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第十一章 トラウマ
28話
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戸棚からカップを取り出しツカサの隣に並ぶ。
「ツカサ……私は必要な人かな」
「……翠がいないと困るって何度も言ったと思うけど」
「……本当に必要?」
「くどい。……でも、それを聞いて安心するなら何度でも言う」
ツカサの顔がこちらを向き、ものすごく真剣な目を向けられた。
「必要。少なくとも、俺の中では翠に代わる人間はいない」
とても 嬉しかった。涙が滲んでしまうほどに嬉しかった。
「……ツカサ、ありがとう」
自分がツカサに何をしてあげられるのかはわからない。でも、ツカサは必要だと言ってくれた。
高校に入ってから、「大切」だと言ってくれた人はたくさんいた。でも、「必要」と言ってくれたのはツカサが初めてな気がする。
「ツカサ……私にもツカサが必要だよ。ツカサがいないとすごく困る」
ツカサを見てそう言うと、すごく驚いた顔をされた。
「……どうしてそんなに驚いた顔をするの?」
「いや――」
「今年の夏……私、ツカサがいなかったら乗り切れなかったと思うの。もしかしたら生きることを放棄していたかもしれない」
「翠」
低い声音に怒ったことを察する。
「わかってるよ。でもね、本当にそのくらいつらかったの。……今、こうしていられることが奇跡に思えるくらい。先生たちも一生懸命治療してくれたけれど、それ以外で――いつでもツカサが側にいてくれたから、だからがんばれたんだと思う。ちゃんとお礼言ってなかったよね。ありがとう……」
この、「ありがとう」がきちんと届きますように――
「時々ものすごく意地悪で辛辣なことだって言われるけれど、それが優しさの裏返しなの、ちゃんとわかってるよ? ケンカもするけど、ツカサが大好き。ファンの人たちとは違うよ? ちゃんとツカサが意地悪なのも優しいのも知っていて好きなんだからね? でも、もっとちゃんと知りたいから、だからいっぱいお話ししよう? それから、ファンの人たちにも誤解されずに好きになってもらえるといいね?」
そう言って、先にキッチンを出た。
私に気づいた茜先輩が、
「この部屋、吸音と遮音のバランスが絶妙ね?」
にこりと笑って話しかけてくれる。
何を話したとか、そういうことは全然訊かれなくて、
「じゃ、軽く発声練習からね」
と、すぐに歌の練習が始まった。
一通り発声を終えると、割り当てられている歌の練習に入る。
私に割り振られているのはすべて奥華子さんの歌。茜先輩と歌うのはRYTHMEの「ツナイデテ」。ツカサと歌うのは絢香さんとコブクロの「あなたと」。
正直、ツカサとの歌が一番苦戦している。
茜先輩に話すと、ツカサも同じように一番歌いにくいということがわかった。けれども、ツカサの文句はそれだけに留まらない。
「だいたいにして、なんで俺に女性アーティストの曲が入ってるんですか……」
不満たっぷりに言う。
「選曲は海斗と佐野くんに一任してたから、苦情ならそのふたりにお願いね。でも、すっごくいい歌だと思うよ?」
「いい悪いの問題じゃなくて……」
「とりあえず、『あなたと』に関して言うなら、歌詞が載ってないところは歌わなくてもいいや。アアとかラララのフェイクの部分ね。その代わり、ふたり手をつないで歌って?」
「はっ!?」
「えっ!?」
「当たり前でしょ? そのくらいの対価は払ってもらわなくちゃ!」
茜先輩はにこりと笑って伴奏を弾き始めた。
歌い出しはすぐにやってくる。それに遅れることなくツカサが歌い始めた。
ツカサが歌を歌うところなんて想像できなかったけれど、ツカサの歌声はとても優しく響く。
歌詞がびっくりするほどさっきまでの自分たちに重なって、急にこの曲に愛着がわいた。
私は人を傷つけるのも怖いけど、人を傷つけて自分が傷つくのだってすごく怖い。
未来はまだ見えないけれど、ツカサが側にいてくれて、不安になったときに手をつないでもらえたら、がんばれる気がするの。
私はいつも助けられてばかりで、いつも話を聞いてもらってばかりだけれど、いつか――いつかは私もツカサの助けになれるかな。
この手をつないでいたら、いつかはそうなれるかな。
そんなことを思いながら歌った。
ツカサの声と自分の声が重なると鳥肌が立つ。
歌なんて歌うような人には見えないし、音楽なんて興味の欠片もないのかと思っていた。でも、ツカサの音程はとてもいい。
ツカサ、桃華さんに嫌みな人だと言われても仕方がないと思うよ? だって、ツカサはなんでもできてしまうんだもの。
歌が終わると、
「ふたりとも声の相性いいのね? これにはちょっとびっくり! 欲を言えば、翠葉ちゃんの声がもっと出るといいなぁ……。ま、このあたりは本番までがんばって練習して、どうにもならない部分はミキサーのほうで調整してもらおう」
ちょこちょことチェックされた部分の歌いなおしをしてから、冷めてしまったお茶を飲むことにした。
茜先輩はキッチンを背にしたソファに座り、ツカサは私と同じラグの上。
「ふたりとも、今日はちゃんと歌詞に気持ちがのってたね?」
「……歌詞、いつもは読むだけで想像が追いつかなかったんです」
「今日は想像が追いついたの?」
茜先輩に覗き込まれ、クスリと笑う。
「はい、少しだけ……。一緒に歌うのがツカサだからわかったのかな」
「そう……良かったね」
「はい」
「ほかの歌も同じだよ。歌は気持ちをこめて口にすると、想いが伝わるの」
そう教えてくれた茜先輩は、少し寂しそうな表情を見せた。
どうしてだろう、とは思うものの、どうしてか訊いてはいけない気がした。
休憩のあとはツカサの歌う「優しくなりたいな」の練習。
この曲は私がピアノでツカサがボーカル。
後日吹奏楽部からボンゴとフルート、スネアも加わるそうで、それまでにふたりでの練習をきっちりするように、と言われた。
茜先輩の携帯が鳴り、時計に目をやると七時前を指していた。
「久が下まで迎えに来てくれてたから、私は帰るね! お茶と歌、ごちそうさまでした!」
お茶と歌……? お茶はわかるけれど、歌もごちそうさま……?
なんだろう、と思いながらツカサの顔を見ると、ツカサの顔が少し赤らんで見えた。
「何……」
無愛想な表情でツカサに言われたけれど、私が「何」と訊きたい。
そんなやり取りをしていると、
「今日、あと三回は練習してね!」
茜先輩が玄関を出てすぐに私の携帯が鳴りだした。
「はい」
『あ、翠葉ちゃん? お友達が来てるって崎本さんに聞いていたから、今日は上でご飯を作っているんだけど、あとどのくらいかかる? 良かったら司くんも一緒にどうかしら? って、そのつもりで用意してるのだけど』
そう言われてみれば、五時半を回っても栞さんが来ないのはおかしなことだった。
日課になっているのに、どうしてもイレギュラーな予定が入るとそのほかのことに目が行かなくなる。
「ちょっと待ってくださいね」
携帯の通話口を押さえ、
「栞さんがあとどのくらいかかる? って。十階でツカサの分のご飯も用意してくれているみたいなんだけど……」
「……あと三回。だから三十分くらい」
「了解。……栞さん、あと三十分くらいで上がります」
『じゃ、そのくらいに用意して待ってるわ。あ、十階っていうのは静兄様の家だから、そのまま中の階段で上がってきてもらって大丈夫よ』
「はい、わかりました」
私がピアノの椅子に座ると、ツカサは私の右側に少しだけ腰掛ける。
右手の稼動範囲を邪魔しない位置。それは、お見舞いに来てくれたときの距離感に似ていた。
すぐそこにツカサがいる。それがとても嬉しくて、単純な私はそれが音に表れる。
メロディと歌詞を伴ったツカサの声がすぐそこから聞こえてくるのが不思議な感じはしたけれど、声の振動がとても心地よかった。三回なんてあっという間に思えた。
誰にでも優しくありたい。でも、聖人君子でもない限り、そんなことは無理なのかもしれない。だからせめて、自分が大切だと思う人たちには優しくあれますように――
そう願いをこめてピアノを弾いた。
ツカサは何を思いながら歌ったのかな。
「あなたと」以外の曲も、もう少し歌詞のアナリーゼをしてみよう。
「明日、秋兄とブライトネスパレスに一泊って聞いた」
「うん、旅行なんて久しぶりですごく楽しみ。相馬先生に療養だって言われたけれど、療養になるのかな?」
少し苦笑。
だって、今日は学校を休んで唯兄と電車に乗ってしまった。さらにはウィステリアホテルで須藤さんのランチまでいただいてしまったのだ。
「……ふたりで平気?」
「……え? ふたりじゃないよ? 蒼兄と唯兄も一緒なの。それから万が一のためにって、栞さんと昇さんも一緒に行ってくれるのよ」
家族以外の人もいる旅行は初めてだ。
大好きな人たちとの旅行が嬉しくて楽しみで、笑って話すとツカサが目に見えてフリーズした。そして、すぐにそっぽを向き、「やられた……」と口元を押さえて零す。
「……何が?」
「こっちの話……」
「何それ」
「企業秘密。ほら、栞さん待たせてるから上に移動」
