456 / 545
第四部 王都の新たな日々
第407話 皇子達の夕べ
しおりを挟む
年下のいとこ達と、2人の友人である少年に会うために湖畔の別荘地を訪れた後、レセルファンは皇太子である兄の執務室に戻ってきていた。
最近、あまり体調のよくない兄の執務を手伝う為である。
自分でも決済可能な書類に目を通しながら、レセルは年下のいとこ達を思う。
アズランもファランも、とても元気で幸せそうだった。
きっと隣国の王都での留学生活が楽しく充実しているおかげだろう。
(2人を留学させると決めたおば上達の決断は正しかったな)
皇帝である父親の姉であり、双子のいとこの母親であるおばの、優美な顔を思い出す。
たおやかな淑女の仮面の裏側に頼れる女傑の表情を隠している彼女こそが、愛しい子供達の心と体の安寧を守るための策として隣国への留学を打ち出した。
時間稼ぎにしかならないが、その時間稼ぎこそが必要な時もある。
後数年の間ではあるが、アズランとファランは安全に年を重ねることが出来、レセル達は次の一手を考える時間を得ることが出来た。
問題は、次の一手だ。
双子を狙う相手は、第二皇子。
そう簡単に手を出せる相手ではない。
罪を問うには言い逃れできないレベルの証拠を手に入れなければならないだろう。
だが、その証拠を得るための調査をしたくとも、それをするだけの大義名分がなければそれも難しい。
結局は、第二皇子の陣営がうっかりしっぽを出すのを待つしかない、というのが現状だ。
さて、どうしたものか。
そんなことを考えていたら、書類を処理する作業が知らず知らずの間に鈍くなり、
「どうしたんだい? レセル。眉間に気むずかしそうなしわが寄っているよ? 何か難しいことを考えているんだろうけど、そんな怖い表情をしていたら女の子にモテないぞ?」
からかうようなその言葉にはっとして顔をあげたレセルは、兄の顔色の悪さに顔をしかめた。
兄の体が弱いのは昔からのことだが、ここ1ヶ月ほどの体調の悪さはひどかった。
「兄上。今日はもう休んで下さい。俺で判断できるものは、俺が処理しておきますから。さ、部屋へ戻りましょう」
言いながら、兄の体を支えて立ち上がらせる。
その体がまた軽くなっていることに、眉をひそめながら。
「そう、だな。今日はもう休もうか」
「今日と言わず、明日も休んで下さい。このところ、少し働きすぎですよ」
「といってもな。私が決めなければ進まぬ内容のものもあることだし……」
「緊急の内容は、俺から事情を話して父上に対応してもらいます。無理をして倒れたら大変ですよ」
「そう、か。なら、明日1日、休むことにしようか」
肩を貸して、ゆっくり歩を進める。
だが、それだけのことで息を切らせている兄の体の状況が、レセルを不安にさせた。
「明日は、俺が兄上の代理をつとめます。だから安心してゆっくり休んで下さい」
そう伝えると、ヘリオールはゆるゆると首を横に振って淡く微笑んだ。
「だめだよ、レセル。明日はお前も休みなさい。スリザを連れて、あの子達のところへ行くんだろう? ゆっくりと、気晴らしをしてくるといい」
「でも、兄上の調子が良くないのに……」
「私は大丈夫だ。ゆっくりベッドで休んでいるから心配はいらないよ。あの子達がこちらにいる間は、出来るだけあの子達の為に時間を使ってあげなさい」
「ですが……」
「これは父上の意向でもあるんだよ。私も父上も、表だって動くことは出来ないが、あの子達の状況を、ずっと気にかけているんだからね。父上には後で私が伝令を出してお伝えしておくよ。明日は私もレセルも、休養日にします、ってね。だから、ゆっくり行っておいで」
「……わかりました。でも、もし俺が必要になったらすぐに呼んで下さい。なにをおいても戻ってきますから」
「わかったよ。そうする」
「あと、食欲がなくても食事はきちんととって下さい。また、体重が落ちてますよ?」
「う……。わ、わかった。善処、する」
「約束ですよ?」
「約束、するよ」
「なら、いいです。さ、まずは上着を脱いで横になって。少し休んでから、着替えればいいでしょう。側仕えにはそう伝えておきますから」
ヘリオールをベッドに座らせ、上着とブーツを脱がせ、ベッドに入らせる。
素直に横になった兄の体を上掛けでしっかりとくるみ、目を閉じた彼の寝息を確かめてから部屋を出た。
続き部屋で控えている側仕えの者に指示を出してから、兄の執務室へと戻る。
明日、心おきなく休むために、やれることを出来る限り終わらせておこう、そんな風に考えながら。
