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第一部 幼年期
第五話 おっぱい攻めに強制露出!!どんだけ羞恥プレイなの!?
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※2017/11/1 内容を一部変更しました。
今日はミフィーの女友達が遊びに来た。来たのは3人。
みんなそれなりに美人である。まあ、ミフィーが断トツで一番美人だけど。
どうやら今日の集いはミフィーが息子自慢をしたくてみんなを招待したようだ。
玄関で友人を迎えたミフィーがみんなをベビーベッドの周りに連れてくる。
「うわ~、綺麗な顔をしてるわね。まだ、生まれてそんなにたってないでしょ?」
まずそんな感想を漏らしたのは友人A。
明るい栗色の髪の可愛らしい女性だ。
「ちょうど1か月くらいかしら。大人しくて、とってもいい子なの」
「ふうん。普通男の子は育てるの大変っていうけど」
そう言いながら覗き込んできたのは友人B。
金色の髪で、おっぱいが大きい。The女って感じ。色っぽい。
「そうねぇ。うちの子は大変だったわ。もう朝から晩まで泣きっぱなしで、休む暇もないくらいだったもの。もう二度と男の子はいらないって思ったものよ」
笑いながら口を挟んできたのは友人C。
この人は経産婦の様だ。おっとりした優しそうな顔をしている。髪は友人Aよりやや黒っぽい。
彼女は赤ん坊に慣れているようで、気後れすることなくこっちに手を伸ばしてきた。
サービスとばかりに彼女の指をそっと握ってやると、ニコニコと嬉しそうに笑った。
「ふふ。指を握ってくれたわ。まだ人見知りとかは無いのね」
「そうなの。びっくりするくらい物怖じしないのよ。夜もあんまり泣かないから助かってるわ」
ミフィーは何だか自慢そう。
母親が嬉しそうにしてるとこっちまで何だか嬉しくなる気がするから不思議だ。
さて、もっと優秀な息子っぷりを披露するかと思ったところで、お腹が空いてきたことに気づいた。
ミフィーを見上げると何とも楽しそうに友達と話している。
邪魔しちゃ申し訳ないが、でもお腹が空いたと意識したら余計に空腹感がハンパない。
「み~、あ~(ミフィー、お腹空いたよぅ)」
言いながら彼女に向かって手を伸ばす。
耳のいい彼女はすぐに気づいてくれて、
「あら、シュリ。お腹が空いたのかしら?」
「う~(うん)」
すぐに優しく抱き上げてくれた。
シュリは手を伸ばし、母の胸をパフパフと叩く。お腹が空いた合図だ。
ミフィーももう慣れたもので、にっこりと笑って、
「あ、やっぱりお腹が空いちゃったみたい。ちょっと失礼しておっぱいあげちゃうね?」
そんな断りの言葉をいれ、その場でぺろんとおっぱいを露出させた。
え~、みんなの前でなんて恥ずかしいーとは思うものの、空腹感には勝てずに、目の前に差し出された乳首にぱくりと吸いつく。
後はもう、本能に任せるまま、一生懸命飲んだ。
(あ~、薄くてなま暖かいなぁ。でも、美味しくはないけど、何だかなごむんだよなぁ。こうしてミフィーのおっぱい飲んでると)
そんな事を思いながら、お腹いっぱい飲む。
満足して乳首を解放すると、
「ミフィー、私がげっぷさせてあげるわ」
そう言って、友人Cに体をかっさらわれた。
だが、さすが経産婦。
赤ん坊の扱いには慣れたもので、縦抱っこされてとんとんと優しく背中を叩かれると、なすすべなくげっぷをさせられてしまった。
そのまま彼女が抱っこしてくれるみたいなので、大人しく抱かれていると、
「でも、本当に手の掛からない子みたいね?お腹が空いてもいつもあんな感じなの?」
