323 / 545
第三→四部 旅路、そして新たな生活
第289話 ルバーノ王都屋敷の使用人達
しおりを挟む
持ってきた荷物を全て運び込み、一通りの配置を終えた後、忙しく動き回っていた使用人達はみんな部屋から出ていった。
キキも、人数分のお茶を入れた後、何かあったら呼んで下さいとの言葉を残して部屋の外へ。
部屋の中には、アズベルグから共に旅してきた面々だけが残された。
といっても、御者のおじさんだけはこの場にいないのだが。
「さすがは王都。おいしそうなお菓子ね~。いっただきまぁす」
そんな言葉と共に早速ヴィオラがお菓子に手を伸ばし、口いっぱいにほおばった。
シュリはそんな、全くおばー様に見えないおばー様を微笑ましそうに見つめてから、己もお茶に口を付ける。
そして、ジュディス、シャイナ、カレンにもお茶とお菓子を勧めた。
三人は、どうしようかと一瞬目を見交わしたが、アズベルグではシュリと同じテーブルでお茶の時間を過ごすことは日常的だった。
そのことを考えると、ここで固辞したところで今更感はある。
それに、お茶は人数分用意されており、無駄にするのももったいなかろう、と言うことで、三人は長くは悩まず、シュリに促されるままお茶に口を付けた。
そうして、お茶一杯分の時間を楽しみ、シャイナが全員の茶器を片づけ終わる頃、それを見計らったように部屋のドアがノックされた。
「シュリ様。アビスでございます。主だった使用人を連れて参りました。ご挨拶させていただいてもよろしいでしょうか?」
ドアの向こうから聞こえてきたのは、予想していたとおりアビスの声。
「もちろん。どうぞ、入って」
シュリは、男装の麗人な執事長の声に快く答え、入室を促した。
「失礼いたします」
最初に入ってきたアビスは、さっきと変わらずきっちりした男装の麗人っぷり。
オールバックに整えられた髪型も凛々しく、切れ長の目でシュリを認めると、洗練された仕草で頭を下げた。
「失礼しますぅ」
続いて入ってきたのはメイド服に身を包んだ女性。
身長はそれほど高くなく、幼げに見える顔立ち。
だが、ゆるっとややだらしなく纏められた黒髪やぷっくり肉感的な唇、そして何よりメイド服を押し上げるご立派なお胸が、ちょっとけしからんくらいの色気を醸し出していた。
彼女はアビスと同じ、黒曜石の瞳でシュリを認めると、とても人懐こく微笑んだ。
そして、
「やっぱ可愛い。美味しそうなボーヤだわぁ」
と、なぜか舌なめずり。
そう言った反応に慣れっこなシュリは特に咎める事もしなかったが、アビスが慌てたようにメイドさんの方を振り返る。
「お姉さ……失礼。ルビス。シュリ様は今日からこの屋敷の主となられる方ですよ。わきまえなさい」
即座にアビスから教育的指導が入ったが、なんだか聞き捨てならない言葉を聞いた気がした。
(今、お姉さまって、そう言い掛けたよね? アビスじゃなくて、こっちのメイドさんがお姉さんなのかぁ。アビスの方がお兄さ……違った。お姉さんっぽく見えるのに、人は見かけによらないもんだなぁ)
そんなことを考えながら、シュリはまじまじとルビスと呼ばれたメイドさんを見つめた。
髪と瞳の色はアビスと一緒。
顔立ちも、よーく観察してみれば似ているような気がする。
雰囲気が違いすぎて、ちょっと見ただけでは気づけないレベルではあるが。
「はぁい、ごめんなさぁい」
シュリが興味深く見つめる前で、ルビスは妹からの叱責に謝罪を返し、ぺろっと赤い舌を覗かせた。
「謝罪は私ではなくシュリ様に……」
「はいはい、わかってるわよぉ」
ルビスは妹のさらなる小言を遮って、シュリの前に進み出る。
そして、しゃがみ込んでシュリの目線に己の目の高さをあわせると、
「さっきはごめんなさぁい。シュリ様があんまり可愛くてつい。許していただけますかぁ?」
主に相対しているとは思えないほど甘く砕けた口調だったが、その瞳はどこか冷めているように見えた。
そのギャップに少々面食らいつつも、シュリはアビスと同様ルビスも、まだ己のスキルの影響下にないということに気づいていた。
(姉妹揃って、かぁ。なにか特殊な耐性スキルでも持ってるのかな?? まぁ、二人揃って好きな人がいる可能性もあるけど)
考えはしたものの、別に二人から好かれないと困るわけでもない。
シュリに夢中じゃなくても、二人とも仕事の手を抜いたりなんかしないだろうし。
むしろ、このまま、適度な距離を保てたほうが面倒は少なそうだ。
とそんな訳で、出来るだけこのままの状態を保っていきたいと思うシュリは、今後も当たり障りのない対応を心がけよう、とひっそり決意する。
そんな決意の元、
「いいよ。僕も堅苦しいのは苦手だしね」
