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最終章 恋のあとさき
19話
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学校が終わってから病院へ来て治療を受けた。そのあと、果歩さんの病室で話をしていて今は点滴。
この滴下速度だと、点滴が終わるのは十時前といったところか……。
迎えに来てくれたのは唯兄とお母さんだった。
「具合はどう?」
心配そうに尋ねるお母さんに、
「少し冷えちゃったみたい」
本当は冷えではないとわかっているかもしれない。でも、今はその話をしたくなくて話を逸らした。
そういうのを敏感に感じ取って気持ちを汲んでくれるのは唯兄。
「今日はマフラー忘れてったしね」
唯兄は持ってきた紙袋を私の手元に置いた。
「着替え」
言われて、今身につけているものが病院の術着であることに気づく。
汚れていた手や髪の毛、顔は拭いてもらえたのだろう。不快を感じるほどにはベトベトしていなかった。
ただ、髪の毛だけは左側でひとつにまとめられていた。
「制服は病院からクリーニングに回してくれたみたい。仕上がったらコンシェルジュが届けてくれることになっているわ」
そんな会話のあと、しばしお小言をくらうことになる。
「胃カメラ、拒否したんだって?」
唯兄に切り出され、私は言葉に詰まる。
「やっておいたほうがいいんじゃないの?」
お母さんにも諭された。
「なんか……今、やったらそのあとがとてもつらそうで……」
「調子が悪いからこそ検査ってするものだと思うけど?」
「唯に一票ね」
ふたりにたたみかけられ困っていると、
「点滴抜きに来たぜー」
昇さんが入ってきた。汗をかいた術着のままで。
昇さんがワイシャツにスラックス姿で白衣を着ているところは見たことがない。デフォルトが術着に白衣。もしくは今のように術着オンリー。それは、手術室にいることが多いから、というのもあるのだと思うけれど……。
処置が終わり洋服に着替えて廊下へ出ると、お母さんと唯兄、昇さんが談笑していた。
「そういや、荷物は楓が届けることになってるみたいだけど、楓はまだオペ中なんだ。なんか長引いてるらしくてさ」
ということは、私のかばんとコートはまだ果歩さんの病室にあるのだろう。
「ま、今日中には届くと思う」
「あ……自分で取りに行ってもいいですか?」
「身体、平気なのか?」
「はい。楓先生にはメールでお伝えします」
昇さんとはその場で別れた。
私たちはエレベーターホールまで来ると二手に分かれた。
本当はひとりで十階へ上がるつもりだったけれど、唯兄がそれを良しとなかったのだ。
「ガンガン吐いてたって妹をひとりにできるわけないでしょーが」
「でも、十階はセキュリティ登録されている人じゃないと入れないし……」
「リィ、誰に言ってるのかなー? これでもお兄さん、秋斗さんの部下なわけですよ。ある程度のところには出入りする許可下りてるわけですよ」
「そうなの?」
「そうなの」
一連の会話を聞いていたお母さんが、
「じゃ、私は車を裏口付近に回しておくから」
と、右のエレベーターへ乗り込む。私と唯兄は左のエレベーターで十階へ上がった。
十階に上がることに問題はなく、その先にあるセキュリティもパスする。
本当にある程度のところの出入りは許可されているのね、と思っていたら、詰め所にいる人たちに却下された。
「若槻さんとお見受けしますが、この先はご遠慮ください」
と。
「唯兄、すぐ戻ってくるから」
渋る唯兄をその場に置いて、警備員さんに向き直る。
「さっきはすみませんでした」
頭を下げる途中で警備員さんに止められる。
「私どもは八時で交代しているので、お嬢様とは今お会いしたばかりです」
言われて驚く。どうやら、さっき私にスーツをかけてくれた人とは違うようだった。
「前任者にご用でしたら承りますが?」
私は先ほどの謝罪とお礼を言付け、果歩さんのいる病室へと急いだ。
ナースセンターには小枝子さんがいた。私に気づいた小枝子さんは、