◆◇◆
「そうか。帰ってきたか。我が花嫁が」
そう言ってにぃ、と笑う第二皇子オリアルドの顔は、他の兄弟たち同様、端正で美しい。
だがその口元に浮かぶ、暗くゆがんだ笑みがその印象を悪い方へと傾けていた。
しかし、それはその場にいるもう1人の人物も同様。
オリアルドの求める情報を持参したその男も、造作だけを見るならば整った顔立ちをしていた。
しかし、その面にうかぶ卑屈な追従の表情が、それを台無しにしていた。
「ご苦労だったな、ジグゼルド殿。さすがは我がいとこ殿だ。その辺りの雑草どもと違い、頼りになる」
「もったいないお言葉を。我らスヴァル公爵家は二妃様とオリアルド様の揺るぎなき支持者。オリアルド様を次代の皇帝とする為ならば、どんな苦労もいといませぬ」
芝居がかった仕草で頭を下げるジグゼルドは、帝国の2大公爵家の1つであるスヴァル公爵家の跡継ぎ息子だった。
オリアルドの母である二妃は、スヴァル公爵家現当主の年の離れた妹。
ジグゼルドは、オリアルドの母方のいとこという事になる。
「しかし、レセルファンとスリザールも厚かましい奴らだ。未来の花婿を差し置いて、我が花嫁に挨拶するなど」
「まったくその通りですな。レセルファン殿下などはもしかしたらファラン様を狙っているのかもしれませんぞ? 龍の瞳の花嫁は、強力な力となる宝ですからな」
「可能性はあるな。兄上の従順な犬のふりをしておいて、奴も本当は次代の皇帝の座を狙っているのかもしれん。雑種のくせに、身の程知らずな犬だ。まあ、我が花嫁を、あんな雑種に渡すつもりなどないが」
「その意気です。さすがは我らが皇太子殿下」
「その呼び方はまだ早いぞ、ジグゼルド殿。まあ、いずれは我がものとなる称号ではあるがな」
一応ジグゼルドをいさめつつも、まんざらでもない様子でオリアルドが笑う。
彼に媚びるように追笑した後、ジグゼルドはその口元を更にゆがめた。
「以前お贈りした我らからの贈り物は、二妃様のおめがねにかないましたでしょうか?」
「役に立っていると聞いている。ここ1月ほど、母上は新たな犬を2匹調教して使っているようだ。他の主を持つ犬どもだが、奴らは母上に夢中だ。よくなつき、献身的に働いてくれているようだぞ? それこそ、本来の主の命を捧げることも辞さないくらいには、な」
「それは重畳。さすがは二妃様です。犬の扱いがお上手ですな」
母親を持ち上げられたオリアルドは、満更でもない様子で口元に笑みを刻む。
母親の狂気的なまでの愛情に囲い込まれ守られて育ってきたオリアルドにとって、母は特別な存在だった。
彼の愛は常に母の元にあり、これから手に入れようとしているファランなど、彼にとっては所詮道具でしかなかった。
己の価値を高め、至高の地位まで押し上げてくれる道具。
手に入れた道具を、オリアルドは大切にしてはくれるだろう。
龍の目の花嫁という最高級の品は、その辺りで手に入るモノとは訳が違う。
簡単に使いつぶせるモノではない。
さすがのオリアルドもその辺りは理解しており、きちんと大切に扱うつもりではいた。
抵抗できぬよう、でも決して心を壊しきってしまわぬように、慎重にしつける必要はあるだろうけれど。
彼は嘲笑う。
狂った輝きを宿す瞳を細めて。
「明日は俺も湖に出かけてみるか。我が花嫁の発育状態も、確認しておく必要があるだろうしな。十分に育っているなら、これ以上待つ必要もないだろう。母上の計画も順調に進んでいる事だし、俺が出遅れては母上に申し訳ない」
「では、我が家の別荘をお使い下さい。金目の双子がいる別荘からも近いですし」
「ありがたく使わせてもらうぞ、いとこ殿。明日はそなたも共に来るがいい。邪魔をする者がいたら、そのつゆ払いは任せよう」
「は。ならば、子飼いの者を数人連れて行きましょう。元騎士や傭兵くずれの荒くれ者共で、有事の際は役にたつでしょう」
「ちゃんとしつけてあるんだろうな?」
「その辺りは抜かりなく。勝手な悪さをしない程度にはしつけてありますよ」
「ならばいいだろう。荒事が必要な時は、そなたに一任する」
「ありがたき幸せ」
平伏する男の頭頂部を無感動な瞳で眺める。
オリアルドにとって、彼はそこそこ使える犬だった。
権力欲にまみれ、女に汚い。
欲にまみれた犬は扱いやすい。与えるべきエサがわかりやすい犬はいい犬だ。
少なくとも、オリアルドにとっては。
顔を上げた犬……いや、ジグゼルドに笑みを与えてから、
「……明日が、楽しみだな」
