343 / 545
第三→四部 旅路、そして新たな生活
間話 フィー姉様とリメラ、ときどきアガサ③
しおりを挟む
諸々の挨拶をすませ、妙に疲れた気分で学院を後にしようとしたシュリは、なにか忘れている気がしてアビスの腕の中でかすかに首を傾げる。
アビスが主のそんな愛らしい姿に思わず目を細めつつ、学院の門をくぐろうとしたその時、腕の中の主の姿が忽然と消えた。
「シュリ様!?」
慌てて周囲を見回したアビスは、その時やっと己が常とは違う空間にいることに気がついた。
さっきまで確かに感じていたたくさんの人の気配の感じられないその空間には、自分とシュリと、後もう1人。覚えのない人物の気配がした。
「私に会わずに帰ろうだなんて。ひどいわ、シュリ」
恨みがましくも妖艶な声がするりと耳に入り込んでくる。
「あ、何か忘れてるなぁって思ったら、アガサの事だったのか。ごめん、色々衝撃的な事があってさ」
対する主の声は脳天気で愛らしく、聞いているだけで頬がゆるむ。
だが、声は確かにするのに、見回す周囲に声の主の姿はなく。
(目線の高さに人影はない……ということは、上か)
その推測のもと、ばっと顔を上へ向けたアビスの視線の先には見知らぬ女の腕に抱かれた主の姿があった。
コウモリのものに似た艶やかな黒い翼も、逆さハートを先端につけたような漆黒のしなやかな尾も、人のものではあり得ない。
そして、体の中を半分だけ流れる魔人族の血が訴えていた。
アレは己と同じ側のモノだ、と。
(魔族が、なぜ王都に!?)
半分は魔人族の血を引きながらもちゃっかり王都で職を得ていた自分達のことは棚に上げて、アビスは歯噛みする。
魔の本能で、目の前の女が自分より格上の存在だと明らかに感じつつも、どうにかして主を取り戻さねばと、アビスは宙に浮かぶ女を睨みあげた。
その明らかな敵意に気づいた女……アガサは、目を細めてアビスを見下ろした。
「あらあら、毛を逆立てた子猫ちゃんがこっちを威嚇してるわね」
どうしようかしら、とアガサが冷ややかに笑う。
普段擬態している、高等魔術学院の院長という表向きの顔の時は決して見せない表情だ。
あっちの姿は上品な老婦人の姿で、シュリの知る限りいつもにこにこと朗らかな笑顔を崩さない。
一緒に過ごしていて安心できるのはあっちの猫をかぶった方の姿なのだが、半夢魔のこちらの姿の方がアガサの本性には近いのだろうということは理解している。
とはいえ、このまま放置してアガサとアビスが喧嘩をはじめてしまっても困るので、
「アビス。僕は大丈夫だから。それにこの人、知り合いだし」
急いでアビスにそう声をかけておく。
だが、アビスが警戒を解くよりも早く、アガサの方がシュリの言葉に食いついた。
「知り合い、だなんて。寂しい紹介の仕方はやめてちょうだい。他にもっとふさわしい紹介の仕方、あると思わない?」
拗ねたように唇を尖らせるアガサに、シュリは素で首を傾げる。
知り合い、以外にどう紹介しろというのだろう?
