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5、一ヶ月が経って思うこと
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私は今、職場に近い都会的な街で自由気ままに一人暮らしをしている。平日の昼間は仕事に打ち込み、夕方から夜にかけての楽しみは前日に録っておいた春ドラマを見ること。休日の早朝には通勤定期を利用しながらダイエットも兼ねて海まで約30分の散歩やサイクリングを楽しみ、昼間は一週間分の料理をまとめて作ったり(変なものが出来てもキレる人がいないので気楽だ)小説を書いたりしている。生活や仕事も落ち着き、だいぶ心に余裕が持てるようになってきたと思う。
夫と別れてもうすぐ一か月が経つ今、思うことを順番に綴っていこうと思う。
【嫌いになったわけではない】
お互いに性格や生活習慣が相容れないことで離婚が決まったが、実はお互いのことを嫌いになったわけではない。それは離婚に向けた話し合いの場でも、何度もお互いの口からはっきりと出た言葉でもあった。ただ「もう一緒には住めない」というだけで、一緒にいて楽しい存在であることは変わりないのである。夫の浮気を疑ったことは違う項目でも書いたが、それでも私の中にはまだ夫に対する「愛情」が残っている。
それは私にとって良くもあり悪くもある。
良い点は「これからもたまに遊んだりご飯を食べに行くような関係でいられること」だが、悪い点の方は少々複雑である。完全に愛情がなくなってしまえば、夫がマッチングアプリに登録して女を探そうが連絡を取り合おうがどうでもいいと思うのだろうが、愛情が残っているからこそ腹が立つのである。その感情は恐らく「嫉妬」から来るものだろう。
私の引っ越しは当初、4月上旬を予定していた。しかし、予定を早めて3月下旬に変更した。それは夫の浮気疑惑だけが理由ではない。「終わりが分かっている人と一緒にいるのはとても辛い」からである。だから、一刻も早く家を出て行きたかった。
今でも夫から定期的に連絡が来る。その多くは大体、手続きのことなど事務的なものだが、それでもスマホの画面で夫からの通知を見ると心がモヤモヤというかザワついてしまうのだ。それは「もう会いたくない」という気持ちと「会って何か話したい」という気持ちが混ざり合うからだと思う。嫌いになった訳ではないからこそこういう気持ちになるんだろうと思うのだが、まだ好きなのかもしれないと思うと余計に辛い。上手く表現できないのだが、女の心は非常に複雑である。
別れなければこんな気持ちになることもなかったかもしれないが、私は夫と縁がなかったのだと思っている。夫が本当にマッチングアプリで女を探しているのであれば、それは本気ではなく遊ぶため。何故そう言えるのかと言うと「俺は結婚に向いてない。これからはまた独身人生を謳歌する」と宣言していたからだ。夫は嘘が吐けないというか嘘を吐くのが下手なので、恐らくこれは本心だと思う。そんな遊び人の夫に引っかかった女性は気の毒だと思うが、まぁ仕方がない。私と同じ道を歩まないよう十分に気をつけて欲しいと思う。
そういえば、ふと思い出したことがある。家を出る少し前のことだ。夫に話の流れで「髪を伸ばしてる」と言ったらこんな言葉が返ってきた。
「普通バッサリ切るんじゃないの?!」
思わず目が点になった。
「何で私があんたに失恋したみたいになってんだよw冗談じゃねえw」
と、喉元まで出掛かって慌てて飲み込んだ。つくづく夫は自己中ナルシスト男だなぁと思った出来事だった。因みに髪を伸ばしているのは、今までずっとボブだったので気分転換も兼ねて雰囲気を変えたいと思ったからだ。
結婚する前から夫が「変な人」「遊び人」だということは理解していたが、最後まで「変な人で遊び人だったなあ」という感じである。
【結婚する意味】
そもそも、私と夫はお互いに結婚願望がなかった。そんな者同士が勢いで結婚したのだから上手くいく方が奇跡的なのではないだろうか。では何故、結婚をしようと思ったのか。それは夫から「同棲」を提案されたからである。私は当時、同棲するなら結婚をしなければいけないと思っていた。家族からも「同棲するなら結婚した方がいい」と言われていたこともある。夫は最初、結婚に乗り気ではなかった。それなのに何故、結婚を決意したのか。後で教えてくれたことだが「結婚がどんなものか一度してみたい」と思ったからだという。
ここで違和感を覚える人もいるかもしれない。そう、私と夫は当初から結婚に対する考え方や気持ちが全く異なっていたのだ。結婚に対する考えは人それぞれだと思うが、私が今思うのは
「結婚に対しての考えが相手と一致する、もしくは違ってもお互いに理解し合ってないと上手くいかない」
ということである。要するに、結婚前にお互いにきちんと思ってることを確認し合うとか、すり合わせが必要だということだ。「結婚は『好き』という気持ちだけではやっていけない」「結婚は忍耐」という言葉をよく聞くが、全くその通りである。「いくらお互いのことを好きでもどうにもならないこと」が結婚生活の中で必ず出て来る。結婚するには相当な覚悟が必要だったのだ。
今、思うのは籍を入れずに事実婚でも良かったのかもしれない、ということだ。何故なら私と夫には一般的な夫婦とは異なる事情がある。それがこのふたつだ。
1、子供がいない。作る予定がない。
2、障害年金と障害者雇用の兼ね合いで、私は扶養に入りながら働くことができない。
1についての説明は特に必要ないとは思うが、2については障害年金の特殊な制度が関係してくる。受給者は一年間で稼げる金額に上限があり、それを超えてしまうと扶養に入っている場合は出ないといけないからだ。私はこの特殊な制度の対象になってしまった。
・勤務日数を減らす
・会社を辞める
・扶養から外れて自分で社会保険に加入しながら働く(時短勤務なので一番損する働き方になる)
究極の三択を迫られ、会社に相談すると「勤務日数を減らすと障害者雇用ではなくなる(助成金がおりなくなる)から困る」と言われてしまった。悩んだ末に決めたのが「扶養から外れて働く」ことだった。もちろんこの時点では離婚など考えていなかった。だから、思い切って会社を辞めるという手もあった。しかし、障害年金だけではやっていけない。私には初めから「働く」という選択肢しかなかったのである。今の会社が障害に理解があり、恵まれた環境だということ、発達障害当事者として「社会との繋がり」を保っておきたいという思いもあった。
いよいよ結婚の経済的なメリットがなくなった。私が障害者雇用で働き始めた時から「離婚して自立した生活を送る」ということは既に決まっていたのかもしれないとさえ思う。また、障害年金を受給し続ける限り、この先もしまた結婚などという話が出ても私は結婚できないということだ。
あくまでも私の個人的な考えだが、多種多様な現代、同棲=結婚という考えは古いのかもしれない。
【離婚後の夫との関係】
これは現在進行中のことなのではっきりとしたことはまだ言えないのだが、ひとつだけ言えるのは「一度関係を解消したら恋人同士に戻るのは難しい」ということだ。同じ相手と再婚する人もいるが、私と夫はそういう関係に戻ることはもう出来ない。せいぜい友人関係だろう。
レスのこと、結婚のこと、まだ愛情があること、色々なことを考える中で気づいたことがある。私はただ夫といつまでも恋人のような関係でいたかったのかもしれない、ということだ。女として見てもらえなくなってしまったこと。スキンシップも殆どなくなってしまったこと。それは私にとってとても寂しいものだった。結婚も同棲もせずに交際を続けていたら、もしかしたらもう少し長く夫と仲良くやっていけたのかもしれない。そう思ってしまう。私は恋愛経験が限りなく少ない。だから尚更のこと、もう少し夫との恋愛期間を楽しんでおけば良かったとも思う。
改めて、結婚とは勢いでするものではない。きちんとお互いに話し合って気持ちを確認し合って、覚悟を持って行うべきものである。
