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66~68 Side 一樹 01話
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スイハに勉強を教えに来ていた坊主がナースセンターに顔を出した。
「終わったのか?」
「はい……」
坊主はなんとも言えない顔をしていた。やるせない顔というのはこういう顔のことを言うんだろう。
「涼先生から話は聞いてる。おら、帰った帰った。おまえはまだやることあんだろ?」
坊主は頭を深く下げ、仄暗い廊下を歩き始めた。
事の経緯は聞いていた。
坊主が帰ったあと、バイタルの監視をしてほしいという通達どおり、きちんとパソコンにはバイタルを表示させている。
ただ、俺ができるのは監視くらいだがな……。
緊急事態に陥れば、救急に待機している紫先生に連絡をとるまでのこと――
ほかの仕事をしつつバイタルの監視を続けていた。就寝時間間近になって、
「おうおう……ずいぶん好き勝手に動きやがんな」
言わずと知れたスイハの心臓。
こんな動きを姫さんが見てたらすっ飛んでくるんじゃねーの?
思っていると、首にぶら下げているPHSが鳴り出した。
「猪突猛進とはこのことか? ……はい、相馬」
『翠葉はっ!?』
「部屋にいるぜ?」
『あんたっ、そこにいるんだから翠葉のバイタルくらい見てなさいよねっ』
「見てるさ」
見てるだけだがな……。
『今から行くからっ。あんたは翠葉の様子見に行きなさいよっ!?』
「へーへー……」
坊主……てめぇ、父親に手回すんだったら姉貴にも教えてやれよ。
悪態をつき、手に持っていたボールペンをデスクに放った。
何もなくてこの不整脈じゃ心配にもなるってもんだが、何があったかを知る身としては、今様子を見に行ってどうしたものか、とも思う。
姫さんが来るなら紫先生が動く必要はない。その通達を済ませると、スイハがナースセンターにやってきた。
おまえはナースコールってものの存在を忘れちゃいねぇか?
「もう消灯の時間だろが。何やってんだ?」
「先生、明日……外出したいです」
「あ゛?」
「……秋斗さんに会いに、空港まで行きたいんです」
「あぁ……明日だったか」
何もかも知っていて、知らぬ存ぜぬを通すのは良心が痛むものらしい。ふと、自分に良心なんてものがあるのかとおかしくなる。
一方、スイハはどこか驚いた顔をしていた。
「あの御曹司、医療機器の会社立ち上げてな、付き合いのある海外の医療メーカーを紹介してやったんだ」
それは本当のこと。
「だが、スイハの外出許可を俺が出すわけにはいかない。今は臨時で紫先生が診てくれてるとはいえ、おまえのメインドクターは姫さんだろ? それに……この脈――」
モニターをスイハの方に向ける。
「俺が見てもあまりいいものでないことはわかる。姫さんがこっちに向かってるくらいの状態だ。おまえ、何平然とした顔装ってやがる。胸、苦しいんじゃないのか?」
「っ……」
「病室に戻れ」
「先生っ」
言ってすぐ、痛みが走ったのか顔をしかめた。
「運んでやるからおとなしくしてろ」
バカが……って誰に言ったらいいものか。
こんな事態を引き起こしたのは誰なのか――三人同罪って気がしてならない。
御曹司よぉ、おまえ……仮にも大人なんだからスイハが答えを出しやすいようにしてやりゃいいもんを……。それが今回のコレっていうのは頷けなくはないんだが、そこに坊主が絡んでくることも考慮すべきだったんじゃないか?
あの坊主がおまえの戦線離脱を認めるわけがないだろうが……。
坊主も坊主だ、こうなるとわかっていて乗じるとは……。
もっと違う方向転換はできなものかね。まぁ、俺がどうこう言えることでもないがな……。
ベッドに下ろすと、スイハはまだ何かを言いたげにしていた。
「何を言われたところで俺に許可を出す権利はねぇよ」
しばらくすると、姫さんが乗り込んできた。
やってきたとか尋ねてきたとかそんな穏やかな訪問じゃない。まるで嵐の来訪だ。
部屋の脇に置いてあった心電図とエコーを使ってすぐに検査を始める。
俺は部屋の片隅でそれを見ていた。
俺が初めて見たときは医大生だったが、今は立派に医者してんだな……。
「先生、これは心臓じゃないと思う」
スイハがサクリと地雷を踏んだ。
「何言ってんのよ、心臓に決まってるでしょ!?」
「そうじゃなくて……ストレス。心因性で起きているものだと思う」
「あんたはっ、ストレスが心臓に悪いって何度言ったらわかるのっ」
「自分で招いたことなんです。だから、自分で解決しなくちゃいけない……。心臓にこれ以上負担をかけないためにも、胃に負担をかけないためにも……。だから――先生、外出許可をください」
「あんた、自分が何言ってるのかわかってんのっ? 退院前だっていうのに不整脈を頻発させてっ」
スイハは真正面から言葉を受け止め、真正面から言葉を返す。
なんだ、強ぇじゃん……。
姫さんは後姿しか見えないが、すごい剣幕で怒ってるのは想像に易い。
っつか、ここ病院。声でかすぎんだろおまえら……。
「このままっ、会わないまま秋斗さんが海外に行っちゃったら、もっともっとひどくなるっ。だからっ――」
スイハの息が切れ始め胸を押さえる。と、姫さんはすぐに点滴の用意を始めた。そして、
「今のあんたと話すのは得策じゃない。二十分待ちなさい。少しは楽になるはずだから。それまで私はあっちにいる。相馬、悪いんだけど翠葉についてて」
言うと、姫さんはソファセットがある部屋へと移動した。
ついてろ、と言われて……俺は本当にそれしかできないんだがな。
手近にあった椅子を引き寄せ、行儀悪く背もたれに向かってまたぐ形で腰掛ける。
手持ち無沙汰でスイハの細い手首を取った。
冷てぇ手……。
「おまえも苦労してんな」
藤宮にかかわって心臓の手術までして、それでもなおつながりを遮らんと踏ん張る。未だ病床にいるくせに。
「どうでしょう……。私は色んなことに不器用で、先生に言われたことも満足にできない」
「たとえば?」
「がんばりどころを間違えるなって言ってくれたでしょう? でも私、ものの見事に間違えてました。色んなことを――。悔やんでも前には進めないから、それなら改めて前に進まなくちゃいけないって、やっとわかったところなんです」
「……ふん、珍しく頭回ってんじゃねぇか」
「潤滑油さしてくれる友達がいたから」
苦しいはずなのに、やけにきれいに笑いやがった。つられて自分の表情筋が動く。
「おまえさ、俺の嫁になんね?」
ちょっとしたセクハラか、と脳裏を掠めたが、思ったことはそのまま口から出ていく。
スイハは、「は?」と目をきょとんとさせている。
「いや、言葉のまんまなんだが……。お子様は好きじゃないが、スイハみたいなのだったらいいかと思う。見てて楽しめるし前に進もうとしている姿を見てるのは悪くねぇ。おまえ、いい女になるよ」
これも本音。
ガキは嫌いだ。だが、スイハは許容できる。
まだガキで手のかかるお子様だが、それでも前を向いている。必死にあがいて先に進もうとしている。
そういうの、この年になるとなかなかねぇんだよ。
だから新鮮に感じるのか、微笑ましく思えるのかは謎。
でも、年とか関係なく、どんな人間になるのかは興味がある。
ずっと見ていたら愛着が湧くかもしれない。
あぁ……愛着っていうとモノみてぇだな。……愛おしく、か?
ずいぶんと俺らしくない表現だと思えば笑みも漏れる。
「先生、からかっているでしょう?」
「いや……さすがにからかって求婚はしねえだろ。マジな話だ。俺、あんがいスイハのこと好きだしな。俺と結婚すりゃ毎日タダで治療受けられるぜ? 年収も悪くないし、意外といい物件じゃね?」
からかっているだろうと疑いながらも正面から見てくるこの目が、真っ直ぐさが好きだ。
案外気に入っている場所はあちこちにあるのかもしれない。が、
「だめ――冗談でも本気でも、だめ」
即行で断わられた。
「ずいぶんはっきり答えやがんな? 御曹司どもにはそんなはっきり言わなかったやつがよ」
「……これから、はっきり言いに行くの。だから、先生、予行演習させてね。私――ツカサが好き。だから、だめ」
あぁ、やっぱきれいだ。笑った顔が――
年甲斐もなく宝を見つけた気分になった。
「いい顔してんな」
言った直後、ガシャンッ――
姫さんのいる方で穏やかじゃない音がした。
……何やったんだ?