友達、と紹介するには少々年齢差がありすぎる気もするし、とシュリは少々頭を悩ませてから、
「えーっと、おばー様の昔の冒険者仲間?」
「シュリ?」
「じゃあ、おばー様の友達??」
「シュリ……」
「じゃあじゃあ、奮発して、おばー様の親友! これで決まりだよね? あ、おばー様からの苦情はアガサの方で処理してね?」
「決まりだよね、じゃないわよっ!! ヴィオラから離れなさい、ヴィオラから!!」
「ええぇぇ~?」
我慢の限界だとばかりにアガサに叱られ、シュリは困った顔で再び首を傾げる。
アガサの欲しい称号は、どうやらヴィオラ関連ではなかったらしい。
でも、そうなるとやっぱり……
「じゃあ、僕の……えーっと、親しい知り合い?」
そんなのくらいしか思い浮かばない。
だがやはり、そんな称号でアガサが満足してくれる様子は微塵もなく、
「じゃあ、友達! これでいい??」
面倒くさくなったシュリは年の差を無視してアガサを友達にランクアップした。
しかしそれでもアガサからうなずきは返って来ず、
「ダ・メ。もっと他にあるでしょう? 私とシュリの関係性を表すのにふさわしい言葉」
甘い声音でだめ出しをされる。
しかし、そんな風にいわれても思いつかないものは思いつかない。
「ええ~……。他に何かあるかなぁ」
「んもぅ、じらし上手なんだからぁ」
「いや、じらしてるつもりはないんだけど……参考までに、アガサは僕にどんな言葉を求めてるわけ?」
「そうねぇ。スタンダードなところで恋人、とか。あ、でも、別に愛人とかでも……」
「却下。アガサは別に僕の恋人じゃないし、愛人でもないでしょ?」
「ええぇ~……ダメ?」
むぎゅう、と押しつけられるおっぱいはとても気持ちがいいが、それとこれとは話が別である。
世間一般の男子ならこれで堕ちていただろうが、この年にしてある意味百戦錬磨なシュリにはそこまでの効果はなかった。
とはいえ、気持ちいいことは気持ちよかったが。
「ダメだよ。やっぱり友達か知りあ……」
きっぱり首を振るシュリの頬にそっと手を添えて、アガサはシュリの言葉を己の唇で封じた。
防ぐ間もなくぬるりと舌が入り込んできて、まるで別の生き物のように動き回り、シュリを翻弄する。
(……やっぱりアガサのキスって別次元だなぁ)
シュリが思わずそんな感想を抱くほど、夢魔の血を引くアガサの口づけは巧みで。
珍しくシュリが防戦一方の戦いとなった。
「……ねぇ、ダメ?」
たっぷり時間をかけてシュリを追いつめ、勝利を確信したアガサは濡れた唇をなめてから、甘く問いかける。
恐らく。
シュリ以外の男子ならコロリと陥落していたに違いない。
しかし、どうにかこうにかシュリは持ちこたえた。
「ダ・メ、だよ。アガサは僕の友達。それで良いでしょ?」
上気した頬に潤んだ瞳でシュリは上目遣いでアガサを軽く睨む。
愛らしくも色香あふれるその仕草を前に、アガサの防御力など、ゼロに等しかった。
そんな状態で、シュリの言葉を拒めるわけもなく。
「わかったわ。お友達でいいわよ。もう、シュリにはかなわないわね」
苦笑混じりにそう答え、アガサは己の負けを認めた。
ようやくアガサを屈服させたシュリは、嬉々として己の執事の方を振り向く。
これでようやくアガサの紹介を完了できる、と。
凛々しい執事の姿を求め、視線を巡らせたシュリはどうしても望んだものを見つけることが出来ずに、首を傾げる。
といっても、アビスの姿がなかったわけではなく。
アビスの姿は確かにそこにあった。
ありはしたのだが。
そこにいつもの凛々しさの欠片さえなく。
内股になった足は何かを耐えるようにプルプルして、その頬は熟れたリンゴの様に赤く。
潤んだ瞳は熱い欲望をたたえて懇願するようにシュリを見つめていた。
己の執事の明らかに発情した姿を突きつけられ、シュリの頬がひくっとひきつる。
いつかは来ることだと思っていたが、アビスもその姉のルビスも状態はまだ安定しており、もうしばらく先のことだと思っていたのに。
「あらあら。すっかり出来上がっちゃってるわねぇ」
アガサは面白そうにそんな言葉を唇に乗せ。
(一体誰のせいだと思ってるんだよ!)
