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第十二章 自分のモノサシ
09話(挿絵あり)
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海斗くんは「保険屋さん追加ね」と、桃華さんを連れてきた。
着物姿の桃華さんは、部屋に入ってくるなり真っ直ぐ私のところまで来て何も言わずに抱きしめてくれた。
それだけで涙が出る私はどうかしていると思う。
ほのかに香るは桃の花――
たぶん、香袋。
やわらかい香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
「翠葉が私たちを好きでいてくれるならいいの。翠葉は疑いたくて疑ってるわけじゃない。わかってるから……。三年かけて、と思っていたけどやめたわ」
桃華さんは身体を離し、視線を合わせるとにこりと笑う。
「高校は三年間で終わるけど、友達が三年間で終わるわけじゃないもの。学校という場所を出ても友達だわ。そうでしょう?」
私にはわからない。 だって、幼稚園からの友達なんていない。小学校からの友達もいなければ、中学からの友達だっていない。
だから、高校一年生が終わって二年に続く友達がいるのかすらわからなくて、ましてや高校三年間が終わったそのあとなんて想像もできない。
「桃華さん、私には一年先の想像すらできないの」
ただ、そうであったら嬉しいと思う。
「考えなくていいわ。佐野がここにいたら『イメージトレーニングは必須』とか言うんでしょうけど、私は時間をかけてでもひとつひとつわかってくれたらそれでいい。何度疑われても、それが翠葉の本意じゃないことくらいわかってる。だから、大丈夫」
想像はできない。でもね――「その先」があったらとても幸せだと思う。
「海斗くんが言ってくれる十年後や二十年後、桃華さんが話してくれる『その先』はまるで光みたい」
「光……?」
桃華さんに訊かれる。
「うん……。遠くの方にあって小さくキラキラしている光。名前をつけるとしたら『希望』とか『願い』。もしくは『夢』かな」
「翠葉、それはさ――」
海斗くんが言いかけたその先をツカサが口にした。「『未来』だろ」と。
未来――私は……。
「私の未来に、みんなにいてほしい……」
その願いは叶うのかな……。
大好きな人たちはみんな光だ。
いつだって私の道標は蒼兄だった。
それは今も変わらない。けど、ほかにも道標を見つけた。
友達――
私は未だ過去に引き摺られて『今』を見ることに必死で、『今』を生きることに必死で、その先を見るのは夢のような話で――
「翠、過去は現在につながっている。それと同じように、今は未来につながっている」
過去、現在、未来――
それらはひとつの線でつながっていて、今私がいるのはここ、「現在」だ。
私が立っているのは「ここ」――
底が抜けてしまいそうな恐怖が、ふ、と消えた。
時計が三時を指したとき、私はようやく昼食を口にすることができた。
ツカサがいて、海斗くんがいて、桃華さんがいて――
三人がいるから自分を保っていられる。
「ここにいるから」と無言でも伝わってくる。
人に頼らずひとりで立ちたい。ひとりで歩きたいと思う。
でも、今はもう少しだけ、この三人を頼ってもいいだろうか……。
テーブルに置かれたプレートはミートソースと千切りキャベツとスライストマトのサンドイッチが四切れ。パンは玄米パン。
「はい、お茶」
コトリ、と音を立て淹れなおしたハーブティーが置かれる。そして、今回もカップの中に氷が浮いていた。
「ツカサ、ありがとう……」
ただ、「ありがとう」を言うだけでも涙が出るから困る。
ツカサは何も言わずにリビングから出ていき、戻ってきたときには手にタオルを持っていた。
それを手渡されてホットタオルであることを知る。
「涙の塩分で顔が干からびないように」
「藤宮司……あんただんだん蒼樹さんみたいになってきてるわよ?」
桃華さんの言葉に海斗くんが吹きだした。そして、私も少し笑えた。
危うい均衡の中にいたのに、場所は変わらないのに、その場の空気がふわっと柔らかなものに変わる。
もう少しで灰色の世界になってしまうところだった。
でも、寸でのところで食い止めてくれた人たちがいる……。
携帯も、今は着信を知らせるランプというよりは、メールが届いている、というサインのランプが点るのみ。
読もう……。みんなからのメールを。
一歩一歩、疎かにしないで刻み込むように前へ進もう。
振り返ったとき、しっかりと軸跡が見えるように。
一番新しいメールを開くと、香乃子ちゃんからだった。
それは写真つきのメール。
件名 :友情定期券
本文 :紛失した際には無料で再発行!
