あなたにおすすめの小説
ホタルまつりで会おうね
くまの広珠
児童書・童話
「なんでも屋さんのおじいさんにね、言われたの。
とっても、大事にしていたものと、おわかれしなきゃならないときは、ホタルまつりに行きなさい。
大事にしていた人には、ホタルまつりに行かなければならない、せきにんがあるんだって」
エブリスタにも掲載しました。
小学2年の少女ふたりの、ちょっと不思議で物悲しい、小さな冒険物語です。
ぼくはねこまたまたぞう
猫又亭 あさた
児童書・童話
ねこまたまたぞうは「ねこまた」という妖怪だ。今年で222さい。
人が住んでいる街のかたすみで「ねこまたてい」というお店をやっている。
妖怪なので、普通の人間にはまたぞうたちのすがたやおみせは見えない。
けれども、たまーに見える者がいる。
これは、そんなまたぞうと、妖怪が見えてしまう人間との間に起こる、面白おかしく、おいしく、たまにほっこりとする物語である。
R:メルヘンなおばけやしき
stardom64
児童書・童話
ある大雨の日、キャンプに訪れた一人の女の子。
雨宿りのため、近くにあった洋館で一休みすることに。
ちょっぴり不思議なおばけやしきの探検のおはなし☆
野良の陰陽師少女♪
健野屋文乃(たけのやふみの)
児童書・童話
吾が名は、野良のあき!ゆきちゃんの心の友にして最強の式神使い?!
いつもは超名門女子小学校に通っている女の子のあき。
不可思議な式神たちと、心の友、引き籠り中の少女ゆきちゃんとの物語は進行中♪
空賊と女税理士の事件簿
ラプラスの電卓
経済・企業
今日は私の人生で最も衝撃的な一日だった。朝、税理士事務所に行くと、代表パートナーから呼び出された。
歯切れよくニコニコとしかし目の奥は笑っていない彼が無理難題を職員に吹っ掛けているのを私はたびたび見ている。
彼はわたしに、空賊団のリーダーであるジャック・スカイという男と会って、彼らの会計を担当するように言った。空賊団とは空を飛ぶ船、飛行艇で世界中を冒険する海賊のことだ。
私は驚いて断ったが、私に選択肢の余地はなかった。彼は空賊団との契約が事務所にとって大きな利益を生んでいると言った。私は仕方なく、にこやかな代表パートナーの笑顔に見送られ、会計業務の出張用に一式セットが用意されたスーツケースを持って、空港に向かった。
空港で待っていると、突然、大きな音とともに巨大な影が周囲を包んだ。
空を見上げると、黒い船が着陸態勢に入っていた。それは空賊団の船だった。船からロープが降りてきて、あっという間にロープを使って、男が私の前に降り立った。彼は私に向かって笑って言った。「こんにちは、私はジャック・スカイだ。君が私の税理士だね?さあ、早く乗ってくれ。君の新しい生活が始まるよ」
虹の橋を渡った猫が教えてくれたこと
菊池まりな
児童書・童話
あけみが生まれた頃には愛猫のちゃおがいた。遊ぶ時も寝るときもずっと一緒。そんなある日、ちゃおが虹の橋を渡ってしまう。家族は悲しむが、あけみは不思議な夢を見るようになり…。