シュリはちょっとプリッとしつつアガサを横目で睨み、突き刺さるアビスの熱い視線に小さなため息をこぼした。
アビスが主のそんな愛らしい姿に思わず目を細めつつ、学院の門をくぐろうとしたその時、腕の中の主の姿が忽然と消えた。
「シュリ様!?」
慌てて周囲を見回したアビスは、その時やっと己が常とは違う空間にいることに気がついた。
さっきまで確かに感じていたたくさんの人の気配の感じられないその空間には、自分とシュリと、後もう1人。覚えのない人物の気配がした。
「私に会わずに帰ろうだなんて。ひどいわ、シュリ」
恨みがましくも妖艶な声がするりと耳に入り込んでくる。
「あ、何か忘れてるなぁって思ったら、アガサの事だったのか。ごめん、色々衝撃的な事があってさ」
対する主の声は脳天気で愛らしく、聞いているだけで頬がゆるむ。
だが、声は確かにするのに、見回す周囲に声の主の姿はなく。
(目線の高さに人影はない……ということは、上か)
その推測のもと、ばっと顔を上へ向けたアビスの視線の先には見知らぬ女の腕に抱かれた主の姿があった。
コウモリのものに似た艶やかな黒い翼も、逆さハートを先端につけたような漆黒のしなやかな尾も、人のものではあり得ない。
そして、体の中を半分だけ流れる魔人族の血が訴えていた。
アレは己と同じ側のモノだ、と。
(魔族が、なぜ王都に!?)
半分は魔人族の血を引きながらもちゃっかり王都で職を得ていた自分達のことは棚に上げて、アビスは歯噛みする。
魔の本能で、目の前の女が自分より格上の存在だと明らかに感じつつも、どうにかして主を取り戻さねばと、アビスは宙に浮かぶ女を睨みあげた。
その明らかな敵意に気づいた女……アガサは、目を細めてアビスを見下ろした。
「あらあら、毛を逆立てた子猫ちゃんがこっちを威嚇してるわね」
どうしようかしら、とアガサが冷ややかに笑う。
普段擬態している、高等魔術学院の院長という表向きの顔の時は決して見せない表情だ。
あっちの姿は上品な老婦人の姿で、シュリの知る限りいつもにこにこと朗らかな笑顔を崩さない。
一緒に過ごしていて安心できるのはあっちの猫をかぶった方の姿なのだが、半夢魔のこちらの姿の方がアガサの本性には近いのだろうということは理解している。
とはいえ、このまま放置してアガサとアビスが喧嘩をはじめてしまっても困るので、
「アビス。僕は大丈夫だから。それにこの人、知り合いだし」
急いでアビスにそう声をかけておく。
だが、アビスが警戒を解くよりも早く、アガサの方がシュリの言葉に食いついた。
「知り合い、だなんて。寂しい紹介の仕方はやめてちょうだい。他にもっとふさわしい紹介の仕方、あると思わない?」
拗ねたように唇を尖らせるアガサに、シュリは素で首を傾げる。
知り合い、以外にどう紹介しろというのだろう?