【結婚したことを後悔しているのか?】
結論から言えば答えはノーである。夫といつまでも恋人のような関係でいたかった、と思ったのは事実だ。しかし、結婚しなければ良かった、とは思わない。結婚してみないと分からないことは沢山あり色々大変だったが、その中で多くのことを学ぶことができた。結婚は相手がいないと出来ない事でもある。
夫はもう私の心の支えではない。しかし、夫と一緒に過ごした約3年間、色々な場所に遊びに行って楽しい思い出も沢山出来た。経済的に大変な中、頑張ってくれたこと、私の家族のことをいつも気に掛けてくれたことにもとても感謝をしている。これからはお互い違う人生を歩む。破天荒で個性的、遊び人で浮気疑惑もあったが、心から好きになった人である。夫には幸せになってもらいたいと私は思っている。
離婚の報告を聞いたバツイチの友達はこう言った。
「離婚するってことは経験値が上がるってことだよ」
目から鱗状態であった。人間は色々な経験を積んで成長していく生き物である。マウントを取る訳ではないが、結婚して一度も別れることなく、喧嘩をしながらも仲睦まじく色々な壁を夫婦で乗り越えて生涯を終えることに比べると、離婚を経験したらそれ以上に苦しくて辛い思いをする。だが、その分、経験が積める。経験値が上がるとはそういうことなのではないだろうか。
私の「バツイチ生活」はまだ始まったばかりなので、離婚の経験が今後どのような場面で活かされていくのか、影響していくのかはまだ分からない。しかし、私はこの経験を絶対に無駄にはしたくない。必ず自分が成長するためのステップにしていきたいと強く思うのである。
【再婚する気は?】
はっきり言って今のところ全くない。元々結婚願望はなかった人間である。私は今回のことで「発達障害を持っていると誰かと生活することに向いていない」ということを確信した。例えこの先、また良い人が現れたとしてももう二度と同じことは繰り返したくない。だからこの先も一人で生きていくつもりだ。
もうひとつは、一人暮らしを満喫したいという思いがあるからだ。騒音問題と結婚が重なって初めての一人暮らしはドタバタであまり満喫出来なかった。だから、これからは新しい街で新しい人達と出会いを重ねて、一人で新しい人生を歩んでいきたいと思う。
夫と別れてもうすぐ一か月が経つ今、思うことを順番に綴っていこうと思う。
【嫌いになったわけではない】
お互いに性格や生活習慣が相容れないことで離婚が決まったが、実はお互いのことを嫌いになったわけではない。それは離婚に向けた話し合いの場でも、何度もお互いの口からはっきりと出た言葉でもあった。ただ「もう一緒には住めない」というだけで、一緒にいて楽しい存在であることは変わりないのである。夫の浮気を疑ったことは違う項目でも書いたが、それでも私の中にはまだ夫に対する「愛情」が残っている。
それは私にとって良くもあり悪くもある。
良い点は「これからもたまに遊んだりご飯を食べに行くような関係でいられること」だが、悪い点の方は少々複雑である。完全に愛情がなくなってしまえば、夫がマッチングアプリに登録して女を探そうが連絡を取り合おうがどうでもいいと思うのだろうが、愛情が残っているからこそ腹が立つのである。その感情は恐らく「嫉妬」から来るものだろう。
私の引っ越しは当初、4月上旬を予定していた。しかし、予定を早めて3月下旬に変更した。それは夫の浮気疑惑だけが理由ではない。「終わりが分かっている人と一緒にいるのはとても辛い」からである。だから、一刻も早く家を出て行きたかった。
今でも夫から定期的に連絡が来る。その多くは大体、手続きのことなど事務的なものだが、それでもスマホの画面で夫からの通知を見ると心がモヤモヤというかザワついてしまうのだ。それは「もう会いたくない」という気持ちと「会って何か話したい」という気持ちが混ざり合うからだと思う。嫌いになった訳ではないからこそこういう気持ちになるんだろうと思うのだが、まだ好きなのかもしれないと思うと余計に辛い。上手く表現できないのだが、女の心は非常に複雑である。
