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第十章 なくした宝物
18話
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胃潰瘍で緊急入院って何……?
「胃潰瘍で緊急入院――それの意味するところは吐血だって、翠でもわかるだろ?」
ツカサの目が少し前と違った。とても、冷たい目だ。
「司っ」
秋斗さんは、その先を話そうとするツカサを制する。ツカサはそんな秋斗さんを一瞥してから私に視線を戻した。
「翠だけが傷ついたわけじゃない。自業自得とはいえ、秋兄だって十分傷ついた。一晩で胃潰瘍が悪化するなんてことは別段珍しい話じゃない。……ま、秋兄の場合は普段の不摂生に問題があった感は否めないけど」
「翠葉ちゃん、気にしなくていい。胃潰瘍は俺の不摂生が原因だから」
でも――
「……だったら、ツカサはこんな言い方はしないです」
ツカサから目が離せなかった。怖いと思うのに、どうしても目が離せない。
呆れられた? それとも軽蔑された?
まるでそんな目をしている。
「司、頼むから彼女を責めるようなことは言わないでくれ」
「自分だってそういうことをしたくせに?」
……何? 今度はなんの話なの?
ツカサに言い返された秋斗さんは何も言わずに黙っていた。けれど、ひとつ息を吐き出すと、秋斗さんは口を開いた。
「俺が一度犯した過ちを、おまえまで犯す必要はないだろ?」
ツカサの方を向いた秋斗さんは、
「むしろ、あのときと今じゃ状況が全然違う」
毅然と言い切った。
「……あの、ごめんなさい。私、話が見えなくて――」
ここで口を挟んでいいのかわからなかった。でも、今ふたりが話しているのは時系列で言うならどのあたりの話になるのかすらわからない。
「悪い……翠、手の力抜いて大丈夫だから」
気づけば、私は手がうっ血するほどにお布団を握りしめていた。
力を抜けと言われても、どうやったら力が抜けるのかすらわからない。
戸口にいたツカサがベッド脇まで寄ってくると、自分の手にツカサの手が伸ばされた。私の手は反射的にツカサの手から逃げる。
それまではどうしたら手を動かせるのか、そんなことも忘れてしまったふうだったのに、ツカサの手が近づいてきた途端、はじかれるように動いた。
「っ……ごめんなさいっ」
「……力を抜いてくれればそれでいい」
ツカサはベッドサイドから離れた。
遠い――
たった二メートルくらいの距離なのに、とても遠く感じる。
これはなんだろう……。心の距離……?
私を射るように見ていた目は、今度は秋斗さんへ向けられていた。秋斗さんもそのことに気づいていたけれど、ツカサには何も答えずに私を気遣う。
「大丈夫かな?」
秋斗さんは携帯を取り出し、
「少し心拍が上がってるみたいだけど」
「……秋斗さんの携帯にもバイタルデータが転送されているんですか?」
「え? あぁ……俺や翠葉ちゃんの家族、それから湊ちゃんには転送されてるよ」
その言葉になんとも言えない気分になる。
「そんな顔しないでほしいな……。バイタルを知られるのが嫌? それとも、人の手を煩わせてると思うのかな」
どちらかといえば後者だ。
「迷惑ばかりかけているから……。それなのに、私は自分勝手で人を傷つけてる」
実際は何がどう、とはわからない。でも、間違いなく秋斗さんのことを傷つけてしまったのだろう。
ツカサのあの目は、大切な人を傷つけられたからだ。
秋斗さんとツカサは従兄だと言っていたけれど、きっと仲がいいのだろう。
「……全部知りたいです。全部――」
きちんと目を合わせて秋斗さんにお願いする。
「全部、包み隠さず話してください。……自分のしたことは知っておきたいです」
「……わかった。でも、翠葉ちゃんだけが悪いわけじゃないし、全部過ぎたことなんだ。それだけはわかっていてほしい」
過ぎたことでも、私の中では過ぎたことではないから記憶をなくしたのかもしれない。私は何かから逃げるために記憶をなくしたのかもしれない。
そんな自分は嫌だ――
目を背けてばかりの自分は嫌……。ツカサにこんな目で見られるのは耐えられない。
「翠……」
ふいにかけられた声。
彷徨わせていた視線をツカサに向ける。と、
「翠の選択は間違っていないと思う。でも、翠が記憶をなくしたのは、それだけ翠にとっては大きな問題で処理ができなかったからこういう事態になっている可能性が高い。それを踏まえたうえで聞けるわけ?」
私が知りたいと言ったことは間違ではないのね? ツカサがそんなふうに言うくらい、私には大きな出来事があったのね?
