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第一部 幼年期
第五十七話 姉様とぼく④
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リュミスとの読書タイムを終えて、シュリは再び廊下を歩いていた。
彼女の本のチョイスは中々的を得ていて、面白かった。
後ろから聞こえる彼女の声も綺麗で心地よかったし、非常に満足な時間の過ごし方だった。
しかしーシュリは自分の頬を手の平で撫でながら思う。
(ほっぺって、以外と性感帯なんだなぁ)
と。
泣いたシュリを慰める為だったのか、いきなり涙を舐めとられたのには驚いた。
その行為にも、気持ちよさにも。
(こっちでは、涙を舐めるのって普通なのかな?たぶん、そうなんだろうなぁ。今まで会ってきた人って、みんなちょっとスキンシップ過剰気味だったし)
んなわけあるか!……と誰かがシュリの心の声を聞いていたら、盛大につっこんでいたに違いない。
だが、幸いにというか不幸にもというか、シュリの心の声につっこんでくれる存在はここには居なかった。
というわけで、シュリはこちらの世界での過剰なスキンシップというものに妙に寛容な子供に育っていくわけなのだが、それはもう少し後の話だ。
シュリはさっきまでより、少し上達した(ような気がする)二足歩行でほてほてと廊下を歩いていく。
流石に今日は疲れたからそろそろ部屋に戻ろうかなぁなどと考えながら。
(ちょっとお昼寝でもしようかなぁ)
と、ほややんと考えるがその願いは叶わない。
「お、シュリ、みーっけ!」
やんちゃ坊主そのものの声に振り向こうとした瞬間、体がさらわれた。
なにをするのかと尋ねるまもなく高速移動させられていく体に混乱する中、
「暇だから、ちょっとアタシと遊ぼうぜ」
風切り音と共に、耳元で聞こえるそんな声。
っていうか、この移動速度、異常じゃね?少なくとも、耳元で聞こえた声の主の年の子供の平均とはとでもじゃないが思えなかった。
「ふおぉぉぉぉーーー!!??」
「あはははは!変な声~~。楽しいだろぉ、シュリ!!ほーら、もっと速くなるぜ」
思わず漏れる悲鳴に似た声と、耳元で響く笑い声。
(いや、ちっとも楽しく無いって!!!ふ、風圧と衝撃が……)
そんなシュリの心の悲鳴に答えるものは、
・スキル[風圧耐性]を修得しました!
・スキル[衝撃耐性]を修得しました!
はい、いましたね。ちゃんと。
(あ、なんか楽になった)
ほうっと息を付き、抵抗しても仕方がないと諦めたシュリは、三番目の姉(であろう相手)の腕に、素直に身を任せるのだった。
シュリが三番目の姉様・アリスに連れて行かれた先は、屋敷の庭の少し開けた一角だった。
「シュリはコレを使えよ」
そう言って彼女が放ったのはそれなりの長さの棒きれ。
それをはしっと捕まえてアリスの方を見れば、彼女もまた棒きれを手に持っている。
彼女が子供らしからぬ様子で剣を構えるようにしっかりと棒きれを構えたのを見て、なんだか嫌な予感がした。
たらりと冷や汗を流しながらアリスを見上げていると、彼女は快活に笑って、
「シュリは男だから騎士ごっこで遊んでやる。男はやっぱり、強くないとな!!」
そんな発言と共に飛びかかってきた。
よける暇など無かったし、剣に見立てた棒きれを構えてすら居ないシュリの脳天に、棒きれが落ちる。
「ふぎっ!?」
その瞬間、目から火花が散った(気がした)
「ふおぉぉぉ……」
悲鳴にもならない声を漏らし、しゃがみ込んで脳天を両手で押さえた。
自然に涙がこぼれて止まらない。泣きたいとも思っていないのに不思議だ。
ただ、痛い。とにかく痛い。
脳天が割れてるんじゃないかと思うくらいだが、幸い、頭は割れてもいないし血も流れてはいなかった。
涙をぼろぼろこぼしながらアリスを見上げれば、
「男が泣くなよ。かっこわるい。ほら、もっと根性見せてみろ」
とまだ1歳を越えたばかりの相手に向かってそんな無茶振り。
そうして再び棒を構えたアリスを前に、シュリもまた棒を構えた。
逃げられるはずもないし、痛いのも嫌だったから。
だが、そんなものはアリスから見れば隙だらけだった。
「上は頑張っても、足下がお留守だぜ、っと」
「みっ!!」
容赦のないアリスに棒きれで足を払われ、思い切り転がされる。
一瞬息がつまり、シュリは転んだままぷるぷると震えた。
(い、痛いぃぃ……)
もう痛いのは嫌だと思った瞬間、
・スキル[痛み耐性]を修得しました!
