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ニュージーランドってどんな国?

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映画とは直接関係がないが、旦那から聞いた現地の話を少し綴っていこうと思う。

ニュージーランドは南半球にある小さな国。世界地図で見るとオーストラリアの右下の方に位置している。成田空港から直通便で約10時間半ほどで行ける。日本からはほぼ真下なので、季節が逆転すること以外は時差ボケもほぼなくて快適だそうだ。

ニュージーランドは北側の島と南側の島に分かれているが、撮影は北側にあるニュープリマスという町で行われた。そのため、旦那の行動範囲は主に北側だったそうだ。ニュージーランド最大の都市・オークランドで飛行機が発着。その他、ロトルア温泉という温泉地もあるそうだが、日本との違いは水着の着用が義務付けられていること。

ニュープリマスは人口約5万人の小さな街。電車はなくバスや車が必須だという。当時、ラストサムライの撮影で多くの人が街を訪れたため、一時的に経済が潤い「ラストサムライバブル」と言われたらしい。

食べ物はイギリスやアメリカっぽいものが多く、ずっといると飽きるらしい。ニュージーランドは羊が有名だが、農場が多くだだっ広い草原に羊がたくさん放牧され、牧歌的な風景がどこまでも続いている。とてものどかでコンビニなどはなく車を走らせていると、たまに小さな店が現れる。何か食べようと中に入ると、大きさがまちまちで非常に雑なフィッシュ&チップスが出て来るらしい。

街中には野生動物が当たり前のようにウロウロしている。丸い体に長いくちばしが特徴的なキーウィという天然記念物の鳥やヤマアラシ、ポッサムなどがいる。歩いていたら野生動物に遭遇するなんて、まるでポケモンの世界である。

ニュージーランド人はとても陽気で気さくらしい。旦那に当時の写真を見せてもらうと現地の人と写っている写真が沢山ある。歓迎の証にマオリ族のパフォーマンスを見せてくれるのだという。一時期、ラグビーのニュージーランドチームが試合前に「ハカ」と呼ばれるパフォーマンスを行うことが話題になったが、これがそのマオリ族のパフォーマンスなのである。日本では外国人に日本舞踊、歌舞伎などを披露することがあるが、それと同じなのかもしれない。

小柄な日本人は海外に行くと、幼く見えるという話は有名である。ニュージーランドも例外ではなく、カジノやクラブには基本的にパスポート等がないと入ることができない。何故かというと未成年に見えるからだ。旦那は身長が180センチ以上あるのだが、それでも入り口で止められたそうなので、それよりも小柄な人はもやは子供にしか見えないだろう。

私は海外に行ったことがないので、旦那から聞く話は全てが新鮮だった。旦那はニュージーランドの他にアメリカにも行ったことがあるそうだ。実に羨ましい。ニュージーランドは約10時間半で行けるとのことで日本からは比較的近い方。私は体調を崩しやすいため、もしも海外に行けたとしても時差ボケにやられる心配がある。ニュージーランドはそういう心配がなさそうなので快適に行けそうな気がする。

旦那は田舎があまり好きではなく、羊と農場と雑なフィッシュ&チップスが出て来る店しかない牧歌的な風景には飽き飽きしたらしいのだが、私はぜひとも見てみたいと思っている。

話を聞きながら「いつかは私もニュージーランドへ……!」と、密かに夢を抱いているのであった。
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