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第八話

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「そんなこと言われたらうなずくしかないじゃん?」
律紀は諦めたように笑う。しかし彼も決意していた。今度こそ守ると。
「明日、あいつらにも話そう」
そうして2人の話し合いは幕を閉じた。

翌日
「…と、いうわけだ。オレは絶対に凛雪を守る。協力してくれないか…頼む!」
光樹は頭を下げた。
「僕からもお願い」
律紀もまた、頭を下げた。
「ああ、勿論だ」
「Of course.」
「ん」
当然 Dāngrán
あれは、彼らにとっても悔やまれる出来事だった。故に、彼らは光樹を責めたりなどしない。
そして少しの談笑後…
「本官達もそれぞれの仕事があるが…光樹にも仕事がある。その間、凛雪はどうするんだ?」
由弦が訊いた。それに全員が思考を巡らせる。
「交代で誰か家にいるとか?流石に付きっきりとまではいかなくても誰かはいた方がいいよね」
律紀の言葉に全員が賛成した。
「じゃあスケジュール決めようか」
光樹主導で担当の日を決めていく。
「んー、やっぱ男ばっかじゃキツくね?女性のCooperators探さない?」
悠真の提案は全員が共感した。
「でも Wǒ達に凛々リンリンのこと頼める女の人の知り合いいる?」
しばらく沈黙となる。その沈黙を破ったのは詩音だった。
AAダブルエーさん…は…?」
AAという人物は彼ら混沌組のバンドにおける先輩の1人だ。そして、悠真のカフェの常連客であり、凱亜の大学の後輩でもある。
「Oh!それはいいアイデアだね!」
悠真を筆頭に賛成が集まり、やがて全会一致となった。

そして翌日…
「ふーん。なるほど。」
AAこと明日葉茜あしたばあかねは悠真のカフェで凱亜に説明を受けていた。
「で、その凛雪ちゃんとやらの世話をすればいいのですね?」
是的 Shì de!頼んでもいいかな?」
凱亜は不安そうに尋ねる。それもそうだ。全員共通の女性の知り合いなんて数人しかいないのだから。
「いいですよ。先輩とオーナー、バンドの後輩たちの頼みですから。」
茜は軽く微笑んでうなずく。
谢谢 Xièxiè!!」

この邂逅は誰の何がもたらす影響なのか
そして凛雪と茜は挨拶を交わした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Of course→勿論

Cooperators→協力者

是的→そう!

谢谢→ありがとう
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