人を咥えて竜が舞う

よん

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第6章

チルの会議 5

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 これまでの静寂を越える、重厚な無音が大会議室を支配した。
 そんな途方もない発言を疑う余裕さえなく、全員が一人の女によって硬直させられている。

「私が竜に咥えられたのは十一歳の時です。当時、私は横のヒエンと同じ、南ナニワーム島に住んでいました。竜はある島へと私を運んだのです。そこは南ナニワーム島や竜観庁よりもずっとずっと南に位置します。我々レベルの航海術では到底辿り着けないくらい南下したその場所に、問題の竜が棲む火山島があります。そこに運ばれた人間はのイニシエーションを受けることにより、シーリザードへと姿を変えるのです」
「……クイーン? 何者や?」

 興味がないはずのヒエンも、さすがに訊かずにはいられなかった。

「竜に従える若い女性です。見た目は至って普通の人間で彼女自身、竜に咥えられて島へやって来たらしいのですが、おそらく数百年は生きています。彼女はたった一人でその火山島に住み、黄金の玉座に掛けて人を咥えた竜が舞い戻るのをひたすら待っているのです。竜によってクイーンの前に差し出された人間は彼女の息吹き――クイーンズ・ブレスを浴びせられてシーリザードへと変貌します。これが先に申し上げたイニシエーションです」

 チルは唖然とする出席者をじっくり見回している。
 理解度を確かめているかのように……。

「この時点では外形こそシーリザードですが、人間としての理性はまだ残っています。彼らは次第に空腹を覚え、しかも人肉を無性に食べたくなるのですが、そうなるまでは島で待機しています。彼らは葛藤するのです。『人間の肉を求めるなんて何と恐ろしい』と……。人としての心が残されている限り、彼らは意地でも海に出ようとしません。しかし、それも所詮は無駄な抵抗に過ぎないのです。人肉を求めて大海原を渡り、ヘトヘトに疲れて上陸したところを重装備の兵によって殺されるのです。これこそが地上に残った最後の竜による、人類に対する陰惨な復讐です」

 チルの"復讐"という言葉に、皆の背筋が凍りついた。

「竜は人を咥えますがそれは運ぶ手段に過ぎず、間違っても決して食べることはありません。時々、この大陸で野生の水牛や鹿を食べることはありますが、家畜には見向きもしません。何故ならば、家畜には人間の手が掛かっているからです。それくらい人類を忌み嫌っているのです。竜は自らの手を汚さず、人間同士の殺し合いを楽しんでいるのです」

 誰もが言葉を発せない。
 そして、確かにシーリザードを生け捕りにしていなかったら、誰もチルの話を鵜呑みにしなかっただろう。
 馬鹿馬鹿しくて一同揃って退席していたか、有無を言わさずチルを牢に閉じ込めていたかもしれない。
 ここまで全て、チルの計算通りに事が進んでいる。

「私がシーリザードになった時、他の人と同様に人肉を食べたいと思い、火山島を離れて海に出たのですが、それを拒もうとする良心も奇跡的に残っていました。私は竜観庁を避け、ナニワームを大きく迂回して、何とか人気のない無人島に辿り着きました。そこで飢え死にを選んだのですが、気がつくと私は一糸まとわぬ本来の自分に戻っていました。……そう、何も知らないまま偶然に人化したのです。しかし不幸にも、海賊に見つかった私は奴隷として売られてしまいました。海賊は処女の私を高級品として扱い、何人かのブローカーを経た末、ついに金貨千枚で買い取って下さった聖生神様にお仕えする栄誉を授かったのです」

 生々しすぎるこの爆弾発言に、絶句する出席者一同。
 チルは更に畳みかける。

「皆様方の真っ白なサーコートにある紋章――精霊を踏みつけた竜、その竜を剣で突き刺す人間の腕……この世を統括するのはシバルウ王朝だと言わんばかりの勝手な解釈が、人類の愚かさを如実に表してその刺繍に縮されています。人類の傲慢な振る舞いに精霊は呆れ果て自らこの世を去り、竜族は地底へと潜り深い眠りについただけなのに……」

 我慢の限界を越えたガイラ参謀は身分も忘れて机を叩いた。

「いい加減に王家の侮辱はやめろッ! さっきから何が言いたいのだッ! オマエは竜の回し者か? はたまたオマエ自身がクイーンではないのか? どっちにしろ、オマエはもう巫女頭でも臣長でも何でもない! ただの国家反逆者に過ぎん! 全人類の敵だッ!」
「とんでもない。私ほど人類の行く末を案じている者はいないでしょう。……ところで話は変わりますが、ザール公国がテフランド公国、イニア公国と手を結び、主城ここに挙兵の準備を進めていることは御存知ですか?」

