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富山篇
大観覧車
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最初からそれが見えていた僕や檜希にはその変化に気づかなかったが、ミラージュパークの職員二人が目をひん剥きけたたましい叫び声を発したことで可視化に気づかされた。
確かによく見れば、乳白色はよりくっきり、動脈と静脈も鮮明になった。ヌメっとした不快な質感さえ地上の僕達に伝わってくる。
壁面は全体的にピクピクと細かく痙攣しており、恰もそれは複数の胎動が枝分かれした臍帯内で起こっているかのようだった。
不法侵入者である僕達に気づくも、身の危険を感じた彼らは不審な目を向けることなく一目散に横を駆けていく。
おそらく、彼らの目には突如として空に湧いたバケモノが双頭のメクラヘビのように映ったことだろう。間違っても、それが実は臍帯だという発想など浮かぶ余地はない。
常軌を逸している事象が今まさに、目の前に提示されている。
僕達に限って言えばそれは必然の流れであったが、もはやこれは魚満だけの問題ではなく、列島全体のパニックは回避できないだろう。
「……蜃気楼だと思えば、あそこまでビビんなくてもよくなくない?」
「太陽や月や雲のように、アレを毎日毎晩見続けてきた僕達とは簡単に比較できないよ。彼らの恐怖心は尤もだ」
「そっかぁ。それにしてもあのバケモノ、ここまで降りてきたら大観覧車がひどくちっぽけに見えちゃうね。でも、どうして急に姿を現したのかな?」
「ヤツは人払いしたんだと思う」
「なるほど。あたし達を呑み干すためだね?」
ならば、いっそ地上まで降りてくればいいものを、どういうわけか大観覧車のてっぺん辺りで僕達の到着を威圧的に待っている。
「腑に落ちないな」
「ん、何が?」
「ヤツに喰われるために、わざわざこっちから出向かなきゃならないこと」
「きっと事情があるんだよ。下まで降りてきたら、もう浮上できないとかさ」
「それならそれで、僕達は捕食の対象から外れてもいいんじゃないか?」
「それじゃ、いつまで経っても"回収"は終わらないよ。アイツがここに留まれば、事態は更に悪くなる」
「僕達の命で収拾がつく確証でもあるの?」
「そんなのない。でも、標的があたし達なのは間違いないんだから、あながち外れてもないんだよ。……さ、騒ぎが大きくなる前に早いとこ乗っちゃおう」
檜希は僕の手首を掴んで無人の大観覧車へと促すも、回転しているどのゴンドラも扉が閉まっている。安全上、当たり前だが。
「どうやって中に入るのさ?」
「そんなの簡単じゃん。扉の窓を蹴破ればいいの。アクションスターみたいにさ。フミヒコってば無駄にガタイいいし。ストイックなゴリラ並みにね」
褒めてないぞ、それ。
「そんなことしたら、僕はガラス代を弁償しなきゃいけない」
はぁ? そんな顔で今朝と同じように僕を見上げる檜希。
「ポイントがズレまくり! いいこと? あたし達は魚満市民に被害が出ないよう自ら犠牲を買って出るの! そして死ぬの! それなのに、この期に及んでガラス代とかマジ?」
反論の言葉が思いつかない。
不本意ではあるものの、ここは檜希に従うしかないようだ。
大観覧車の前に立ち、バックパックを地面に置いて目星をつけたゴンドラに向かって助走をつけようとした時だった。
「待って。それじゃなくてあれがいい!」
急にストップをかけた檜希が指差したゴンドラは、通常よりもド派手な……豹柄?
「今年から新登場するレアなゴンドラだよ」
「ちゃっかりチェックしてるし」
「だって、最初で最後のデートだからね。それに、あたしの大切なファーストキスを奪われる記念すべき場所でもあるし」
勝手にはにかんでる。些か迷惑である。
「奪わないから安心していい」
「何よ! ここは奪うのが礼儀でしょ!」
「キミはストイックなゴリラにそれを捧げるのか?」
「やだ! 根に持ってる♪ カワイイ!」
「……」
メラメラと怒りの感情が湧いてきた。有難いことに、今なら躊躇なくゴンドラのガラスを破壊できる。
「あれでいいんだな?」
「うん、あれで。……お願いだから怪我しないでね」
胸の前に両手を合わせて乙女のポーズ。
あざといな、錦織檜希。
くれぐれも、キミの指令でやる羽目になったことを忘れてくれるなよ。
頭上の臍帯に一瞥を投げ、ゆっくりと豹柄との間合いを詰め助走からの前蹴り。靴底がガラスを押し込み粉々に砕いた。我ながら凄い破壊力。
Hammer To Fall
ああ、これで完全に優等生の自分とはおサラバだ。けっこう頑張って築き上げてきたのにな。
感傷的な気分に陥りそうなところを堪えて振り返ってみれば、檜希が口をあんぐり開けて突っ立っていた。
「どうかしたか?」
「……ひゃあ、本当にやっちゃったんだ。若干、引く」
「殴るぞ?」
「冗談だってば。怒んないの」
「戯れ言ほざいてる場合じゃない。こうしてる間にもゴンド」「わかってるって! ほら、乗り込むよっ!」
そう遮って、胸にバックパックを抱える檜希に手を引かれ、僕はつられてただただ走るのみ。どうも僕はこの種の女の子に翻弄される運命にあるようだ。
「理玖に似てる」
「……え、何か言った?」
「何でもない。ちょっとそれ貸して」
檜希からバックパックを取り戻すと、防水性に優れる頑丈なターポリン生地のそれで窓枠に残るガラス片を満遍なくゴンドラの床に落とし、今度は僕が彼女の手を引いた。
「跨げる?」
「……え、ちょっと無理かも。スカートだし」
スカートときたか。こいつはかなりの筋金入りだな。
「おい、発案者。一体どこまで無計画を極めれば気が済むんだ?」
「なっ!? 今はそんなこと咎めてる場合じゃないでしょっ!」
確かに。
ゆっくりに見えて、観覧車の回転はけっこう早い。
僕は大股で先に中へと乗り込んで、檜希に向かって両手を伸ばす。
「ほら、早く」
「ど、どど、どうすればいいのっ?」
「飛び込め。ショーで輪っかを潜るイルカの如く」
「頭から? む、無理っ! 床、ガラスまみれだし!」
「安心しろ。必ず受け止める」
「安心できないしっ! 打ちどころが悪かったら首の骨が折れて死んじゃうってば!」
「どっちみち死ぬんだろ、僕達は?」
「そうだけど痛いのやだあぁ――っ!」
埒が明かない。
下手すれば檜希をここへ置き去りにして、この僕だけが観覧車に無賃乗車してしまう。おまけに破壊活動までやらかしている。
完全なる単独犯……それだけは御免だ。
巻き添えにしてやる。
いや、違うぞ。どう考えても僕は巻き込まれた側だ。
ならば!
精一杯に身を乗り出して、僕は泣きじゃくる檜希の両脇にそれぞれ腕を入れる。
「……ぁ」
赤ちゃんにやる"高い高い"の要領で、僕は檜希を持ち上げた。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"――っ!!!!! 寄せてむぎゅってしたっ! あたしのおっぱい乱暴にむぎゅってなってるよっ!!! 今すぐ離して離せよ離せってば、このエロゴリラやろ――――っっっっ!!!」
失敬な。誰のせいでこうなったと思ってるんだ。
それに、"むぎゅっ"て言うほどないだろ。
これが爽子さんであれば、どれほど嬉しかったことか。
確かによく見れば、乳白色はよりくっきり、動脈と静脈も鮮明になった。ヌメっとした不快な質感さえ地上の僕達に伝わってくる。
壁面は全体的にピクピクと細かく痙攣しており、恰もそれは複数の胎動が枝分かれした臍帯内で起こっているかのようだった。
不法侵入者である僕達に気づくも、身の危険を感じた彼らは不審な目を向けることなく一目散に横を駆けていく。
おそらく、彼らの目には突如として空に湧いたバケモノが双頭のメクラヘビのように映ったことだろう。間違っても、それが実は臍帯だという発想など浮かぶ余地はない。
常軌を逸している事象が今まさに、目の前に提示されている。
僕達に限って言えばそれは必然の流れであったが、もはやこれは魚満だけの問題ではなく、列島全体のパニックは回避できないだろう。
「……蜃気楼だと思えば、あそこまでビビんなくてもよくなくない?」
「太陽や月や雲のように、アレを毎日毎晩見続けてきた僕達とは簡単に比較できないよ。彼らの恐怖心は尤もだ」
「そっかぁ。それにしてもあのバケモノ、ここまで降りてきたら大観覧車がひどくちっぽけに見えちゃうね。でも、どうして急に姿を現したのかな?」
「ヤツは人払いしたんだと思う」
「なるほど。あたし達を呑み干すためだね?」
ならば、いっそ地上まで降りてくればいいものを、どういうわけか大観覧車のてっぺん辺りで僕達の到着を威圧的に待っている。
「腑に落ちないな」
「ん、何が?」
「ヤツに喰われるために、わざわざこっちから出向かなきゃならないこと」
「きっと事情があるんだよ。下まで降りてきたら、もう浮上できないとかさ」
「それならそれで、僕達は捕食の対象から外れてもいいんじゃないか?」
「それじゃ、いつまで経っても"回収"は終わらないよ。アイツがここに留まれば、事態は更に悪くなる」
「僕達の命で収拾がつく確証でもあるの?」
「そんなのない。でも、標的があたし達なのは間違いないんだから、あながち外れてもないんだよ。……さ、騒ぎが大きくなる前に早いとこ乗っちゃおう」
檜希は僕の手首を掴んで無人の大観覧車へと促すも、回転しているどのゴンドラも扉が閉まっている。安全上、当たり前だが。
「どうやって中に入るのさ?」
「そんなの簡単じゃん。扉の窓を蹴破ればいいの。アクションスターみたいにさ。フミヒコってば無駄にガタイいいし。ストイックなゴリラ並みにね」
褒めてないぞ、それ。
「そんなことしたら、僕はガラス代を弁償しなきゃいけない」
はぁ? そんな顔で今朝と同じように僕を見上げる檜希。
「ポイントがズレまくり! いいこと? あたし達は魚満市民に被害が出ないよう自ら犠牲を買って出るの! そして死ぬの! それなのに、この期に及んでガラス代とかマジ?」
反論の言葉が思いつかない。
不本意ではあるものの、ここは檜希に従うしかないようだ。
大観覧車の前に立ち、バックパックを地面に置いて目星をつけたゴンドラに向かって助走をつけようとした時だった。
「待って。それじゃなくてあれがいい!」
急にストップをかけた檜希が指差したゴンドラは、通常よりもド派手な……豹柄?
