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第5章 ダークシンジケート

第9話 そうめんカレーセット

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「はじめまして静華が、お世話になっています」

「い、いいえコチラの方が、お世話になっています」
へぇえー、お兄さん居たのか知らなかった・・・

「ハイ居たんですよ、
あのですね、うちの娘が今日にも、そちらに行きたいと、
わがまま申しておりまして、
そちらに本日、夕方着の飛行機で向かわせますので
身の回りの世話を、
式さんに、お願いしたいのですが、よろしいですね」

ゲッ、また思考読まれてる・・・すげぇ・・・

「はハァー?ちょっと意味が・・・その・・・」

「ああ私の娘です、静華のめいにあたります、名前は和華わかと言います、
開始した闘いの準備ですね、鬼屋を一回封じに行かせますので
和華の事よろしくサポートお願いします、私、多忙で、そちらに行けませんので」

「闘い?ですか」

「そうですよソチラ、大変なことになっていますよね」

「はい・・・」

「では、夕方、四時半着の飛行機なんで空港に迎えに行ってください
和華は白い帽子をかぶって白いコートを羽織っていますので、すぐわかります」

「あっちょと・・・」

「え?ああ、言い忘れました和華は小学6年生ですが、しっかりしてますのでホテルの手配も、じゃよろしくお願いします」『プツリ・ツーツー』

んあー?小学生?なんだか、もうー・・・

「先生、どうしました」
「あぁ尾形君、今日、鬼屋を封じるとかで静華さんの姪っ子さんが来るそうだ」
「はぁ、オニヤってなんです?」
「あのアパート封印するって」
「はあ、それまた急ですね、それで静華さんは?」
「あーっ聞くの忘れた・・・」
「ちっ」

舌打ちをして尾形君は私を見ます、どっちが先生だか・・・

「どうしました」と奥さんのお父さん。

「あっいえ、こっちの話で・・・それじゃ護符と御札貼らせてもらいますが」

「ええ本当に、ありがとうございます」

「えーと東西南北・・・朝陽がこっちで・・・」
作業を20分ほどで終えると居間のテーブルに、お昼ご飯が準備されていました。

「作業終わりましたので帰ります何かありましたら電話ください」

「あ、あれ、先生、お二人カレーでよかったら食べませんか
失礼でなかったらですが」

「いいえー、そんな・・」
確かに、いい匂いしてたカレーの・・・

「いや孫が食べたいと言いましてハンバーグカレーですわ
私はコロッケ、カレーがダメでしたら温かいそうめんも今、すぐ出来上がりますんで・・・孫のは甘口ですが大人は別鍋の辛口ですよ」

「ハイ、頂きます」と尾形君が即答、なにぃー?

「これこれ尾形君、はしたないよ」ああぁどうしよう・・・

「おじさーん、いっしょに食べようよー」う・・うん、そう・・だね

「先生、頂きましょうよハラ減りましたし」ぐぅうあーまた太る。

「はははシキさん見舞金も私、受け取りましたし、いいじゃありませんかカレーぐらい」

あぁぁぁたん、すい、かぶ、つぅううううう

はぁーそうめん・・・ハンバーグカレーぐぐぅうう・・・
食いたいーっ・・・

「それじゃあ、頂くか尾形君」あぁあれ俺、言っちゃった。
「ハイ」

思いがけず一般家庭でカレーです、うれしいなぁー。
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