「もう大丈夫?」
「はい……あの、絨毯汚してしまってすみません……」
この階はほかの階とは違う。
リノリウムの床材ではない。絨毯であるために掃除は簡単に済ませられない。
「大丈夫よ。すぐに清掃スタッフが片付けてくれたから」
見るように促され、果歩さんの病室前を見ると、何事もなかったかのようにきれいな絨毯があった。
「医療のスペシャリストもいれば、清掃のスペシャリストもいるものよ」
にこりと笑った小枝子さんに送り出され、果歩さんの部屋をノックする。
「はーい」
中から声がして、そっとドアを開けた。
「翠葉ちゃんっ!?」
またしても、ベッドから下りてしまいそうな勢いでこちらを見ている。
でも、今回ばかりは走り寄ることはできなくて、その場で声をかけた。
「ご心配をおかけてすみませんでした」
「ややや、別にいいんだけど、大丈夫?」
「大丈夫です。点滴を打ってもらったらだいぶ楽になったので……」
「それね、大丈夫って言わないから。点滴打たなくちゃいけないくらい具合悪かったっていうの」
あ、そうか……などと思っていると、後ろでドアが開いた。
「楓さん遅いっ! 翠葉ちゃん自分で取りに来ちゃったよ」
果歩さんは私の後ろに向って文句を言った。
「ごめん」
楓先生の言葉のあとに、
「なんで若槻がいるわけっ!?」
「同姓同名かと思ったらマジアズマ……」
驚嘆する声と、テンション低めの声が響く。
声の主は果歩さんと唯兄だった。
果歩さんと唯兄に挟まれた状態で、私と楓先生はふたりを交互に見る。
「あれ? 若槻くんと果歩って知り合い?」
「なんで若槻がここにいんのよっ」
「それはリィのお兄さんだからです」
よくわからない混沌とした会話がなされる。
「リィって誰よ?」
「リィはリィです」
果歩さんの質問に唯兄は、どう考えても説明の足りない返事をする。
「あの、リィは私です」
口を挟むと、
「ミソノウスイハ、どこを取っても『リ』なんて文字はないんだけど、あんた頭おっかしいんじゃない?」
リメラルドの話をここでするわけにはいかず、
「あぁ、えっと、それは愛称みたいなもので……」
私がおろおろと答えると、
「そうです、愛称。仲がいい証拠」
唯兄はにこりと隙のない笑顔を作り、棘のある声を返す。
「っていうか、あんた若槻なんだから翠葉ちゃんのお兄さんなわけないでしょっ!?」
「兄にも色々とあると思うけど? たとえば従兄とか」
「えっ、そうだったのっ!?」
イエ、チガイマス――私が思うのと同じタイミングで唯兄が同じ言葉を口にする。
「ほかにもあるでしょ? 養子縁組とか。――何、アズマ、そういうの知らないわけ?」
「知らないわけないでしょっ!?」
「だったら想像力のひとつでも働かせてみたら?」
「っくーーー、むかつくっっっ。五、六年ぶりに会ってもその捻くれた性格は変わらずねっ!?」
「お褒めに与り痛み入ります。因みに、頭の中身もそのまんま頭脳明晰です。万年二位のアズマさん」
「うっさいっっっ、万年二位言うなっ」
「だって、万年二位は万年二位じゃん? あ、三位ってこともあったっけ? 忘れてた、ごめんごめん」
なんとも抑揚の欠片もない平坦な声音。
かける言葉もなく取り残されているのは私と楓先生。
楓先生が口元を引きつらせ、
「おふたりのご関係は?」
「「単なる同級生」」
ふたりは声を揃え楓先生を見た。
どうやら、果歩さんと唯兄は小学校中学校が同じ同級生だったらしい。そして、成績の首位をキープしていたのが唯兄で、常に果歩さんが挑戦者だったと唯兄が教えてくれた。
「若槻くん……知ってると思うけど、コレ、結構獰猛で、しかも今、妊娠してるからなるべく平常心を保たせたいんだよね」
「あぁ、知ってます知ってます。獰猛っていうか凶暴なんで、楓さん気をつけてくださいね?」
「誰が獰猛で凶暴よっ」
「アズマ以外に誰が? リィ、こんなところにいたら強暴が伝染するから帰るよ」
私はソファに置いてあったかばんを手に取り、軽く会釈する。部屋から出ようとした唯兄に、
「若槻くん、オフレコだからね」
