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第三部 学校へ行こう
第250話 授業体験終わりの、ちょっと待ったコール①
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色々と濃かった中等学校での、授業体験期間がいよいよ終わりを迎える。
(……まあ、色々あったけど、なんとか無難に乗り切れたな~)
サシャ先生と中等学校の校長先生に挨拶をした帰り、シュリはそんな風に思いながら安堵の吐息をもらす。
正直、無難とは言い難い一週間だったと思うのだが、シュリには全くその自覚は無いらしい。
そんな彼は、自分の横顔に注がれる、サシャ先生の切なくも熱い眼差しにも全く気づかなかった。
ここ数日、シュリがチェックしない間に、サシャの好感度はじわじわと上がり続けていた。
あと一息、サシャの理性の壁を突き崩す様な何かがあったら、一気に恋愛状態に突入してしまうだろうというくらいには。
だが、そんなことになっているとは想像もせず、シュリはのほほんとサシャに抱っこされたまま放課後の中等学校を進む。
別に望んで抱っこされているわけではない。
抱っこはいらないと主張したのだが、初等学校に戻ったら気楽にシュリを抱っこできないと分かっているサシャ先生の、抱っこおさめ願望に負けた形である。
サシャはその口元に微笑みを浮かべ、なんとも言えずに幸せそうだ。
(重たいだけだと思うんだけどなぁ?)
シュリは首を傾げ、でも賢く口をつぐんだまま、サシャの腕に身を任せる。
まあ、自分で歩くよりずっと早いからいっかぁ、そんな風に思いながら。
サシャは、自分に身を任せてくれるシュリの頭を恐る恐る、でも愛おしそうに撫でながら、校内を足早に進み、玄関を抜け校門へと向かった。
授業終了後、校長の所で話をしていた為、帰る生徒達の姿はまばらだ。
そんな中、あと少しで校門にさしかかるというその時、
「サシャ先生! もうお帰りですか?」
タッタッタッ、と軽快に走ってくる足音と共に聞こえたその声に、サシャは明らかに顔をしかめた。
やっかいな奴が来た、とばかりに。
だが、流石に無視をする訳にもいかなかったのだろう。
彼女は渋々足を止め、声のした方を振り向いた。
「いやぁ、お帰りになる前に追いついて良かった」
そう言って笑ったのは、鍛えに鍛えた筋肉が少々暑苦しい、戦士科の先生。
(うぁ……先生、いやそうな顔してるなぁ)
ポーカーフェイスのサシャ先生の表情の動きは乏しく、相手には恐らく伝わっていないだろうけど、間近から見つめるシュリの目に、その変化は一目瞭然だった。
「……なにか、ごようですか?」
答えるサシャの声は凍えるように冷たいが、戦士科の先生は少し鈍いのか、
「先生、今日でシュリナスカ君の体験授業も終わりでしょう?ですから、この後よかったら一緒に食事でも、と思いまして」
全くひるむことなく、そんな誘いをかけてくる。
彼の目には、シュリの姿なんて映っていないようだ。サシャの腕の中にいるお邪魔虫の事はガン無視である。
「……いえ。せっかくのお誘いですが、ご遠慮します。出来れば、生徒の前でそういうお誘いはやめていただきたいのですが?」
「生徒……?」
戦士科の先生は、サシャの言葉に首を傾げ、それから改めて彼女の顔以外を見つめ、そこでやっとシュリの存在に気づいたようで。
「シュ、シュリナスカ君! い、いつの間にそこに!?」
(……いや、最初からいましたけどね? 先生の目に映ってなかっただけで)
大げさに驚いた戦士科の先生に心の中でそっと突っ込み、彼の顔を半眼で見つめた。
サシャは、そんな戦士科の先生の様子に一つ頷き、
「では、そういう事ですので」
そう言ってあっさりと背中を向けようとしたのだが、そんな彼女を、
「え!? ちょ、ちょっと! ちょっと待って下さいよ、サシャ先生!」
戦士科の先生が慌てて引き止めた。彼女の腕を掴み、ぐいっと引き寄せるようにしながら。
それに慌てたのはサシャ先生だ。
彼女は現在シュリを抱っこしている訳だが、そんな状態で力任せに腕を引かれたらどうなるか。
シュリを抱えていた腕の片方が緩み、結果シュリの体のバランスが崩れる。
とはいえ、サシャが慌てて自由な方の腕でシュリをぎゅっと抱きしめ、シュリがサシャの首に手を回して体を安定させたので事なきを得たが。
片手でシュリを抱き、ほぅ、と安堵の息をついた後、サシャは己の腕を掴んだまま、間抜けな顔をさらしている男をキッと睨んだ。
「放して下さい! 小さな子供を抱いている人の腕をいきなり掴むなんて、非常識だと思わないんですか!」
言いながら、自分の腕に絡みついている大きな手を振り払い、両手でしっかりとシュリを抱きしめる。
「大丈夫でしたか?シュリ君」
「はい、大丈夫です」
「す、すみません。ですが、サシャ先生も、彼を家まで送っていく訳じゃあないでしょう?」
「……まあ、そうですが」
食い下がってくる戦士科の先生に、迷惑そうな顔をしながらも正直に答えてしまうところがサシャ先生らしい。
(嘘でもいいから、僕を家まで送るって言っちゃえばいいのに、それが出来ないのがサシャ先生なんだよなぁ)
真面目で誠実で、どこか不器用。でも、サシャのそんなところを、シュリは尊敬してる。
が、その愛すべき正直さが裏目に出ることも、もちろんあって。
戦士科の先生は、サシャの言葉に目を輝かせ、
「そ、そうでしょう?じゃ、じゃあ、彼を馬車に送り届けたら、ぜひ自分と一緒に……」
嬉々として、懲りずに再び誘いの文句を口にしようとした。
その時。
「「ちょっと待ったぁぁ!!」」
そんな言葉と共に、駆けてくる二つの人影。
一人は確か、商業科の先生だ。
戦士科の先生ほど体の厚みも身長もないが、サシャ先生と並んでバランスが悪くない程度には上背もあり、顔もまあ、整っている。
もう一人は、魔法科の先生。
魔法職っぽく、筋肉ってなんだろう、ってくらいひょろりとしているが、綺麗な顔立ちをしていた。
二人もどうやらサシャ先生狙いのようで。
彼らは抜け駆けをしようとしていた戦士科の先生を一睨みし、無表情に困惑しているサシャを熱っぽい眼差しで見つめた。
「サシャ先生、こんな筋肉バカは放っておいて、ぜひ私と食事に行きましょう。ムードのある素敵な店を知ってるんです」
「ムードのある店に連れ込んでサシャ先生になにをするつもりなんですか?サシャ先生、こんな下心丸出しの男なんてやめて、ぜひ僕と食事に」
「お、お前等なぁ!? 後から割り込んでくるんじゃない!! サシャ先生、自分が一番に誘ったんです。自分と、自分と一緒に行きましょう」
三人とも、どうしてもサシャ先生とお食事に行きたいらしい。
相手を押し退けあいながら、実に必死な様子だ。
まあ確かに、明日からサシャ先生はシュリと共に初等学校に戻る訳だから、中等学校の教師である彼らは彼女と会うチャンスが無くなる。
それで少々焦っているのだろう。
だが、彼らの熱意に反して、サシャ先生はどん引きのご様子だ。
そんな彼女の前で彼らは、「私が!」「僕が!」「いや、自分が!」と醜い争いを続けている。
これは女性へのアプローチ方法として少々間違っていると思うのは自分だけだろうか、とシュリは少々呆れた眼差しを彼らに注ぐ。
いつになったら終わるんだろう、と眺めていると、彼らもこれでは埒があかないと気づいたようだ。
むぐぐっと互いの顔をにらみ合った後、申し合わせたようにサシャの方へ体の向きを変えた。
「ここは、サシャ先生にお決めいただきたい」
「そうですね。サシャ先生は、誰とどこへ行きたいか」
「ぜひ、今すぐご決断を!」
三人にそう迫られて、サシャは本当に本当にイヤそうな顔をする。
が、もちろん三人がそれに気づくことなく、
「「「よろしくお願いしますっ!!」」」
彼らは握手を求めるように片手を差し出すと、勢いよく頭を下げた。
そんな三人を見ながらシュリは思う。これ、なにかのテレビ番組で見たことあるな、と。
こういう時、ほとんどの場合はアレがくる。
少なくとも、かつて暇つぶしに見たテレビ番組ではそうだったし、会社の忘年会の余興でその真似事をした時は、まあひどかった。
男性社員と女性社員に分かれ、当時のシュリ……瑞希はもちろんまだ立派な女性に分類されていたので、ちゃんと女子として参加した。
参加、したのだけれど。
なぜだか、瑞希の前には女性社員が列をなし、男性社員からひどく恨みがましい視線を受けることになった。
なんとも、苦い思い出である。
そんなことを思い出しながら、
(さて、サシャ先生はどうするんだろう?)
と、見事につむじをこっちに向けて頭を下げている三人を見るとはなしに見ていたら、遠くの方からその声は聞こえてきた。
(……まあ、色々あったけど、なんとか無難に乗り切れたな~)
サシャ先生と中等学校の校長先生に挨拶をした帰り、シュリはそんな風に思いながら安堵の吐息をもらす。
正直、無難とは言い難い一週間だったと思うのだが、シュリには全くその自覚は無いらしい。
そんな彼は、自分の横顔に注がれる、サシャ先生の切なくも熱い眼差しにも全く気づかなかった。
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サシャはその口元に微笑みを浮かべ、なんとも言えずに幸せそうだ。
(重たいだけだと思うんだけどなぁ?)
シュリは首を傾げ、でも賢く口をつぐんだまま、サシャの腕に身を任せる。
まあ、自分で歩くよりずっと早いからいっかぁ、そんな風に思いながら。
サシャは、自分に身を任せてくれるシュリの頭を恐る恐る、でも愛おしそうに撫でながら、校内を足早に進み、玄関を抜け校門へと向かった。
授業終了後、校長の所で話をしていた為、帰る生徒達の姿はまばらだ。
そんな中、あと少しで校門にさしかかるというその時、
「サシャ先生! もうお帰りですか?」
タッタッタッ、と軽快に走ってくる足音と共に聞こえたその声に、サシャは明らかに顔をしかめた。
やっかいな奴が来た、とばかりに。
だが、流石に無視をする訳にもいかなかったのだろう。
彼女は渋々足を止め、声のした方を振り向いた。
「いやぁ、お帰りになる前に追いついて良かった」
そう言って笑ったのは、鍛えに鍛えた筋肉が少々暑苦しい、戦士科の先生。
(うぁ……先生、いやそうな顔してるなぁ)
ポーカーフェイスのサシャ先生の表情の動きは乏しく、相手には恐らく伝わっていないだろうけど、間近から見つめるシュリの目に、その変化は一目瞭然だった。
「……なにか、ごようですか?」
答えるサシャの声は凍えるように冷たいが、戦士科の先生は少し鈍いのか、
「先生、今日でシュリナスカ君の体験授業も終わりでしょう?ですから、この後よかったら一緒に食事でも、と思いまして」
全くひるむことなく、そんな誘いをかけてくる。
彼の目には、シュリの姿なんて映っていないようだ。サシャの腕の中にいるお邪魔虫の事はガン無視である。
「……いえ。せっかくのお誘いですが、ご遠慮します。出来れば、生徒の前でそういうお誘いはやめていただきたいのですが?」
「生徒……?」
戦士科の先生は、サシャの言葉に首を傾げ、それから改めて彼女の顔以外を見つめ、そこでやっとシュリの存在に気づいたようで。
「シュ、シュリナスカ君! い、いつの間にそこに!?」
(……いや、最初からいましたけどね? 先生の目に映ってなかっただけで)
大げさに驚いた戦士科の先生に心の中でそっと突っ込み、彼の顔を半眼で見つめた。
サシャは、そんな戦士科の先生の様子に一つ頷き、
「では、そういう事ですので」
そう言ってあっさりと背中を向けようとしたのだが、そんな彼女を、
「え!? ちょ、ちょっと! ちょっと待って下さいよ、サシャ先生!」
戦士科の先生が慌てて引き止めた。彼女の腕を掴み、ぐいっと引き寄せるようにしながら。
それに慌てたのはサシャ先生だ。
彼女は現在シュリを抱っこしている訳だが、そんな状態で力任せに腕を引かれたらどうなるか。
シュリを抱えていた腕の片方が緩み、結果シュリの体のバランスが崩れる。
とはいえ、サシャが慌てて自由な方の腕でシュリをぎゅっと抱きしめ、シュリがサシャの首に手を回して体を安定させたので事なきを得たが。
片手でシュリを抱き、ほぅ、と安堵の息をついた後、サシャは己の腕を掴んだまま、間抜けな顔をさらしている男をキッと睨んだ。
「放して下さい! 小さな子供を抱いている人の腕をいきなり掴むなんて、非常識だと思わないんですか!」
言いながら、自分の腕に絡みついている大きな手を振り払い、両手でしっかりとシュリを抱きしめる。
「大丈夫でしたか?シュリ君」
「はい、大丈夫です」
「す、すみません。ですが、サシャ先生も、彼を家まで送っていく訳じゃあないでしょう?」
「……まあ、そうですが」
食い下がってくる戦士科の先生に、迷惑そうな顔をしながらも正直に答えてしまうところがサシャ先生らしい。
(嘘でもいいから、僕を家まで送るって言っちゃえばいいのに、それが出来ないのがサシャ先生なんだよなぁ)
真面目で誠実で、どこか不器用。でも、サシャのそんなところを、シュリは尊敬してる。
が、その愛すべき正直さが裏目に出ることも、もちろんあって。
戦士科の先生は、サシャの言葉に目を輝かせ、
「そ、そうでしょう?じゃ、じゃあ、彼を馬車に送り届けたら、ぜひ自分と一緒に……」
嬉々として、懲りずに再び誘いの文句を口にしようとした。
その時。
「「ちょっと待ったぁぁ!!」」
そんな言葉と共に、駆けてくる二つの人影。
一人は確か、商業科の先生だ。
戦士科の先生ほど体の厚みも身長もないが、サシャ先生と並んでバランスが悪くない程度には上背もあり、顔もまあ、整っている。
もう一人は、魔法科の先生。
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「ムードのある店に連れ込んでサシャ先生になにをするつもりなんですか?サシャ先生、こんな下心丸出しの男なんてやめて、ぜひ僕と食事に」
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相手を押し退けあいながら、実に必死な様子だ。
まあ確かに、明日からサシャ先生はシュリと共に初等学校に戻る訳だから、中等学校の教師である彼らは彼女と会うチャンスが無くなる。
それで少々焦っているのだろう。
だが、彼らの熱意に反して、サシャ先生はどん引きのご様子だ。
そんな彼女の前で彼らは、「私が!」「僕が!」「いや、自分が!」と醜い争いを続けている。
これは女性へのアプローチ方法として少々間違っていると思うのは自分だけだろうか、とシュリは少々呆れた眼差しを彼らに注ぐ。
いつになったら終わるんだろう、と眺めていると、彼らもこれでは埒があかないと気づいたようだ。
むぐぐっと互いの顔をにらみ合った後、申し合わせたようにサシャの方へ体の向きを変えた。
「ここは、サシャ先生にお決めいただきたい」
「そうですね。サシャ先生は、誰とどこへ行きたいか」
「ぜひ、今すぐご決断を!」
三人にそう迫られて、サシャは本当に本当にイヤそうな顔をする。
が、もちろん三人がそれに気づくことなく、
「「「よろしくお願いしますっ!!」」」
彼らは握手を求めるように片手を差し出すと、勢いよく頭を下げた。
そんな三人を見ながらシュリは思う。これ、なにかのテレビ番組で見たことあるな、と。
こういう時、ほとんどの場合はアレがくる。
少なくとも、かつて暇つぶしに見たテレビ番組ではそうだったし、会社の忘年会の余興でその真似事をした時は、まあひどかった。
男性社員と女性社員に分かれ、当時のシュリ……瑞希はもちろんまだ立派な女性に分類されていたので、ちゃんと女子として参加した。
参加、したのだけれど。
なぜだか、瑞希の前には女性社員が列をなし、男性社員からひどく恨みがましい視線を受けることになった。
なんとも、苦い思い出である。
そんなことを思い出しながら、
(さて、サシャ先生はどうするんだろう?)
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