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寝室
正常位①
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波が引くまで暫しの間、甘く気だるい呼吸音が深夜の静寂を満たした。
ふわふわと浮遊するような陶酔感が心地よく、未だ夢の中にいるように意識が混濁している。そのくせ体に与えられる刺激にはひときわ敏感になっていた。
おもむろに腰をあげた千紘のアヌスからずるりとペニスが引き抜かれる。吐精後の無防備なところを蕩けきった肉襞で擦り上げられ、修一の体に甘い戦慄が走った。
千紘は身を屈めて修一の腹部に舌を這わせ、ミルクを舐める猫のように飛び散った己の精液を清めていく。
「あぁっ……くすぐったいよ……」
ぴくぴく腹を痙攣させる修一に、千紘はクスッと笑みを溢す。
「ちゃんと綺麗にしないと、服とかベッド汚れちゃうよ?」
そう言って今度は白濁がこびりつくペニスに顔を寄せた。差し伸ばした舌で茎をなぞり、くぼみの部分も丁寧に汚れを舐め取っていく。
今日だけで幾度も達しているはずの男根は、千紘のしどけない色香と細やかな愛撫を受けてまたしても芯を持ち始めようとしていた。
「ちゅっ、ちゅぷ……ぅっ、うぅうん……っ♡」
丹念にペニスを舐め清めていた千紘がブルブルッと身震いする。上体を起こして膝立ちになると、その内腿には練乳を思わせるどろりとした糸が伝っていた。
千紘は指で粘糸を掬い取ってアヌスの中に押し戻す。挿入した指を掻き回せば、ぶちゅっ、にちゅ、ぐちょ……直腸にたっぷりと注ぎ込まれた生殖液が卑猥な濡音を奏でた。
「ぁん……んん……ねえ、おねえちゃんとも、生ハメしてるの……? こんな、ぐっちょぐちょになるまで、ザーメンたっぷり中に出してるの……?」
「し、しないよ……ちゃんとゴムしてる」
「そっかぁ……そうだよね……こーんなに濃厚な種汁注がれたら、一発でデキちゃうもんねぇ……」
図ったようなタイミングで小百合が身じろぎ、その指先が修一の手を掠めた。すっかり千紘の艶態に目を奪われていた修一はぎょっと身を固くする。
恐る恐る様子を確認すれば、小百合は大の字に四肢を伸ばして未だ熟睡中のままだ。彼女は寝相があまり良くないのでゆとりのあるベッドでも体が触れ合うことはよくあったが、それでも心臓が縮み上がる思いだった。
「ね、修ちゃん」
両頬を手のひらに包み込まれ、ぐいと視線を引き戻される。近づく千紘の唇が熱い吐息を溢し、修一のものに被さった。ぬめりをたたえた舌先が隙間から割り入り、ねっとりと修一の舌に絡みつく。
ちゅぷ、くちゅ、ぬちゃ……上顎や歯茎をくすぐられ、甘い唾液を流し込まれて、脳髄がどろどろに溶けていくような心地がした。現実に戻りかけた意識は再び夢うつつに引き戻される。
「ん……ふぅ……ちゅっ、くちゅくちゅ、ぢゅるっ……ねえ、お願い……おねえちゃんの隣で、いつもおねえちゃんとしてる時みたいに、俺のこと愛して……」
耳元で囁かれ、修一は喉を震わせた。
これ以上はあまりにリスクが高すぎると理性が危険信号を発していた。しかし欲望という分厚い壁に阻まれ、今の修一にはその声が届かない。麻薬に脳を侵されてしまったかのように、めくるめく悦楽に還ることを求めてやまなかった。
千紘を下に寝かせ、上から覆い被さる。修一を見上げる千紘の瞳は期待に潤みきっていた。促さずとも自ら股を開き、熱い情交を待ち望んでいる。
何度もまぐわいを重ねたアヌスは縦に割れ、赤く爛れてぷっくり腫れあがっていた。先に出した修一の精液が周囲の皺にこびりつき、淫靡な光沢を帯びている。くぱっと口を開けた縦溝からドロリと新たな白蜜が零れ出した。
早鐘を打つ己の鼓動が耳奥で喧しく木霊する。血圧がみるみる上昇し、煮え立つ血潮が陰茎に流れ込んだ。
甘い蜜に引き寄せられる蜂のように、修一はそそり勃つものをぬかるみに宛がう。じゅぶ、ぬちゃ、ずりゅりゅりゅ……熟れた蜜壺の中にズプズプと屹立が沈んでいく。
「ん、ぁあん……カリ高ちんぽにゴシゴシされすぎて、おまんこジクジクしみるよぉ……♡」
