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第二部 少年期のはじまり
第百五十八話 そして戦いへ①
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シェスタの背中に二人仲良くまたがって、ヴィオラとシュリは作戦会議をしていた。
シュリは[レーダー]を起動し、山の様子を随時確認しながら。
今のところ、山の中の亜竜達に、目立った動きはない。
が、徐々にうじゃうじゃいる黄色の光点の位置が山の裾野に近くなってきている気がするのは、多分気のせいじゃないだろう。
その事も踏まえつつ、ヴィオラと話し合う。
「まあ、一番ベストなのは、奴らを山から出さずにやっつける事なんだろうけど」
「そうだね。でも、それだけだと、ただの殲滅戦になっちゃうから、僕かおばー様のどっちかがドラゴンの峰の邪魔者掃除に行かないといけないよね」
「そうね~。シュリはどっちがいい?」
ヴィオラに問われて、シュリはしばし考える。
出来れば、より危険が多い方を担当したいと思っていた。
その観点で考えるなら、亜竜相手の乱戦ももちろん危険度はかなりのものだが、それよりもやはり……。
「どっちも大変そうだけど、出来ればドラゴンの峰に行くほうがいいな。たくさんいる相手と戦った事ってないし、もし逃がしちゃって街に迷惑がかかるのもイヤだし」
「そっかぁ。そうねぇ……それでも良いけど、ドラゴンの峰になにが居るのか分からないのが不安よね。まあ、十中八九、上位種の龍が住み着いたんじゃないかと思うけど。ん~、単体の龍が相手なら、多分シュリでも遅れを取ることはないだろうけど、でもなぁ」
やっぱりちょっと心配よねぇ、と唸るヴィオラ。
「大丈夫だよ、おばー様。僕には精霊がついてるし、おばー様もちゃちゃっと亜竜を蹴散らして、僕を助けに来てくれるでしょう?」
「まあ、そりゃあ……」
「なら、平気だよ。おばー様が来るまで、一人で頑張れるから」
だから早く来てねと、甘えるように……ヴィオラの心配をはぐらかすようにぎゅうっと抱きつく。
シュリのそんな思惑にまんまと乗って、ヴィオラは思わず頬を緩めてぎゅうっとシュリを抱き返してから、その頭のてっぺんに頬をすり寄せた。
「わかったわ。じゃあ、ドラゴンの峰の方はひとまずシュリに任せる。で、なるべく早く亜竜達の暴走をおさめて追いかけるから。まあ、適度に数を減らして、どっちが上かしっかり教え込んで上げれば、多分すぐに大人しくなるだろうし」
ヴィオラは頷き、一般人では実現不可能な解決策を口にして、にいっと獰猛に笑った。
シュリはそんなヴィオラを見上げつつ、よーし、計画通りだ、と内心ほくそ笑む。
そして、ほんのしばらくの間、目を離していた[レーダー]に目を落として思わず声を上げた。
「あ……」
「ん?どうかした??シュリ??」
シュリの上げた小さな声をも耳ざとく聞き取って、ヴィオラが首を傾げる。
そんなヴィオラをシュリが困ったように見上げた。その額に、ちょっぴり冷や汗を浮かべつつ。
「……動き始めちゃった」
「へ??動き始めちゃった……って、なにが??」
「亜竜の群れ」
「なぁんだ。亜竜の群れが動き始めちゃったのね。なるほど~……って、大変じゃない!?で、今どんな動きをしてるの」
状況に頭の理解が追いついて、あわあわし始めたヴィオラに問われ、シュリは[レーダー]上の黄色の波の動きを追う。
最善と言うよりは、やや悪い状況寄りの動きをしている亜竜達の様子に、少しだけ険しい表情を浮かべながら。
「状況はあんまり良くない。山から雪崩出た亜竜達が二つに割れちゃってる。多分、そこそこ強い、リーダー格が二頭居るんだと思う」
「二つに割れたか……まあ、それ以上に分かれなくて良かったと思うべきかもしれないけど。で、それぞれのグループの進路は?」
「大きい固まりは、まっすぐこっちに向かってる。山から一番近いスベランサで、お腹を満たすつもりなんだろうね」
「ふんふん。なるほど。数が多いなら、優先すべきはこっちかな……で、もう片方は??」
「もう片方の集団が向かう方向には、いくつか街があるけど、そのほとんどがやや進路から外れてる。そう考えると、奴らが向かってるのは、多分……」