・スキル[自動回復]を修得しました!
素敵なスキルが獲得できた。
すうっと痛みが引いて、転んだ瞬間に結構ひどくすりむいた膝の出血が止まって巻き戻すように傷が治っていく。
(おお~、痛くない。でも、やられっぱなしっていうのもちょっとなぁ。このままだと、おもちゃ扱いされそうだし)
唇を尖らせてむくりと起き上がり、アリスを上目遣いで睨みながら棒を構える。
すると、シュリのやる気を察したのか、
・スキル[剣技・初級]を修得しました!
再び天の声様が。
(まだ、棒で素振りすらしてないけどね……)
棒を構えたまましばし固まり、だがすぐに、
(ま、いっか)
と開き直った。
自分のデタラメさについて、考えすぎたら負けである。
故にシュリは考えることを放棄した。
「お、自分で立ち上がったな?エライエライ。じゃあ、もう一本な!」
ニカっと笑ってアリスが再び仕掛けてくる。
彼女には5歳も年下の相手に対する思いやりも、手加減してやろうという気遣いも無いようだ。
だったらこっちも本気でやるまでだ、とシュリは心を決めた。
が、アリスの身体能力は思った以上に高かった。
太刀筋を見切って反撃しようと思ったが、その太刀筋が見えないくらいに速い。
しかし、その問題もすぐに解決される。
・スキル[見切り]を修得しました!
・スキル[高速移動]を修得しました!
そのアナウンスが流れるのと同時に、シュリはアリスの太刀筋を見切ってさばくと、高速移動で彼女の後方へ移動。
そして、仕返しとばかりに彼女の足下を棒でスパンと払ってアリスに尻餅を付かせた。
更に何が起きたか分からずきょとんとするアリスの前に移動すると、
「ありしゅ、めっ!!」
色々な意味を込めたお叱りの言葉と共に、彼女のおでこに棒を振り下ろした。
もちろん、寸止めで、だ。
そして棒を彼女の額に突きつけたまま、半眼でじっとり睨み、
「ごめなしゃ、は?」
謝罪を要求するが、ちょっと失敗。
「ふえっ??」
理解出来なかったアリスが上げた声にちょっと赤面しつつも厳しい顔は崩さずに、
「ご・め・ん・な・しゃ・い・は!?」
もう一度繰り返した。
「は、はひっ!ごめんなさいっ!!」
今度は流石に通じたのだろう。
反射的にではあるだろうが、一応素直に謝ったアリスをこれ以上攻めるつもりはなく、棒を下ろしたシュリはそれをぽいっと地面へ投げ出してやれやれと吐息をもらす。
流石に疲れたと、今度こそ部屋に帰ろうとアリスに背中を向けたら、くいっと服の裾を引かれた。
(なに、まだやるの!?)
と少々うんざりして振り向くと、アリスがこっちを伺うように見つめていた。
「その、ごめんな?ちょっとやりすぎた、かも。怒ってるか?」
バツが悪そうに、再度謝罪の言葉。
今度は心から謝っているのが伝わってきて、シュリは少しだけ態度を柔らかくした。
アリスの事は別に嫌いじゃないし、そんなに怒ってもいない。
最初は痛かったが、今は痛くないし、役に立ちそうな新しいスキルも手に入って結果オーライな感じもする。
だから、シュリはふるふると首をふった。
「んーん。じょぶ、だよ」
「じょぶ?大丈夫ってことか?怒ってないってこと?」
「ん」
「そっかぁ。よかったぁぁ」
心底ほっとしたようにアリス。
にこっと笑い、だめ押しで怒ってないアピールをしたら、何故かアリスのほっぺたがリンゴみたいに真っ赤になり、無理矢理抱き上げられてぎゅーっと抱きつぶされた。
容赦ない締め付けにじたばた暴れて抵抗するも、ちょっと鈍感な所のあるアリスには伝わらず、シュリはしばらく何とも言えない息苦しさを味わった。
痛み耐性で痛みを感じずにすんだことだけは、幸い、だったのかもしれない。
彼女の本のチョイスは中々的を得ていて、面白かった。
後ろから聞こえる彼女の声も綺麗で心地よかったし、非常に満足な時間の過ごし方だった。
しかしーシュリは自分の頬を手の平で撫でながら思う。
(ほっぺって、以外と性感帯なんだなぁ)
と。
泣いたシュリを慰める為だったのか、いきなり涙を舐めとられたのには驚いた。
その行為にも、気持ちよさにも。
(こっちでは、涙を舐めるのって普通なのかな?たぶん、そうなんだろうなぁ。今まで会ってきた人って、みんなちょっとスキンシップ過剰気味だったし)
んなわけあるか!……と誰かがシュリの心の声を聞いていたら、盛大につっこんでいたに違いない。
だが、幸いにというか不幸にもというか、シュリの心の声につっこんでくれる存在はここには居なかった。
というわけで、シュリはこちらの世界での過剰なスキンシップというものに妙に寛容な子供に育っていくわけなのだが、それはもう少し後の話だ。
シュリはさっきまでより、少し上達した(ような気がする)二足歩行でほてほてと廊下を歩いていく。
流石に今日は疲れたからそろそろ部屋に戻ろうかなぁなどと考えながら。
(ちょっとお昼寝でもしようかなぁ)
と、ほややんと考えるがその願いは叶わない。
「お、シュリ、みーっけ!」
やんちゃ坊主そのものの声に振り向こうとした瞬間、体がさらわれた。
なにをするのかと尋ねるまもなく高速移動させられていく体に混乱する中、
「暇だから、ちょっとアタシと遊ぼうぜ」
風切り音と共に、耳元で聞こえるそんな声。
っていうか、この移動速度、異常じゃね?少なくとも、耳元で聞こえた声の主の年の子供の平均とはとでもじゃないが思えなかった。
「ふおぉぉぉぉーーー!!??」
「あはははは!変な声~~。楽しいだろぉ、シュリ!!ほーら、もっと速くなるぜ」
思わず漏れる悲鳴に似た声と、耳元で響く笑い声。
(いや、ちっとも楽しく無いって!!!ふ、風圧と衝撃が……)
そんなシュリの心の悲鳴に答えるものは、
・スキル[風圧耐性]を修得しました!
・スキル[衝撃耐性]を修得しました!
はい、いましたね。ちゃんと。
(あ、なんか楽になった)
ほうっと息を付き、抵抗しても仕方がないと諦めたシュリは、三番目の姉(であろう相手)の腕に、素直に身を任せるのだった。
シュリが三番目の姉様・アリスに連れて行かれた先は、屋敷の庭の少し開けた一角だった。
「シュリはコレを使えよ」
そう言って彼女が放ったのはそれなりの長さの棒きれ。
それをはしっと捕まえてアリスの方を見れば、彼女もまた棒きれを手に持っている。
彼女が子供らしからぬ様子で剣を構えるようにしっかりと棒きれを構えたのを見て、なんだか嫌な予感がした。
たらりと冷や汗を流しながらアリスを見上げていると、彼女は快活に笑って、
「シュリは男だから騎士ごっこで遊んでやる。男はやっぱり、強くないとな!!」
そんな発言と共に飛びかかってきた。
よける暇など無かったし、剣に見立てた棒きれを構えてすら居ないシュリの脳天に、棒きれが落ちる。
「ふぎっ!?」
その瞬間、目から火花が散った(気がした)
「ふおぉぉぉ……」
悲鳴にもならない声を漏らし、しゃがみ込んで脳天を両手で押さえた。
自然に涙がこぼれて止まらない。泣きたいとも思っていないのに不思議だ。
ただ、痛い。とにかく痛い。
脳天が割れてるんじゃないかと思うくらいだが、幸い、頭は割れてもいないし血も流れてはいなかった。
涙をぼろぼろこぼしながらアリスを見上げれば、
「男が泣くなよ。かっこわるい。ほら、もっと根性見せてみろ」
とまだ1歳を越えたばかりの相手に向かってそんな無茶振り。
そうして再び棒を構えたアリスを前に、シュリもまた棒を構えた。
逃げられるはずもないし、痛いのも嫌だったから。
だが、そんなものはアリスから見れば隙だらけだった。
「上は頑張っても、足下がお留守だぜ、っと」
「みっ!!」
容赦のないアリスに棒きれで足を払われ、思い切り転がされる。
一瞬息がつまり、シュリは転んだままぷるぷると震えた。
(い、痛いぃぃ……)
もう痛いのは嫌だと思った瞬間、
・スキル[痛み耐性]を修得しました!
・スキル[自動回復]を修得しました!
素敵なスキルが獲得できた。
すうっと痛みが引いて、転んだ瞬間に結構ひどくすりむいた膝の出血が止まって巻き戻すように傷が治っていく。
(おお~、痛くない。でも、やられっぱなしっていうのもちょっとなぁ。このままだと、おもちゃ扱いされそうだし)
唇を尖らせてむくりと起き上がり、アリスを上目遣いで睨みながら棒を構える。
すると、シュリのやる気を察したのか、
・スキル[剣技・初級]を修得しました!
再び天の声様が。
(まだ、棒で素振りすらしてないけどね……)
棒を構えたまましばし固まり、だがすぐに、
(ま、いっか)
と開き直った。
自分のデタラメさについて、考えすぎたら負けである。
故にシュリは考えることを放棄した。
「お、自分で立ち上がったな?エライエライ。じゃあ、もう一本な!」
ニカっと笑ってアリスが再び仕掛けてくる。
彼女には5歳も年下の相手に対する思いやりも、手加減してやろうという気遣いも無いようだ。
だったらこっちも本気でやるまでだ、とシュリは心を決めた。
が、アリスの身体能力は思った以上に高かった。
太刀筋を見切って反撃しようと思ったが、その太刀筋が見えないくらいに速い。
しかし、その問題もすぐに解決される。
・スキル[見切り]を修得しました!
・スキル[高速移動]を修得しました!
そのアナウンスが流れるのと同時に、シュリはアリスの太刀筋を見切ってさばくと、高速移動で彼女の後方へ移動。
そして、仕返しとばかりに彼女の足下を棒でスパンと払ってアリスに尻餅を付かせた。
更に何が起きたか分からずきょとんとするアリスの前に移動すると、
「ありしゅ、めっ!!」
色々な意味を込めたお叱りの言葉と共に、彼女のおでこに棒を振り下ろした。
もちろん、寸止めで、だ。
そして棒を彼女の額に突きつけたまま、半眼でじっとり睨み、
「ごめなしゃ、は?」
謝罪を要求するが、ちょっと失敗。
「ふえっ??」
理解出来なかったアリスが上げた声にちょっと赤面しつつも厳しい顔は崩さずに、
「ご・め・ん・な・しゃ・い・は!?」
もう一度繰り返した。
「は、はひっ!ごめんなさいっ!!」
今度は流石に通じたのだろう。
反射的にではあるだろうが、一応素直に謝ったアリスをこれ以上攻めるつもりはなく、棒を下ろしたシュリはそれをぽいっと地面へ投げ出してやれやれと吐息をもらす。
流石に疲れたと、今度こそ部屋に帰ろうとアリスに背中を向けたら、くいっと服の裾を引かれた。
(なに、まだやるの!?)
と少々うんざりして振り向くと、アリスがこっちを伺うように見つめていた。
「その、ごめんな?ちょっとやりすぎた、かも。怒ってるか?」
バツが悪そうに、再度謝罪の言葉。
今度は心から謝っているのが伝わってきて、シュリは少しだけ態度を柔らかくした。
アリスの事は別に嫌いじゃないし、そんなに怒ってもいない。
最初は痛かったが、今は痛くないし、役に立ちそうな新しいスキルも手に入って結果オーライな感じもする。
だから、シュリはふるふると首をふった。
「んーん。じょぶ、だよ」
「じょぶ?大丈夫ってことか?怒ってないってこと?」
「ん」
「そっかぁ。よかったぁぁ」
心底ほっとしたようにアリス。
にこっと笑い、だめ押しで怒ってないアピールをしたら、何故かアリスのほっぺたがリンゴみたいに真っ赤になり、無理矢理抱き上げられてぎゅーっと抱きつぶされた。
容赦ない締め付けにじたばた暴れて抵抗するも、ちょっと鈍感な所のあるアリスには伝わらず、シュリはしばらく何とも言えない息苦しさを味わった。
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