「ええ、そうなの。私があまりに気づかないとぐずったりする事もあるけど」
「いいなぁ、うらやましい」
友人Cは心からそう言ってるみたい。男の赤ん坊は本当に大変みたいだ。
シュリはミフィーを見上げる。ミフィーにはそんな苦労はさせないからと、そんな思いをこめて。
もちろんミフィーには何一つ伝わってないだろうけど。
そんな中、ミフィーがその場を中座する。どうやら、友人一同にお茶を入れに行ったらしい。
いってらっしゃーい、と素直に見送る。
彼女がいなくなったこの場で、どれほどのカオスが展開されるかなど、思いもしないまま。
それにしても本当に可愛い赤ちゃんだな、と友人C改めクレアは腕の中でこちらを見上げてくるシュリを見つめた。
その眼差しが何だか熱っぽく、潤んだ瞳が妙な色気を発している。
彼女は自分が息を荒くしている事に気づいているのだろうか?いや、気づいていまい。
クレアの横から彼女の変化など気づく様子もなく、友人A改めリザリーがシュリの顔をのぞき込んでくる。
サービス精神旺盛なシュリは、にこっと笑ってそれを迎えた。
「あ、笑った。可愛いなぁ~。ね、クレア。赤ちゃんってこんなに可愛いものなの?」
「ん~、うちの子は普通にくそガキよ。赤ん坊の頃も、可愛いとは思ってたけど、この子に比べちゃうと、ねぇ」
「へえ、そんなに違うんだねぇ。指、握るかなぁ。あっ、握った!かぁわいい~。ほら、アンも近くで見てみなよ。すっごい可愛いよ」
呼ばれた友人B改めアンもひょいとこちらをのぞき込んできた。
サービスサービス、とシュリは笑顔をふりまく。これも母親孝行だ、と。
「可愛いわねぇ。こりゃ、将来が心配だわ」
「将来が心配って?」
「綺麗な顔してるし、女泣かせな男になりそう」
「あ~、わかる。すっごい女の子にモテる子に成長しそうよね」
大人の女3人に代わる代わる誉められて嬉しくなったシュリは、出血大サービスばりに愛想を振りまく。
少しずつ、彼女達の視線にこもる熱が増大している事に気づかないまま。
「なんか、この子見てるとやばいわね」
「やばいって?」
「ん~、なんかうずうずするというか」
「あ、それわかる。さっきから私もなんだかおかしいもの。抱っこしてるから特に、なのかも」
「ほら、さっきミフィーがおっぱいあげてたでしょ?あれ見てたらさぁ……」
「あ、私も思った。ミフィーが羨ましくて……」
「え、なになに?」
「あれ、リザリーは思わなかった?」
「だから、なにを?」
「「おっぱい、吸ってもらいたいなぁって」」
クレアとアン、二人の声が重なった。
なんとも驚愕な言葉にリザリーの、他の二人に比べて幼げな顔がみるみる赤くなる。
そして赤い顔のまま、シュリの方をちら見して、
「あ~、言われてみれば確かに……」
リザリー、おまえもか!?ーシュリはびっくりしてリザリーの顔を見上げてしまう。
シュリが自分の方を見た事に気づいたリザリーは、更に頬を上気させた。
なんだかこのままではまずい気がするとは思うものの、何といっても新生児、自分一人じゃ何にも出来やしない。
出来るのは祈ることだけだ。
ミフィー、早く帰ってきて。可愛い息子がおっきいお姉様方に食べられちゃうよ、と。
「ミフィー、まだ来ないよね?」
リザリーが探るようにキッチンの方を見る。
「よし、じゃあ今のうちね」
頷くアン。
「大丈夫。ミフィーが戻ってきても、ちょっと母親気分を味わいたくて♪って言えば納得してくれるわ」
納得するか!!ーとそんなシュリのつっこみに気づくことなく言い切るクレア。
その言葉を合図としたように、いそいそとリザリーとアンが胸元をはだけ始めた。
(ちょっと待てーーー!!!)