友達、と紹介するには少々年齢差がありすぎる気もするし、とシュリは少々頭を悩ませてから、
「えーっと、おばー様の昔の冒険者仲間?」
「シュリ?」
「じゃあ、おばー様の友達??」
「シュリ……」
「じゃあじゃあ、奮発して、おばー様の親友! これで決まりだよね? あ、おばー様からの苦情はアガサの方で処理してね?」
「決まりだよね、じゃないわよっ!! ヴィオラから離れなさい、ヴィオラから!!」
「ええぇぇ~?」
我慢の限界だとばかりにアガサに叱られ、シュリは困った顔で再び首を傾げる。
アガサの欲しい称号は、どうやらヴィオラ関連ではなかったらしい。
でも、そうなるとやっぱり……
「じゃあ、僕の……えーっと、親しい知り合い?」
そんなのくらいしか思い浮かばない。
だがやはり、そんな称号でアガサが満足してくれる様子は微塵もなく、
「じゃあ、友達! これでいい??」
面倒くさくなったシュリは年の差を無視してアガサを友達にランクアップした。
しかしそれでもアガサからうなずきは返って来ず、
「ダ・メ。もっと他にあるでしょう? 私とシュリの関係性を表すのにふさわしい言葉」
甘い声音でだめ出しをされる。
しかし、そんな風にいわれても思いつかないものは思いつかない。
「ええ~……。他に何かあるかなぁ」
「んもぅ、じらし上手なんだからぁ」
「いや、じらしてるつもりはないんだけど……参考までに、アガサは僕にどんな言葉を求めてるわけ?」
「そうねぇ。スタンダードなところで恋人、とか。あ、でも、別に愛人とかでも……」
「却下。アガサは別に僕の恋人じゃないし、愛人でもないでしょ?」
「ええぇ~……ダメ?」
むぎゅう、と押しつけられるおっぱいはとても気持ちがいいが、それとこれとは話が別である。
世間一般の男子ならこれで堕ちていただろうが、この年にしてある意味百戦錬磨なシュリにはそこまでの効果はなかった。
とはいえ、気持ちいいことは気持ちよかったが。
「ダメだよ。やっぱり友達か知りあ……」
きっぱり首を振るシュリの頬にそっと手を添えて、アガサはシュリの言葉を己の唇で封じた。
防ぐ間もなくぬるりと舌が入り込んできて、まるで別の生き物のように動き回り、シュリを翻弄する。
(……やっぱりアガサのキスって別次元だなぁ)
シュリが思わずそんな感想を抱くほど、夢魔の血を引くアガサの口づけは巧みで。
珍しくシュリが防戦一方の戦いとなった。
「……ねぇ、ダメ?」
たっぷり時間をかけてシュリを追いつめ、勝利を確信したアガサは濡れた唇をなめてから、甘く問いかける。
恐らく。
シュリ以外の男子ならコロリと陥落していたに違いない。
しかし、どうにかこうにかシュリは持ちこたえた。
「ダ・メ、だよ。アガサは僕の友達。それで良いでしょ?」
上気した頬に潤んだ瞳でシュリは上目遣いでアガサを軽く睨む。
愛らしくも色香あふれるその仕草を前に、アガサの防御力など、ゼロに等しかった。
そんな状態で、シュリの言葉を拒めるわけもなく。
「わかったわ。お友達でいいわよ。もう、シュリにはかなわないわね」
苦笑混じりにそう答え、アガサは己の負けを認めた。
ようやくアガサを屈服させたシュリは、嬉々として己の執事の方を振り向く。
これでようやくアガサの紹介を完了できる、と。
凛々しい執事の姿を求め、視線を巡らせたシュリはどうしても望んだものを見つけることが出来ずに、首を傾げる。
といっても、アビスの姿がなかったわけではなく。
アビスの姿は確かにそこにあった。
ありはしたのだが。
そこにいつもの凛々しさの欠片さえなく。
内股になった足は何かを耐えるようにプルプルして、その頬は熟れたリンゴの様に赤く。
潤んだ瞳は熱い欲望をたたえて懇願するようにシュリを見つめていた。
己の執事の明らかに発情した姿を突きつけられ、シュリの頬がひくっとひきつる。
いつかは来ることだと思っていたが、アビスもその姉のルビスも状態はまだ安定しており、もうしばらく先のことだと思っていたのに。
「あらあら。すっかり出来上がっちゃってるわねぇ」
アガサは面白そうにそんな言葉を唇に乗せ。
(一体誰のせいだと思ってるんだよ!)
シュリはちょっとプリッとしつつアガサを横目で睨み、突き刺さるアビスの熱い視線に小さなため息をこぼした。
0
お気に入りに追加
2,134
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
転生魔竜~異世界ライフを謳歌してたら世界最強最悪の覇者となってた?~
アズドラ
ファンタジー
主人公タカトはテンプレ通り事故で死亡、運よく異世界転生できることになり神様にドラゴンになりたいとお願いした。 夢にまで見た異世界生活をドラゴンパワーと現代地球の知識で全力満喫! 仲間を増やして夢を叶える王道、テンプレ、モリモリファンタジー。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる