新しき世界での異転生

ひつじ屋

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新しいしき名

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笑いが止み、沈黙が訪れた。
河童は嘴を舐め。
「私の家来るんだろう。なら、お前の顔に慣れておいた方がいい。ほら、これは渡すよ。」
そう言い渡されたのは手鏡だった。
私は軽い感謝をしてゆっくり自分自身を見つめた。
改めて、思う。私の変化は異常だと。
骨格、網膜、頭髪、性別。DNAそのものが変わったかのようだった。
「こういう変化は珍しいか?」
つい、自分は尋ねたくなってしまっていた。
「ああ、見た目が変わることは多々あるがそこまではないな。顔が違う国のようになるだけだった。」
「つまり、これが初めてだと。戻ったことのある人間は?」
河童は嘴を舐めて、
「前例はない。今の技術では0だろうよ。
それとこの世界は異常に感じるだろうひと説明、お前さんは鏡で退屈は潰せんだろう。」
 そう言って河童はこの世界について解説した。
 この世界はどうやらタイムパラドクスが関係あるらしい。そしてここは中世と近世が入り混じっている。銃などはあるものの、電気の開発はなく、夜は暗くなるらしい。
大きく変わるはここからだった。ここはファンタジーと同じように怪物が出るらしい。それと、魔法と能力がある。そして、能力の方は転生者にしかないものなのらしい。
曖昧な解説だが、河童はどちらも使えないのでわからいらしい。
その解説のあと、鞭の音がなり、馬車が止まった。
「ここがこれからのお前の家だ。
色々な人が手とり足取り教えてくれる。甘えてこい。
 あと、君に名前をつけようと思う。男の名では無理があるだろう。
サニカだ。君と話しながら思ったのだこの名前がいいって、どうだ。この名前を使うのは?」
私は愛想笑いをして、頷いた。
「その名前、もらっておく。」
そう言い馬車から降りた。
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