 これにも衝撃が走った。
 竜や精霊といった人類外の議題から一気に現実問題に直結する話を振られ、さすがにデスプラン宰相も黙っていられなかった。

「いろいろと穏やかではありませんな」

 皆が一斉に丸眼鏡の老人に目を向ける。

「しかし、チル殿。我々もそうした事態を想定した軍事演習は数十年に渡り、繰り返し行っておりまする。軍事面は私や参謀にお任せあれ。チル殿は聖生神様の御容態だけを憂慮されればよろしいかと……」

 チルは鼻で笑う。

「有事に備えて戦争ゴッコさえしておけば安心というレベルでは話になりません。その乱世を一番望んでいるのが竜だと気づかれた聡明な方は、果たしてこの中に何人いるでしょう? 皇子は勿論おわかりでございましょうね?」

 チルのいきなりの振りに対して、ジョーイ皇子は何も言い返せない。
 それどころか、チルの目をまともに見ることさえできないでいる。
 彼は一糸まとわぬ処女のチルを想像して赤くなっていたのだが、それを悟られぬよううつむいたままだった。
 ユージンの言った通りだとヒエンは思った。
 こんな小物が王国を治めるのは不可能だ。
 まごつくジョーイ皇子を庇うよう、デスプラン宰相はスッと立ち上がる。

「チル殿、御無礼もほどほどになさいませ。確かに、戦争は多くの人間が多くの人間の命を奪い、多くの人造物や秩序をも破壊する。文明の慌廃は人類の敗北……我々は先程からあなた様の御高説を承っておりましたが、それが事実であるならば忌々しき竜はほくそ笑みながら高みの見物を決め込むでしょうな。シーリザードの人化を目の当たりにした私や皇子ならば、尚更それに同意せざるを得ません。……であるならば、チル殿はどのような策を講じればよいとお考えか? 是非お聞かせいただきたい」

 チルは瞳を閉じ、満を持して口を開く。





 ヒエンとダストは思わず目を合わせた。
 テフスペリア大森林の岩穴で、フィルクを交えて話した内容を二人は思い出す。
 チルの正体は精霊か竜か、それともヤヨロス教徒か……"世界の均衡"が何を意味するのかは結局わからずじまいだった。
 そのキーワードをいよいよ本人が口にしたのだ。

「三百年続いた泰平の世はいよいよ終焉に近づいています。王家の求心力低下を一番に危惧されていらっしゃるデスプラン宰相も、そのことは感づかれていらっしゃいますよね?」
「……」

 図星を突かれたデスプランは言葉に詰まった。
 チルの発言の真意が次期国王の気概のなさを指していることに全員気づいたが、残念ながら当のジョーイ皇子だけがそれを理解していなかった。
 デスプランを黙らせたことに快感を覚えたチル、いよいよ核心部に触れる。

「人間同士がいがみ合う険悪な雰囲気は、時の流れに比例してより顕著になるでしょう。そうなれば当然のように多くの死者が出ます。兵だけならまだしも、この二人のような一般庶民も争いの巻き添えを食うことになります。動乱の時代を望んでる人間はいないと思いますが、竜はそれを希求し婉曲に扇動さえしているのです」
「扇動してるのか?」
「ガイラ参謀はそう感じませんか?」
「扇動してるんはオマエやろ。必死に危機感煽って何がしたいんや」

 頭の後ろに手を組みながらヒエンが口をはさむ。
 思わぬヒエンの横槍に、チルは珍しく声を荒げた。

「黙りなさいと言っているのです! まだ話の途中ですよ!」
「へいへい」

 ヒエンはおとなしく従った。

(チルの考え、大体読めてきたわ。……ウチが望む最高の品を提供する、か。確かに、それ以上の舞台設定はないな)

 コホンと咳払いをし、落ち着きを取り戻したチルは話を続ける。

「失礼、邪魔が入りました。……竜の怒りが静まらなければもはや戦争は避けられませんが、しかしながら竜を操るクイーンを説得すれば、世界の均衡は現状のまま保つことができるかもしれません。そうなれば、竜と人類を和睦に導いたシバルウ王家は輝きを取り戻すことでしょう。それには策は一つしかありません。……火山島に使者を送るのです」

(ほら、やっぱしきた!)

