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性癖開花

お持ち帰り

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「みのるさん、みのるさん……おれ、トイレ……」
「ん~? こーじくん、おしっこいきたいの? じゃ、俺がつれてってあげる」
「いや、いいれす、じぶんで……」
「も~、ふらついてんじゃん。遠慮すんなよ。ほら、肩貸してあげるから」

 俺はだらりと垂れたこーじくんの腕を肩に回した。狙い通りこーじくんは酒に弱い体質のようで、顔を真っ赤にして前後不覚に頭をグラグラ揺らし、ちどり足ですっかり出来上がっている。
 泥酔して死体のように転がっている友人達の体を跨ぎ、そのままカオス空間をふたりで抜け出した。

「みのるさん、トイレ、まだぁ? もうだめ、もれる……」
「まだ、もう少し我慢して?」

 むずがってデカい図体を擦りつけてくるこーじくんを宥めつつ、店を出てタクシーを拾う。
 車が走り出してから間もなくして、こーじくんは落ち着きなく尻をもぞもぞし始めた。目に涙を浮かべ、内股で必死に尿意を堪えている。つい悪戯心が芽生えて股間に手を伸ばすと、大げさに飛び上がって女の子みたいな甲高い声をあげた。

「ひゃうっ」

 お~、こーじくんのココ、勃起してなくても随分ご立派だね。こりゃ楽しみだなぁ♡

「ひぃんっ、やだ、みのるさん、だめぇっ……」
「でそお? 漏らしちゃう? タクシーの中で漏らしちゃうの?」
「もれる、もれる、だめだめっ……」

 可愛い反応に手が止まらなくなり、ニヤケ顔でジーンズの膨らみを撫でまわし、やわやわと揉みしだいた。こーじくんは全身を小刻みに震わせて弱々しくすがりついてくる。

「ぁ、ん……だ、め……触っちゃ、ぁっ……」

 俺は項垂れるこーじくんの頭をそっと抱き寄せた。熱い吐息が鎖骨にかかる。甘えるようにぐりぐりと鼻を擦り付けてきたので、お返しに額の生え際にチュッとキスを落とした。

「ん、ちゅっ……かーわいい♡」

 ふとバックミラーを見れば、運転手のおじさんとばっちり目が合った。俺がにっこり笑いかけると、慌てた様子で視線を逸らされる。
 気を取り直して再びこーじくんの股間に手を滑らせ、耳に唇をくっつけてフウッと息を吹き込んだ。露骨に強張った太腿に差し込んだ手のひらがぎゅうぎゅう挟み込まれる。

「もう少しで着くからね? ちゃぁんと我慢できたら、ごほーびたくさんあげるから♡」
「むりぃ、むりだよぉ……ぐすぐす」

 うわ、泣いちゃったよ……。酔っ払うと幼児退行しちゃうタイプなんかな? 高校の時は生徒会長も務めてたって言ってたし、シラフだとしっかり者の優等生っぽいのに、そのギャップが堪らない……♡

「じゃあ、ココ。おっきさせてみる? 勃たせたらおしっこ出てこなくなるかも」

 内緒話でもするように耳元で囁きながら、掴んだチンコを緩急つけて捏ね上げる。分厚い生地越しでも体積を増していくのが感じられた。

「ぅあっっ、ふぅっ、ぅぐっ……だめ、だめ、出るっ、出ちゃうぅっ……!!」

 こーじくんは泣きながらかぶりを振り、盛大に腰をくねらせる。車はちょうど信号待ちで止まっており、車体がユサユサと派手に揺れた。おじさんがわざとらしく咳払いをする。
 うーん、面白くなってきたところだけど、さすがにこれ以上はやめといた方がいいかなぁ。ホントにここで漏らされちゃってもメンドーだし。

「あと2、3分で着くから、もうちょっとの我慢だよ。着いたら、たくさんきもちいの出させてあげるからね♡」

 そう耳に吹き込んで密着した体を離した。こーじくんは口をへの字に曲げ、目尻に涙を溜めてすがるようにこっちを見つめてくる。

「ふ、んぐっ、うぅうっ……!」

 あー可愛い。先輩がこれからいーっぱい気持ちいいこと教えてあげるからね♡
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