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細工は流流仕上げを御覧じろ(2014年11月5日)
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「補佐と言われても……先生の境遇がわかんねえのにどうしろと?」
どうやら、今日は発言の許可が下りたらしい。
「鬼束、知る必要はない。貴様らの洗脳は着々と進んでいる」
「国語で欠点を取らなくなることと、先生を補佐するのに何の関係があるんだ?」
「『細工は流流仕上げを御覧じろ』」
「サイ? クワ? クワってクワガタデスカー? リューリュー、オウ! ツガイのドラゴンデスネ。シアゲヲゴロージロ……ウーン、良イぼけ思イツカナーイ」
一分しかないのに今までボケてたのか。何てヤツだ。
「遣り方は様々だ。とやかく言わず、貴様らは私に操られてればいいのさ」
北白川先生はじめ皆がシャンティを無視する中、沼尻さんただ一人がクスクス笑っている。
「イーンチョー! ソンナニワタシ、オモシロイデス?」
「は? アンタじゃないの。わかっちゃった。先生の弱点」
「あたしも」
渡辺さんがそれに続く。
「……ッ!」
北白川先生、見事な引き顔です。
どうやら、今日は発言の許可が下りたらしい。
「鬼束、知る必要はない。貴様らの洗脳は着々と進んでいる」
「国語で欠点を取らなくなることと、先生を補佐するのに何の関係があるんだ?」
「『細工は流流仕上げを御覧じろ』」
「サイ? クワ? クワってクワガタデスカー? リューリュー、オウ! ツガイのドラゴンデスネ。シアゲヲゴロージロ……ウーン、良イぼけ思イツカナーイ」
一分しかないのに今までボケてたのか。何てヤツだ。
「遣り方は様々だ。とやかく言わず、貴様らは私に操られてればいいのさ」
北白川先生はじめ皆がシャンティを無視する中、沼尻さんただ一人がクスクス笑っている。
「イーンチョー! ソンナニワタシ、オモシロイデス?」
「は? アンタじゃないの。わかっちゃった。先生の弱点」
「あたしも」
渡辺さんがそれに続く。
「……ッ!」
北白川先生、見事な引き顔です。
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