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第二章 復讐
第十一話
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霊界に戻ると近藤が既に戻っており、勇美達の帰りを待っていた。たかむらが前に出ようとすると千代が制止して前に出た。
「近藤さん、待たせたね」
相変わらず態度の大きい千代に近藤は眉をひそめたが、冷静に言った。
「ご苦労だった。結果はどうであった?」
「この者は罪を着せられて処刑された。だから地獄行きじゃなく天国行きさ」
「ほう。証拠は突き止めたのか?」
「ああ、勇美が今からその証拠を聞かせてくれるよ」
近藤の視線が勇美に注がれる。少しだけ緊張しながら勇美は口を開いた。
「近藤局長、アタシが持っているこの機械は人の声や姿をそのまま記憶することができるんです。今から現世で聞いてきた真犯人達の会話を再生します」
近藤は勇美の言葉に顔をしかめた。スマホの話を聞いたたかむらの最初の反応と同じで半信半疑なのだ。
「それはまことか?」
すると、たかむらが助け舟を出した。
「私も最初に話を聞いた時は信じられませんでしたが、彼女が再現するものを聞く限りでは本当のことかと」
「うむ。たかむらがそう言うのなら……どれ、再現してみよ」
勇美はスマホを取り出し、ボイスレコーダーを再生した。すると、近藤が反応するよりも先に山田利政が驚きの声を上げた。
「なんと!あいつらの策であったのか!よくも殿下をたぶらかしおって……!」
山田利政は怒りで全身をがたがたと震わせた。
「おぬし、今この者が再現した人物が誰だか分かるのか?」
「はい。話し方や声などそのままです。あいつらならこういう姑息な策を考えるに違いありません!」
「ほう、なるほど」
「あいつらは以前より私のことを嫌っていました。殿下が私に信頼を寄せてくださっている、たったそれだけのことで……度々、嫌がらせを受けることはありましたが、まさか策にはめられ殺されることになろうとは……」
山田利政は俯いて悔しそうに唇を噛み締めた。近藤は永眠録に朱色の筆で「天国行き」と書きつけると言った。
「山田利政殿、おぬしを天国行きとする」
「あ、ありがとうございます……!」
近藤は穏やかな表情と口調で言葉を続けた。
「わしも生前様々な人間を見てきたが、人間の嫉妬心ほど醜いものはないとつくづく思う。おぬしは天国でゆるりと休むがよい。千代殿、この者を天国行きの間へ案内してやってくれ」
「ああ、了解だよ」
山田利政は近藤に向かって深々と一礼すると言った。
「本当にありがとうございました。おかげで私は地獄ではなくて天国へ行ける……」
「礼ならこの者らに。わしは裁きを下したまで」
近藤はそう言って補佐隊員達を指した。
「えっ?!アタシは何も!」
「私もだよ。ただ任務を遂行しただけさ」
山田利政は勇美と千代の顔を交互に見つめ、とても嬉しそうに笑って深々と頭を下げた。千代は彼の元に歩み寄ると背中をぽんぽんと叩いて言った。
「生まれ変わったら最高な人生が待ってるさ。沢山苦労した分、幸せになるんだよ」
表情も口調も淡々としていたが、その言葉には千代なりの優しさが込められていた。
「ありがとうございます……っ!」
思いがけない優しい言葉に山田利政は大粒の涙を流した。
(千代さんってホントはめっちゃ優しい人なんじゃ……)
すると、近藤が勇美に向かって言った。
「勇美殿。先程は刃を向けてしまい、大変にすまなかった。さぞ恐ろしい思いをさせてしまったのではないかと……」
自分に向かって申し訳なさそうに深々と頭を下げる近藤の姿に驚き、勇美は慌てて言った。
「い、いえいえ!大丈夫ですよ!」
「わしは頭に血が上ると少々過ぎた行動を取ってしまうのだ。直さねばと思っておるのだが……いやはや、面目ない」
「自分の性格って分かってても簡単に直せるようなものじゃないですもんね!アタシは全然気にしてないんで、近藤局長も気にしないでくださいね!」
「勇美殿……ありがとう」
近藤は安心したようにそう言うと言葉を続けた。
「それから、おぬしが正式に補佐隊員となったとたからむらから聞いたぞ。これからよろしく頼む。もしまた何か思うことあれば遠慮なくわしに忠告して欲しい」
「は、はい!分かりました!」
近藤の眼差しは優しく、口元には笑みさえ浮かんでいるように見えて勇美は驚いた。
(もしかして認められた?ってか自分の非を認めて謝るとか上司なのにめちゃくちゃ腰低っ!令和の日本にそんな上司いる?!怖い人かと思ってたけどそうでもないのかな……)
***
その後、勇美は千代と共に山田利政を連れて天国行きの間を訪れた。
「松山さん、小林さん。こんにちは。天国へようこそ」
沖田が優しい笑顔で出迎えた。
「これはこの人の永眠録だよ」
沖田はそれに目を通すと、珍しく眉をひそめて数回頷いた後、顔を上げた。
「山田利政さん。とても大変でしたね。さぞ辛かったことでしょう。処刑される時のあなたの心情を思うと心が痛みます。どうか天国で安らかに過ごしてください。生まれ変わったらきっと素晴らしい人生が待っていますよ」
沖田は慈悲に満ち溢れた目で彼を真っ直ぐに見つめて言った。彼は涙ぐみながら深々と頭を下げた。
「あ、ありがとうございます……!」
「さぁ、こちらにお並びください。間もなく順番が参りますからね」
沖田は彼を列の最後尾に案内して一礼した後、勇美と千代を出入り口で見送ろうとした。
「松山さん、小林さん。この度もありがとうございました。ところで、近藤さんはお元気ですか?」
「元気ですよ。人手が足りてないんで少し大変そうですけどね」
「そうですか。私にも何か出来ることがあればいいのですが、ここから離れられませんからね」
沖田は寂しそうにため息を吐いた。
「アタシ、近藤局長がどういう人なのかまだよく分からないんですよね。なんていうか、近藤局長も土方歳三も怖いイメージがあって」
「いめーじ?」
沖田が首を傾げたので勇美は慌てて言った。
「あっ、えーっと……印象です!」
「怖い印象ですか。確かに生前にもそう言われたことはありました。でも、二人とも怖くないですよ。ね?小林さん」
「ああ。全く怖くないね」
「近藤さんは顔は怖いし正義感が強過ぎて厳しいことを言う時もありますが、その人の良いところを見つけてきちんと褒めてくれます。何よりとても頼りになる人です。土方さんは鬼副長と呼ばれていましたが、それは嫌われ役を進んで引き受けていたからです」
「へぇ~確かに顔は怖いけど褒める時はきちんと褒めてくれる気がする。そのうち分かりますか?」
「はい。松山さんも近藤さんの魅力に気づく時が必ず来ますよ!」
「土方歳三はこの世界にいるんですか?」
沖田は一瞬、庭に目をやった後、勇美に顔を向けるとふふっと楽しそうに笑って言った。
「松山さんもその内会えますよ。土方さんに」
「近藤さん、待たせたね」
相変わらず態度の大きい千代に近藤は眉をひそめたが、冷静に言った。
「ご苦労だった。結果はどうであった?」
「この者は罪を着せられて処刑された。だから地獄行きじゃなく天国行きさ」
「ほう。証拠は突き止めたのか?」
「ああ、勇美が今からその証拠を聞かせてくれるよ」
近藤の視線が勇美に注がれる。少しだけ緊張しながら勇美は口を開いた。
「近藤局長、アタシが持っているこの機械は人の声や姿をそのまま記憶することができるんです。今から現世で聞いてきた真犯人達の会話を再生します」
近藤は勇美の言葉に顔をしかめた。スマホの話を聞いたたかむらの最初の反応と同じで半信半疑なのだ。
「それはまことか?」
すると、たかむらが助け舟を出した。
「私も最初に話を聞いた時は信じられませんでしたが、彼女が再現するものを聞く限りでは本当のことかと」
「うむ。たかむらがそう言うのなら……どれ、再現してみよ」
勇美はスマホを取り出し、ボイスレコーダーを再生した。すると、近藤が反応するよりも先に山田利政が驚きの声を上げた。
「なんと!あいつらの策であったのか!よくも殿下をたぶらかしおって……!」
山田利政は怒りで全身をがたがたと震わせた。
「おぬし、今この者が再現した人物が誰だか分かるのか?」
「はい。話し方や声などそのままです。あいつらならこういう姑息な策を考えるに違いありません!」
「ほう、なるほど」
「あいつらは以前より私のことを嫌っていました。殿下が私に信頼を寄せてくださっている、たったそれだけのことで……度々、嫌がらせを受けることはありましたが、まさか策にはめられ殺されることになろうとは……」
山田利政は俯いて悔しそうに唇を噛み締めた。近藤は永眠録に朱色の筆で「天国行き」と書きつけると言った。
「山田利政殿、おぬしを天国行きとする」
「あ、ありがとうございます……!」
近藤は穏やかな表情と口調で言葉を続けた。
「わしも生前様々な人間を見てきたが、人間の嫉妬心ほど醜いものはないとつくづく思う。おぬしは天国でゆるりと休むがよい。千代殿、この者を天国行きの間へ案内してやってくれ」