「……大丈夫――」
「声、震えてるけど?」
「……ツカサ、これを聞いたら……私はツカサとも秋斗さんともお話ができなくなっちゃう?」
ふたりを見ると、秋斗さんは「それは話してみないとわからないよ」と答え、ツカサは首を横に振った。
「秋兄、そっちじゃない。話が終わったあと、俺たちが翠から離れていかないかってことじゃない?」
ツカサは確認のように私を見た。
コクリと頷くと、
「それはないよ。司もだろ?」
「当たり前……。第一、過去を知ってる知らないで側にいるいないってなんだよ……。そのくらいならとっくに見放してる」
その言葉にじわりと目に涙が浮かぶ。
「話を聞く前から泣くな」
首を縦に振るたび、首元に違和感を覚えるけれど、そうすることでしか答えることができなかった。
涙、止まってよ――
怖くて泣いているのか、この話が終わってもふたりが離れていかないということに安堵したのか、それすらもわからなかった。
「ツカサ、お願い……そんな遠くにいないで」
「そんな遠くって……同じ室内だけど」
そうは言いつつも、ベッドサイドまで来てくれた。
「すごく遠くに感じたの……」
「遠くないだろ、ここにいる」
そう言うと、秋斗さんとは反対側のベッドに腰掛けた。
「手、つないでもいい?」
「……どうぞ」
ぶっきらぼうに差し出された右手にそっと自分の手を重ねる。ただ、それだけで良かった。
ちゃんとここにいる、と目で見てわかっているのに、このぬくもりが欲しかった。
自然と涙も止まる。
「司とずいぶん仲良しだね?」
「っ……あのっ、なんていうか……精神安定剤みたいな感じで――」
咄嗟に出た言葉だったけれど、きっと間違いではない。私の大切な精神安定剤。
「そっか……。なら、もう何も隠さない。全部話す。俺が関わっていないところは司が関わっているんだろうから、そこは司が話せばいい」
「了解」
「胃潰瘍で入院したのは翠葉ちゃんの頭痛のあった翌日。夜中に楓から電話があって、しばらく翠葉ちゃんに会うなと言われた。翌朝には少し胃がおかしいことには気づいていたけど、そのまま仕事をしてた。昼過ぎだったか、湊ちゃんから電話があって、楓の電話と同じように怒られた。そのあと、気づいたら病院にいた」
秋斗さんは一気に話しては口を閉ざす。
「翠の頭痛は身体中の筋肉が硬直して起るタイプの頭痛だった。その緊張の理由は秋兄が付けたキスマーク。……それを俺と海斗、御園生さんに見られたことだと思う」
ツカサの補足を聞きつつ、
「どうして楓先生……?」
いつもなら湊先生が処置してくれるのに。
「姉さんは救急の応援に入ってた。逆に、兄さんがマンションにいることは知ってたから」
「……そうか、あれはやっぱり司が気づいたんだな」
秋斗さんがツカサを見ると、
「勉強の合間に携帯を見たらすごい数値だったから……」
ツカサは渋々答えたけれど――バイタルデータは家族と秋斗さんと湊先生だけって……。
「今は転送されてない。学校でのフォローのために一時期転送されていただけ」
ツカサはこちらを見ず、窓の方を向いていた。
学校でのフォローのために……。
私、こんなにたくさんの人の手を借りて学校へ通ってどうしたかったのかな……。それだけの理由が私にはあったのかな……。
「私は秋斗さんの心労のもとでしたよね……」
「違うっ」
「違わなくないだろ……」
秋斗さんが慌てて否定し、ツカサは冷静に諌める。
きっと、ツカサが正しいから「諌める」という言葉がしっくりくるのだ。
「ごめんなさい……」
私はただ謝ることしかできなかった。
「こうやって謝られるほうが堪えるよ……」
秋斗さんは搾り出すように声を発した。
「翠葉ちゃん、左手は俺が借りてもいいかな」
私よりも高い位置にある顔。なのに、上目がちにお願いされている気がする。
今度は私が手を差し出した。すると、その手が大きなあたたかい手に包まれる。
「相変わらず点滴をしているほうの手は冷たいね……」
秋斗さんが今にも泣きそうな顔をしていて、どうしていいのかわからなくなってツカサの顔を見てしまう。
ツカサはひとり冷静で、「話の続き」と先を促した。
この話は私ひとりのものじゃないのね……。
私だけがつらい話じゃないことがひしひしと伝わってくる。
今、この部屋にはきっと誰も入ってこられない。そのくらい硬質な空気に包まれていた。
「胃潰瘍で緊急入院――それの意味するところは吐血だって、翠でもわかるだろ?」
ツカサの目が少し前と違った。とても、冷たい目だ。
「司っ」
秋斗さんは、その先を話そうとするツカサを制する。ツカサはそんな秋斗さんを一瞥してから私に視線を戻した。
「翠だけが傷ついたわけじゃない。自業自得とはいえ、秋兄だって十分傷ついた。一晩で胃潰瘍が悪化するなんてことは別段珍しい話じゃない。……ま、秋兄の場合は普段の不摂生に問題があった感は否めないけど」
「翠葉ちゃん、気にしなくていい。胃潰瘍は俺の不摂生が原因だから」
でも――
「……だったら、ツカサはこんな言い方はしないです」
ツカサから目が離せなかった。怖いと思うのに、どうしても目が離せない。
呆れられた? それとも軽蔑された?
