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Let's 同居生活
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ーー前回のあらすじーー
ゲイの内海和樹が自宅の前に座っていた
少年を保護したらプロポーズ(?)されました、悪魔に。
「つ、番ってあの動物があれするときの……っ」
突然のことに俺は舌をかんでしまった。
「だ、大丈夫ですか!?とりあえず落ち着いてください!」
「落ち着けも何もおまえがいいだしたことだろ……」
「ご、ごめんなさい!でもあなたに恩返しするにはこれしかなくて……こ、このとおりあなた好みの姿になれますので……!」
そういうと少年はいろんな姿の女性に変身した。
「……ハァァァァ……。悪いが俺はゲイなんだよ。だから好みの姿なんて無い」
「あっ、あの!ゲイって何ですか……?」
少年は困ったような顔で聞いた。
「……男が好きな男のことだ」
俺は複雑な顔で答える。まるで古傷に塩を塗りたくられたようだ。
「なるほど……。ではこれはどうでしょう!」
少年は筋骨隆々な姿をした男となる。
「Oh my godh……!」
驚きのあまり英語が出てしまった。正直、俺の好み。しかしこれくらいで負けてはならぬ。
「おまえがすごいのはわかった。だが俺は仕事があるため昼間は家にいないぞ。その間のおまえの飯はどうするんだ」
「あっ、私家事できますよ!」
そういうと少年は台所にたち、ものの数分で2人分の軽食を作った。
ダメだ。完璧すぎる……。家事はできるし優しさだって兼ね備えている。極めつけにはドタイプすぎる……!
「……わかったよ。おまえを番にしてやる……」
俺は頬を赤らめながらいった。
少年の涙を浮かべながらも必死に、はにかんだ笑顔が映る。
「あ、そういやお互い自己紹介してなかったな。俺は内海和樹や」
「わ、私はハルバス·リリウムと申します」
「ハルバスか……ならこれからはハルと呼ぶか。それでもいいか?」
「は、はい!」
ハルは小さくガッツポーズをしていた。
普通に見えていたが、可愛かったので俺は黙っておくことにした。
「おし、お互い自己紹介は終わったしまずは一般常識をおしえんとなぁ」
「あ、それに関しては大丈夫です。ずっと昔から人間界にしましたし」
「そうか……なら他に聞きたいことは……」
その時、ふと時計を見た。午前3時を指していた。
「やべっ、明日大事な会議があるの忘れとった!急いで寝ないと……!」
俺は急いで就寝と明日の用意を終えた。
「そういや悪魔って寝るのか?」
「基本寝ませんよ。ただ私の場合人間の生活に慣れてしまってるので、寝ますね。
なので……おりゃ―!」
そういうとハルは俺のベッドのなかに飛び込んだ。
「和樹さんのところで寝させてください♪」
めっちゃ可愛い……。そう俺は思うとハルにひとつお願いをした。
「なぁ、俺の好みの姿に今変身できるか?」
「いいですけど……何かあるんですか?
……まさか初夜!?」
「ちげぇわ!……雄っぱい枕で寝てみたかったんだよ……」
翌朝、遅刻ギリギリになった内海であった。
ゲイの内海和樹が自宅の前に座っていた
少年を保護したらプロポーズ(?)されました、悪魔に。
「つ、番ってあの動物があれするときの……っ」
突然のことに俺は舌をかんでしまった。
「だ、大丈夫ですか!?とりあえず落ち着いてください!」
「落ち着けも何もおまえがいいだしたことだろ……」
「ご、ごめんなさい!でもあなたに恩返しするにはこれしかなくて……こ、このとおりあなた好みの姿になれますので……!」
そういうと少年はいろんな姿の女性に変身した。
「……ハァァァァ……。悪いが俺はゲイなんだよ。だから好みの姿なんて無い」
「あっ、あの!ゲイって何ですか……?」
少年は困ったような顔で聞いた。
「……男が好きな男のことだ」
俺は複雑な顔で答える。まるで古傷に塩を塗りたくられたようだ。
「なるほど……。ではこれはどうでしょう!」
少年は筋骨隆々な姿をした男となる。
「Oh my godh……!」
驚きのあまり英語が出てしまった。正直、俺の好み。しかしこれくらいで負けてはならぬ。
「おまえがすごいのはわかった。だが俺は仕事があるため昼間は家にいないぞ。その間のおまえの飯はどうするんだ」
「あっ、私家事できますよ!」
そういうと少年は台所にたち、ものの数分で2人分の軽食を作った。
ダメだ。完璧すぎる……。家事はできるし優しさだって兼ね備えている。極めつけにはドタイプすぎる……!
「……わかったよ。おまえを番にしてやる……」
俺は頬を赤らめながらいった。
少年の涙を浮かべながらも必死に、はにかんだ笑顔が映る。
「あ、そういやお互い自己紹介してなかったな。俺は内海和樹や」
「わ、私はハルバス·リリウムと申します」
「ハルバスか……ならこれからはハルと呼ぶか。それでもいいか?」
「は、はい!」
ハルは小さくガッツポーズをしていた。
普通に見えていたが、可愛かったので俺は黙っておくことにした。
「おし、お互い自己紹介は終わったしまずは一般常識をおしえんとなぁ」
「あ、それに関しては大丈夫です。ずっと昔から人間界にしましたし」
「そうか……なら他に聞きたいことは……」
その時、ふと時計を見た。午前3時を指していた。
「やべっ、明日大事な会議があるの忘れとった!急いで寝ないと……!」
俺は急いで就寝と明日の用意を終えた。
「そういや悪魔って寝るのか?」
「基本寝ませんよ。ただ私の場合人間の生活に慣れてしまってるので、寝ますね。
なので……おりゃ―!」
そういうとハルは俺のベッドのなかに飛び込んだ。
「和樹さんのところで寝させてください♪」
めっちゃ可愛い……。そう俺は思うとハルにひとつお願いをした。
「なぁ、俺の好みの姿に今変身できるか?」
「いいですけど……何かあるんですか?
……まさか初夜!?」
「ちげぇわ!……雄っぱい枕で寝てみたかったんだよ……」
翌朝、遅刻ギリギリになった内海であった。
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