千紘が鼻にかかった喘ぎを漏らし、腹の上のペニスをぴくぴく震わせた。肛環が切なく男根を締め付け、柔襞がぴったりと修一の形に寄り添ってくる。ぬめりけの増した腸内は一層心地よく、修一を快楽の海へといざなった。
「修ちゃん……生でするの、俺だけにして? おねえちゃんとはしないで……」
千紘は甘えるように修一の首に腕を絡ませ、濡れた瞳で訴えかけた。下から腰を揺らして咥えた肉棒に愛撫を施し、今交わっているのは自分なのだと熱を込めてアピールする。
「好きなだけ生で擦って、満足するまで全部、俺の中に出して? 溜まってる時とか、修ちゃんがしたい時に、オナホみたいに、いつでも都合よく使ってくれていいからぁ……」
「あぁ……そんな風に自分から腰振って、煽られたら、また……止まんなくなっちゃうよ……」
「止めないでぇ……俺の種マン、ぐちゅぐちゅできもちぃでしょ? 修ちゃんの精子もっと欲しくて、ヒクヒク発情とまんないの……っ♡」
潤んだ緋膜がおもねるように男根に吸い付いてきて、修一は喉をグウッと低く鳴らした。腰の奥底に鈍い痛痒感が走り、内腿が引き攣りを起こす。露骨な卑語が更に追い打ちをかけた。
「お願いだからぁ、修ちゃん専用肉オナホ、擦り切れるまでもっといっぱい使ってよぉ……生ハメ交尾で赤ちゃんの素全部びゅーびゅーしてぇ……っ♡」
「……ああ、もう……くそ……可愛すぎだって」
修一が下からの律動に応えて腰を送り出すと、千紘は瞼を震わせ泣き笑いのような表情を浮かべた。内壁が悦びにうねり、更なる抜き差しを促してくる。修一は求められるがまま己の昂りを千紘の腹奥に何度も何度も打ち込んでいく。
「はぁっ、ぁっ、んっ、んっ……もっともっと、俺の穴で気持ちよくなってね? 修ちゃん……♡」
千紘は陶然と顔を蕩かせ、修一の抽送に身を委ねた。腹の上でひょこひょこ揺れるペニスをしごいてやると、うっとりと下腹を波打たせる。
「あぁん……クリちんぽ、いじんなくていいよぉ……♡」
「なんで? 一緒に気持ちよくなろ。俺だって、ちぃちゃんのこと気持ちよくしてあげたいんだから……」
傍らで眠り続ける小百合を差し置いて、罪を重ねる二人は再び忘我の世界に没入していた。倫理も道徳も、互いの立場もこの先の行く末も全部まるごと捨て置いて、唯々刹那的快楽にどっぷりと身を浸す。
ふわふわと浮遊するような陶酔感が心地よく、未だ夢の中にいるように意識が混濁している。そのくせ体に与えられる刺激にはひときわ敏感になっていた。
おもむろに腰をあげた千紘のアヌスからずるりとペニスが引き抜かれる。吐精後の無防備なところを蕩けきった肉襞で擦り上げられ、修一の体に甘い戦慄が走った。
千紘は身を屈めて修一の腹部に舌を這わせ、ミルクを舐める猫のように飛び散った己の精液を清めていく。
「あぁっ……くすぐったいよ……」
ぴくぴく腹を痙攣させる修一に、千紘はクスッと笑みを溢す。
「ちゃんと綺麗にしないと、服とかベッド汚れちゃうよ?」
そう言って今度は白濁がこびりつくペニスに顔を寄せた。差し伸ばした舌で茎をなぞり、くぼみの部分も丁寧に汚れを舐め取っていく。
今日だけで幾度も達しているはずの男根は、千紘のしどけない色香と細やかな愛撫を受けてまたしても芯を持ち始めようとしていた。
「ちゅっ、ちゅぷ……ぅっ、うぅうん……っ♡」
丹念にペニスを舐め清めていた千紘がブルブルッと身震いする。上体を起こして膝立ちになると、その内腿には練乳を思わせるどろりとした糸が伝っていた。
千紘は指で粘糸を掬い取ってアヌスの中に押し戻す。挿入した指を掻き回せば、ぶちゅっ、にちゅ、ぐちょ……直腸にたっぷりと注ぎ込まれた生殖液が卑猥な濡音を奏でた。
「ぁん……んん……ねえ、おねえちゃんとも、生ハメしてるの……? こんな、ぐっちょぐちょになるまで、ザーメンたっぷり中に出してるの……?」
「し、しないよ……ちゃんとゴムしてる」
「そっかぁ……そうだよね……こーんなに濃厚な種汁注がれたら、一発でデキちゃうもんねぇ……」
図ったようなタイミングで小百合が身じろぎ、その指先が修一の手を掠めた。すっかり千紘の艶態に目を奪われていた修一はぎょっと身を固くする。
恐る恐る様子を確認すれば、小百合は大の字に四肢を伸ばして未だ熟睡中のままだ。彼女は寝相があまり良くないのでゆとりのあるベッドでも体が触れ合うことはよくあったが、それでも心臓が縮み上がる思いだった。