様子を見に行くと、姫さんのものと思われる携帯が無残な姿で床に転がっていた。
「終わったのか?」
「はい……」
坊主はなんとも言えない顔をしていた。やるせない顔というのはこういう顔のことを言うんだろう。
「涼先生から話は聞いてる。おら、帰った帰った。おまえはまだやることあんだろ?」
坊主は頭を深く下げ、仄暗い廊下を歩き始めた。
事の経緯は聞いていた。
坊主が帰ったあと、バイタルの監視をしてほしいという通達どおり、きちんとパソコンにはバイタルを表示させている。
ただ、俺ができるのは監視くらいだがな……。
緊急事態に陥れば、救急に待機している紫先生に連絡をとるまでのこと――
ほかの仕事をしつつバイタルの監視を続けていた。就寝時間間近になって、
「おうおう……ずいぶん好き勝手に動きやがんな」
言わずと知れたスイハの心臓。
こんな動きを姫さんが見てたらすっ飛んでくるんじゃねーの?
思っていると、首にぶら下げているPHSが鳴り出した。
「猪突猛進とはこのことか? ……はい、相馬」
『翠葉はっ!?』
「部屋にいるぜ?」
『あんたっ、そこにいるんだから翠葉のバイタルくらい見てなさいよねっ』
「見てるさ」
見てるだけだがな……。
『今から行くからっ。あんたは翠葉の様子見に行きなさいよっ!?』
「へーへー……」
坊主……てめぇ、父親に手回すんだったら姉貴にも教えてやれよ。
悪態をつき、手に持っていたボールペンをデスクに放った。
何もなくてこの不整脈じゃ心配にもなるってもんだが、何があったかを知る身としては、今様子を見に行ってどうしたものか、とも思う。
姫さんが来るなら紫先生が動く必要はない。その通達を済ませると、スイハがナースセンターにやってきた。
おまえはナースコールってものの存在を忘れちゃいねぇか?
「もう消灯の時間だろが。何やってんだ?」
「先生、明日……外出したいです」
「あ゛?」
「……秋斗さんに会いに、空港まで行きたいんです」
「あぁ……明日だったか」
何もかも知っていて、知らぬ存ぜぬを通すのは良心が痛むものらしい。ふと、自分に良心なんてものがあるのかとおかしくなる。
一方、スイハはどこか驚いた顔をしていた。
「あの御曹司、医療機器の会社立ち上げてな、付き合いのある海外の医療メーカーを紹介してやったんだ」
それは本当のこと。
「だが、スイハの外出許可を俺が出すわけにはいかない。今は臨時で紫先生が診てくれてるとはいえ、おまえのメインドクターは姫さんだろ? それに……この脈――」
モニターをスイハの方に向ける。
「俺が見てもあまりいいものでないことはわかる。姫さんがこっちに向かってるくらいの状態だ。おまえ、何平然とした顔装ってやがる。胸、苦しいんじゃないのか?」
「っ……」
「病室に戻れ」
「先生っ」
言ってすぐ、痛みが走ったのか顔をしかめた。
「運んでやるからおとなしくしてろ」
バカが……って誰に言ったらいいものか。
こんな事態を引き起こしたのは誰なのか――三人同罪って気がしてならない。
御曹司よぉ、おまえ……仮にも大人なんだからスイハが答えを出しやすいようにしてやりゃいいもんを……。それが今回のコレっていうのは頷けなくはないんだが、そこに坊主が絡んでくることも考慮すべきだったんじゃないか?