(イラスト:涼倉かのこ様)
イラストにはルーズリーフの切れ端に描かれてあり、「友情定期券」と書かれた余白部分に香乃子ちゃんと希和ちゃんのイラストが描かれていた。
「香乃と希和らしいわね」
右隣に座る桃華さんに言われてコクコクと頷いた。
そのたびに涙がポロポロと零れる。
ほかのメールもみんなの優しさで溢れていた。
二年でも同じクラスになれるよう勉強をがんばるからわからないところを教えてほしい、とか。怖いことじゃなくて楽しいことを考えよう、とか。
がんばるだけじゃなくて、弱音を吐いてほしい、とか。私がひとりでいたら、絶好のチャンスだと思って話しかける、とか……。
読めば読むほどに、みんなの優しさが伝わってくる。
みんなが私に伝えようとしていることは、「前を向こう」だと思った。
佐野くんからのメールにはこんなことが書かれていた。
件名 :不安も怖いことも
本文 :酷なことかもしれないけど、それはなくならない。
今ある不安から脱しても、新しい不安が生まれる。
不安も怖いことも、すべてひっくるめて御園生の経験値なんだ。
ただ、決定的に足りてないものがあるとしたら、それは「対処スキル」じゃない?
それを培う手伝いならできると思う。
後ろを振り返ることは悪いことじゃない。
自分のフォームを客観的に見て、それを直して次へ生かすことは
むしろ建設的。
でも、振り返りすぎて、今自分がどこにいるのかを見失ったら意味がない。
俺の目指すゴールは目に見えてわかりやすいけど、
御園生のゴールは見えるものじゃないし、形が決まってない。
俺が短距離走なら御園生のは持久走。
だとしたら、ペース配分や途中での水分補給は必須アイテムだよ。
それに、人生ってたぶん平坦じゃない。
障害物レースなら障害物にも気をつけないと転ぶよ。
御園生にとって譲れないものは何?
今の御園生に聴かせたい曲がある。
LONG SHOT PARTYの
「あの日タイムマシン」。
「あいつ、ほんっとに前向きな? でも、今に至るまでの過去の自分を見てないわけじゃない」
言いながら海斗くんはポケットに手を突っ込むと、ポケットに入っていたらしいミュージックプレーヤーを取り出した。
そして、イヤホンを差し出される。
「これ、佐野が勧めた曲」
着物姿の桃華さんは、部屋に入ってくるなり真っ直ぐ私のところまで来て何も言わずに抱きしめてくれた。
それだけで涙が出る私はどうかしていると思う。
ほのかに香るは桃の花――
たぶん、香袋。
やわらかい香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
「翠葉が私たちを好きでいてくれるならいいの。翠葉は疑いたくて疑ってるわけじゃない。わかってるから……。三年かけて、と思っていたけどやめたわ」
桃華さんは身体を離し、視線を合わせるとにこりと笑う。
「高校は三年間で終わるけど、友達が三年間で終わるわけじゃないもの。学校という場所を出ても友達だわ。そうでしょう?」
私にはわからない。 だって、幼稚園からの友達なんていない。小学校からの友達もいなければ、中学からの友達だっていない。
だから、高校一年生が終わって二年に続く友達がいるのかすらわからなくて、ましてや高校三年間が終わったそのあとなんて想像もできない。
「桃華さん、私には一年先の想像すらできないの」
ただ、そうであったら嬉しいと思う。
「考えなくていいわ。佐野がここにいたら『イメージトレーニングは必須』とか言うんでしょうけど、私は時間をかけてでもひとつひとつわかってくれたらそれでいい。何度疑われても、それが翠葉の本意じゃないことくらいわかってる。だから、大丈夫」
想像はできない。でもね――「その先」があったらとても幸せだと思う。
「海斗くんが言ってくれる十年後や二十年後、桃華さんが話してくれる『その先』はまるで光みたい」
「光……?」
桃華さんに訊かれる。
「うん……。遠くの方にあって小さくキラキラしている光。名前をつけるとしたら『希望』とか『願い』。もしくは『夢』かな」
「翠葉、それはさ――」
海斗くんが言いかけたその先をツカサが口にした。「『未来』だろ」と。
未来――私は……。
「私の未来に、みんなにいてほしい……」
その願いは叶うのかな……。
大好きな人たちはみんな光だ。
いつだって私の道標は蒼兄だった。
それは今も変わらない。けど、ほかにも道標を見つけた。
友達――
私は未だ過去に引き摺られて『今』を見ることに必死で、『今』を生きることに必死で、その先を見るのは夢のような話で――
