったーそんなことを思っていると、マチルダの腕の中から飛んでくる視線に気がついた。妙にクールな視線だ。
そっちを見ると、視線の主は、マチルダの娘らしき赤ん坊。
マチルダと同じ黒髪で、赤ん坊にしては顔立ちも整ってる。
目があったので、とりあえずにこりと笑いかけてみると、ぷいっと顔を逸らされた。
ちょっとショック。
でも、まあ、会ったばかりだしなーそう自分に言い聞かせつつ、これから育んでいく幼なじみとの関係性を思い、ちょっとわくわくしたりするのだった。
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