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第三章 相棒
第二十一話
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近藤は夜の街を駆けながら思った。
(池田屋事件を思い出すな。あの時はわしの隊が浪士を発見した。少数精鋭で戦っておったらトシの隊が来てくれて食い止めることができた。懐かしい。あの頃の気持ちが蘇ってきおった……!)
「近藤局長?何故嬉しそうにしてるんです?」
「ああ、すまない。ちと昔を思い出してな。あの頃の正義感が蘇ってきたのだ」
「……そうですか」
近藤とうたじろうは駆け足で紡績所を回った。しかし、怪しいところはない。
「くそ……っ!一体どこなのだ!それに万が一、勇美殿と元春殿の身に何かあったら……どうか無事であってくれ!」
切羽詰まった様子の近藤を見て、うたじろうは驚きを隠せなかった。
(近藤局長がこんなに熱い人だったとは意外ですね……)
最後の一軒に辿り着いた。海に近いそこは五代が作った最初の紡績所だった。一縷の望みを託し、近藤は工場の周りをくまなく探した。辺りは静かで波音だけが響いている。すると、裏手で気配を感じた。
「誰かがおる」
近藤とうたじろうは建物の影に身を隠し、様子を伺った。月は出ているが、細い三日月。暗闇に慣れた近藤の目に映ったのは帽子を被った男だった。
(昼間見かけた奴か?夜だというのに帽子を被っているのはよほど用心深い奴なのか……)
息を潜めて様子を伺っていると、男は懐から何かを取り出した。シュッという音がした後、ぼんやり火が灯ったそれはマッチ棒だった。近代化が進み、日本でもマッチが作られるようになったのだ。男の足元には燃やすい紙屑やら木材やらが散乱している。
(暗闇なら正体が判明することはない……!)
近藤は意を決すると、男を背後から羽交締めにした。自分よりも遥かに背が高く大柄な近藤に男はなす術もない。近藤は言葉を発しようとする男の口を片手で塞ぎ、もう片方の手でマッチ棒を取り上げた。そして、息を吹いて火を消した。男が素早く動いて近藤の手から逃れ、襲いかかって来た。が、近藤は素早い身のこなしで交わすと、男のみぞおちに思い切り拳を食らわした。男はグエッという声を上げると気を失って倒れた。
「やれやれ……何とか防げたようだ。うたじろう殿。念のためこの紙屑や木材、あとマッチも処分するぞ」
近藤が呼びかけると、うたじろうは口の中に手を入れて、しきりに爪を噛んでいた。
「どうした?どこか痛むのか?」
「い、いえ、少し爪が疼いて……でも、大丈夫です。そうですね。不安材料は処分するべきでしょう」
近藤は気を失って倒れている男の懐からマッチ箱を取り出して自分の懐にしまうと、散乱している紙や木材を抱えた。うたじろうも少しの木材を口に咥えた。二人は工場の裏にある海にそれらを全て投げ捨てた。もちろんマッチ箱も。そして、浪川家の町工場へ急いで戻った。
***
「勇美さん、柔道やってたって本当ですか?」
「うん。でも小さい時にちょっとやってただけだから自信ないんだけどね!近藤局長に言われたらああやって答えるしかないじゃん!」
「ええっ!だ、大丈夫なんですか?」
「平気!元々運動神経は良い方だからさ!もしヤツらに遭遇したらやるしかないでしょ!」
「勇美さんは本当に勇敢ですよね。ボクには真似できない……」
「マネなんかしなくていいよ!元春くんには元春くんの良いとこがあるじゃん。一途なとことか頑張り屋さんなとことか意外と我慢強いとことかさ!そこを伸ばせばいいんだよ!」
「勇美さん……ありがとうございます」
二人は一軒目の紡績所に着いた。夜空には細い三日月。山から風が吹いてきて蒸し暑い夏の夜がほんのりと涼しくなった。辺りは人気がなく風に木々がざわめく音しか聞こえない。二人は静かに工場の周りを歩いた。裏手に回った時、勇美は足元に違和感を覚えた。クシャッという音。何かを踏んだ感触。暗闇に目を凝らして見る。
「紙クズ……」
「勇美さん、これって……」
元春が紙屑と一緒に散乱している木材を見つめて呟いた。勇美は静かに頷き、辺りを見回そうとした。その時、後ろに人の気配を感じて咄嗟に振り返った。そこには書生姿の男がいて今にも勇美に向かって短刀を振り下ろそうとしているところだった。勇美は咄嗟に身を屈めると、男の腰に両腕を回して思い切り倒した。
「ぐはぁっ!」
男は後ろに倒れ、その衝撃で短刀が手から離れ、地面に放り出された。勇美は素早く短刀を拾うと仰向けに倒れている男の首元に切先を突き付けた。
「殺されたくなかったら今すぐ消えて」
「チッ」
男は飛び起きると悔しそうに舌打ちをし、一目散に逃げて行った。途端に勇美は地面にへたり込んだ。元春が慌てて手を差し伸べる。
「大丈夫ですか?!」
「ごめん、気が抜けた……」
勇美は元春の手を取ると立ち上がった。
「勇美さん、凄くかっこよかったですよ!びっくりしました!」
「ホントはめちゃくちゃ怖かった!なんか体が勝手に動いたけど何とか上手くいって良かった!」
「この紙屑とか木材とか捨てた方が良いですよね」
「うん。万が一またヤツらが来たら困るし。あっあいつの短刀持ったままだ。これも捨てておこうっと」
二人は散乱している紙屑と木材を集めると両手に抱えて近くの山道に入り、奥の林の中に捨てた。もちろん短刀も。
「念のため他の工場も見といた方が良さそうだよね」
「はい!急ぎましょう!」
二人はそれから残りの四つの紡績所を回った。が、特に異常がなかったので浪川家の工場に戻った。近藤とうたじろうの姿はまだなかった。
「二人とも大丈夫かな」
「きっと大丈夫ですよ。元新選組の近藤局長がいるんですからね」
「そうだよね!」
しばらくして近藤とうたじろうが駆けて来た。
「二人とも無事か?」
「はい!近藤局長、聞いてください!勇美さんが短刀を持ってる男を倒したんですよ!」
「な、なんだと?!」
「それは凄いですね!」
「ちょ、ちょっと元春くん!」
勇美が遠慮するのも聞かず、元春は興奮した様子で勇美がどうやって男を倒したかを詳しく語った。近藤は目を丸くして終始驚いていた。うたじろうも驚いていたが、また爪を噛んでいる。
(うたじろう、あんな癖あるんだ。まぁ猫だもんね)
「なんと……勇美殿。おぬしはわしが思う以上に強いではないか。ぜひともその様子を見てみたかったものだ」
「いやいや!人様に見せられるようなモンじゃないですよ!」
「だが、勇美殿。無理をさせてしまい申し訳なかった。二手に分かれる時に任せた、とは言ったものの女子をそのような危険な目に遭わせるとは……」
「近藤局長、アタシの時代では男だからとか女だからとかそういうの差別になるんですよ!」
「なに?それはまことか?」
「はい。女も警察官になって敵を倒すような時代です。たぶん令和から霊界に来る死者はこれからそういう人達が増えていくと思いますよ」
「ほう、そうか。実に勉強になった」
「じゃあ、そろそろ戻りましょうか」
元春の言葉に一同は頷くと霊界に戻ったのだった。
(池田屋事件を思い出すな。あの時はわしの隊が浪士を発見した。少数精鋭で戦っておったらトシの隊が来てくれて食い止めることができた。懐かしい。あの頃の気持ちが蘇ってきおった……!)
「近藤局長?何故嬉しそうにしてるんです?」
「ああ、すまない。ちと昔を思い出してな。あの頃の正義感が蘇ってきたのだ」
「……そうですか」
近藤とうたじろうは駆け足で紡績所を回った。しかし、怪しいところはない。
「くそ……っ!一体どこなのだ!それに万が一、勇美殿と元春殿の身に何かあったら……どうか無事であってくれ!」
切羽詰まった様子の近藤を見て、うたじろうは驚きを隠せなかった。
(近藤局長がこんなに熱い人だったとは意外ですね……)
最後の一軒に辿り着いた。海に近いそこは五代が作った最初の紡績所だった。一縷の望みを託し、近藤は工場の周りをくまなく探した。辺りは静かで波音だけが響いている。すると、裏手で気配を感じた。
「誰かがおる」
近藤とうたじろうは建物の影に身を隠し、様子を伺った。月は出ているが、細い三日月。暗闇に慣れた近藤の目に映ったのは帽子を被った男だった。
(昼間見かけた奴か?夜だというのに帽子を被っているのはよほど用心深い奴なのか……)
息を潜めて様子を伺っていると、男は懐から何かを取り出した。シュッという音がした後、ぼんやり火が灯ったそれはマッチ棒だった。近代化が進み、日本でもマッチが作られるようになったのだ。男の足元には燃やすい紙屑やら木材やらが散乱している。
(暗闇なら正体が判明することはない……!)