そんなおねー様方を前に、シュリの声にならない叫びが心の中でむなしく響いた。
そして数分後、出来上がったのは頬を上気させて非常に満足そうなおねー様方三人に、ちょっぴりアンニュイな赤ん坊が一人。
(人前で公開授乳ごっこ……これってどんだけ羞恥プレイなのさ……)
もう、何というか、恥ずかしいを通り越して、なんだかブルーな気分である。
だが、シュリはこの先に更なる羞恥地獄が待っていることなど、まだ知りもしなかった。
まだ生まれて一年にも満たない身の上で、おねー様達の大人な欲望の餌食となってしまったシュリは、赤ん坊とは到底思えない重々しい吐息をもらす。
と、その瞬間、シュリの体がぷるぷるっと震えた。
(おっと、生理現象だ)
こればっかりは我慢できない。
おむつの中にするのはやっぱり慣れないが、今は仕方がない。
早く動き回れるようになって、トイレくらい自分で行きたいものだーそんな事を考えつつ、おしっこを垂れ流す。
何ともいえない開放感。
よほど気持ちよさそうな顔をしていたのだろう。そんなシュリの様子をリザリーがめざとく見ていた。
「あ、シュリ君、なんだか気持ちよさそうな顔してる」
「ほんとだ。すっごく気持ちよさそうだね」
「ん~、これはおしっこかな?ほんとう、気持ちよさそう」
三人が、赤く染まった顔でこっちを見ている。
人が気持ちよく放尿しているところを観察しないでほしい。なんだかこっちが恥ずかしくなってくる。
そんな風に思っていると、三人がこそこそ何か相談を始めた。
「ね、まだ帰ってこないね、ミフィー」
「そ、そうね。ね、ねえ、クレア。おしっこしたおむつ、早く替えてあげた方が良くない」
「え?そんなに慌てて替えなくても……」
「替えた方がいいよね?」
「え?ああ、そうね。替えた方が良いかも。か、替えちゃおうか」
そんなにおしっこ臭いおむつをかえたいのかと、何となくじとっとした目で三人を見上げる。
なんだか鼻息が荒いし、ちらちらこちらを見てくる目には欲望が見え隠れしている気がした。
危険だ。危険な匂いがする!
(こ、今度こそミフィーを読んだ方が良いかも。よし、泣いちゃおう!)
だが、そう思ってもすぐ泣けるものではない。
泣こう泣こうと努力しているうちに、女達三人は覚悟を決めたようだ。
「さ~、シュリ君。おむつ替えようね~?」
子供に一番慣れているクレアが躊躇のかけらもなく手を伸ばしてきた。
泣き叫ぶ間もなく、あっという間におむつがはぎ取られる。
おしっこで蒸れていた股間が解放されたのは気持ちいいが、そこに女達の視線が集中していて居心地は悪い。
「わ~、可愛いなぁ。ぷるんぷるんで、食べちゃいたいくらい……」
うっとりと、リザリー。
(いや、食べるのはやめて欲しい。大きくなったらこれで女の子を泣かせまくるという野望があるのだ。どこまで育つかは未知数だが大事に育てたい)
「ねぇ、クレア。これ、触ったら大きくなる?大きくなるよね??早く大きくなんないかな」
ねっとりとアンの声。
(や、赤ん坊だし大きくはならないって。性教育で習わなかった?そういう風に大きくなるのはまだ大分先だから、は、早まらないでっ)
今にも手を伸ばしてきそうなアンに、心の中で叫ぶ。
まだ、ミフィーは戻らない。
やばい、赤ちゃんなのに貞操の危機だ。
ここは経産婦で子育て経験のあるクレアに常識を期待しよう、とクレアを見上げて愕然とする。
「ふふふ。おっぱいの吸い方もうちの子とまるで違ったし、シュリ君はそういう才能があるのかも。と、ということは、この可愛いおちんちんにも、う、うちの子とは違う機能が備わってるかも……」
ある意味クレアが一番興奮しているように見えた。
さっき彼女のおっぱいを吸わざるを得ない状況に追い込まれたとき、ついつい彼女の息子に対抗心を燃やしてうっかりハッスルしてしまったのが仇となった。
しかも、彼女は赤ん坊に慣れていて、触ることに遠慮がない。
どこまでなら平気か、分かっているからだ。
(才能ってなに!?ちょ、落ち着いて!!あんたの息子と一緒だって!!変な特殊機能とか、ついてないから!!!)
叫んでも、心の声は届かない。
「だ、大丈夫。拭いて綺麗にするだけだから。あら、タオルが無いわね。じゃ、じゃあ、ここはお母さんらしく舐めて綺麗に……」
拭いて綺麗にしたいけどタオルがないという事実を免罪符に、クレアの顔が近づいてくる。
誰か止めてくれとリザリーとアンの顔を見るが、二人は発情しきった顔で食い入るようにクレアの行為を見守るだけ。
や、役にたたねぇーと二人に頼るのは諦め、何とか時間を稼ごうと手足をばたばたする。
しかし、赤ん坊のそんな抵抗など、何の役にも立たず。クレアの顔が、近づいてきてー。
(だめ、だめだって!!お母さんだって普通そんな事しないから!!お願いだから、タオルっ、タオルでっ!!!ミフィー、助けて、ヘルプ!ミフィー!!あーーーーー!!!)
そんな声にならない叫びが、シュリの胸の中でむなしく響いた。
「みんな、おまたせ~。遅くなってごめんねぇ。あら、おむつ替えてくれたのね?ありがとう、助かるわぁ」
ミフィーが人数分のお茶とお菓子を持って戻ってきたのは数分後の事。
クレアもアンもリザリーも、服装をきちんと正してそしらぬ顔で彼女を迎える。
三人のほっぺただけが、まだ少し赤い。
「シュリ、お利口にしてた?あら?何だかぼーっとしてるのね?」
ミフィーにのぞき込まれたシュリの顔は、何だか魂が抜けたような顔をしていた。
(しくしく。ミフィーにだってなめられた事がないのに……もうお婿にいけない……)
だが、そんな息子の心の声がミフィーに届くわけもなく、シュリの美人で可愛くてちょっと天然なお母さんは首を傾げつつ、友人とのお茶のみ話に花を咲かせるのだった。
その日のミフィーは三人の仲良しから口々に愛息子を誉められてたいそうご満悦だったという。
その日から、ミフィーの友人達が代わる代わるシュリの子守に名乗り出るようになったのだった。
今日はミフィーの女友達が遊びに来た。来たのは3人。
みんなそれなりに美人である。まあ、ミフィーが断トツで一番美人だけど。
どうやら今日の集いはミフィーが息子自慢をしたくてみんなを招待したようだ。
玄関で友人を迎えたミフィーがみんなをベビーベッドの周りに連れてくる。
「うわ~、綺麗な顔をしてるわね。まだ、生まれてそんなにたってないでしょ?」
まずそんな感想を漏らしたのは友人A。
明るい栗色の髪の可愛らしい女性だ。
「ちょうど1か月くらいかしら。大人しくて、とってもいい子なの」
「ふうん。普通男の子は育てるの大変っていうけど」
そう言いながら覗き込んできたのは友人B。
金色の髪で、おっぱいが大きい。The女って感じ。色っぽい。
「そうねぇ。うちの子は大変だったわ。もう朝から晩まで泣きっぱなしで、休む暇もないくらいだったもの。もう二度と男の子はいらないって思ったものよ」
笑いながら口を挟んできたのは友人C。
この人は経産婦の様だ。おっとりした優しそうな顔をしている。髪は友人Aよりやや黒っぽい。
彼女は赤ん坊に慣れているようで、気後れすることなくこっちに手を伸ばしてきた。
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「ふふ。指を握ってくれたわ。まだ人見知りとかは無いのね」
「そうなの。びっくりするくらい物怖じしないのよ。夜もあんまり泣かないから助かってるわ」
ミフィーは何だか自慢そう。
母親が嬉しそうにしてるとこっちまで何だか嬉しくなる気がするから不思議だ。
さて、もっと優秀な息子っぷりを披露するかと思ったところで、お腹が空いてきたことに気づいた。
ミフィーを見上げると何とも楽しそうに友達と話している。
