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間章3

楽曲解説『GOOD BY FRIENDS』

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 伝説のロックバンド『ファイブカード』が贈る、染み入るように静かなブルース。
 交代前のメンバーであるスミスに向けて、解散ライブで歌われたことでも有名。

 本編12章で、夕方の教室で舞奈と園香を見かけた委員長が静かに奏でた。
 13章でも、父親の反対を押し切って参加したコンサートで披露。
 聴衆として客席にいた舞奈に「なんて悲しいブルースなんだ……」と評された。
 そして14章では蔓見雷人/ファイブカードのジャックが最終決戦の後に歌唱。
 最後にして最高のコンサート、そして彼自身の生涯を本曲で締めくくった。

――――――――――――――――――――

 夕暮れの街、君に会いたくて
 見慣れたコート、探して、目を凝らす

 そこにいるはずなんてないこと、わかっているけど
 君のいた場所、いつまでも、見つめていた

 ふと振り返る
 そこには誰もいない
 けれど僕らが、来た道、確かにあるよ

 2人で歩いてきた道、間違ってなかったと
 確かめるように、口元、歪める

 それが笑顔に見えたらいいな
 だって僕が笑うと
 君も微笑んで、くれたから

 この広い世界の中、ただ君が、いてくれるだけで
 光輝く、楽園だった

 僕がここまで来られたのは、君がいたからだって
 何度でも伝えたいよ

 君が何処にいても聞こえるように
 笑ってくれるように
 僕の気持ち、歌にして、送るよ

 天国でも、地獄でもない、この世界の中
 この道はまだ、ずっと先まで、続いてるけど
 ひとりで歩く道じゃないよ
 僕にはまだ歌が、あるから

 2人で歩いた道
 2人で歌った歌
 絶対に、忘れやしない

 そうさ君は、歌になって
 吹き抜ける春の風になって
 僕の隣に、いるよ

 あの懐かしい歌になって
 まばゆい木漏れ日になって
 僕の隣に、いるよ
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