楓先生が念を押すように声をかけた。
「了解でーす」
病室を出た瞬間に唯兄が零す。
「楓さん趣味わっる」
と――
この滴下速度だと、点滴が終わるのは十時前といったところか……。
迎えに来てくれたのは唯兄とお母さんだった。
「具合はどう?」
心配そうに尋ねるお母さんに、
「少し冷えちゃったみたい」
本当は冷えではないとわかっているかもしれない。でも、今はその話をしたくなくて話を逸らした。
そういうのを敏感に感じ取って気持ちを汲んでくれるのは唯兄。
「今日はマフラー忘れてったしね」
唯兄は持ってきた紙袋を私の手元に置いた。
「着替え」
言われて、今身につけているものが病院の術着であることに気づく。
汚れていた手や髪の毛、顔は拭いてもらえたのだろう。不快を感じるほどにはベトベトしていなかった。
ただ、髪の毛だけは左側でひとつにまとめられていた。
「制服は病院からクリーニングに回してくれたみたい。仕上がったらコンシェルジュが届けてくれることになっているわ」
そんな会話のあと、しばしお小言をくらうことになる。
「胃カメラ、拒否したんだって?」
唯兄に切り出され、私は言葉に詰まる。
「やっておいたほうがいいんじゃないの?」
お母さんにも諭された。
「なんか……今、やったらそのあとがとてもつらそうで……」
「調子が悪いからこそ検査ってするものだと思うけど?」
「唯に一票ね」
ふたりにたたみかけられ困っていると、
「点滴抜きに来たぜー」
昇さんが入ってきた。汗をかいた術着のままで。
昇さんがワイシャツにスラックス姿で白衣を着ているところは見たことがない。デフォルトが術着に白衣。もしくは今のように術着オンリー。それは、手術室にいることが多いから、というのもあるのだと思うけれど……。
処置が終わり洋服に着替えて廊下へ出ると、お母さんと唯兄、昇さんが談笑していた。
「そういや、荷物は楓が届けることになってるみたいだけど、楓はまだオペ中なんだ。なんか長引いてるらしくてさ」
ということは、私のかばんとコートはまだ果歩さんの病室にあるのだろう。
「ま、今日中には届くと思う」
「あ……自分で取りに行ってもいいですか?」
「身体、平気なのか?」
「はい。楓先生にはメールでお伝えします」
昇さんとはその場で別れた。
私たちはエレベーターホールまで来ると二手に分かれた。
本当はひとりで十階へ上がるつもりだったけれど、唯兄がそれを良しとなかったのだ。
「ガンガン吐いてたって妹をひとりにできるわけないでしょーが」
「でも、十階はセキュリティ登録されている人じゃないと入れないし……」
「リィ、誰に言ってるのかなー? これでもお兄さん、秋斗さんの部下なわけですよ。ある程度のところには出入りする許可下りてるわけですよ」
「そうなの?」
「そうなの」
一連の会話を聞いていたお母さんが、
「じゃ、私は車を裏口付近に回しておくから」
と、右のエレベーターへ乗り込む。私と唯兄は左のエレベーターで十階へ上がった。
十階に上がることに問題はなく、その先にあるセキュリティもパスする。
本当にある程度のところの出入りは許可されているのね、と思っていたら、詰め所にいる人たちに却下された。
「若槻さんとお見受けしますが、この先はご遠慮ください」
と。
「唯兄、すぐ戻ってくるから」
渋る唯兄をその場に置いて、警備員さんに向き直る。
「さっきはすみませんでした」
頭を下げる途中で警備員さんに止められる。
「私どもは八時で交代しているので、お嬢様とは今お会いしたばかりです」
言われて驚く。どうやら、さっき私にスーツをかけてくれた人とは違うようだった。
「前任者にご用でしたら承りますが?」
私は先ほどの謝罪とお礼を言付け、果歩さんのいる病室へと急いだ。
ナースセンターには小枝子さんがいた。私に気づいた小枝子さんは、
「もう大丈夫?」
「はい……あの、絨毯汚してしまってすみません……」
この階はほかの階とは違う。
リノリウムの床材ではない。絨毯であるために掃除は簡単に済ませられない。
「大丈夫よ。すぐに清掃スタッフが片付けてくれたから」