にっこり微笑み、シュリは鷹揚に答えた。
そんなシュリの態度を値踏みするように目を細め、ルビスもまた唇の端をきゅっと持ち上げて完璧な笑顔を返す。
その瞳は、全く笑っていなかったが。
「うふっ。ありがとうございますぅ~。シュリ様はぁ、お堅い女より、私みたいな方がお好きですよねぇ?」
あざといくらいに媚びを売ってくれるのだが、目が笑ってないからちょっと怖い。
といっても、シュリほど女性に親しんでいない一般男性であれば、コロッとだまされてしまうレベルだとは思うけれど。
「そうだねぇ。確かにルビスは親しみやすい、かな?」
「じゃあじゃあ、夜のお呼びは私だけに、ね? アビスちゃんはそういうの、許せないタイプ、ですから」
うふふっ、とルビスは意味ありげに笑い、シュリの返事を待たずにすっと後ろに下がった。
アビスが、まさか姉に夜伽を命じるつもりでは!? と、殺気のこもった視線を飛ばしてきたので、後ろに控える忠実な三人がそれにお応えする前に、苦笑混じりの返事を返した。
「夜の呼び出しをするつもりはないよ。見ての通り、僕はまだまだお子様だし、ね」
十分間に合ってるし、とは口に出さず、シュリは穏やかにそう伝える。
「コ、コホン。な、ならいいのです。お姉さ……ルビスも、不用意な発言は控えるように」
「……はぁい」
アビスはシュリの言葉に納得したようだが、ルビスは納得していないようだった。
彼女から向けられる疑いの眼差しに、
(ん~、なんだか一悶着ありそうだけど……ま、いっか。なんとかなるでしょ)
そんな風に思いつつ、そっと気づかない振りをして、その後も次々と紹介される使用人達と挨拶を交わしていく。
ルビス以外はもうすっかりシュリに友好的で、とりあえず面倒事はなさそうである。
アビスも、過度な好感は抱いていないようだが、特に反感を抱いている様子はないし。
(ルビスのことは、まあ、もう少し生活が落ち着いてから何か対応すればいいか)
そうして過ごしている内に、彼女の中の何らかの不信感も薄れてくれるかもしれないし。
シュリはそう考え、ルビスの事は一旦放置しておくことにした。
放っておいても別に支障はないだろうと考えての措置だったが、後でシュリはこのときの判断を後悔することになる。
なる、のだが、今はまだそんなこと知る由もなく、
「みんな、これからよろしくね」
そんな言葉とともにのほほんと微笑むのだった。
キキも、人数分のお茶を入れた後、何かあったら呼んで下さいとの言葉を残して部屋の外へ。
部屋の中には、アズベルグから共に旅してきた面々だけが残された。
といっても、御者のおじさんだけはこの場にいないのだが。
「さすがは王都。おいしそうなお菓子ね~。いっただきまぁす」
そんな言葉と共に早速ヴィオラがお菓子に手を伸ばし、口いっぱいにほおばった。
シュリはそんな、全くおばー様に見えないおばー様を微笑ましそうに見つめてから、己もお茶に口を付ける。
そして、ジュディス、シャイナ、カレンにもお茶とお菓子を勧めた。
三人は、どうしようかと一瞬目を見交わしたが、アズベルグではシュリと同じテーブルでお茶の時間を過ごすことは日常的だった。
そのことを考えると、ここで固辞したところで今更感はある。
それに、お茶は人数分用意されており、無駄にするのももったいなかろう、と言うことで、三人は長くは悩まず、シュリに促されるままお茶に口を付けた。
そうして、お茶一杯分の時間を楽しみ、シャイナが全員の茶器を片づけ終わる頃、それを見計らったように部屋のドアがノックされた。
「シュリ様。アビスでございます。主だった使用人を連れて参りました。ご挨拶させていただいてもよろしいでしょうか?」
ドアの向こうから聞こえてきたのは、予想していたとおりアビスの声。
「もちろん。どうぞ、入って」
シュリは、男装の麗人な執事長の声に快く答え、入室を促した。
「失礼いたします」
最初に入ってきたアビスは、さっきと変わらずきっちりした男装の麗人っぷり。
オールバックに整えられた髪型も凛々しく、切れ長の目でシュリを認めると、洗練された仕草で頭を下げた。
「失礼しますぅ」
続いて入ってきたのはメイド服に身を包んだ女性。
身長はそれほど高くなく、幼げに見える顔立ち。
だが、ゆるっとややだらしなく纏められた黒髪やぷっくり肉感的な唇、そして何よりメイド服を押し上げるご立派なお胸が、ちょっとけしからんくらいの色気を醸し出していた。
彼女はアビスと同じ、黒曜石の瞳でシュリを認めると、とても人懐こく微笑んだ。
そして、
「やっぱ可愛い。美味しそうなボーヤだわぁ」
と、なぜか舌なめずり。
そう言った反応に慣れっこなシュリは特に咎める事もしなかったが、アビスが慌てたようにメイドさんの方を振り返る。