オリアルドは翌日の楽しみに思いを馳せるのだった。
最近、あまり体調のよくない兄の執務を手伝う為である。
自分でも決済可能な書類に目を通しながら、レセルは年下のいとこ達を思う。
アズランもファランも、とても元気で幸せそうだった。
きっと隣国の王都での留学生活が楽しく充実しているおかげだろう。
(2人を留学させると決めたおば上達の決断は正しかったな)
皇帝である父親の姉であり、双子のいとこの母親であるおばの、優美な顔を思い出す。
たおやかな淑女の仮面の裏側に頼れる女傑の表情を隠している彼女こそが、愛しい子供達の心と体の安寧を守るための策として隣国への留学を打ち出した。
時間稼ぎにしかならないが、その時間稼ぎこそが必要な時もある。
後数年の間ではあるが、アズランとファランは安全に年を重ねることが出来、レセル達は次の一手を考える時間を得ることが出来た。
問題は、次の一手だ。
双子を狙う相手は、第二皇子。
そう簡単に手を出せる相手ではない。
罪を問うには言い逃れできないレベルの証拠を手に入れなければならないだろう。
だが、その証拠を得るための調査をしたくとも、それをするだけの大義名分がなければそれも難しい。
結局は、第二皇子の陣営がうっかりしっぽを出すのを待つしかない、というのが現状だ。
さて、どうしたものか。
そんなことを考えていたら、書類を処理する作業が知らず知らずの間に鈍くなり、
「どうしたんだい? レセル。眉間に気むずかしそうなしわが寄っているよ? 何か難しいことを考えているんだろうけど、そんな怖い表情をしていたら女の子にモテないぞ?」
からかうようなその言葉にはっとして顔をあげたレセルは、兄の顔色の悪さに顔をしかめた。
兄の体が弱いのは昔からのことだが、ここ1ヶ月ほどの体調の悪さはひどかった。
「兄上。今日はもう休んで下さい。俺で判断できるものは、俺が処理しておきますから。さ、部屋へ戻りましょう」
言いながら、兄の体を支えて立ち上がらせる。
その体がまた軽くなっていることに、眉をひそめながら。
「そう、だな。今日はもう休もうか」
「今日と言わず、明日も休んで下さい。このところ、少し働きすぎですよ」
「といってもな。私が決めなければ進まぬ内容のものもあることだし……」
「緊急の内容は、俺から事情を話して父上に対応してもらいます。無理をして倒れたら大変ですよ」
「そう、か。なら、明日1日、休むことにしようか」
肩を貸して、ゆっくり歩を進める。
だが、それだけのことで息を切らせている兄の体の状況が、レセルを不安にさせた。
「明日は、俺が兄上の代理をつとめます。だから安心してゆっくり休んで下さい」
そう伝えると、ヘリオールはゆるゆると首を横に振って淡く微笑んだ。
「だめだよ、レセル。明日はお前も休みなさい。スリザを連れて、あの子達のところへ行くんだろう? ゆっくりと、気晴らしをしてくるといい」
「でも、兄上の調子が良くないのに……」
「私は大丈夫だ。ゆっくりベッドで休んでいるから心配はいらないよ。あの子達がこちらにいる間は、出来るだけあの子達の為に時間を使ってあげなさい」
「ですが……」
「これは父上の意向でもあるんだよ。私も父上も、表だって動くことは出来ないが、あの子達の状況を、ずっと気にかけているんだからね。父上には後で私が伝令を出してお伝えしておくよ。明日は私もレセルも、休養日にします、ってね。だから、ゆっくり行っておいで」
「……わかりました。でも、もし俺が必要になったらすぐに呼んで下さい。なにをおいても戻ってきますから」
「わかったよ。そうする」
「あと、食欲がなくても食事はきちんととって下さい。また、体重が落ちてますよ?」
「う……。わ、わかった。善処、する」
「約束ですよ?」
「約束、するよ」
「なら、いいです。さ、まずは上着を脱いで横になって。少し休んでから、着替えればいいでしょう。側仕えにはそう伝えておきますから」
ヘリオールをベッドに座らせ、上着とブーツを脱がせ、ベッドに入らせる。
素直に横になった兄の体を上掛けでしっかりとくるみ、目を閉じた彼の寝息を確かめてから部屋を出た。
続き部屋で控えている側仕えの者に指示を出してから、兄の執務室へと戻る。
明日、心おきなく休むために、やれることを出来る限り終わらせておこう、そんな風に考えながら。
◆◇◆
「そうか。帰ってきたか。我が花嫁が」
そう言ってにぃ、と笑う第二皇子オリアルドの顔は、他の兄弟たち同様、端正で美しい。
だがその口元に浮かぶ、暗くゆがんだ笑みがその印象を悪い方へと傾けていた。