 一同騒然となる中、出席者の中では比較的若い衛兵長が姿勢よく立ち上がって発言する。

「チル臣長殿の大胆な考えに我々は舌を巻くばかりです。しかし、そのクイーンとやらと交渉する者を選定する以前に、どのようにしてその島へ行けばよいのでしょう? 先程は我々の未熟な航海術ではとてもそこへは辿り着けないと、チル臣長御自らのご発言がありましたが……」
「よい質問です」

 チルはニヤリと笑う。

「これは意外と盲点なのですが、実のところ、竜は望めばそこへやって来ます。私自身そうでした。当時、自殺願望のあった私はどうしても死にきれず、ナニワームの岬の上で竜にお願いしたのです。『今すぐ私を遠いどこかへ連れてって殺して下さい』と……。竜は人語を解します。竜はそれから間もなく現れて私を咥え連れ去りました。沈没覚悟の航海などしなくとも、十八年前の私と同じことをすればよいのです。明朝にでも城内の見張り塔に立ち、竜の飛来を冀えば簡単にクイーンの元へと行けるでしょう」
「その交渉役がクイーンに息を吹きかけられたらどうするのです? ただのシーリザードにされて一巻の終わりですぞ」
「何事にもリスクはつきものですよ。恐れていては進展など期待できません。ただ、こちらから仕掛けなくとも、どのみち毎日一人は犠牲者が出ます。少なくとも、我々側から送り出す交渉役はクイーンの存在を知っています。失敗に終わってもそれは無駄死にではないのです」
「何の勝算もないのに、敵の懐に突っ込んで行くことを"無駄死に"と言うのだ。下等な竜と和睦を結ぶなど馬鹿らしい。現にこの世界を実行支配しているのは人類である。何故、勝利者の我々から、竜などに頭を下げなくてはならんのだ!」

 城中伯のこの発言に賛同の声が響く。
 更には「そう思われるのならば、チル殿自ら交渉役を買って出ればいい」という別の者の意見には拍手喝采まで起きた。
 確かにそうだ。
 かつてシーリザードだったチルならばクイーンとの面識もあるし、火山島の地理にも他の者より断然詳しい。
 彼女以上の適任者はいない。

「交渉役は勿論、私がやります」

 チルのその発言に一番驚いたのはヒエンだ。
 護身役としてこの日まで庶民の自分を手元に置き会議にまで出席させたのは、その役目を任せるためだろうとヒエンは考えていたのだ。

「勝算はあります。クイーンは長年に渡って島に君臨していますが、ひどく退屈して話相手を求めているのです。私がクイーンと打ち解けさえすれば、彼女は息を吹きかけることをやめるでしょう」
「打ち解けさえすれば、ですかな。失礼ですが、チル殿には甚だ難しいお役目かと」

 勢いを取り戻したデスプラン宰相が、丸眼鏡を触りながら物申す。

「御覧下され。このテーブルを囲む三十人ばかりの者全てがチル殿に対して、少なからず敵愾心を抱いておりますぞ。とてもではありませんが、何百年も会話をしていない者とあなた様が打ち解けられるとは思えませんな。加えて、我が法では聖生神様の許可がない以上、あなた様含め巫女職に就く者は勝手に主城を出てはいけないことになっておりまする。よもや、そのことをお忘れではありますまい?」

 これか、とヒエンは思った。
 当然、チルはそれを計算に入れた上での発言だったのだ。

(回りくどいことしやがって……)

 チルは無言だが、横目でハッキリとヒエンを捉えている。


 今まさに、、という風に……。


 ダストの勘が働く。
 ヒエンを見ながら、涙目で何度もプルプルと首を横に振る。

(ダメだ、誘いに乗っちゃいけない!)

 しかし、ヒエンはあえてそれに気づかないフリをして悠然と立ち上がる。

「ウチがその交渉役引き受けたるわ。どうせアンタら、誰もやりたないやろ?」

 ヒエンがグルリと見回すが、一人残らず目を合わせない。

「決まりや。……明日の朝でええんやな? ほんなら、それまで眠らせてもらうで。お先」

 そう言い終えたヒエンは、颯爽と大会議室を出て行ってしまう。
 ダストが慌てて彼女の後を追いかける。

「……そういうことですので。皆様方、これにて解散とさせていただきます。本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございました」

 チルが足早に退席する。

 一寸の狂いもなく閉会できた。
 上出来過ぎる。
 思わず声を出して笑いそうになるくらい完勝した彼女だが、それでいて、いつの間にかできていた心の空洞に一抹の不安を覚えている。


 一方、残された者達は大会議室に喧々たる議論を丸一日かけて展開させていた。

 その騒ぎの中、ジョーイ皇子ただ一人が蚊帳の外であった。
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