「ね、修ちゃん」
両頬を手のひらに包み込まれ、ぐいと視線を引き戻される。近づく千紘の唇が熱い吐息を溢し、修一のものに被さった。ぬめりをたたえた舌先が隙間から割り入り、ねっとりと修一の舌に絡みつく。
ちゅぷ、くちゅ、ぬちゃ……上顎や歯茎をくすぐられ、甘い唾液を流し込まれて、脳髄がどろどろに溶けていくような心地がした。現実に戻りかけた意識は再び夢うつつに引き戻される。
「ん……ふぅ……ちゅっ、くちゅくちゅ、ぢゅるっ……ねえ、お願い……おねえちゃんの隣で、いつもおねえちゃんとしてる時みたいに、俺のこと愛して……」
耳元で囁かれ、修一は喉を震わせた。
これ以上はあまりにリスクが高すぎると理性が危険信号を発していた。しかし欲望という分厚い壁に阻まれ、今の修一にはその声が届かない。麻薬に脳を侵されてしまったかのように、めくるめく悦楽に還ることを求めてやまなかった。
千紘を下に寝かせ、上から覆い被さる。修一を見上げる千紘の瞳は期待に潤みきっていた。促さずとも自ら股を開き、熱い情交を待ち望んでいる。
何度もまぐわいを重ねたアヌスは縦に割れ、赤く爛れてぷっくり腫れあがっていた。先に出した修一の精液が周囲の皺にこびりつき、淫靡な光沢を帯びている。くぱっと口を開けた縦溝からドロリと新たな白蜜が零れ出した。
早鐘を打つ己の鼓動が耳奥で喧しく木霊する。血圧がみるみる上昇し、煮え立つ血潮が陰茎に流れ込んだ。
甘い蜜に引き寄せられる蜂のように、修一はそそり勃つものをぬかるみに宛がう。じゅぶ、ぬちゃ、ずりゅりゅりゅ……熟れた蜜壺の中にズプズプと屹立が沈んでいく。
「ん、ぁあん……カリ高ちんぽにゴシゴシされすぎて、おまんこジクジクしみるよぉ……♡」
千紘が鼻にかかった喘ぎを漏らし、腹の上のペニスをぴくぴく震わせた。肛環が切なく男根を締め付け、柔襞がぴったりと修一の形に寄り添ってくる。ぬめりけの増した腸内は一層心地よく、修一を快楽の海へといざなった。
「修ちゃん……生でするの、俺だけにして? おねえちゃんとはしないで……」
千紘は甘えるように修一の首に腕を絡ませ、濡れた瞳で訴えかけた。下から腰を揺らして咥えた肉棒に愛撫を施し、今交わっているのは自分なのだと熱を込めてアピールする。
「好きなだけ生で擦って、満足するまで全部、俺の中に出して? 溜まってる時とか、修ちゃんがしたい時に、オナホみたいに、いつでも都合よく使ってくれていいからぁ……」
「あぁ……そんな風に自分から腰振って、煽られたら、また……止まんなくなっちゃうよ……」
「止めないでぇ……俺の種マン、ぐちゅぐちゅできもちぃでしょ? 修ちゃんの精子もっと欲しくて、ヒクヒク発情とまんないの……っ♡」
潤んだ緋膜がおもねるように男根に吸い付いてきて、修一は喉をグウッと低く鳴らした。腰の奥底に鈍い痛痒感が走り、内腿が引き攣りを起こす。露骨な卑語が更に追い打ちをかけた。
「お願いだからぁ、修ちゃん専用肉オナホ、擦り切れるまでもっといっぱい使ってよぉ……生ハメ交尾で赤ちゃんの素全部びゅーびゅーしてぇ……っ♡」
「……ああ、もう……くそ……可愛すぎだって」
修一が下からの律動に応えて腰を送り出すと、千紘は瞼を震わせ泣き笑いのような表情を浮かべた。内壁が悦びにうねり、更なる抜き差しを促してくる。修一は求められるがまま己の昂りを千紘の腹奥に何度も何度も打ち込んでいく。
「はぁっ、ぁっ、んっ、んっ……もっともっと、俺の穴で気持ちよくなってね? 修ちゃん……♡」
千紘は陶然と顔を蕩かせ、修一の抽送に身を委ねた。腹の上でひょこひょこ揺れるペニスをしごいてやると、うっとりと下腹を波打たせる。
「あぁん……クリちんぽ、いじんなくていいよぉ……♡」
「なんで? 一緒に気持ちよくなろ。俺だって、ちぃちゃんのこと気持ちよくしてあげたいんだから……」
傍らで眠り続ける小百合を差し置いて、罪を重ねる二人は再び忘我の世界に没入していた。倫理も道徳も、互いの立場もこの先の行く末も全部まるごと捨て置いて、唯々刹那的快楽にどっぷりと身を浸す。
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