「ああ、了解だよ」
山田利政は近藤に向かって深々と一礼すると言った。
「本当にありがとうございました。おかげで私は地獄ではなくて天国へ行ける……」
「礼ならこの者らに。わしは裁きを下したまで」
近藤はそう言って補佐隊員達を指した。
「えっ?!アタシは何も!」
「私もだよ。ただ任務を遂行しただけさ」
山田利政は勇美と千代の顔を交互に見つめ、とても嬉しそうに笑って深々と頭を下げた。千代は彼の元に歩み寄ると背中をぽんぽんと叩いて言った。
「生まれ変わったら最高な人生が待ってるさ。沢山苦労した分、幸せになるんだよ」
表情も口調も淡々としていたが、その言葉には千代なりの優しさが込められていた。
「ありがとうございます……っ!」
思いがけない優しい言葉に山田利政は大粒の涙を流した。
(千代さんってホントはめっちゃ優しい人なんじゃ……)
すると、近藤が勇美に向かって言った。
「勇美殿。先程は刃を向けてしまい、大変にすまなかった。さぞ恐ろしい思いをさせてしまったのではないかと……」
自分に向かって申し訳なさそうに深々と頭を下げる近藤の姿に驚き、勇美は慌てて言った。
「い、いえいえ!大丈夫ですよ!」
「わしは頭に血が上ると少々過ぎた行動を取ってしまうのだ。直さねばと思っておるのだが……いやはや、面目ない」
「自分の性格って分かってても簡単に直せるようなものじゃないですもんね!アタシは全然気にしてないんで、近藤局長も気にしないでくださいね!」
「勇美殿……ありがとう」
近藤は安心したようにそう言うと言葉を続けた。
「それから、おぬしが正式に補佐隊員となったとたからむらから聞いたぞ。これからよろしく頼む。もしまた何か思うことあれば遠慮なくわしに忠告して欲しい」
「は、はい!分かりました!」
近藤の眼差しは優しく、口元には笑みさえ浮かんでいるように見えて勇美は驚いた。
(もしかして認められた?ってか自分の非を認めて謝るとか上司なのにめちゃくちゃ腰低っ!令和の日本にそんな上司いる?!怖い人かと思ってたけどそうでもないのかな……)
***
その後、勇美は千代と共に山田利政を連れて天国行きの間を訪れた。
「松山さん、小林さん。こんにちは。天国へようこそ」
沖田が優しい笑顔で出迎えた。
「これはこの人の永眠録だよ」
沖田はそれに目を通すと、珍しく眉をひそめて数回頷いた後、顔を上げた。
「山田利政さん。とても大変でしたね。さぞ辛かったことでしょう。処刑される時のあなたの心情を思うと心が痛みます。どうか天国で安らかに過ごしてください。生まれ変わったらきっと素晴らしい人生が待っていますよ」
沖田は慈悲に満ち溢れた目で彼を真っ直ぐに見つめて言った。彼は涙ぐみながら深々と頭を下げた。
「あ、ありがとうございます……!」
「さぁ、こちらにお並びください。間もなく順番が参りますからね」
沖田は彼を列の最後尾に案内して一礼した後、勇美と千代を出入り口で見送ろうとした。
「松山さん、小林さん。この度もありがとうございました。ところで、近藤さんはお元気ですか?」
「元気ですよ。人手が足りてないんで少し大変そうですけどね」
「そうですか。私にも何か出来ることがあればいいのですが、ここから離れられませんからね」
沖田は寂しそうにため息を吐いた。
「アタシ、近藤局長がどういう人なのかまだよく分からないんですよね。なんていうか、近藤局長も土方歳三も怖いイメージがあって」
「いめーじ?」
沖田が首を傾げたので勇美は慌てて言った。
「あっ、えーっと……印象です!」
「怖い印象ですか。確かに生前にもそう言われたことはありました。でも、二人とも怖くないですよ。ね?小林さん」
「ああ。全く怖くないね」
「近藤さんは顔は怖いし正義感が強過ぎて厳しいことを言う時もありますが、その人の良いところを見つけてきちんと褒めてくれます。何よりとても頼りになる人です。土方さんは鬼副長と呼ばれていましたが、それは嫌われ役を進んで引き受けていたからです」
「へぇ~確かに顔は怖いけど褒める時はきちんと褒めてくれる気がする。そのうち分かりますか?」
「はい。松山さんも近藤さんの魅力に気づく時が必ず来ますよ!」
「土方歳三はこの世界にいるんですか?」
沖田は一瞬、庭に目をやった後、勇美に顔を向けるとふふっと楽しそうに笑って言った。
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