別れなければこんな気持ちになることもなかったかもしれないが、私は夫と縁がなかったのだと思っている。夫が本当にマッチングアプリで女を探しているのであれば、それは本気ではなく遊ぶため。何故そう言えるのかと言うと「俺は結婚に向いてない。これからはまた独身人生を謳歌する」と宣言していたからだ。夫は嘘が吐けないというか嘘を吐くのが下手なので、恐らくこれは本心だと思う。そんな遊び人の夫に引っかかった女性は気の毒だと思うが、まぁ仕方がない。私と同じ道を歩まないよう十分に気をつけて欲しいと思う。
そういえば、ふと思い出したことがある。家を出る少し前のことだ。夫に話の流れで「髪を伸ばしてる」と言ったらこんな言葉が返ってきた。
「普通バッサリ切るんじゃないの?!」
思わず目が点になった。
「何で私があんたに失恋したみたいになってんだよw冗談じゃねえw」
と、喉元まで出掛かって慌てて飲み込んだ。つくづく夫は自己中ナルシスト男だなぁと思った出来事だった。因みに髪を伸ばしているのは、今までずっとボブだったので気分転換も兼ねて雰囲気を変えたいと思ったからだ。
結婚する前から夫が「変な人」「遊び人」だということは理解していたが、最後まで「変な人で遊び人だったなあ」という感じである。
【結婚する意味】
そもそも、私と夫はお互いに結婚願望がなかった。そんな者同士が勢いで結婚したのだから上手くいく方が奇跡的なのではないだろうか。では何故、結婚をしようと思ったのか。それは夫から「同棲」を提案されたからである。私は当時、同棲するなら結婚をしなければいけないと思っていた。家族からも「同棲するなら結婚した方がいい」と言われていたこともある。夫は最初、結婚に乗り気ではなかった。それなのに何故、結婚を決意したのか。後で教えてくれたことだが「結婚がどんなものか一度してみたい」と思ったからだという。
ここで違和感を覚える人もいるかもしれない。そう、私と夫は当初から結婚に対する考え方や気持ちが全く異なっていたのだ。結婚に対する考えは人それぞれだと思うが、私が今思うのは
「結婚に対しての考えが相手と一致する、もしくは違ってもお互いに理解し合ってないと上手くいかない」
ということである。要するに、結婚前にお互いにきちんと思ってることを確認し合うとか、すり合わせが必要だということだ。「結婚は『好き』という気持ちだけではやっていけない」「結婚は忍耐」という言葉をよく聞くが、全くその通りである。「いくらお互いのことを好きでもどうにもならないこと」が結婚生活の中で必ず出て来る。結婚するには相当な覚悟が必要だったのだ。
今、思うのは籍を入れずに事実婚でも良かったのかもしれない、ということだ。何故なら私と夫には一般的な夫婦とは異なる事情がある。それがこのふたつだ。
1、子供がいない。作る予定がない。
2、障害年金と障害者雇用の兼ね合いで、私は扶養に入りながら働くことができない。
1についての説明は特に必要ないとは思うが、2については障害年金の特殊な制度が関係してくる。受給者は一年間で稼げる金額に上限があり、それを超えてしまうと扶養に入っている場合は出ないといけないからだ。私はこの特殊な制度の対象になってしまった。
・勤務日数を減らす
・会社を辞める
・扶養から外れて自分で社会保険に加入しながら働く(時短勤務なので一番損する働き方になる)
究極の三択を迫られ、会社に相談すると「勤務日数を減らすと障害者雇用ではなくなる(助成金がおりなくなる)から困る」と言われてしまった。悩んだ末に決めたのが「扶養から外れて働く」ことだった。もちろんこの時点では離婚など考えていなかった。だから、思い切って会社を辞めるという手もあった。しかし、障害年金だけではやっていけない。私には初めから「働く」という選択肢しかなかったのである。今の会社が障害に理解があり、恵まれた環境だということ、発達障害当事者として「社会との繋がり」を保っておきたいという思いもあった。