あの坊主がおまえの戦線離脱を認めるわけがないだろうが……。
坊主も坊主だ、こうなるとわかっていて乗じるとは……。
もっと違う方向転換はできなものかね。まぁ、俺がどうこう言えることでもないがな……。
ベッドに下ろすと、スイハはまだ何かを言いたげにしていた。
「何を言われたところで俺に許可を出す権利はねぇよ」
しばらくすると、姫さんが乗り込んできた。
やってきたとか尋ねてきたとかそんな穏やかな訪問じゃない。まるで嵐の来訪だ。
部屋の脇に置いてあった心電図とエコーを使ってすぐに検査を始める。
俺は部屋の片隅でそれを見ていた。
俺が初めて見たときは医大生だったが、今は立派に医者してんだな……。
「先生、これは心臓じゃないと思う」
スイハがサクリと地雷を踏んだ。
「何言ってんのよ、心臓に決まってるでしょ!?」
「そうじゃなくて……ストレス。心因性で起きているものだと思う」
「あんたはっ、ストレスが心臓に悪いって何度言ったらわかるのっ」
「自分で招いたことなんです。だから、自分で解決しなくちゃいけない……。心臓にこれ以上負担をかけないためにも、胃に負担をかけないためにも……。だから――先生、外出許可をください」
「あんた、自分が何言ってるのかわかってんのっ? 退院前だっていうのに不整脈を頻発させてっ」
スイハは真正面から言葉を受け止め、真正面から言葉を返す。
なんだ、強ぇじゃん……。
姫さんは後姿しか見えないが、すごい剣幕で怒ってるのは想像に易い。
っつか、ここ病院。声でかすぎんだろおまえら……。
「このままっ、会わないまま秋斗さんが海外に行っちゃったら、もっともっとひどくなるっ。だからっ――」
スイハの息が切れ始め胸を押さえる。と、姫さんはすぐに点滴の用意を始めた。そして、
「今のあんたと話すのは得策じゃない。二十分待ちなさい。少しは楽になるはずだから。それまで私はあっちにいる。相馬、悪いんだけど翠葉についてて」
言うと、姫さんはソファセットがある部屋へと移動した。
ついてろ、と言われて……俺は本当にそれしかできないんだがな。
手近にあった椅子を引き寄せ、行儀悪く背もたれに向かってまたぐ形で腰掛ける。
手持ち無沙汰でスイハの細い手首を取った。
冷てぇ手……。
「おまえも苦労してんな」
藤宮にかかわって心臓の手術までして、それでもなおつながりを遮らんと踏ん張る。未だ病床にいるくせに。
「どうでしょう……。私は色んなことに不器用で、先生に言われたことも満足にできない」
「たとえば?」
「がんばりどころを間違えるなって言ってくれたでしょう? でも私、ものの見事に間違えてました。色んなことを――。悔やんでも前には進めないから、それなら改めて前に進まなくちゃいけないって、やっとわかったところなんです」
「……ふん、珍しく頭回ってんじゃねぇか」
「潤滑油さしてくれる友達がいたから」
苦しいはずなのに、やけにきれいに笑いやがった。つられて自分の表情筋が動く。
「おまえさ、俺の嫁になんね?」
ちょっとしたセクハラか、と脳裏を掠めたが、思ったことはそのまま口から出ていく。
スイハは、「は?」と目をきょとんとさせている。
「いや、言葉のまんまなんだが……。お子様は好きじゃないが、スイハみたいなのだったらいいかと思う。見てて楽しめるし前に進もうとしている姿を見てるのは悪くねぇ。おまえ、いい女になるよ」
これも本音。
ガキは嫌いだ。だが、スイハは許容できる。
まだガキで手のかかるお子様だが、それでも前を向いている。必死にあがいて先に進もうとしている。
そういうの、この年になるとなかなかねぇんだよ。
だから新鮮に感じるのか、微笑ましく思えるのかは謎。
でも、年とか関係なく、どんな人間になるのかは興味がある。
ずっと見ていたら愛着が湧くかもしれない。
あぁ……愛着っていうとモノみてぇだな。……愛おしく、か?
ずいぶんと俺らしくない表現だと思えば笑みも漏れる。
「先生、からかっているでしょう?」
「いや……さすがにからかって求婚はしねえだろ。マジな話だ。俺、あんがいスイハのこと好きだしな。俺と結婚すりゃ毎日タダで治療受けられるぜ? 年収も悪くないし、意外といい物件じゃね?」
からかっているだろうと疑いながらも正面から見てくるこの目が、真っ直ぐさが好きだ。
案外気に入っている場所はあちこちにあるのかもしれない。が、
「だめ――冗談でも本気でも、だめ」
即行で断わられた。
「ずいぶんはっきり答えやがんな? 御曹司どもにはそんなはっきり言わなかったやつがよ」
「……これから、はっきり言いに行くの。だから、先生、予行演習させてね。私――ツカサが好き。だから、だめ」
あぁ、やっぱきれいだ。笑った顔が――
年甲斐もなく宝を見つけた気分になった。
「いい顔してんな」
言った直後、ガシャンッ――
姫さんのいる方で穏やかじゃない音がした。
……何やったんだ?
様子を見に行くと、姫さんのものと思われる携帯が無残な姿で床に転がっていた。
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