「多分??」
首を傾げたヴィオラに促され、シュリは唇をかみしめる。
数が少ないグループが目指す場所。
それは、距離はやや離れてはいるが、地方の都市の中では大きい方で住民の数もそれなりに多い街。
シュリも良く知る、その街の名前は……
「アズベルグ……奴らは多分、アズベルグに向かってる」
「うわぁ。よりにもよって……ミフィーが、いるところね」
「うん。ねえ、アズベルグにも、今回の件の連絡はいってるんだよね?」
「そのはずよ。亜竜の暴走に巻き込まれる可能性が少しでもある街には、すべて早馬を飛ばしたって言ってたから」
「そう。なら、最低限の備えはしてるはずだね」
「ええ。よっぽどアホな領主じゃない限りは。でも、少なくともアズベルグの領主は……」
「うん。バカじゃない、んじゃないかな。他の領主がどうなのか知らないから比べようが無いけど。カイゼル……いや、伯父上ならきっと、最悪の場合を考えての備えも怠っていないはず……と思うけど」
普段は、甥バカな伯父ではあるが、執政者としてのカイゼルはかなり優秀な部類に入る人である。
そのことを、ジュディスからもしっかり聞かされていたシュリは、カイゼルがきちんとした対応をする事を疑ってはいなかった。
だが、そうと信じてはいても、やはり心配は心配だ。
なんといってもあそこには、シュリにとって大切な人が沢山いるのだから。
(ジュディス達がアズベルグに居ないのが痛いな。みんなが居れば、念話で細かい指示を出せるのに)
そんなことを思いつつ、そう言えば彼女達はどうしているだろうとステータス画面を開いてみる。
一応念話で、アズベルグに向かうように指示を出そうかと考えながらも。
だが、ステータス画面の愛の奴隷の項目を見た瞬間、その考えは諦めた。
なぜなら、彼女達の名前の横に、こう記されていたからだ。
状態異常:混乱中、と。
シュリは瞠目して、ステータス画面を静かに閉じる。
(……うん。仕方ないよね。結構、離れてる時間、長くなっちゃったし。今回は、安全な場所に居て貰おう……)
本当なら、とても頼りになる三人だが、混乱中ではなにがどうなってしまうか分からない。
きちんとケアをする時間がとれればいいのだが、今回の一連の騒動に決着が付くまでは、それも難しいだろう。
「シュリ?」
大丈夫??と言うように、ヴィオラがシュリの名前を呼ぶ。
思わず考え込んでいたシュリははっと顔を上げて、ヴィオラの顔を見上げた。
「計画を変更して、アズベルグの方から対処しようか?」
余程不安そうな顔をしていたのだろう。ヴィオラは心配そうにそんな提案をしてくる。
だが、シュリは検討するまでもなく首を横に振った。
「ううん。計画は予定通りに。おばー様はまず、こちらに向かってくる大集団を蹴散らして。アズベルグに向かっている方は、まだ距離もあるし、時間には余裕があるはずだし、一応僕の精霊達も向かわせるから」
「でも、それだとシュリが一人に……」
「おばー様だって一人でしょ?大丈夫だよ。僕のレベルを知ってるでしょ。生半可な攻撃じゃ、僕にダメージを与えることも出来ないはずだから」
「うん……」
シュリの言葉に頷きながらも、ヴィオラはまだ不安そうだった。
シュリは苦笑いを浮かべ、ヴィオラのおでこに自分のおでこをコツンとぶつけて、彼女の瞳をのぞき込む。
「危なくなったら、すぐにおばー様のところに助けてもらいにくるから。ね?」
「……うん」
「……この騒動が決着したら、おばー様の好きな着ぐるみを着て添い寝してあげるから」
「着ぐるみじゃなくて、子猫ちゃんバージョンのシュリと添い寝が良い」
ヴィオラの言葉に、シュリの頬がひくりとひきつる。
それは、アレだろーか。[猫耳]スキルを使ったあの姿をまた見せろと、そういう……。
流石にイヤだな~、とは思ったが、結局は小さく吐息を漏らして頷く。
イヤなことはイヤだが、それでヴィオラのやる気を買えるなら安いものだろうと、自分に言い聞かせて。
「分かった。いいよ」
「約束、ね?」
「うん。約束」
「じゃあ、即効で奴らを眠らせてくるわ。お互い、大怪我しないで元気に戻ってきましょうね?」
「うん。それも約束する」
「じゃあ、そろそろ……」
「そうだね。もうじき奴らの姿も見える頃だし、そろそろ……」
「「作戦開始といこうか」」