近藤は意を決すると、男を背後から羽交締めにした。自分よりも遥かに背が高く大柄な近藤に男はなす術もない。近藤は言葉を発しようとする男の口を片手で塞ぎ、もう片方の手でマッチ棒を取り上げた。そして、息を吹いて火を消した。男が素早く動いて近藤の手から逃れ、襲いかかって来た。が、近藤は素早い身のこなしで交わすと、男のみぞおちに思い切り拳を食らわした。男はグエッという声を上げると気を失って倒れた。
「やれやれ……何とか防げたようだ。うたじろう殿。念のためこの紙屑や木材、あとマッチも処分するぞ」
近藤が呼びかけると、うたじろうは口の中に手を入れて、しきりに爪を噛んでいた。
「どうした?どこか痛むのか?」
「い、いえ、少し爪が疼いて……でも、大丈夫です。そうですね。不安材料は処分するべきでしょう」
近藤は気を失って倒れている男の懐からマッチ箱を取り出して自分の懐にしまうと、散乱している紙や木材を抱えた。うたじろうも少しの木材を口に咥えた。二人は工場の裏にある海にそれらを全て投げ捨てた。もちろんマッチ箱も。そして、浪川家の町工場へ急いで戻った。
***
「勇美さん、柔道やってたって本当ですか?」
「うん。でも小さい時にちょっとやってただけだから自信ないんだけどね!近藤局長に言われたらああやって答えるしかないじゃん!」
「ええっ!だ、大丈夫なんですか?」
「平気!元々運動神経は良い方だからさ!もしヤツらに遭遇したらやるしかないでしょ!」
「勇美さんは本当に勇敢ですよね。ボクには真似できない……」
「マネなんかしなくていいよ!元春くんには元春くんの良いとこがあるじゃん。一途なとことか頑張り屋さんなとことか意外と我慢強いとことかさ!そこを伸ばせばいいんだよ!」
「勇美さん……ありがとうございます」
二人は一軒目の紡績所に着いた。夜空には細い三日月。山から風が吹いてきて蒸し暑い夏の夜がほんのりと涼しくなった。辺りは人気がなく風に木々がざわめく音しか聞こえない。二人は静かに工場の周りを歩いた。裏手に回った時、勇美は足元に違和感を覚えた。クシャッという音。何かを踏んだ感触。暗闇に目を凝らして見る。
「紙クズ……」
「勇美さん、これって……」
元春が紙屑と一緒に散乱している木材を見つめて呟いた。勇美は静かに頷き、辺りを見回そうとした。その時、後ろに人の気配を感じて咄嗟に振り返った。そこには書生姿の男がいて今にも勇美に向かって短刀を振り下ろそうとしているところだった。勇美は咄嗟に身を屈めると、男の腰に両腕を回して思い切り倒した。
「ぐはぁっ!」
男は後ろに倒れ、その衝撃で短刀が手から離れ、地面に放り出された。勇美は素早く短刀を拾うと仰向けに倒れている男の首元に切先を突き付けた。
「殺されたくなかったら今すぐ消えて」
「チッ」
男は飛び起きると悔しそうに舌打ちをし、一目散に逃げて行った。途端に勇美は地面にへたり込んだ。元春が慌てて手を差し伸べる。
「大丈夫ですか?!」
「ごめん、気が抜けた……」
勇美は元春の手を取ると立ち上がった。
「勇美さん、凄くかっこよかったですよ!びっくりしました!」
「ホントはめちゃくちゃ怖かった!なんか体が勝手に動いたけど何とか上手くいって良かった!」
「この紙屑とか木材とか捨てた方が良いですよね」
「うん。万が一またヤツらが来たら困るし。あっあいつの短刀持ったままだ。これも捨てておこうっと」
二人は散乱している紙屑と木材を集めると両手に抱えて近くの山道に入り、奥の林の中に捨てた。もちろん短刀も。
「念のため他の工場も見といた方が良さそうだよね」
「はい!急ぎましょう!」
二人はそれから残りの四つの紡績所を回った。が、特に異常がなかったので浪川家の工場に戻った。近藤とうたじろうの姿はまだなかった。
「二人とも大丈夫かな」
「きっと大丈夫ですよ。元新選組の近藤局長がいるんですからね」
「そうだよね!」
しばらくして近藤とうたじろうが駆けて来た。
「二人とも無事か?」
「はい!近藤局長、聞いてください!勇美さんが短刀を持ってる男を倒したんですよ!」
「な、なんだと?!」
「それは凄いですね!」
「ちょ、ちょっと元春くん!」
勇美が遠慮するのも聞かず、元春は興奮した様子で勇美がどうやって男を倒したかを詳しく語った。近藤は目を丸くして終始驚いていた。うたじろうも驚いていたが、また爪を噛んでいる。
(うたじろう、あんな癖あるんだ。まぁ猫だもんね)
「なんと……勇美殿。おぬしはわしが思う以上に強いではないか。ぜひともその様子を見てみたかったものだ」
「いやいや!人様に見せられるようなモンじゃないですよ!」
「だが、勇美殿。無理をさせてしまい申し訳なかった。二手に分かれる時に任せた、とは言ったものの女子をそのような危険な目に遭わせるとは……」
「近藤局長、アタシの時代では男だからとか女だからとかそういうの差別になるんですよ!」
「なに?それはまことか?」
「はい。女も警察官になって敵を倒すような時代です。たぶん令和から霊界に来る死者はこれからそういう人達が増えていくと思いますよ」
「ほう、そうか。実に勉強になった」
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