見るように促され、果歩さんの病室前を見ると、何事もなかったかのようにきれいな絨毯があった。
「医療のスペシャリストもいれば、清掃のスペシャリストもいるものよ」
にこりと笑った小枝子さんに送り出され、果歩さんの部屋をノックする。
「はーい」
中から声がして、そっとドアを開けた。
「翠葉ちゃんっ!?」
またしても、ベッドから下りてしまいそうな勢いでこちらを見ている。
でも、今回ばかりは走り寄ることはできなくて、その場で声をかけた。
「ご心配をおかけてすみませんでした」
「ややや、別にいいんだけど、大丈夫?」
「大丈夫です。点滴を打ってもらったらだいぶ楽になったので……」
「それね、大丈夫って言わないから。点滴打たなくちゃいけないくらい具合悪かったっていうの」
あ、そうか……などと思っていると、後ろでドアが開いた。
「楓さん遅いっ! 翠葉ちゃん自分で取りに来ちゃったよ」
果歩さんは私の後ろに向って文句を言った。
「ごめん」
楓先生の言葉のあとに、
「なんで若槻がいるわけっ!?」
「同姓同名かと思ったらマジアズマ……」
驚嘆する声と、テンション低めの声が響く。
声の主は果歩さんと唯兄だった。
果歩さんと唯兄に挟まれた状態で、私と楓先生はふたりを交互に見る。
「あれ? 若槻くんと果歩って知り合い?」
「なんで若槻がここにいんのよっ」
「それはリィのお兄さんだからです」
よくわからない混沌とした会話がなされる。
「リィって誰よ?」
「リィはリィです」
果歩さんの質問に唯兄は、どう考えても説明の足りない返事をする。
「あの、リィは私です」
口を挟むと、
「ミソノウスイハ、どこを取っても『リ』なんて文字はないんだけど、あんた頭おっかしいんじゃない?」
リメラルドの話をここでするわけにはいかず、
「あぁ、えっと、それは愛称みたいなもので……」
私がおろおろと答えると、
「そうです、愛称。仲がいい証拠」
唯兄はにこりと隙のない笑顔を作り、棘のある声を返す。
「っていうか、あんた若槻なんだから翠葉ちゃんのお兄さんなわけないでしょっ!?」
「兄にも色々とあると思うけど? たとえば従兄とか」
「えっ、そうだったのっ!?」
イエ、チガイマス――私が思うのと同じタイミングで唯兄が同じ言葉を口にする。
「ほかにもあるでしょ? 養子縁組とか。――何、アズマ、そういうの知らないわけ?」
「知らないわけないでしょっ!?」
「だったら想像力のひとつでも働かせてみたら?」
「っくーーー、むかつくっっっ。五、六年ぶりに会ってもその捻くれた性格は変わらずねっ!?」
「お褒めに与り痛み入ります。因みに、頭の中身もそのまんま頭脳明晰です。万年二位のアズマさん」
「うっさいっっっ、万年二位言うなっ」
「だって、万年二位は万年二位じゃん? あ、三位ってこともあったっけ? 忘れてた、ごめんごめん」
なんとも抑揚の欠片もない平坦な声音。
かける言葉もなく取り残されているのは私と楓先生。
楓先生が口元を引きつらせ、
「おふたりのご関係は?」
「「単なる同級生」」
ふたりは声を揃え楓先生を見た。
どうやら、果歩さんと唯兄は小学校中学校が同じ同級生だったらしい。そして、成績の首位をキープしていたのが唯兄で、常に果歩さんが挑戦者だったと唯兄が教えてくれた。
「若槻くん……知ってると思うけど、コレ、結構獰猛で、しかも今、妊娠してるからなるべく平常心を保たせたいんだよね」
「あぁ、知ってます知ってます。獰猛っていうか凶暴なんで、楓さん気をつけてくださいね?」
「誰が獰猛で凶暴よっ」
「アズマ以外に誰が? リィ、こんなところにいたら強暴が伝染するから帰るよ」
私はソファに置いてあったかばんを手に取り、軽く会釈する。部屋から出ようとした唯兄に、
「若槻くん、オフレコだからね」
楓先生が念を押すように声をかけた。
「了解でーす」
病室を出た瞬間に唯兄が零す。
「楓さん趣味わっる」
と――
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