しかし、それはその場にいるもう1人の人物も同様。
オリアルドの求める情報を持参したその男も、造作だけを見るならば整った顔立ちをしていた。
しかし、その面にうかぶ卑屈な追従の表情が、それを台無しにしていた。
「ご苦労だったな、ジグゼルド殿。さすがは我がいとこ殿だ。その辺りの雑草どもと違い、頼りになる」
「もったいないお言葉を。我らスヴァル公爵家は二妃様とオリアルド様の揺るぎなき支持者。オリアルド様を次代の皇帝とする為ならば、どんな苦労もいといませぬ」
芝居がかった仕草で頭を下げるジグゼルドは、帝国の2大公爵家の1つであるスヴァル公爵家の跡継ぎ息子だった。
オリアルドの母である二妃は、スヴァル公爵家現当主の年の離れた妹。
ジグゼルドは、オリアルドの母方のいとこという事になる。
「しかし、レセルファンとスリザールも厚かましい奴らだ。未来の花婿を差し置いて、我が花嫁に挨拶するなど」
「まったくその通りですな。レセルファン殿下などはもしかしたらファラン様を狙っているのかもしれませんぞ? 龍の瞳の花嫁は、強力な力となる宝ですからな」
「可能性はあるな。兄上の従順な犬のふりをしておいて、奴も本当は次代の皇帝の座を狙っているのかもしれん。雑種のくせに、身の程知らずな犬だ。まあ、我が花嫁を、あんな雑種に渡すつもりなどないが」
「その意気です。さすがは我らが皇太子殿下」
「その呼び方はまだ早いぞ、ジグゼルド殿。まあ、いずれは我がものとなる称号ではあるがな」
一応ジグゼルドをいさめつつも、まんざらでもない様子でオリアルドが笑う。
彼に媚びるように追笑した後、ジグゼルドはその口元を更にゆがめた。
「以前お贈りした我らからの贈り物は、二妃様のおめがねにかないましたでしょうか?」
「役に立っていると聞いている。ここ1月ほど、母上は新たな犬を2匹調教して使っているようだ。他の主を持つ犬どもだが、奴らは母上に夢中だ。よくなつき、献身的に働いてくれているようだぞ? それこそ、本来の主の命を捧げることも辞さないくらいには、な」
「それは重畳。さすがは二妃様です。犬の扱いがお上手ですな」
母親を持ち上げられたオリアルドは、満更でもない様子で口元に笑みを刻む。
母親の狂気的なまでの愛情に囲い込まれ守られて育ってきたオリアルドにとって、母は特別な存在だった。
彼の愛は常に母の元にあり、これから手に入れようとしているファランなど、彼にとっては所詮道具でしかなかった。
己の価値を高め、至高の地位まで押し上げてくれる道具。
手に入れた道具を、オリアルドは大切にしてはくれるだろう。
龍の目の花嫁という最高級の品は、その辺りで手に入るモノとは訳が違う。
簡単に使いつぶせるモノではない。
さすがのオリアルドもその辺りは理解しており、きちんと大切に扱うつもりではいた。
抵抗できぬよう、でも決して心を壊しきってしまわぬように、慎重にしつける必要はあるだろうけれど。
彼は嘲笑う。
狂った輝きを宿す瞳を細めて。
「明日は俺も湖に出かけてみるか。我が花嫁の発育状態も、確認しておく必要があるだろうしな。十分に育っているなら、これ以上待つ必要もないだろう。母上の計画も順調に進んでいる事だし、俺が出遅れては母上に申し訳ない」
「では、我が家の別荘をお使い下さい。金目の双子がいる別荘からも近いですし」
「ありがたく使わせてもらうぞ、いとこ殿。明日はそなたも共に来るがいい。邪魔をする者がいたら、そのつゆ払いは任せよう」
「は。ならば、子飼いの者を数人連れて行きましょう。元騎士や傭兵くずれの荒くれ者共で、有事の際は役にたつでしょう」
「ちゃんとしつけてあるんだろうな?」
「その辺りは抜かりなく。勝手な悪さをしない程度にはしつけてありますよ」
「ならばいいだろう。荒事が必要な時は、そなたに一任する」
「ありがたき幸せ」
平伏する男の頭頂部を無感動な瞳で眺める。
オリアルドにとって、彼はそこそこ使える犬だった。
権力欲にまみれ、女に汚い。
欲にまみれた犬は扱いやすい。与えるべきエサがわかりやすい犬はいい犬だ。
少なくとも、オリアルドにとっては。
顔を上げた犬……いや、ジグゼルドに笑みを与えてから、
「……明日が、楽しみだな」
オリアルドは翌日の楽しみに思いを馳せるのだった。
0
お気に入りに追加
2,134
あなたにおすすめの小説
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる