61 / 248
第一部 幸せな日々、そして旅立ち
第六章 第十二話
しおりを挟む
ミルファーシカの家でのお茶会が終わり、雷砂は一人、キアルの家の前まで来ていた。
人の気配のない小さな家からは何の異変も感じられない。
雷砂は注意深く家の周りを見て歩いたが、特におかしな所を見つける事は出来なかった。
他に確認すべき所があるとすれば家の中しかないが、どうやらキアルもその母も不在の様だ。
先ほど戸を叩いてみたが、誰も出てこなかった。
匂いを嗅げば、相変わらず薄らと腐敗臭が漂っているのが分かる。
だが、どうやらそれは残り香の様で、匂いの元を見つける事は、雷砂には出来なかった。
「……今度は、ロウを連れてくるか」
小さく呟く。
もちろんロウの鼻とて万能ではない。だが、少なくとも雷砂の鼻よりは多くの情報を得ることが出来るはずだ。
今度はキアルか、その母がいる時間を見計らって来てみようーそんな事を考えながら、次の目的地に向かって歩き出す。
向かう場所は、先ほど村長との話に出てきた村はずれの林だ。
村長に話した通り、念の為確認しておくつもりだった。
歩きながら、雷砂はミルファーシカの話について、再度考えを巡らせていた。
「ん?キアルがどうしたって?」
甘い物を食べ、その味を反芻しながらお茶を飲んでいた雷砂は、目の前の少女の改めて見つめ、そう聞き返した。
ミルファーシカは、滅多に見せないような真剣な顔をして、
「キアルが、危ないの」
先ほどの言葉を再び繰り返した。どうやら聞き間違いではなかったらしい。
雷砂は手の甲で口元を拭ってから、
「うん。キアルが危ないのは分かった。今日、何かあったのか?詳しい事を、教えてくれないか?」
表情を引き締めて尋ねた。
ミルも頷き、ゆっくり、思い出すようにしながら、今日キアルを見かけた時の事を話してくれた。
キアルの元気が無かった事。
いつもはミルに話しかけてくれるのに、今日は部屋を見上げてくれなかった事。
キアルの後ろを黒い小さな獣の様なモノが付いて歩いていた事。
そしてー。
そして、その黒い獣が、何だかとても……とても怖かった事。
そんな内容の事を、ミルは言葉に詰まりながらも、丁寧に真剣に話してくれた。
黒い獣。
そのキーワードに、雷砂は昨日キアルの口から聞いた事を思い出していた。
きのう草原で、獣の群れを殺し尽した存在。それは黒い小さな獣で、キアルは助けて貰った様に感じたと言っていた。
その黒い獣と、今日ミルが見たモノが同じなのだとしたら、そいつはキアルを守っているのだろうか?でも、なんで……?
「キアル、大丈夫かな」
不安そうな少女の声に、考えに沈んでいた雷砂は顔を上げる。
「オレがこれからキアルの様子を見てくるよ。不安かもしれないけど、オレに任せてくれ。ミルは、危険な事をしちゃ、ダメだぞ?」
手を伸ばして柔らかな髪の毛を撫でながら微笑みかける。頬を染め、小さくミルが頷く。
「いい子だ。そうだ、ちゃんと大人しくできたら、旅芸人の一座の舞台に連れてってあげるよ。知り合いが出来たんだ」
セイラの顔を思い浮かべながらそう言うと、ミルは嬉しそうに顔を輝かせ、それからちょっと疑わしそうに雷砂を見ながら、
「えっと、その知り合いって、もしかして女の人?」
そう問いかけた。
雷砂がなんでわかったんだろう、と内心首を傾げながら、にっこり笑って、
「そうだよ」
と答えると、ミルファーシカは、
「やっぱり……」
そう呟き、少女らしからぬ憂い顔で大きな大きなため息をついたのだった。
ミルファーシカと話した後、村長の館の敷地内を捜したが、キアルの姿は見つからなかった。
仕方なくキアルの家へ向かったが、家には誰もおらず、大した事は分からないまま、雷砂はこうして次の目的地へと足を伸ばしていた。
なるべく早く、キアルと話をしないとなーそんな事を思いつつ歩く雷砂の視界に、やっと小さな林が見えてくる。
林からは小川が伸びていた。小さな小川だ。
ここは村長の話に出た、問題の林だった。
林に入る手前で立ち止まり、気配を探る。
嫌な気配は感じない。
注意深く辺りを見回しながら小川が流れていく先を目で追うと、何軒か小さな家が見えた。
あの内の一軒が、おそらくこの林の異変……というか小川の異変に気づいた家なのだろう。
一番近い家と林との距離を目で測り、慎重に林に分け入った。
最短の民家までの距離はあまり遠くない。
もしこの小さな林の中で大きな悲鳴があがったり、激しい騒ぎが起きれば、何かしら音が届くであろう、そのくらいの距離。
とはいっても、何かに集中していれば気が付かない程度の音ではあると思うが。
林の中を歩く。
ゆっくりと、周りを観察しながら。
そう頻繁ではないにしろ、人の出入りはあるのだろう。それ程苦労なく、問題の場所にたどり着いた。
少し開けたその場所は、優しい木漏れ日の中、小川が緩やかに流れてなんとも長閑な風情だった。
雷砂はゆっくり歩きながら、何らかの痕跡を捜して周囲を見回す。
はっきりした痕跡は見つからない。
しかし、ちょっとした違和感はあった。
動物の気配がないのだ。
小さな林の事だ。大きな獣が居ないのは分かる。
だが、鳥や木の上で生活するような小動物の気配すらない。ま
るで、何か恐ろしいモノから逃げたかのように、この林には不自然なくらい、生き物の気配が無かった。
それにー。
雷砂は腰を落として、手の平で地面を撫でた。
所々、微かにだが、土の色が違うところがある。よく見なければわからないくらいの違い。
だが、雷砂の目はそれを見逃さなかった。
色の違う土の痕跡を目で追う。
その痕跡は、一直線に深い草むらと木々の向こうに消えていた。
「……行ってみるか」
立ち上がり、草を分けて進んだ。
その場所は、ちょうど道から少し林に入り込んだ場所だった。
少し広い空間はあるが、薄暗く、道からは木に隠れていて見えにくい。
「ここに、誘い込まれたのか」
周りを見回しながら呟く。足元の土をすくい上げ、鼻を寄せる。
血の、匂いがした。まだ、それほど古くは無い。
更に、注意深く周囲の木々を見れば、薄暗くて分かりにくいが、飛び散った血の痕跡も見て取れる。
遺体は見当たらないが、恐らく行方知れずの商人は、ここで殺害されたのだろう。
彼を誘い込んだ、何者かの手によって。
遺体はどうしたのか。
食べたのだろうか?骨も残さずに。
殺害者が魔鬼であれば、それも不思議ではない。
血痕の後から推測するならば、殺害者はここで獲物を殺害し、遺体を始末した後、川辺に行って血を洗い流したのだろう。
体中に浴びたであろう大量の返り血を。
そうであれば、その後の足跡を追うのは難しい。
恐らく、ロウを連れて来てもそう簡単には追えないだろう。
となると……
雷砂は村長から預かり、胸元に収めたままのナイフの持ち主を思う。
彼が何かをしたとは思わない。だが、何かを見た可能性はあると思った。
「ま、ナイフを返しがてら、話を聞いてみようか」
一人呟き、村へ向かい歩き始めた。
ここ一連の商人達の行方不明事件の、初めてと言って良い手がかりだった。
あの気の良い一座の青年が何か見ていてくれればいいと思う。
しかしー。
雷砂は林を出たところで足を止め、後ろを振り返る。
今日見た現場が、失踪した3人目の商人のなれの果てだとしたら。
恐らくこれまでにいなくなった商人2人の末路も似たようなものだったに違いない。
「思っていた以上に血なまぐさい事になりそうだな」
せめてこれ以上被害を広げない様に、雷砂は手がかりを求めて一座の滞在する宿へ向かう足を早めるのだった。
人の気配のない小さな家からは何の異変も感じられない。
雷砂は注意深く家の周りを見て歩いたが、特におかしな所を見つける事は出来なかった。
他に確認すべき所があるとすれば家の中しかないが、どうやらキアルもその母も不在の様だ。
先ほど戸を叩いてみたが、誰も出てこなかった。
匂いを嗅げば、相変わらず薄らと腐敗臭が漂っているのが分かる。
だが、どうやらそれは残り香の様で、匂いの元を見つける事は、雷砂には出来なかった。
「……今度は、ロウを連れてくるか」
小さく呟く。
もちろんロウの鼻とて万能ではない。だが、少なくとも雷砂の鼻よりは多くの情報を得ることが出来るはずだ。
今度はキアルか、その母がいる時間を見計らって来てみようーそんな事を考えながら、次の目的地に向かって歩き出す。
向かう場所は、先ほど村長との話に出てきた村はずれの林だ。
村長に話した通り、念の為確認しておくつもりだった。
歩きながら、雷砂はミルファーシカの話について、再度考えを巡らせていた。
「ん?キアルがどうしたって?」
甘い物を食べ、その味を反芻しながらお茶を飲んでいた雷砂は、目の前の少女の改めて見つめ、そう聞き返した。
ミルファーシカは、滅多に見せないような真剣な顔をして、
「キアルが、危ないの」
先ほどの言葉を再び繰り返した。どうやら聞き間違いではなかったらしい。
雷砂は手の甲で口元を拭ってから、
「うん。キアルが危ないのは分かった。今日、何かあったのか?詳しい事を、教えてくれないか?」
表情を引き締めて尋ねた。
ミルも頷き、ゆっくり、思い出すようにしながら、今日キアルを見かけた時の事を話してくれた。
キアルの元気が無かった事。
いつもはミルに話しかけてくれるのに、今日は部屋を見上げてくれなかった事。
キアルの後ろを黒い小さな獣の様なモノが付いて歩いていた事。
そしてー。
そして、その黒い獣が、何だかとても……とても怖かった事。
そんな内容の事を、ミルは言葉に詰まりながらも、丁寧に真剣に話してくれた。
黒い獣。
そのキーワードに、雷砂は昨日キアルの口から聞いた事を思い出していた。
きのう草原で、獣の群れを殺し尽した存在。それは黒い小さな獣で、キアルは助けて貰った様に感じたと言っていた。
その黒い獣と、今日ミルが見たモノが同じなのだとしたら、そいつはキアルを守っているのだろうか?でも、なんで……?
「キアル、大丈夫かな」
不安そうな少女の声に、考えに沈んでいた雷砂は顔を上げる。
「オレがこれからキアルの様子を見てくるよ。不安かもしれないけど、オレに任せてくれ。ミルは、危険な事をしちゃ、ダメだぞ?」
手を伸ばして柔らかな髪の毛を撫でながら微笑みかける。頬を染め、小さくミルが頷く。
「いい子だ。そうだ、ちゃんと大人しくできたら、旅芸人の一座の舞台に連れてってあげるよ。知り合いが出来たんだ」
セイラの顔を思い浮かべながらそう言うと、ミルは嬉しそうに顔を輝かせ、それからちょっと疑わしそうに雷砂を見ながら、
「えっと、その知り合いって、もしかして女の人?」
そう問いかけた。
雷砂がなんでわかったんだろう、と内心首を傾げながら、にっこり笑って、
「そうだよ」
と答えると、ミルファーシカは、
「やっぱり……」
そう呟き、少女らしからぬ憂い顔で大きな大きなため息をついたのだった。
ミルファーシカと話した後、村長の館の敷地内を捜したが、キアルの姿は見つからなかった。
仕方なくキアルの家へ向かったが、家には誰もおらず、大した事は分からないまま、雷砂はこうして次の目的地へと足を伸ばしていた。
なるべく早く、キアルと話をしないとなーそんな事を思いつつ歩く雷砂の視界に、やっと小さな林が見えてくる。
林からは小川が伸びていた。小さな小川だ。
ここは村長の話に出た、問題の林だった。
林に入る手前で立ち止まり、気配を探る。
嫌な気配は感じない。
注意深く辺りを見回しながら小川が流れていく先を目で追うと、何軒か小さな家が見えた。
あの内の一軒が、おそらくこの林の異変……というか小川の異変に気づいた家なのだろう。
一番近い家と林との距離を目で測り、慎重に林に分け入った。
最短の民家までの距離はあまり遠くない。
もしこの小さな林の中で大きな悲鳴があがったり、激しい騒ぎが起きれば、何かしら音が届くであろう、そのくらいの距離。
とはいっても、何かに集中していれば気が付かない程度の音ではあると思うが。
林の中を歩く。
ゆっくりと、周りを観察しながら。
そう頻繁ではないにしろ、人の出入りはあるのだろう。それ程苦労なく、問題の場所にたどり着いた。
少し開けたその場所は、優しい木漏れ日の中、小川が緩やかに流れてなんとも長閑な風情だった。
雷砂はゆっくり歩きながら、何らかの痕跡を捜して周囲を見回す。
はっきりした痕跡は見つからない。
しかし、ちょっとした違和感はあった。
動物の気配がないのだ。
小さな林の事だ。大きな獣が居ないのは分かる。
だが、鳥や木の上で生活するような小動物の気配すらない。ま
るで、何か恐ろしいモノから逃げたかのように、この林には不自然なくらい、生き物の気配が無かった。
それにー。
雷砂は腰を落として、手の平で地面を撫でた。
所々、微かにだが、土の色が違うところがある。よく見なければわからないくらいの違い。
だが、雷砂の目はそれを見逃さなかった。
色の違う土の痕跡を目で追う。
その痕跡は、一直線に深い草むらと木々の向こうに消えていた。
「……行ってみるか」
立ち上がり、草を分けて進んだ。
その場所は、ちょうど道から少し林に入り込んだ場所だった。
少し広い空間はあるが、薄暗く、道からは木に隠れていて見えにくい。
「ここに、誘い込まれたのか」
周りを見回しながら呟く。足元の土をすくい上げ、鼻を寄せる。
血の、匂いがした。まだ、それほど古くは無い。
更に、注意深く周囲の木々を見れば、薄暗くて分かりにくいが、飛び散った血の痕跡も見て取れる。
遺体は見当たらないが、恐らく行方知れずの商人は、ここで殺害されたのだろう。
彼を誘い込んだ、何者かの手によって。
遺体はどうしたのか。
食べたのだろうか?骨も残さずに。
殺害者が魔鬼であれば、それも不思議ではない。
血痕の後から推測するならば、殺害者はここで獲物を殺害し、遺体を始末した後、川辺に行って血を洗い流したのだろう。
体中に浴びたであろう大量の返り血を。
そうであれば、その後の足跡を追うのは難しい。
恐らく、ロウを連れて来てもそう簡単には追えないだろう。
となると……
雷砂は村長から預かり、胸元に収めたままのナイフの持ち主を思う。
彼が何かをしたとは思わない。だが、何かを見た可能性はあると思った。
「ま、ナイフを返しがてら、話を聞いてみようか」
一人呟き、村へ向かい歩き始めた。
ここ一連の商人達の行方不明事件の、初めてと言って良い手がかりだった。
あの気の良い一座の青年が何か見ていてくれればいいと思う。
しかしー。
雷砂は林を出たところで足を止め、後ろを振り返る。
今日見た現場が、失踪した3人目の商人のなれの果てだとしたら。
恐らくこれまでにいなくなった商人2人の末路も似たようなものだったに違いない。
「思っていた以上に血なまぐさい事になりそうだな」
せめてこれ以上被害を広げない様に、雷砂は手がかりを求めて一座の滞在する宿へ向かう足を早めるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
大絶滅 2億年後 -原付でエルフの村にやって来た勇者たち-
半道海豚
SF
200万年後の姉妹編です。2億年後への移住は、誰もが思いもよらない結果になってしまいました。推定2億人の移住者は、1年2カ月の間に2億年後へと旅立ちました。移住者2億人は11万6666年という長い期間にばらまかれてしまいます。結果、移住者個々が独自に生き残りを目指さなくてはならなくなります。本稿は、移住最終期に2億年後へと旅だった5人の少年少女の奮闘を描きます。彼らはなんと、2億年後の移動手段に原付を選びます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる