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一発目
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せり上がってきたものが強引に塞き止められ、行き場を失って腹の奥底で暴れまわる。あまりのもどかしさに堪らず腰をカクつかせ、張り詰めたままじんじんと痺れるペニスを宙に向けて虚しく突き上げた。
「あぁっ、なんでっ!? 出したい、精液出したい出したい、出したいっっ!」
「ん、はぁ……こんなんで終わりにして堪るかよ……」
「大丈夫だから、終わらないからっ! だからっ、ねっ、ねぇっ!」
「だぁめ♡ 待て、だぞ」
言うことを聞かない飼い犬を躾けるように、朔は俺の鼻先に手のひらをかざす。俺は情けなく鼻をすすり、尻の穴を引き締めて必死に射精欲求を紛らわせるしかなかった。
「うぅ……ぐすっ、ひどいよぉ……」
「すぐ済むから、ちょっと我慢してろ」
朔は手早く部屋着を脱いで全裸になり、ヘッドボードの引き出しからローションを取り出した。己のペニスをしごきながら、ローションを使って尻穴を解し始める。
「どうせ出すんなら、……ん、こっちの本物ケツマンで、出したいだろ……? なんか俺もすっげぇ興奮してきたからさ、ぁっ、はぁっ、今日は、ナマで……な♡」
とろとろと先走りを零すペニスは淫猥に濡れ光り、アナルはぐちゅぐちゅと音を立てて容易く三本の指を受け入れる。折り曲げた指先が膨らんだしこりを捉えるのか、朔は内腿を細かく震わせ、鼻にかかった甘い吐息を漏らした。
「は、あぁ、ン……♡」
頬を上気させ、気持ちよさそうに目を細める朔。いつもこんな風にして、自分を慰めているのだろうか――。
「ぁっ、んっ、ふぅっ、くふぅ……♡」
「さ、く……」
壮絶な色気を放つその姿を俺は瞬きもせずに凝視し、ごくりと生唾を吞み込んだ。
射精を寸止めされたばかりのところに自慰を見せつけられ、煽り立てられた劣情は既に我慢の限界を迎えていた。全身を巡る血液が沸き立ち、ボコボコと浮いた泡が今にも血管を突き破ってしまいそうだ。
「も、もう……我慢できないっ!」
性急な手つきで中途半端に身につけていたものを脱ぎ捨てる。
「うぁ、ちょっ、史っ……なにすんだよっ」
「朔、朔、朔……♡」
勢いのままに朔の肢体をシーツに沈め、有無を言わさず組み敷いた。むしゃぶりつくように唇を被せ、朔の股間に己のモノをぐりぐり押し付け、腰を振りたくる。
「んちゅっ、ぢゅぅっ、ぷちゅぷちゅっ……♡」
「ンフッ、ぅ、ふぅっ、ん……ちゅぶっ、くちゅ……ぁっ、ふみっ……」
「はふっ、んぐ、ハァハァ……挿れたい、マンコ挿れたいっ♡ いいよな、な、なっ?」
「お、おいおい……盛りのついた犬かよ、目ぇ血走ってんぞ……んあぁっ♡ チンポ、すげぇ、硬いっ♡」
「朔だってコレ、欲しかったんだもんな? 今までごめん、満足させてあげられなくて。でも、安心して、これからはもう大丈夫だから。朔のこと、いっぱい気持ちよくさせてあげるから……っ♡」
「あぁんっ♡ そんな、いきなりぃっ♡♡」
ずぶずぶずぶずぶ、ずぶぅううっっ!!
ぎゅぎゅぎゅっ、ぎゅぅう~~~♡♡
温かく、しっとりと濡れた腸壁が吸い付くように絡みつき、同時に肛門がきつく肉幹を食い締めてくる。久しぶりの挿入だったが、これまでに感じたこともないような強烈な快感にぶるぶると震えが駆け抜け、全身の肌が粟立った。
「ひゃふうぅんっ♡♡」
「あっぐうぅっっ……!!」
中身を絞り出すような括約筋の蠕動に促され、既に限界ギリギリだったペニスは呆気なく臨界点を突破した。
「あっ、あ、ぁア……やば、でる、でるでるでるううぅううっ♡♡♡」
「うそ、マジかよっ、ちょっ、まッ――はうぅううっっ♡♡♡」
どぴゅどぴゅっ、びゅるびゅるびゅるるるるーーーっっ!!!
