ヴィトンの黄色いエピ

雨音調

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太陽の下

音楽にのせて地球で踊るんだ

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敏感な突起をつつき、時々弾くように刺激すると、膣口から愛液が流れているのか、ショーツの濃紺の染みが肛門の方へ広がっている。
「ここが気持ちいいの?」
「う、うん、気持ちいい。もっと、触って!」
「どうしたの、こんなにビショビショにして
「言わないで」
彼女はもっとそれを続けることを期待していたかもしれないが、僕は外側から両方の太ももを抱えていた腕を伸ばし、容赦なくショーツをお尻の方から抜きとった。
「いやあぁっ、恥ずかしいっ」

目の前に彼女の内臓がさらけ出されて光っている。

たぶん、ここに来る前に洗ってきたのだろう、石鹸の匂いと新鮮な陰臭しかしない。なんの躊躇もなく顔を埋めた。何度も触っているが、見るのは初めてだ。人妻とは思えないほど「使用感」がない。赤く充血した肉襞は小ぶりで左右対称、弾力もある。
「あぁっ、そこは、汚いから」
お決まりの言葉を発したが、快感に浸り切って、深い呼吸をしながら「う」と「は」の混ざった声を上げている。
M字開脚のクンニといえば、全裸監督・村西とおるの名作「どうしようもない私」(東清美)だ。顔を埋められた瞬間の東清美の卑猥に満足しきった表情を忘れることはできない。
たぶん、彼女もそんな顔をしている。



鼻で陰毛を感じながら無心に舌を転がした。スピードを緩めて膣口の辺りからクリトリスの上まで長いストロークで舐めて焦らす……舌がクリトリスを通過するタイミングを裏切らないように何度も何度も繰り返す。少し間が開くと、
「やめないで。続けて、お願い…」
悲鳴のような喘ぎ声を絞り出していたが、
下の口は違うものを求めてヒクヒクして、ダラダラと少し白濁した液をお尻の方まで流している。
お尻の下にタオル地のハンカチを差し込んだ。このままだとスカートに大きなシミを作ってしまう。いや、スカートはともかくレンタカーのシートの方が気になる。
少し口が開いているそこへ右手の人差し指と中指を重ねて、突き刺した。
「ああっ、ああっ」
彼女はのけ反って大きな声をだす。指の出し入れのスピードを上げる。野菜を洗う音とも川が流れ込むときのような音ともつかない音を奏でている。体全体から地震の揺れで軋むような音も発している。時々クリトリスを吸うのも忘れない。
「もうダメ、やめて。おかしくなる!」
「やめていいの?」
「ダメ、いや、やめ…ないで!」
「旦那は指、入れてくれないって言ってたよね。でも、自分の指はズボズボ入れてるんでしょ?」
質問に応えるまで指の動きを止めた。
「答えないなら止めるよ」
「意地悪!してる。してるから…」
手の動きをゆっくり再開しながら
「どういうふうにしてるか言って」
少し激しく動かしてみる
「立ってするのが好きなの。脚を広げて少し腰を落として。そして手首を曲げて指を突っ込んで中を掻き回すの」
「これくらいの速さで?」
いきなりスピードをMAXにする。
「ああっ、いぃっ、ダメェっ」
指に絡まる液が白濁してきた。右手全体がベトベトだ。
一緒に絶頂を迎えたい。カチャカチャとベルトの金具を外しズボンを下ろす。固くなったペニスを出し、左手で掴んでピストンする。
ここまで我慢してダラダラと透明な液を流している自分のペニスの匂いに興奮しながら、右手は彼女を犯し続けるが、ペニスを握る左手の方に意識が行きがちになる。そして体を重ねようとして、指を抜いた時、彼女が言った。


「アレを入れるのだけは、やっぱり…やめて」
前にも言われたかな、子作りしてる時に浮気はダメって。乳房を触り乳首を吸い、股間から漂うメスの匂いを嗅がせておきながら、セックスはダメってのは辛い。コンドームの用意がないのも痛恨のミス、でも中出ししなきゃいいと思ったが、彼女は28にしてはセックスの知識は極めて希薄なだけに、そういう選択をしたのだろう。

「入れないから、こするだけ」
彼女の返事を聞く前に、形だけ体を重ねて、小陰唇をこするようにペニスをスライドさせた。手で持って亀頭側をあてたりもした。ほとんどセックスと同じと思えた。
僕のペニスには、彼女から分泌された液がまとわりつき、亀頭は時々クリトリスをかすめる、その度に彼女は大きくのけぞり、自分の手の指を喉の奥まで差し込んで、喘ぎ声を殺そうとしていた。
獣のように腰を振って、ペニスでクリトリスを突いた。少し入っていたかもしれない。

「ごめんなさい…」
「うん?」

「するならちゃんとして!」


「え?」

レミオロメンのベストアルバムから「太陽の下」が流れていた。全く大音量ではないが、会話が止まると雨音による別世界感と車内の静寂が不思議な空間を作り出し、大きな音で音楽が鳴り響く。

「お願い、するならちゃんとして!」
彼女の声が哀願するように響く。

“笑って心開いたら あなたの事好きになった
一巡り太陽の下で 深い眠りから覚めたら
もう少し素直に生きたいよ だってあなたに会いたいから”

歌詞がその時のシーンにぴったりだったわけではないが、背中を押されたような気持ちになり、後先考えずに、ペニスを膣口に突き挿した。

車の後部座席はこういう行為にとても適していることを初めて知った。彼女が背中をシートに付けてM字開脚で浅めに座ったところに、正面から重なる。狭いので、腰を振る時に大きく体を引いてパンパンと音をたてることはできないが、体の密着具合は最高だ。

「んぁ」
「いいの?動くよ」
「動いて!もっと動いて!」
「入れるのだけはダメなんじゃないの?」
「そうだけど…なんでもいいから突っこんでほしいくらい、いまはしたくなったの」
内臓を抉る(えぐる)ように突き刺して、亀頭で上の内壁を感じてピストン運動を繰り返す。
「ほら、これで、これでいいの?すごく締めてるよ、気持ちいい!」
「あぁぁ、気持ちいい、すごい。こういうのはじめて!」
「なにが?」
「固いの、固いのにズブズブされている」
「奥が?」
「わかんないっ。はいってすぐのところから、固いのか当たって、掻き回されてるっ…ぁぁあっ!」
「南さんがとってもいやらしいから、こんなに固くなってるんだよ」
「もっと突いて!めちゃくちゃに突いて!」

少し意地悪したくなった。
それにもう射精しちゃいそうだったから一旦抜くことにした。
人妻に中出しするほど鬼畜ではない。
中出しのAVにも嫌悪感を覚えるほうだ。


「どこを突いてほしいの?言ってごらん」
「お、おく…」
「え?どこの奥?」
「ど、どうしても言わせたいのね」
「うん、どうしても」
「まんこ、まんこの奥を突いて!」
「1文字足りないよ」
「お‥まん‥こ‥」
「え?」
肉襞をペニスでかき分けるように滑らせる、時々クリトリスに当たるように。

「いやっ、焦らさないで。入れて!おまんこ!おまんこ!おまんこの奥に…」

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