邪魔しちゃ申し訳ないが、でもお腹が空いたと意識したら余計に空腹感がハンパない。
「み~、あ~(ミフィー、お腹空いたよぅ)」
言いながら彼女に向かって手を伸ばす。
耳のいい彼女はすぐに気づいてくれて、
「あら、シュリ。お腹が空いたのかしら?」
「う~(うん)」
すぐに優しく抱き上げてくれた。
シュリは手を伸ばし、母の胸をパフパフと叩く。お腹が空いた合図だ。
ミフィーももう慣れたもので、にっこりと笑って、
「あ、やっぱりお腹が空いちゃったみたい。ちょっと失礼しておっぱいあげちゃうね?」
そんな断りの言葉をいれ、その場でぺろんとおっぱいを露出させた。
え~、みんなの前でなんて恥ずかしいーとは思うものの、空腹感には勝てずに、目の前に差し出された乳首にぱくりと吸いつく。
後はもう、本能に任せるまま、一生懸命飲んだ。
(あ~、薄くてなま暖かいなぁ。でも、美味しくはないけど、何だかなごむんだよなぁ。こうしてミフィーのおっぱい飲んでると)
そんな事を思いながら、お腹いっぱい飲む。
満足して乳首を解放すると、
「ミフィー、私がげっぷさせてあげるわ」
そう言って、友人Cに体をかっさらわれた。
だが、さすが経産婦。
赤ん坊の扱いには慣れたもので、縦抱っこされてとんとんと優しく背中を叩かれると、なすすべなくげっぷをさせられてしまった。
そのまま彼女が抱っこしてくれるみたいなので、大人しく抱かれていると、
「でも、本当に手の掛からない子みたいね?お腹が空いてもいつもあんな感じなの?」
「ええ、そうなの。私があまりに気づかないとぐずったりする事もあるけど」
「いいなぁ、うらやましい」
友人Cは心からそう言ってるみたい。男の赤ん坊は本当に大変みたいだ。
シュリはミフィーを見上げる。ミフィーにはそんな苦労はさせないからと、そんな思いをこめて。
もちろんミフィーには何一つ伝わってないだろうけど。
そんな中、ミフィーがその場を中座する。どうやら、友人一同にお茶を入れに行ったらしい。
いってらっしゃーい、と素直に見送る。
彼女がいなくなったこの場で、どれほどのカオスが展開されるかなど、思いもしないまま。
それにしても本当に可愛い赤ちゃんだな、と友人C改めクレアは腕の中でこちらを見上げてくるシュリを見つめた。
その眼差しが何だか熱っぽく、潤んだ瞳が妙な色気を発している。
彼女は自分が息を荒くしている事に気づいているのだろうか?いや、気づいていまい。
クレアの横から彼女の変化など気づく様子もなく、友人A改めリザリーがシュリの顔をのぞき込んでくる。
サービス精神旺盛なシュリは、にこっと笑ってそれを迎えた。
「あ、笑った。可愛いなぁ~。ね、クレア。赤ちゃんってこんなに可愛いものなの?」
「ん~、うちの子は普通にくそガキよ。赤ん坊の頃も、可愛いとは思ってたけど、この子に比べちゃうと、ねぇ」
「へえ、そんなに違うんだねぇ。指、握るかなぁ。あっ、握った!かぁわいい~。ほら、アンも近くで見てみなよ。すっごい可愛いよ」
呼ばれた友人B改めアンもひょいとこちらをのぞき込んできた。
サービスサービス、とシュリは笑顔をふりまく。これも母親孝行だ、と。
「可愛いわねぇ。こりゃ、将来が心配だわ」
「将来が心配って?」
「綺麗な顔してるし、女泣かせな男になりそう」
「あ~、わかる。すっごい女の子にモテる子に成長しそうよね」
大人の女3人に代わる代わる誉められて嬉しくなったシュリは、出血大サービスばりに愛想を振りまく。
少しずつ、彼女達の視線にこもる熱が増大している事に気づかないまま。
「なんか、この子見てるとやばいわね」
「やばいって?」
「ん~、なんかうずうずするというか」