「翠、過去は現在につながっている。それと同じように、今は未来につながっている」
過去、現在、未来――
それらはひとつの線でつながっていて、今私がいるのはここ、「現在」だ。
私が立っているのは「ここ」――
底が抜けてしまいそうな恐怖が、ふ、と消えた。
時計が三時を指したとき、私はようやく昼食を口にすることができた。
ツカサがいて、海斗くんがいて、桃華さんがいて――
三人がいるから自分を保っていられる。
「ここにいるから」と無言でも伝わってくる。
人に頼らずひとりで立ちたい。ひとりで歩きたいと思う。
でも、今はもう少しだけ、この三人を頼ってもいいだろうか……。
テーブルに置かれたプレートはミートソースと千切りキャベツとスライストマトのサンドイッチが四切れ。パンは玄米パン。
「はい、お茶」
コトリ、と音を立て淹れなおしたハーブティーが置かれる。そして、今回もカップの中に氷が浮いていた。
「ツカサ、ありがとう……」
ただ、「ありがとう」を言うだけでも涙が出るから困る。
ツカサは何も言わずにリビングから出ていき、戻ってきたときには手にタオルを持っていた。
それを手渡されてホットタオルであることを知る。
「涙の塩分で顔が干からびないように」
「藤宮司……あんただんだん蒼樹さんみたいになってきてるわよ?」
桃華さんの言葉に海斗くんが吹きだした。そして、私も少し笑えた。
危うい均衡の中にいたのに、場所は変わらないのに、その場の空気がふわっと柔らかなものに変わる。
もう少しで灰色の世界になってしまうところだった。
でも、寸でのところで食い止めてくれた人たちがいる……。
携帯も、今は着信を知らせるランプというよりは、メールが届いている、というサインのランプが点るのみ。
読もう……。みんなからのメールを。
一歩一歩、疎かにしないで刻み込むように前へ進もう。
振り返ったとき、しっかりと軸跡が見えるように。
一番新しいメールを開くと、香乃子ちゃんからだった。
それは写真つきのメール。
件名 :友情定期券
本文 :紛失した際には無料で再発行!
(イラスト:涼倉かのこ様)
イラストにはルーズリーフの切れ端に描かれてあり、「友情定期券」と書かれた余白部分に香乃子ちゃんと希和ちゃんのイラストが描かれていた。
「香乃と希和らしいわね」
右隣に座る桃華さんに言われてコクコクと頷いた。
そのたびに涙がポロポロと零れる。
ほかのメールもみんなの優しさで溢れていた。
二年でも同じクラスになれるよう勉強をがんばるからわからないところを教えてほしい、とか。怖いことじゃなくて楽しいことを考えよう、とか。
がんばるだけじゃなくて、弱音を吐いてほしい、とか。私がひとりでいたら、絶好のチャンスだと思って話しかける、とか……。
読めば読むほどに、みんなの優しさが伝わってくる。
みんなが私に伝えようとしていることは、「前を向こう」だと思った。
佐野くんからのメールにはこんなことが書かれていた。
件名 :不安も怖いことも
本文 :酷なことかもしれないけど、それはなくならない。
今ある不安から脱しても、新しい不安が生まれる。
不安も怖いことも、すべてひっくるめて御園生の経験値なんだ。
ただ、決定的に足りてないものがあるとしたら、それは「対処スキル」じゃない?
それを培う手伝いならできると思う。
後ろを振り返ることは悪いことじゃない。
自分のフォームを客観的に見て、それを直して次へ生かすことは
むしろ建設的。
でも、振り返りすぎて、今自分がどこにいるのかを見失ったら意味がない。
俺の目指すゴールは目に見えてわかりやすいけど、
御園生のゴールは見えるものじゃないし、形が決まってない。
俺が短距離走なら御園生のは持久走。
だとしたら、ペース配分や途中での水分補給は必須アイテムだよ。
それに、人生ってたぶん平坦じゃない。
障害物レースなら障害物にも気をつけないと転ぶよ。
御園生にとって譲れないものは何?
今の御園生に聴かせたい曲がある。
LONG SHOT PARTYの
「あの日タイムマシン」。
「あいつ、ほんっとに前向きな? でも、今に至るまでの過去の自分を見てないわけじゃない」
言いながら海斗くんはポケットに手を突っ込むと、ポケットに入っていたらしいミュージックプレーヤーを取り出した。
そして、イヤホンを差し出される。
「これ、佐野が勧めた曲」
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