そう言って、自分だけそそくさとリビング脇にある階段に向かって歩き始めてしまった。
「ツカサ……私は必要な人かな」
「……翠がいないと困るって何度も言ったと思うけど」
「……本当に必要?」
「くどい。……でも、それを聞いて安心するなら何度でも言う」
ツカサの顔がこちらを向き、ものすごく真剣な目を向けられた。
「必要。少なくとも、俺の中では翠に代わる人間はいない」
とても 嬉しかった。涙が滲んでしまうほどに嬉しかった。
「……ツカサ、ありがとう」
自分がツカサに何をしてあげられるのかはわからない。でも、ツカサは必要だと言ってくれた。
高校に入ってから、「大切」だと言ってくれた人はたくさんいた。でも、「必要」と言ってくれたのはツカサが初めてな気がする。
「ツカサ……私にもツカサが必要だよ。ツカサがいないとすごく困る」
ツカサを見てそう言うと、すごく驚いた顔をされた。
「……どうしてそんなに驚いた顔をするの?」
「いや――」
「今年の夏……私、ツカサがいなかったら乗り切れなかったと思うの。もしかしたら生きることを放棄していたかもしれない」
「翠」
低い声音に怒ったことを察する。
「わかってるよ。でもね、本当にそのくらいつらかったの。……今、こうしていられることが奇跡に思えるくらい。先生たちも一生懸命治療してくれたけれど、それ以外で――いつでもツカサが側にいてくれたから、だからがんばれたんだと思う。ちゃんとお礼言ってなかったよね。ありがとう……」
この、「ありがとう」がきちんと届きますように――
「時々ものすごく意地悪で辛辣なことだって言われるけれど、それが優しさの裏返しなの、ちゃんとわかってるよ? ケンカもするけど、ツカサが大好き。ファンの人たちとは違うよ? ちゃんとツカサが意地悪なのも優しいのも知っていて好きなんだからね? でも、もっとちゃんと知りたいから、だからいっぱいお話ししよう? それから、ファンの人たちにも誤解されずに好きになってもらえるといいね?」
そう言って、先にキッチンを出た。
私に気づいた茜先輩が、
「この部屋、吸音と遮音のバランスが絶妙ね?」
にこりと笑って話しかけてくれる。
何を話したとか、そういうことは全然訊かれなくて、
「じゃ、軽く発声練習からね」
と、すぐに歌の練習が始まった。
一通り発声を終えると、割り当てられている歌の練習に入る。
私に割り振られているのはすべて奥華子さんの歌。茜先輩と歌うのはRYTHMEの「ツナイデテ」。ツカサと歌うのは絢香さんとコブクロの「あなたと」。
正直、ツカサとの歌が一番苦戦している。
茜先輩に話すと、ツカサも同じように一番歌いにくいということがわかった。けれども、ツカサの文句はそれだけに留まらない。
「だいたいにして、なんで俺に女性アーティストの曲が入ってるんですか……」
不満たっぷりに言う。
「選曲は海斗と佐野くんに一任してたから、苦情ならそのふたりにお願いね。でも、すっごくいい歌だと思うよ?」
「いい悪いの問題じゃなくて……」
「とりあえず、『あなたと』に関して言うなら、歌詞が載ってないところは歌わなくてもいいや。アアとかラララのフェイクの部分ね。その代わり、ふたり手をつないで歌って?」
「はっ!?」
「えっ!?」
「当たり前でしょ? そのくらいの対価は払ってもらわなくちゃ!」
茜先輩はにこりと笑って伴奏を弾き始めた。
歌い出しはすぐにやってくる。それに遅れることなくツカサが歌い始めた。
ツカサが歌を歌うところなんて想像できなかったけれど、ツカサの歌声はとても優しく響く。
歌詞がびっくりするほどさっきまでの自分たちに重なって、急にこの曲に愛着がわいた。
私は人を傷つけるのも怖いけど、人を傷つけて自分が傷つくのだってすごく怖い。
未来はまだ見えないけれど、ツカサが側にいてくれて、不安になったときに手をつないでもらえたら、がんばれる気がするの。
私はいつも助けられてばかりで、いつも話を聞いてもらってばかりだけれど、いつか――いつかは私もツカサの助けになれるかな。
この手をつないでいたら、いつかはそうなれるかな。
そんなことを思いながら歌った。
ツカサの声と自分の声が重なると鳥肌が立つ。
歌なんて歌うような人には見えないし、音楽なんて興味の欠片もないのかと思っていた。でも、ツカサの音程はとてもいい。
ツカサ、桃華さんに嫌みな人だと言われても仕方がないと思うよ? だって、ツカサはなんでもできてしまうんだもの。
歌が終わると、