「今年から新登場するレアなゴンドラだよ」
「ちゃっかりチェックしてるし」
「だって、最初で最後のデートだからね。それに、あたしの大切なファーストキスを奪われる記念すべき場所でもあるし」
勝手にはにかんでる。些か迷惑である。
「奪わないから安心していい」
「何よ! ここは奪うのが礼儀でしょ!」
「キミはストイックなゴリラにそれを捧げるのか?」
「やだ! 根に持ってる♪ カワイイ!」
「……」
メラメラと怒りの感情が湧いてきた。有難いことに、今なら躊躇なくゴンドラのガラスを破壊できる。
「あれでいいんだな?」
「うん、あれで。……お願いだから怪我しないでね」
胸の前に両手を合わせて乙女のポーズ。
あざといな、錦織檜希。
くれぐれも、キミの指令でやる羽目になったことを忘れてくれるなよ。
頭上の臍帯に一瞥を投げ、ゆっくりと豹柄との間合いを詰め助走からの前蹴り。靴底がガラスを押し込み粉々に砕いた。我ながら凄い破壊力。
Hammer To Fall
ああ、これで完全に優等生の自分とはおサラバだ。けっこう頑張って築き上げてきたのにな。
感傷的な気分に陥りそうなところを堪えて振り返ってみれば、檜希が口をあんぐり開けて突っ立っていた。
「どうかしたか?」
「……ひゃあ、本当にやっちゃったんだ。若干、引く」
「殴るぞ?」
「冗談だってば。怒んないの」
「戯れ言ほざいてる場合じゃない。こうしてる間にもゴンド」「わかってるって! ほら、乗り込むよっ!」
そう遮って、胸にバックパックを抱える檜希に手を引かれ、僕はつられてただただ走るのみ。どうも僕はこの種の女の子に翻弄される運命にあるようだ。
「理玖に似てる」
「……え、何か言った?」
「何でもない。ちょっとそれ貸して」
檜希からバックパックを取り戻すと、防水性に優れる頑丈なターポリン生地のそれで窓枠に残るガラス片を満遍なくゴンドラの床に落とし、今度は僕が彼女の手を引いた。
「跨げる?」
「……え、ちょっと無理かも。スカートだし」
スカートときたか。こいつはかなりの筋金入りだな。
「おい、発案者。一体どこまで無計画を極めれば気が済むんだ?」
「なっ!? 今はそんなこと咎めてる場合じゃないでしょっ!」
確かに。
ゆっくりに見えて、観覧車の回転はけっこう早い。
僕は大股で先に中へと乗り込んで、檜希に向かって両手を伸ばす。
「ほら、早く」
「ど、どど、どうすればいいのっ?」
「飛び込め。ショーで輪っかを潜るイルカの如く」
「頭から? む、無理っ! 床、ガラスまみれだし!」
「安心しろ。必ず受け止める」
「安心できないしっ! 打ちどころが悪かったら首の骨が折れて死んじゃうってば!」
「どっちみち死ぬんだろ、僕達は?」
「そうだけど痛いのやだあぁ――っ!」
埒が明かない。
下手すれば檜希をここへ置き去りにして、この僕だけが観覧車に無賃乗車してしまう。おまけに破壊活動までやらかしている。
完全なる単独犯……それだけは御免だ。
巻き添えにしてやる。
いや、違うぞ。どう考えても僕は巻き込まれた側だ。
ならば!
精一杯に身を乗り出して、僕は泣きじゃくる檜希の両脇にそれぞれ腕を入れる。
「……ぁ」
赤ちゃんにやる"高い高い"の要領で、僕は檜希を持ち上げた。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"――っ!!!!! 寄せてむぎゅってしたっ! あたしのおっぱい乱暴にむぎゅってなってるよっ!!! 今すぐ離して離せよ離せってば、このエロゴリラやろ――――っっっっ!!!」
失敬な。誰のせいでこうなったと思ってるんだ。
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