「あ、それわかる。さっきから私もなんだかおかしいもの。抱っこしてるから特に、なのかも」
「ほら、さっきミフィーがおっぱいあげてたでしょ?あれ見てたらさぁ……」
「あ、私も思った。ミフィーが羨ましくて……」
「え、なになに?」
「あれ、リザリーは思わなかった?」
「だから、なにを?」
「「おっぱい、吸ってもらいたいなぁって」」
クレアとアン、二人の声が重なった。
なんとも驚愕な言葉にリザリーの、他の二人に比べて幼げな顔がみるみる赤くなる。
そして赤い顔のまま、シュリの方をちら見して、
「あ~、言われてみれば確かに……」
リザリー、おまえもか!?ーシュリはびっくりしてリザリーの顔を見上げてしまう。
シュリが自分の方を見た事に気づいたリザリーは、更に頬を上気させた。
なんだかこのままではまずい気がするとは思うものの、何といっても新生児、自分一人じゃ何にも出来やしない。
出来るのは祈ることだけだ。
ミフィー、早く帰ってきて。可愛い息子がおっきいお姉様方に食べられちゃうよ、と。
「ミフィー、まだ来ないよね?」
リザリーが探るようにキッチンの方を見る。
「よし、じゃあ今のうちね」
頷くアン。
「大丈夫。ミフィーが戻ってきても、ちょっと母親気分を味わいたくて♪って言えば納得してくれるわ」
納得するか!!ーとそんなシュリのつっこみに気づくことなく言い切るクレア。
その言葉を合図としたように、いそいそとリザリーとアンが胸元をはだけ始めた。
(ちょっと待てーーー!!!)
そんなおねー様方を前に、シュリの声にならない叫びが心の中でむなしく響いた。
そして数分後、出来上がったのは頬を上気させて非常に満足そうなおねー様方三人に、ちょっぴりアンニュイな赤ん坊が一人。
(人前で公開授乳ごっこ……これってどんだけ羞恥プレイなのさ……)
もう、何というか、恥ずかしいを通り越して、なんだかブルーな気分である。
だが、シュリはこの先に更なる羞恥地獄が待っていることなど、まだ知りもしなかった。
まだ生まれて一年にも満たない身の上で、おねー様達の大人な欲望の餌食となってしまったシュリは、赤ん坊とは到底思えない重々しい吐息をもらす。
と、その瞬間、シュリの体がぷるぷるっと震えた。
(おっと、生理現象だ)
こればっかりは我慢できない。
おむつの中にするのはやっぱり慣れないが、今は仕方がない。
早く動き回れるようになって、トイレくらい自分で行きたいものだーそんな事を考えつつ、おしっこを垂れ流す。
何ともいえない開放感。
よほど気持ちよさそうな顔をしていたのだろう。そんなシュリの様子をリザリーがめざとく見ていた。
「あ、シュリ君、なんだか気持ちよさそうな顔してる」
「ほんとだ。すっごく気持ちよさそうだね」
「ん~、これはおしっこかな?ほんとう、気持ちよさそう」
三人が、赤く染まった顔でこっちを見ている。
人が気持ちよく放尿しているところを観察しないでほしい。なんだかこっちが恥ずかしくなってくる。
そんな風に思っていると、三人がこそこそ何か相談を始めた。
「ね、まだ帰ってこないね、ミフィー」
「そ、そうね。ね、ねえ、クレア。おしっこしたおむつ、早く替えてあげた方が良くない」
「え?そんなに慌てて替えなくても……」
「替えた方がいいよね?」
「え?ああ、そうね。替えた方が良いかも。か、替えちゃおうか」
そんなにおしっこ臭いおむつをかえたいのかと、何となくじとっとした目で三人を見上げる。
なんだか鼻息が荒いし、ちらちらこちらを見てくる目には欲望が見え隠れしている気がした。
危険だ。危険な匂いがする!
(こ、今度こそミフィーを読んだ方が良いかも。よし、泣いちゃおう!)