いよいよ結婚の経済的なメリットがなくなった。私が障害者雇用で働き始めた時から「離婚して自立した生活を送る」ということは既に決まっていたのかもしれないとさえ思う。また、障害年金を受給し続ける限り、この先もしまた結婚などという話が出ても私は結婚できないということだ。
あくまでも私の個人的な考えだが、多種多様な現代、同棲=結婚という考えは古いのかもしれない。
【離婚後の夫との関係】
これは現在進行中のことなのではっきりとしたことはまだ言えないのだが、ひとつだけ言えるのは「一度関係を解消したら恋人同士に戻るのは難しい」ということだ。同じ相手と再婚する人もいるが、私と夫はそういう関係に戻ることはもう出来ない。せいぜい友人関係だろう。
レスのこと、結婚のこと、まだ愛情があること、色々なことを考える中で気づいたことがある。私はただ夫といつまでも恋人のような関係でいたかったのかもしれない、ということだ。女として見てもらえなくなってしまったこと。スキンシップも殆どなくなってしまったこと。それは私にとってとても寂しいものだった。結婚も同棲もせずに交際を続けていたら、もしかしたらもう少し長く夫と仲良くやっていけたのかもしれない。そう思ってしまう。私は恋愛経験が限りなく少ない。だから尚更のこと、もう少し夫との恋愛期間を楽しんでおけば良かったとも思う。
改めて、結婚とは勢いでするものではない。きちんとお互いに話し合って気持ちを確認し合って、覚悟を持って行うべきものである。
【結婚したことを後悔しているのか?】
結論から言えば答えはノーである。夫といつまでも恋人のような関係でいたかった、と思ったのは事実だ。しかし、結婚しなければ良かった、とは思わない。結婚してみないと分からないことは沢山あり色々大変だったが、その中で多くのことを学ぶことができた。結婚は相手がいないと出来ない事でもある。
夫はもう私の心の支えではない。しかし、夫と一緒に過ごした約3年間、色々な場所に遊びに行って楽しい思い出も沢山出来た。経済的に大変な中、頑張ってくれたこと、私の家族のことをいつも気に掛けてくれたことにもとても感謝をしている。これからはお互い違う人生を歩む。破天荒で個性的、遊び人で浮気疑惑もあったが、心から好きになった人である。夫には幸せになってもらいたいと私は思っている。
離婚の報告を聞いたバツイチの友達はこう言った。
「離婚するってことは経験値が上がるってことだよ」
目から鱗状態であった。人間は色々な経験を積んで成長していく生き物である。マウントを取る訳ではないが、結婚して一度も別れることなく、喧嘩をしながらも仲睦まじく色々な壁を夫婦で乗り越えて生涯を終えることに比べると、離婚を経験したらそれ以上に苦しくて辛い思いをする。だが、その分、経験が積める。経験値が上がるとはそういうことなのではないだろうか。
私の「バツイチ生活」はまだ始まったばかりなので、離婚の経験が今後どのような場面で活かされていくのか、影響していくのかはまだ分からない。しかし、私はこの経験を絶対に無駄にはしたくない。必ず自分が成長するためのステップにしていきたいと強く思うのである。
【再婚する気は?】
はっきり言って今のところ全くない。元々結婚願望はなかった人間である。私は今回のことで「発達障害を持っていると誰かと生活することに向いていない」ということを確信した。例えこの先、また良い人が現れたとしてももう二度と同じことは繰り返したくない。だからこの先も一人で生きていくつもりだ。
もうひとつは、一人暮らしを満喫したいという思いがあるからだ。騒音問題と結婚が重なって初めての一人暮らしはドタバタであまり満喫出来なかった。だから、これからは新しい街で新しい人達と出会いを重ねて、一人で新しい人生を歩んでいきたいと思う。
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