「ふたりとも声の相性いいのね? これにはちょっとびっくり! 欲を言えば、翠葉ちゃんの声がもっと出るといいなぁ……。ま、このあたりは本番までがんばって練習して、どうにもならない部分はミキサーのほうで調整してもらおう」
ちょこちょことチェックされた部分の歌いなおしをしてから、冷めてしまったお茶を飲むことにした。
茜先輩はキッチンを背にしたソファに座り、ツカサは私と同じラグの上。
「ふたりとも、今日はちゃんと歌詞に気持ちがのってたね?」
「……歌詞、いつもは読むだけで想像が追いつかなかったんです」
「今日は想像が追いついたの?」
茜先輩に覗き込まれ、クスリと笑う。
「はい、少しだけ……。一緒に歌うのがツカサだからわかったのかな」
「そう……良かったね」
「はい」
「ほかの歌も同じだよ。歌は気持ちをこめて口にすると、想いが伝わるの」
そう教えてくれた茜先輩は、少し寂しそうな表情を見せた。
どうしてだろう、とは思うものの、どうしてか訊いてはいけない気がした。
休憩のあとはツカサの歌う「優しくなりたいな」の練習。
この曲は私がピアノでツカサがボーカル。
後日吹奏楽部からボンゴとフルート、スネアも加わるそうで、それまでにふたりでの練習をきっちりするように、と言われた。
茜先輩の携帯が鳴り、時計に目をやると七時前を指していた。
「久が下まで迎えに来てくれてたから、私は帰るね! お茶と歌、ごちそうさまでした!」
お茶と歌……? お茶はわかるけれど、歌もごちそうさま……?
なんだろう、と思いながらツカサの顔を見ると、ツカサの顔が少し赤らんで見えた。
「何……」
無愛想な表情でツカサに言われたけれど、私が「何」と訊きたい。
そんなやり取りをしていると、
「今日、あと三回は練習してね!」
茜先輩が玄関を出てすぐに私の携帯が鳴りだした。
「はい」
『あ、翠葉ちゃん? お友達が来てるって崎本さんに聞いていたから、今日は上でご飯を作っているんだけど、あとどのくらいかかる? 良かったら司くんも一緒にどうかしら? って、そのつもりで用意してるのだけど』
そう言われてみれば、五時半を回っても栞さんが来ないのはおかしなことだった。
日課になっているのに、どうしてもイレギュラーな予定が入るとそのほかのことに目が行かなくなる。
「ちょっと待ってくださいね」
携帯の通話口を押さえ、
「栞さんがあとどのくらいかかる? って。十階でツカサの分のご飯も用意してくれているみたいなんだけど……」
「……あと三回。だから三十分くらい」
「了解。……栞さん、あと三十分くらいで上がります」
『じゃ、そのくらいに用意して待ってるわ。あ、十階っていうのは静兄様の家だから、そのまま中の階段で上がってきてもらって大丈夫よ』
「はい、わかりました」
私がピアノの椅子に座ると、ツカサは私の右側に少しだけ腰掛ける。
右手の稼動範囲を邪魔しない位置。それは、お見舞いに来てくれたときの距離感に似ていた。
すぐそこにツカサがいる。それがとても嬉しくて、単純な私はそれが音に表れる。
メロディと歌詞を伴ったツカサの声がすぐそこから聞こえてくるのが不思議な感じはしたけれど、声の振動がとても心地よかった。三回なんてあっという間に思えた。
誰にでも優しくありたい。でも、聖人君子でもない限り、そんなことは無理なのかもしれない。だからせめて、自分が大切だと思う人たちには優しくあれますように――
そう願いをこめてピアノを弾いた。
ツカサは何を思いながら歌ったのかな。
「あなたと」以外の曲も、もう少し歌詞のアナリーゼをしてみよう。
「明日、秋兄とブライトネスパレスに一泊って聞いた」
「うん、旅行なんて久しぶりですごく楽しみ。相馬先生に療養だって言われたけれど、療養になるのかな?」
少し苦笑。
だって、今日は学校を休んで唯兄と電車に乗ってしまった。さらにはウィステリアホテルで須藤さんのランチまでいただいてしまったのだ。
「……ふたりで平気?」
「……え? ふたりじゃないよ? 蒼兄と唯兄も一緒なの。それから万が一のためにって、栞さんと昇さんも一緒に行ってくれるのよ」
家族以外の人もいる旅行は初めてだ。
大好きな人たちとの旅行が嬉しくて楽しみで、笑って話すとツカサが目に見えてフリーズした。そして、すぐにそっぽを向き、「やられた……」と口元を押さえて零す。
「……何が?」
「こっちの話……」
「何それ」
「企業秘密。ほら、栞さん待たせてるから上に移動」
そう言って、自分だけそそくさとリビング脇にある階段に向かって歩き始めてしまった。
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