だが、そう思ってもすぐ泣けるものではない。
泣こう泣こうと努力しているうちに、女達三人は覚悟を決めたようだ。
「さ~、シュリ君。おむつ替えようね~?」
子供に一番慣れているクレアが躊躇のかけらもなく手を伸ばしてきた。
泣き叫ぶ間もなく、あっという間におむつがはぎ取られる。
おしっこで蒸れていた股間が解放されたのは気持ちいいが、そこに女達の視線が集中していて居心地は悪い。
「わ~、可愛いなぁ。ぷるんぷるんで、食べちゃいたいくらい……」
うっとりと、リザリー。
(いや、食べるのはやめて欲しい。大きくなったらこれで女の子を泣かせまくるという野望があるのだ。どこまで育つかは未知数だが大事に育てたい)
「ねぇ、クレア。これ、触ったら大きくなる?大きくなるよね??早く大きくなんないかな」
ねっとりとアンの声。
(や、赤ん坊だし大きくはならないって。性教育で習わなかった?そういう風に大きくなるのはまだ大分先だから、は、早まらないでっ)
今にも手を伸ばしてきそうなアンに、心の中で叫ぶ。
まだ、ミフィーは戻らない。
やばい、赤ちゃんなのに貞操の危機だ。
ここは経産婦で子育て経験のあるクレアに常識を期待しよう、とクレアを見上げて愕然とする。
「ふふふ。おっぱいの吸い方もうちの子とまるで違ったし、シュリ君はそういう才能があるのかも。と、ということは、この可愛いおちんちんにも、う、うちの子とは違う機能が備わってるかも……」
ある意味クレアが一番興奮しているように見えた。
さっき彼女のおっぱいを吸わざるを得ない状況に追い込まれたとき、ついつい彼女の息子に対抗心を燃やしてうっかりハッスルしてしまったのが仇となった。
しかも、彼女は赤ん坊に慣れていて、触ることに遠慮がない。
どこまでなら平気か、分かっているからだ。
(才能ってなに!?ちょ、落ち着いて!!あんたの息子と一緒だって!!変な特殊機能とか、ついてないから!!!)
叫んでも、心の声は届かない。
「だ、大丈夫。拭いて綺麗にするだけだから。あら、タオルが無いわね。じゃ、じゃあ、ここはお母さんらしく舐めて綺麗に……」
拭いて綺麗にしたいけどタオルがないという事実を免罪符に、クレアの顔が近づいてくる。
誰か止めてくれとリザリーとアンの顔を見るが、二人は発情しきった顔で食い入るようにクレアの行為を見守るだけ。
や、役にたたねぇーと二人に頼るのは諦め、何とか時間を稼ごうと手足をばたばたする。
しかし、赤ん坊のそんな抵抗など、何の役にも立たず。クレアの顔が、近づいてきてー。
(だめ、だめだって!!お母さんだって普通そんな事しないから!!お願いだから、タオルっ、タオルでっ!!!ミフィー、助けて、ヘルプ!ミフィー!!あーーーーー!!!)
そんな声にならない叫びが、シュリの胸の中でむなしく響いた。
「みんな、おまたせ~。遅くなってごめんねぇ。あら、おむつ替えてくれたのね?ありがとう、助かるわぁ」
ミフィーが人数分のお茶とお菓子を持って戻ってきたのは数分後の事。
クレアもアンもリザリーも、服装をきちんと正してそしらぬ顔で彼女を迎える。
三人のほっぺただけが、まだ少し赤い。
「シュリ、お利口にしてた?あら?何だかぼーっとしてるのね?」
ミフィーにのぞき込まれたシュリの顔は、何だか魂が抜けたような顔をしていた。
(しくしく。ミフィーにだってなめられた事がないのに……もうお婿にいけない……)
だが、そんな息子の心の声がミフィーに届くわけもなく、シュリの美人で可愛くてちょっと天然なお母さんは首を傾げつつ、友人とのお茶のみ話に花を咲かせるのだった。
その日のミフィーは三人の仲良しから口々に愛息子を誉められてたいそうご満悦だったという。
その日から、ミフィーの友人達が代わる代わるシュリの子守に名乗り出るようになったのだった。
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――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
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この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
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