反抗期の息子にオナネタにされてました

すりこぎ

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愛情の裏返し

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 頭がふわふわする。なんだかよくわからないが愉快な気分だ。
 帰りがけ、コンビニに寄って彼の有名なアイスクリームブランドのクッキー&クリームを購入する。昔から慎介が一番好きなアイス。それなりに値段が張るので好きなだけ食べさせてあげることはできなかったが、たまにご褒美として買ってあげると飛び上がって喜んだことを思い出す。大好物なんだから全部自分で食べてしまえばいいのに、パパもどうぞってお裾分けしてくれて……本当は人のことを思いやれる優しい子なんだ、慎介は。

「ただいまぁ~……」

 家の中は真っ暗だ。時刻は零時を回っている。
 コンビニ袋を揺らしながら、ふらつく足取りで慎介の部屋へと向かった。最近特に気まずい関係が続いているのでシラフであれば息子の部屋に突撃なんてしなかったが、酒に酔った今の俺は万事うまくいくだろうと根拠のない自信に満ち溢れていた。
 もう眠ってしまっただろうか。それならサプライズだ。寝起きドッキリを仕掛けてやろう。びっくりする無防備な慎介の顔を想像して口元が緩む。抜き足差し足で部屋の前に立ち、ドアが閉まりきっていないことに気がついた。

「……っ、……う、……んっ……」
「……?」

 わずかな隙間からくぐもった声が漏れている。息を殺して耳を傾けた。

「……はぁ、ぁ、ぱぱ、……ぱぱぁっ……」
「――うん?」

 慎介が、泣いている? 俺に助けを求めている――!?

「慎介ぇっ!!」

 いてもたってもいられず、勢いよくドアを開けて部屋に踏み入った。

「どうしたのっ、パパはここにいるよ? 慎介、慎介っ」
「――う、ぁ、……うわああぁあああっっ!!!」

 片手に引っ掛けていたアイスの袋を放り投げ、ベッドの上で丸くなっている慎介に飛びかかるように抱きつく。

「もう大丈夫だよ? 泣かないで、ぎゅってしてあげるから。なにか怖いことあったの?」

 胸に抱え込んだ頭をよしよしと撫でさすってやる。そうしているうちに、硬直していた慎介の体が小刻みに震え出した。

「しんすけ……?」
「な、な、なななな、なんで、……」
「なんでって……慎介が泣いてるから、……」

 ふと、視線を落とす。そこには剥き出しになった息子のムスコが……。

「あれ……?」
「さいっ、あく……!」

 もしかして……いや、もしかしなくても、……うん。

「慎介、オナニーしてたの?」
「……それ、聞くか普通……って、なに触ってんだよ!!?」
「だってぇ……慎介のおちんぽ、しばらく見ないうちにすっごい成長してるからびっくりしたんだもん……」

 驚きで萎えてしまったのであろう慎介のチンコをさすさすしながら、じっくりつぶさに観察する。勃起せずとも皮が剥け、カリ高で、ずっしり重量感があり、みっしり肉厚で太さも長さ平均サイズを凌駕する大人顔負けのチンポ……少し見ないうちに見違えるほどに成長していた。自分の息子がこんなに立派なものを持っているなんて、誇らしさで胸がいっぱいになる。

「慎介、もしかして、パパのこと呼びながらシコッてた……? パパのこと、オカズにしてたの?」

「う、……そ、そんな、わけ……」
「違うの……?」
「違うに決まってんだろ!!」
「……なぁんだ、パパも慎介のこと考えてオナニーしてるから、一緒だと思って嬉しかったのに……」
「は……? いま、なんて、」
「パパ、大好きな慎介のこと考えながら、ちんこイジイジしちゃってるんだよ……?」
「う、そだろ……?」
「なんで嘘つく必要があるのさ……あ、慎介のおちんぽムクムクおっきしてきた♡ 可愛いね♡ カリのとこクイクイってされるの好き?」

 指の輪っかで段差を摩ると、脈打つチンポが成長しながらぐんぐん反り上がっていく。男らしさを更に増した屹立に感嘆の息が漏れた。

「はぁっ……♡ こんなに立派になって……どうしよう、おれ、パパなのに息子のおちんぽ見て興奮しちゃうっ……父親失格だよぉ……ダメな父親でごめんね……?」

「ダメなんかじゃ、……ダメじゃない!」

 されるがままだった慎介がガバッと抱きついてくる。たくましく育った息子の体に包み込まれ、胸がキュンと締め付けられた。

「俺だって、俺だって……パパのこと考えながらずっとオナニーしてたんだ! パパのこと好きすぎて、パパとエッチしたくて、自分の父親に対してこんな気持ちになるなんて絶対おかしいって、何度もパパのこと諦めようとしたけど、できなくて、パパとどう接していいのかすらわからなくなって、パパを困らせるようなことばっかりして……っ! 俺の方がダメな息子なんだよっ!」
「しんすけ……?」
「パパ……好き。ずっとずっと昔から、パパだけが好きなんだっ……!」

 慎介の顔が近づいてくる。あまりの急展開に理解が追い付かないが、俺の胸は喜びに膨らみ、はち切れんばかりに高鳴っていた。
 慎介のことを拒絶するという選択肢は存在しなかった。そっと目を閉じ、不器用に押し付けられる熱い唇を受け入れた。
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