おでことおでこをくっつけたまま、二人は笑いあう。
遙か彼方、地平の向こうに土煙が見えてきた。
-戦いの始まりまで、あともう少し。
シュリは[レーダー]を起動し、山の様子を随時確認しながら。
今のところ、山の中の亜竜達に、目立った動きはない。
が、徐々にうじゃうじゃいる黄色の光点の位置が山の裾野に近くなってきている気がするのは、多分気のせいじゃないだろう。
その事も踏まえつつ、ヴィオラと話し合う。
「まあ、一番ベストなのは、奴らを山から出さずにやっつける事なんだろうけど」
「そうだね。でも、それだけだと、ただの殲滅戦になっちゃうから、僕かおばー様のどっちかがドラゴンの峰の邪魔者掃除に行かないといけないよね」
「そうね~。シュリはどっちがいい?」
ヴィオラに問われて、シュリはしばし考える。
出来れば、より危険が多い方を担当したいと思っていた。
その観点で考えるなら、亜竜相手の乱戦ももちろん危険度はかなりのものだが、それよりもやはり……。
「どっちも大変そうだけど、出来ればドラゴンの峰に行くほうがいいな。たくさんいる相手と戦った事ってないし、もし逃がしちゃって街に迷惑がかかるのもイヤだし」
「そっかぁ。そうねぇ……それでも良いけど、ドラゴンの峰になにが居るのか分からないのが不安よね。まあ、十中八九、上位種の龍が住み着いたんじゃないかと思うけど。ん~、単体の龍が相手なら、多分シュリでも遅れを取ることはないだろうけど、でもなぁ」
やっぱりちょっと心配よねぇ、と唸るヴィオラ。
「大丈夫だよ、おばー様。僕には精霊がついてるし、おばー様もちゃちゃっと亜竜を蹴散らして、僕を助けに来てくれるでしょう?」
「まあ、そりゃあ……」
「なら、平気だよ。おばー様が来るまで、一人で頑張れるから」
だから早く来てねと、甘えるように……ヴィオラの心配をはぐらかすようにぎゅうっと抱きつく。
シュリのそんな思惑にまんまと乗って、ヴィオラは思わず頬を緩めてぎゅうっとシュリを抱き返してから、その頭のてっぺんに頬をすり寄せた。
「わかったわ。じゃあ、ドラゴンの峰の方はひとまずシュリに任せる。で、なるべく早く亜竜達の暴走をおさめて追いかけるから。まあ、適度に数を減らして、どっちが上かしっかり教え込んで上げれば、多分すぐに大人しくなるだろうし」
ヴィオラは頷き、一般人では実現不可能な解決策を口にして、にいっと獰猛に笑った。
シュリはそんなヴィオラを見上げつつ、よーし、計画通りだ、と内心ほくそ笑む。
そして、ほんのしばらくの間、目を離していた[レーダー]に目を落として思わず声を上げた。
「あ……」
「ん?どうかした??シュリ??」
シュリの上げた小さな声をも耳ざとく聞き取って、ヴィオラが首を傾げる。
そんなヴィオラをシュリが困ったように見上げた。その額に、ちょっぴり冷や汗を浮かべつつ。
「……動き始めちゃった」
「へ??動き始めちゃった……って、なにが??」
「亜竜の群れ」
「なぁんだ。亜竜の群れが動き始めちゃったのね。なるほど~……って、大変じゃない!?で、今どんな動きをしてるの」
状況に頭の理解が追いついて、あわあわし始めたヴィオラに問われ、シュリは[レーダー]上の黄色の波の動きを追う。
最善と言うよりは、やや悪い状況寄りの動きをしている亜竜達の様子に、少しだけ険しい表情を浮かべながら。
「状況はあんまり良くない。山から雪崩出た亜竜達が二つに割れちゃってる。多分、そこそこ強い、リーダー格が二頭居るんだと思う」
「二つに割れたか……まあ、それ以上に分かれなくて良かったと思うべきかもしれないけど。で、それぞれのグループの進路は?」
「大きい固まりは、まっすぐこっちに向かってる。山から一番近いスベランサで、お腹を満たすつもりなんだろうね」
「ふんふん。なるほど。数が多いなら、優先すべきはこっちかな……で、もう片方は??」
「もう片方の集団が向かう方向には、いくつか街があるけど、そのほとんどがやや進路から外れてる。そう考えると、奴らが向かってるのは、多分……」
「多分??」
首を傾げたヴィオラに促され、シュリは唇をかみしめる。
数が少ないグループが目指す場所。
それは、距離はやや離れてはいるが、地方の都市の中では大きい方で住民の数もそれなりに多い街。
シュリも良く知る、その街の名前は……
「アズベルグ……奴らは多分、アズベルグに向かってる」
「うわぁ。よりにもよって……ミフィーが、いるところね」
「うん。ねえ、アズベルグにも、今回の件の連絡はいってるんだよね?」
「そのはずよ。亜竜の暴走に巻き込まれる可能性が少しでもある街には、すべて早馬を飛ばしたって言ってたから」
「そう。なら、最低限の備えはしてるはずだね」
「ええ。よっぽどアホな領主じゃない限りは。でも、少なくともアズベルグの領主は……」
「うん。バカじゃない、んじゃないかな。他の領主がどうなのか知らないから比べようが無いけど。カイゼル……いや、伯父上ならきっと、最悪の場合を考えての備えも怠っていないはず……と思うけど」
普段は、甥バカな伯父ではあるが、執政者としてのカイゼルはかなり優秀な部類に入る人である。
そのことを、ジュディスからもしっかり聞かされていたシュリは、カイゼルがきちんとした対応をする事を疑ってはいなかった。
だが、そうと信じてはいても、やはり心配は心配だ。
なんといってもあそこには、シュリにとって大切な人が沢山いるのだから。
(ジュディス達がアズベルグに居ないのが痛いな。みんなが居れば、念話で細かい指示を出せるのに)
そんなことを思いつつ、そう言えば彼女達はどうしているだろうとステータス画面を開いてみる。
一応念話で、アズベルグに向かうように指示を出そうかと考えながらも。
だが、ステータス画面の愛の奴隷の項目を見た瞬間、その考えは諦めた。
なぜなら、彼女達の名前の横に、こう記されていたからだ。
状態異常:混乱中、と。
シュリは瞠目して、ステータス画面を静かに閉じる。
(……うん。仕方ないよね。結構、離れてる時間、長くなっちゃったし。今回は、安全な場所に居て貰おう……)
本当なら、とても頼りになる三人だが、混乱中ではなにがどうなってしまうか分からない。
きちんとケアをする時間がとれればいいのだが、今回の一連の騒動に決着が付くまでは、それも難しいだろう。
「シュリ?」
大丈夫??と言うように、ヴィオラがシュリの名前を呼ぶ。
思わず考え込んでいたシュリははっと顔を上げて、ヴィオラの顔を見上げた。
「計画を変更して、アズベルグの方から対処しようか?」
余程不安そうな顔をしていたのだろう。ヴィオラは心配そうにそんな提案をしてくる。
だが、シュリは検討するまでもなく首を横に振った。
「ううん。計画は予定通りに。おばー様はまず、こちらに向かってくる大集団を蹴散らして。アズベルグに向かっている方は、まだ距離もあるし、時間には余裕があるはずだし、一応僕の精霊達も向かわせるから」
「でも、それだとシュリが一人に……」
「おばー様だって一人でしょ?大丈夫だよ。僕のレベルを知ってるでしょ。生半可な攻撃じゃ、僕にダメージを与えることも出来ないはずだから」
「うん……」
シュリの言葉に頷きながらも、ヴィオラはまだ不安そうだった。
シュリは苦笑いを浮かべ、ヴィオラのおでこに自分のおでこをコツンとぶつけて、彼女の瞳をのぞき込む。
「危なくなったら、すぐにおばー様のところに助けてもらいにくるから。ね?」
「……うん」
「……この騒動が決着したら、おばー様の好きな着ぐるみを着て添い寝してあげるから」
「着ぐるみじゃなくて、子猫ちゃんバージョンのシュリと添い寝が良い」
ヴィオラの言葉に、シュリの頬がひくりとひきつる。
それは、アレだろーか。[猫耳]スキルを使ったあの姿をまた見せろと、そういう……。
流石にイヤだな~、とは思ったが、結局は小さく吐息を漏らして頷く。
イヤなことはイヤだが、それでヴィオラのやる気を買えるなら安いものだろうと、自分に言い聞かせて。
「分かった。いいよ」
「約束、ね?」
「うん。約束」
「じゃあ、即効で奴らを眠らせてくるわ。お互い、大怪我しないで元気に戻ってきましょうね?」
「うん。それも約束する」
「じゃあ、そろそろ……」
「そうだね。もうじき奴らの姿も見える頃だし、そろそろ……」
「「作戦開始といこうか」」
おでことおでこをくっつけたまま、二人は笑いあう。
遙か彼方、地平の向こうに土煙が見えてきた。
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