「お姉さ……失礼。ルビス。シュリ様は今日からこの屋敷の主となられる方ですよ。わきまえなさい」
即座にアビスから教育的指導が入ったが、なんだか聞き捨てならない言葉を聞いた気がした。
(今、お姉さまって、そう言い掛けたよね? アビスじゃなくて、こっちのメイドさんがお姉さんなのかぁ。アビスの方がお兄さ……違った。お姉さんっぽく見えるのに、人は見かけによらないもんだなぁ)
そんなことを考えながら、シュリはまじまじとルビスと呼ばれたメイドさんを見つめた。
髪と瞳の色はアビスと一緒。
顔立ちも、よーく観察してみれば似ているような気がする。
雰囲気が違いすぎて、ちょっと見ただけでは気づけないレベルではあるが。
「はぁい、ごめんなさぁい」
シュリが興味深く見つめる前で、ルビスは妹からの叱責に謝罪を返し、ぺろっと赤い舌を覗かせた。
「謝罪は私ではなくシュリ様に……」
「はいはい、わかってるわよぉ」
ルビスは妹のさらなる小言を遮って、シュリの前に進み出る。
そして、しゃがみ込んでシュリの目線に己の目の高さをあわせると、
「さっきはごめんなさぁい。シュリ様があんまり可愛くてつい。許していただけますかぁ?」
主に相対しているとは思えないほど甘く砕けた口調だったが、その瞳はどこか冷めているように見えた。
そのギャップに少々面食らいつつも、シュリはアビスと同様ルビスも、まだ己のスキルの影響下にないということに気づいていた。
(姉妹揃って、かぁ。なにか特殊な耐性スキルでも持ってるのかな?? まぁ、二人揃って好きな人がいる可能性もあるけど)
考えはしたものの、別に二人から好かれないと困るわけでもない。
シュリに夢中じゃなくても、二人とも仕事の手を抜いたりなんかしないだろうし。
むしろ、このまま、適度な距離を保てたほうが面倒は少なそうだ。
とそんな訳で、出来るだけこのままの状態を保っていきたいと思うシュリは、今後も当たり障りのない対応を心がけよう、とひっそり決意する。
そんな決意の元、
「いいよ。僕も堅苦しいのは苦手だしね」
にっこり微笑み、シュリは鷹揚に答えた。
そんなシュリの態度を値踏みするように目を細め、ルビスもまた唇の端をきゅっと持ち上げて完璧な笑顔を返す。
その瞳は、全く笑っていなかったが。
「うふっ。ありがとうございますぅ~。シュリ様はぁ、お堅い女より、私みたいな方がお好きですよねぇ?」
あざといくらいに媚びを売ってくれるのだが、目が笑ってないからちょっと怖い。
といっても、シュリほど女性に親しんでいない一般男性であれば、コロッとだまされてしまうレベルだとは思うけれど。
「そうだねぇ。確かにルビスは親しみやすい、かな?」
「じゃあじゃあ、夜のお呼びは私だけに、ね? アビスちゃんはそういうの、許せないタイプ、ですから」
うふふっ、とルビスは意味ありげに笑い、シュリの返事を待たずにすっと後ろに下がった。
アビスが、まさか姉に夜伽を命じるつもりでは!? と、殺気のこもった視線を飛ばしてきたので、後ろに控える忠実な三人がそれにお応えする前に、苦笑混じりの返事を返した。
「夜の呼び出しをするつもりはないよ。見ての通り、僕はまだまだお子様だし、ね」
十分間に合ってるし、とは口に出さず、シュリは穏やかにそう伝える。
「コ、コホン。な、ならいいのです。お姉さ……ルビスも、不用意な発言は控えるように」
「……はぁい」
アビスはシュリの言葉に納得したようだが、ルビスは納得していないようだった。
彼女から向けられる疑いの眼差しに、
(ん~、なんだか一悶着ありそうだけど……ま、いっか。なんとかなるでしょ)
そんな風に思いつつ、そっと気づかない振りをして、その後も次々と紹介される使用人達と挨拶を交わしていく。
ルビス以外はもうすっかりシュリに友好的で、とりあえず面倒事はなさそうである。
アビスも、過度な好感は抱いていないようだが、特に反感を抱いている様子はないし。
(ルビスのことは、まあ、もう少し生活が落ち着いてから何か対応すればいいか)
そうして過ごしている内に、彼女の中の何らかの不信感も薄れてくれるかもしれないし。
シュリはそう考え、ルビスの事は一旦放置しておくことにした。
放っておいても別に支障はないだろうと考えての措置だったが、後でシュリはこのときの判断を後悔することになる。
なる、のだが、今はまだそんなこと知る由もなく、
「みんな、これからよろしくね」
そんな言葉とともにのほほんと微笑むのだった。
0
お気に入りに追加
2,134
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる