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アネロス・乳首ローター
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正樹は本棚の奥からブック型の収納ケースを取り出した。この中には、真面目な優等生である正樹の誰にも言えない秘密が隠されている。
時折ちらちらと幸介の視線を気にしながら、ケースから必要なものを取り出し、準備を進めた。ローションを使って指でアヌスをほぐし、手にした器具にも塗り付ける。特徴的な形をしたそれは前立腺をマッサージするために開発されたもので、アネロスというのだそうだ。緩やかな凹凸のある頭部が腸壁越しに前立腺を圧迫し、射精を伴わないオーガズムに導くらしい。家族にバレないようにこそこそとアブノーマルなアダルトグッズを買いあさる兄を想像しては、幸介は内心笑いが止まらなくなる。
正樹は仰向けの状態で膝を立てて足を開き、ゆっくりとアネロスを挿入していった。その様子をじっと見つめる幸介と目が合うと、弾かれたようにぎゅっと目を瞑る。蠕動するアヌスがひとりでに器具を呑み込んでいく。
「ふ、うぅ……」
根元まで咥え込むと、正樹は小刻みに体を震わせながら静かに呼吸を続けた。深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すのを繰り返す。薄い腹部が膨れ上がっては凹み、胸の下に肋骨を浮かび上がらせた。
少し経つと、中のものが馴染んできたのか、その吐息に甘さが混じり始めた。
「ん、くっ、ふぅっ……♡」
「気持ちよさそうだね。それ、どんな感じ?」
「ぁ……ぅ、きもちいとこ、当たって……お腹の奥が、じんじんする……♡」
きゅっきゅと正樹が尻を引き締めると、内部の器具も合わせて動く。幸介にとっては未知の世界だが、前立腺の刺激というのは余程良いものらしい。正樹は見られていることも忘れてうっとりと肛悦に酔い痴れ、己の胸を弄り始める。赤茶に色づく輪郭を指でなぞり、しこった突起をさわさわと掠った。
「は、ぁ……ん……♡」
「いつもそうやって乳首いじってんだ」
「う、ん……♡」
指の腹で押し潰しては摘まみ上げ、くりくりと捻る。限界まで引っ張ってぴんと弾く。小さな果実はますます充血して赤みを増した。
「あっ、はぁ……きもち……♡」
正樹は胸を反らして腰を捩らせ、肛門を締め付けて陶酔に浸る。ペニスは直接触れてもいないのに、とろとろとカウパー液を流し続けている。
自慰に没頭する兄を静かに眺めていた幸介は、傍らのケースからクリップ式のローターを取り出した。
「これも使ってみてよ」
「ぇ、あ……ひゃうっ!」
尖り切った両乳首をクリップで挟み込むと、正樹はびくっと胸を跳ねさせる。
「わー、なんか痛そう。スイッチは……これ?」
「ぁんんっ! ぁっ、や、やぁっ……♡」
「やじゃないだろ、自分で買ったんだから。いつも使ってんでしょ」
「あぅっ、だ、だって、見られるの、ん、恥ずかしいっ……」
「はは、何を今更」
小さな機械音を立てて、ローターの振動とクリップのピンチが敏感な乳首を責め立てる。その細かな揺れが伝播していくように、正樹の全身が痙攣する。
「あぅっ、だ、だめ、これ、だめぇっ……んあぁっ!」
正樹は切なげに眉を寄せ、閉じ切らない口から濡れた舌を覗かせた。強すぎる刺激にかぶりを振り、震える指でクリップに手を掛ける。
「外しちゃだめだよ」
「うっ、ぐっ、ん、お、おねがい……っ」
「だめ」
幸介の言葉に、涙を流して従う。身悶える兄に追い打ちをかけるように、幸介はリモコンを操作して振動パターンを切り替えた。稼働音が大きくなり、正樹の痙攣もいっそう激しさを増す。
「んっ、ひっ、ぅ、ぁ、つよい、よぉっっ……!」
「へえ、小さいのに結構パワフルだねー」
「ぅうっ、くっ、ひぐぅっ」
「乳首ブルブル、気持ちいい?」
無邪気な笑みを浮かべる幸介は、様々な振動の強度とパターンを切り替えて正樹の乳首を弄んだ。緩急をつけた刺激が切ない快感をいっそう鮮烈なものにして、波紋のように広がりを見せる。
「んくっ、ぅ、う゛、ふっ、ぐっ、んやぁっ♡」
反射的な肛門筋の収縮で前立腺を圧迫されるのか、正樹は激しく腰を波打たせた。跳ねるペニスが透明な汁を撒き散らし、己の腹を汚す。射精しているのではないかと疑うほどに、尿道口からはトプトプと先走りが溢れ続けている。
「ふ……ん、ぁ、はっ……も、ぉ、おかしくなるぅっ……♡」
乳首と肛門を性具に犯され、その様子を弟に視姦されて、羞恥は快楽に塗り替えられていく。一抹の理性さえ融かされた正樹の顔は、一転して恍惚を浮かべるままになっていた。
「あっ、はぁっ、うっ、ひくっ、こうすけ、こうすけぇっ……♡」
「涎垂らして感じちゃって。すっごいトロ顔。普段のスカした顔よりそっちの方がずっといいよ」
幸介が緩慢な手つきで己のものをしごく。兄の痴態に彼自身も少なからず興奮を覚えていた。知性を失った正樹の目が、弟の股間に釘付けになる。欲望を凝縮した熱い視線が一点に注がれる。
「ぁ……は、あ、ぁ……♡」
「そんなに見つめられたら照れるなぁ……コレ、いつも想像しながら自分で弄ってんの?」
幸介は言いながら、正樹の生白い内腿に亀頭をずりずりと擦り付ける。アネロスを呑み込んだ尻穴が条件反射のようにきゅうっときつく窄まった。
「あ、ぁ、あ、あぁあ……♡」
「弟のチンポ欲しがるなんて、ホントおにいちゃんは変態だよね」
期待の汁を垂れ流す正樹のペニスを、人差し指でピンと弾く。しなった筒先から雫が飛ぶ。
「ひゃっ……」
「せっかく手空いてるんだから、お兄ちゃんも自分でしごいたら?」
幸介の言葉に強制力はなかったが、正樹は従順に自身のものに手を伸ばした。
「ん……ふっ……♡」
表皮を滑らせるように茎胴をしごく。余り気味の皮が蛇腹になってカリ首を摩擦し、ぐちゅぐちゅと淫らな粘着音を立てる。
時折ちらちらと幸介の視線を気にしながら、ケースから必要なものを取り出し、準備を進めた。ローションを使って指でアヌスをほぐし、手にした器具にも塗り付ける。特徴的な形をしたそれは前立腺をマッサージするために開発されたもので、アネロスというのだそうだ。緩やかな凹凸のある頭部が腸壁越しに前立腺を圧迫し、射精を伴わないオーガズムに導くらしい。家族にバレないようにこそこそとアブノーマルなアダルトグッズを買いあさる兄を想像しては、幸介は内心笑いが止まらなくなる。
正樹は仰向けの状態で膝を立てて足を開き、ゆっくりとアネロスを挿入していった。その様子をじっと見つめる幸介と目が合うと、弾かれたようにぎゅっと目を瞑る。蠕動するアヌスがひとりでに器具を呑み込んでいく。
「ふ、うぅ……」
根元まで咥え込むと、正樹は小刻みに体を震わせながら静かに呼吸を続けた。深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すのを繰り返す。薄い腹部が膨れ上がっては凹み、胸の下に肋骨を浮かび上がらせた。
少し経つと、中のものが馴染んできたのか、その吐息に甘さが混じり始めた。
「ん、くっ、ふぅっ……♡」
「気持ちよさそうだね。それ、どんな感じ?」
「ぁ……ぅ、きもちいとこ、当たって……お腹の奥が、じんじんする……♡」
きゅっきゅと正樹が尻を引き締めると、内部の器具も合わせて動く。幸介にとっては未知の世界だが、前立腺の刺激というのは余程良いものらしい。正樹は見られていることも忘れてうっとりと肛悦に酔い痴れ、己の胸を弄り始める。赤茶に色づく輪郭を指でなぞり、しこった突起をさわさわと掠った。
「は、ぁ……ん……♡」
「いつもそうやって乳首いじってんだ」
「う、ん……♡」
指の腹で押し潰しては摘まみ上げ、くりくりと捻る。限界まで引っ張ってぴんと弾く。小さな果実はますます充血して赤みを増した。
「あっ、はぁ……きもち……♡」
正樹は胸を反らして腰を捩らせ、肛門を締め付けて陶酔に浸る。ペニスは直接触れてもいないのに、とろとろとカウパー液を流し続けている。
自慰に没頭する兄を静かに眺めていた幸介は、傍らのケースからクリップ式のローターを取り出した。
「これも使ってみてよ」
「ぇ、あ……ひゃうっ!」
尖り切った両乳首をクリップで挟み込むと、正樹はびくっと胸を跳ねさせる。
「わー、なんか痛そう。スイッチは……これ?」
「ぁんんっ! ぁっ、や、やぁっ……♡」
「やじゃないだろ、自分で買ったんだから。いつも使ってんでしょ」
「あぅっ、だ、だって、見られるの、ん、恥ずかしいっ……」
「はは、何を今更」
小さな機械音を立てて、ローターの振動とクリップのピンチが敏感な乳首を責め立てる。その細かな揺れが伝播していくように、正樹の全身が痙攣する。
「あぅっ、だ、だめ、これ、だめぇっ……んあぁっ!」
正樹は切なげに眉を寄せ、閉じ切らない口から濡れた舌を覗かせた。強すぎる刺激にかぶりを振り、震える指でクリップに手を掛ける。
「外しちゃだめだよ」
「うっ、ぐっ、ん、お、おねがい……っ」
「だめ」
幸介の言葉に、涙を流して従う。身悶える兄に追い打ちをかけるように、幸介はリモコンを操作して振動パターンを切り替えた。稼働音が大きくなり、正樹の痙攣もいっそう激しさを増す。
「んっ、ひっ、ぅ、ぁ、つよい、よぉっっ……!」
「へえ、小さいのに結構パワフルだねー」
「ぅうっ、くっ、ひぐぅっ」
「乳首ブルブル、気持ちいい?」
無邪気な笑みを浮かべる幸介は、様々な振動の強度とパターンを切り替えて正樹の乳首を弄んだ。緩急をつけた刺激が切ない快感をいっそう鮮烈なものにして、波紋のように広がりを見せる。
「んくっ、ぅ、う゛、ふっ、ぐっ、んやぁっ♡」
反射的な肛門筋の収縮で前立腺を圧迫されるのか、正樹は激しく腰を波打たせた。跳ねるペニスが透明な汁を撒き散らし、己の腹を汚す。射精しているのではないかと疑うほどに、尿道口からはトプトプと先走りが溢れ続けている。
「ふ……ん、ぁ、はっ……も、ぉ、おかしくなるぅっ……♡」
乳首と肛門を性具に犯され、その様子を弟に視姦されて、羞恥は快楽に塗り替えられていく。一抹の理性さえ融かされた正樹の顔は、一転して恍惚を浮かべるままになっていた。
「あっ、はぁっ、うっ、ひくっ、こうすけ、こうすけぇっ……♡」
「涎垂らして感じちゃって。すっごいトロ顔。普段のスカした顔よりそっちの方がずっといいよ」
幸介が緩慢な手つきで己のものをしごく。兄の痴態に彼自身も少なからず興奮を覚えていた。知性を失った正樹の目が、弟の股間に釘付けになる。欲望を凝縮した熱い視線が一点に注がれる。
「ぁ……は、あ、ぁ……♡」
「そんなに見つめられたら照れるなぁ……コレ、いつも想像しながら自分で弄ってんの?」
幸介は言いながら、正樹の生白い内腿に亀頭をずりずりと擦り付ける。アネロスを呑み込んだ尻穴が条件反射のようにきゅうっときつく窄まった。
「あ、ぁ、あ、あぁあ……♡」
「弟のチンポ欲しがるなんて、ホントおにいちゃんは変態だよね」
期待の汁を垂れ流す正樹のペニスを、人差し指でピンと弾く。しなった筒先から雫が飛ぶ。
「ひゃっ……」
「せっかく手空いてるんだから、お兄ちゃんも自分でしごいたら?」
幸介の言葉に強制力はなかったが、正樹は従順に自身のものに手を伸ばした。
「ん……ふっ……♡」
表皮を滑らせるように茎胴をしごく。余り気味の皮が蛇腹になってカリ首を摩擦し、ぐちゅぐちゅと淫らな粘着音を立てる。
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