奥歯を食い締め、二発、三発、四発と、ありったけの精を立て続けに撃ち放ち、腸奥にぶちまける。射出するごとに視界が真っ白に染まり、脳細胞がぱぁん、ぱぁんと弾けていく。体の芯が柔らかく溶けていくような幸福感。未だかつて経験したことのない大きなエクスタシーに骨の髄まで痺れきっていた。これがただの生理現象とは違う、本当の意味での絶頂感なのか。
「あぁっ……すっげ、こんなに出るの、はじめて……ぐ、ぅ、止まんないっ……ふぅ、ふぅ、ふぅうーー……っ♡♡」
「うぅ、っく、……こんの、早漏雑魚チンポッ!!」
感動に浸って呆けていると、額に容赦のない手刀が打ち下ろされた。
「いだっ、……ご、ごめん……」
「ったく、ガキじゃねぇんだからさぁ……もっと楽しもうと思ってたのに、クソ……もういい、後は自分で処理するから、抜け」
「えっ、やだ」
「ハァ!? んなこと言ったってお前……」
これまでの経験から、朔は俺のペニスが一度射精してしまうと当分の間は勃起できないと思っている。しかし吐精したばかりのそれは、朔の中で未だに芯を保ったままである。
これはイケる。精力剤の確かな効果を実感し、俺は心の中でガッツポーズを決めた。
「あぁっ、なんでっ!? 出したい、精液出したい出したい、出したいっっ!」
「ん、はぁ……こんなんで終わりにして堪るかよ……」
「大丈夫だから、終わらないからっ! だからっ、ねっ、ねぇっ!」
「だぁめ♡ 待て、だぞ」
言うことを聞かない飼い犬を躾けるように、朔は俺の鼻先に手のひらをかざす。俺は情けなく鼻をすすり、尻の穴を引き締めて必死に射精欲求を紛らわせるしかなかった。
「うぅ……ぐすっ、ひどいよぉ……」
「すぐ済むから、ちょっと我慢してろ」
朔は手早く部屋着を脱いで全裸になり、ヘッドボードの引き出しからローションを取り出した。己のペニスをしごきながら、ローションを使って尻穴を解し始める。
「どうせ出すんなら、……ん、こっちの本物ケツマンで、出したいだろ……? なんか俺もすっげぇ興奮してきたからさ、ぁっ、はぁっ、今日は、ナマで……な♡」
とろとろと先走りを零すペニスは淫猥に濡れ光り、アナルはぐちゅぐちゅと音を立てて容易く三本の指を受け入れる。折り曲げた指先が膨らんだしこりを捉えるのか、朔は内腿を細かく震わせ、鼻にかかった甘い吐息を漏らした。
「は、あぁ、ン……♡」
頬を上気させ、気持ちよさそうに目を細める朔。いつもこんな風にして、自分を慰めているのだろうか――。
「ぁっ、んっ、ふぅっ、くふぅ……♡」
「さ、く……」
壮絶な色気を放つその姿を俺は瞬きもせずに凝視し、ごくりと生唾を吞み込んだ。
射精を寸止めされたばかりのところに自慰を見せつけられ、煽り立てられた劣情は既に我慢の限界を迎えていた。全身を巡る血液が沸き立ち、ボコボコと浮いた泡が今にも血管を突き破ってしまいそうだ。
「も、もう……我慢できないっ!」
性急な手つきで中途半端に身につけていたものを脱ぎ捨てる。
「うぁ、ちょっ、史っ……なにすんだよっ」
「朔、朔、朔……♡」
勢いのままに朔の肢体をシーツに沈め、有無を言わさず組み敷いた。むしゃぶりつくように唇を被せ、朔の股間に己のモノをぐりぐり押し付け、腰を振りたくる。
「んちゅっ、ぢゅぅっ、ぷちゅぷちゅっ……♡」
「ンフッ、ぅ、ふぅっ、ん……ちゅぶっ、くちゅ……ぁっ、ふみっ……」
「はふっ、んぐ、ハァハァ……挿れたい、マンコ挿れたいっ♡ いいよな、な、なっ?」
「お、おいおい……盛りのついた犬かよ、目ぇ血走ってんぞ……んあぁっ♡ チンポ、すげぇ、硬いっ♡」
「朔だってコレ、欲しかったんだもんな? 今までごめん、満足させてあげられなくて。でも、安心して、これからはもう大丈夫だから。朔のこと、いっぱい気持ちよくさせてあげるから……っ♡」
「あぁんっ♡ そんな、いきなりぃっ♡♡」
ずぶずぶずぶずぶ、ずぶぅううっっ!!
ぎゅぎゅぎゅっ、ぎゅぅう~~~♡♡
温かく、しっとりと濡れた腸壁が吸い付くように絡みつき、同時に肛門がきつく肉幹を食い締めてくる。久しぶりの挿入だったが、これまでに感じたこともないような強烈な快感にぶるぶると震えが駆け抜け、全身の肌が粟立った。
「ひゃふうぅんっ♡♡」
「あっぐうぅっっ……!!」
中身を絞り出すような括約筋の蠕動に促され、既に限界ギリギリだったペニスは呆気なく臨界点を突破した。
「あっ、あ、ぁア……やば、でる、でるでるでるううぅううっ♡♡♡」
「うそ、マジかよっ、ちょっ、まッ――はうぅううっっ♡♡♡」
どぴゅどぴゅっ、びゅるびゅるびゅるるるるーーーっっ!!!
奥歯を食い締め、二発、三発、四発と、ありったけの精を立て続けに撃ち放ち、腸奥にぶちまける。射出するごとに視界が真っ白に染まり、脳細胞がぱぁん、ぱぁんと弾けていく。体の芯が柔らかく溶けていくような幸福感。未だかつて経験したことのない大きなエクスタシーに骨の髄まで痺れきっていた。これがただの生理現象とは違う、本当の意味での絶頂感なのか。
「あぁっ……すっげ、こんなに出るの、はじめて……ぐ、ぅ、止まんないっ……ふぅ、ふぅ、ふぅうーー……っ♡♡」
「うぅ、っく、……こんの、早漏雑魚チンポッ!!」
感動に浸って呆けていると、額に容赦のない手刀が打ち下ろされた。
「いだっ、……ご、ごめん……」
「ったく、ガキじゃねぇんだからさぁ……もっと楽しもうと思ってたのに、クソ……もういい、後は自分で処理するから、抜け」
「えっ、やだ」
「ハァ!? んなこと言ったってお前……」
これまでの経験から、朔は俺のペニスが一度射精してしまうと当分の間は勃起できないと思っている。しかし吐精したばかりのそれは、朔の中で未だに芯を保ったままである。
これはイケる。精力剤の確かな効果を実感し、俺は心の中でガッツポーズを決めた。
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