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第一部 幼年期

第二十六話 お風呂場の戯れ

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 食事も終え、後はお風呂に入って寝るばかり。
 という事で、ミフィーとカレンは連れだって湯殿へやってきていた。
 もちろん、シュリも一緒である。

 ちなみに服が乾かないから、シュリはまだすっぽんぽんだ。
 ミフィーとカレンの服も洗ったのだが、2人は宿から借りた部屋着を着ているから特に不都合はない。
 まあ、シュリに関しても、清潔な布でくるまれているので、全てが丸見えというわけではないのだが。

 湯殿は2つ並んでおり、それぞれの湯殿の入り口には丁寧に、「ご領主様ご一行・男性専用」「ご領主様ご一行・女性専用」と書かれた紙が貼ってある。
 ミフィーとカレンは女性用と書かれた方の扉をくぐり、まずは脱衣場で手早く服を脱いだ。
 次いでシュリの身体に巻いた布をはぎ取ると、いそいそと湯気に煙る浴室へと入っていった。
 それほど広い浴室ではないし、浴槽も3人入るのがやっとと言った大きさのものが1つだけだったが、2人にはそれで十分だった。


 「わぁ。お風呂に入るの、久しぶり」


 ミフィーが嬉しそうに声をあげながらまずは洗い場へと足を向ける。
 この世界、余程の金持ちでなければ自宅に風呂を備えている者などそうそういない。
 シュリの家も、当然自宅に風呂はなく、村にも共同浴場は無かったので、シュリ自身がお風呂を利用するのは今日が初めてだった。
 ミフィーが風呂を利用したことがあるのは、おそらくシュリを出産する以前の事なのだろう。


 「私も、お風呂は久しぶりです。兵舎にあることはあるんですが、女性兵士が少ないもので、お風呂は男女共用なんです。時間を分けて使ってはいるんですが、タイミングを逃すと使えないので色々面倒なんです」

 「男女共用じゃあ大変だねぇ。のぞきとかも、結構いるでしょ?」

 「そうなんですよ。だからなかなか落ち着いて入っていられなくて」


 カレンは苦笑しながら桶に湯を汲み上げてミフィーの前に置いてから、
再び自分用にお湯を汲み上げた。


 「あ、カレンさん、ありがとう。じゃあ、シュリ?母様とカレンはこれから身体を洗うから、少しだけお利口に待っててね?」


 言いながら、シュリを床に座らせる。
 最近は1人で座るのもお手の物なシュリは、上手にバランスをとりながら2人を見上げた。


 「シュリ君、お座りが上手ですね~」

 「最近はつかまり立ちも出来るの。歩くのは、もうちょっと時間がかかりそうだけど」

 「シュリ君なら、あっという間に上手に歩けるようになりそうですね。楽しみです」


 そんな話をしつつ、2人はまず髪を洗い始める。しばし無言で2人は髪を綺麗に洗い上げ、次は身体と言うところでカレンがミフィーに声を掛けた。


 「あ、お背中を流しますよ」

 「え?でも」

 「さ、遠慮はいりませんから。背中、こっちに向けて下さいね?」

 「えっと、じゃあ、お願いしようかな」


 そんなやりとりがあり、カレンはミフィーの背中を丁寧に洗い始めた。


 「ミフィーさん、肌が白くて綺麗でうらやましいです」

 「そう?カレンさんも綺麗だと思うけど?」

 「私は仕事が仕事なので、ほら」


 言いながら差し出された腕は、見事に服の境目辺りで色が違っている。


 「気をつけてはいるんですけど、外にいる時間がとにかく長いので」

 「そっかぁ、兵士さんも大変なお仕事だねぇ。あ、カレンさん。今度は私が」


 言いながら、ミフィーは身体の向きを変える。
 向かい合った瞬間、ミフィーの目がカレンの胸に止まった。形よく大きく実った2つの果実の上に。


 「でも、肌の問題は別として、カレンさんは大きくていいなぁ」

 「へ?大きい?ちょ、ミフィーさん!?」


 カレンが避ける間もなく、ミフィーの手がカレンの胸をむにょりと鷲掴みにする。
 そのまま、感触というかもみ心地を確かめるように指を動かすミフィー。
 外的な刺激を受けたカレンの可愛いつぼみが否応なくむくむくっと大きくなってしまう。


 「ふふ、大きくなってきたね。カレンさん、可愛い」

 「ミ、ミフィーさぁん。人の胸で遊ばないで下さい!ほら、手を離して!!」

 「やぁだ。カレンさんのおっぱい、もみ心地がいいんだもん。いいなぁ、私も大きいおっぱいが良かったなぁ」


 羨ましそうにカレンの胸を見ながら、むにむにと揉みしだく。
 だが、揉まれる方はたまったものではない。
 カレンは困った顔をしてミフィーの顔を見た。
 嫌悪感は特にないのだが、だんだんと気持ちよくなってきてしまって困る。

 どうせ気持ちよくしてもらうならーとちらりとシュリの方を盗み見る。
 シュリはちょこんと座ったまま、純真な目で2人を見ていた。
 その無垢な瞳に意味もなくきゅんとしてしまう。

 自分は一体どうしてしまったのだろうかと思う。
 あんな幼い子供……というか赤ん坊に欲情するなど、普通ではない。
 だが、どうにも気持ちが抑えられない。


 (どうせ気持ちよくしてもらうのなら、シュリ君にしてもらいたい……)


 そんなことを考えながら、潤んだ瞳をシュリに向ける。
 おかしいとは思うが仕方がない。
 どうにもこうにも、シュリが恋しくて仕方がないのだ。

 そんなことを考えている間も、ミフィーはカレンの胸をもみ続けていて。
 敏感になった乳首をミフィーの指がかすめる度に、甘い声が唇からもれてしまう。


 「ふふ。気持ちいい?私もこれくらい大きかったらなぁ。エルフの血が恨めしい」

 「んんっ、あのっ、そろそろ勘弁して下さい……あんっ」

 「あ、そうよね。ごめんねぇ?つい夢中になっちゃった」

 「い、いえ。じゃあ、そろそろシュリ君と湯船へどうぞ?」

 「え、でも、まだカレンさんの背中流してないし」

 「お、お気遣い無くっ。私は自分で出来ますから。すぐに行くので、先に入ってて下さい」

 「そお?」

 「ええ!遠慮なく行っちゃって下さい」


 カレンの強硬なススメに、ミフィーも折れてシュリを抱き上げた。


 「じゃあ、先に入ってるね」


 そう言って湯船に向かう彼女の背中を見送り、小さく嘆息する。
 手早く身体を洗いながら、己の胸を見下ろすと、痛々しくもいやらしく隆起した乳首が、己の存在を主張している。
 そんな健気な蕾を眺めながら、ああ、またシュリ君に吸って貰いたいなぁと思いつつ、無駄に濡らしてしまった股間をお湯で丁寧に流すカレンなのであった。

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