まるでそんな目をしている。
「司、頼むから彼女を責めるようなことは言わないでくれ」
「自分だってそういうことをしたくせに?」
……何? 今度はなんの話なの?
ツカサに言い返された秋斗さんは何も言わずに黙っていた。けれど、ひとつ息を吐き出すと、秋斗さんは口を開いた。
「俺が一度犯した過ちを、おまえまで犯す必要はないだろ?」
ツカサの方を向いた秋斗さんは、
「むしろ、あのときと今じゃ状況が全然違う」
毅然と言い切った。
「……あの、ごめんなさい。私、話が見えなくて――」
ここで口を挟んでいいのかわからなかった。でも、今ふたりが話しているのは時系列で言うならどのあたりの話になるのかすらわからない。
「悪い……翠、手の力抜いて大丈夫だから」
気づけば、私は手がうっ血するほどにお布団を握りしめていた。
力を抜けと言われても、どうやったら力が抜けるのかすらわからない。
戸口にいたツカサがベッド脇まで寄ってくると、自分の手にツカサの手が伸ばされた。私の手は反射的にツカサの手から逃げる。
それまではどうしたら手を動かせるのか、そんなことも忘れてしまったふうだったのに、ツカサの手が近づいてきた途端、はじかれるように動いた。
「っ……ごめんなさいっ」
「……力を抜いてくれればそれでいい」
ツカサはベッドサイドから離れた。
遠い――
たった二メートルくらいの距離なのに、とても遠く感じる。
これはなんだろう……。心の距離……?
私を射るように見ていた目は、今度は秋斗さんへ向けられていた。秋斗さんもそのことに気づいていたけれど、ツカサには何も答えずに私を気遣う。
「大丈夫かな?」
秋斗さんは携帯を取り出し、
「少し心拍が上がってるみたいだけど」
「……秋斗さんの携帯にもバイタルデータが転送されているんですか?」
「え? あぁ……俺や翠葉ちゃんの家族、それから湊ちゃんには転送されてるよ」
その言葉になんとも言えない気分になる。
「そんな顔しないでほしいな……。バイタルを知られるのが嫌? それとも、人の手を煩わせてると思うのかな」
どちらかといえば後者だ。
「迷惑ばかりかけているから……。それなのに、私は自分勝手で人を傷つけてる」
実際は何がどう、とはわからない。でも、間違いなく秋斗さんのことを傷つけてしまったのだろう。
ツカサのあの目は、大切な人を傷つけられたからだ。
秋斗さんとツカサは従兄だと言っていたけれど、きっと仲がいいのだろう。
「……全部知りたいです。全部――」
きちんと目を合わせて秋斗さんにお願いする。
「全部、包み隠さず話してください。……自分のしたことは知っておきたいです」
「……わかった。でも、翠葉ちゃんだけが悪いわけじゃないし、全部過ぎたことなんだ。それだけはわかっていてほしい」
過ぎたことでも、私の中では過ぎたことではないから記憶をなくしたのかもしれない。私は何かから逃げるために記憶をなくしたのかもしれない。
そんな自分は嫌だ――
目を背けてばかりの自分は嫌……。ツカサにこんな目で見られるのは耐えられない。
「翠……」
ふいにかけられた声。
彷徨わせていた視線をツカサに向ける。と、
「翠の選択は間違っていないと思う。でも、翠が記憶をなくしたのは、それだけ翠にとっては大きな問題で処理ができなかったからこういう事態になっている可能性が高い。それを踏まえたうえで聞けるわけ?」
私が知りたいと言ったことは間違ではないのね? ツカサがそんなふうに言うくらい、私には大きな出来事があったのね?
「……大丈夫――」
「声、震えてるけど?」
「……ツカサ、これを聞いたら……私はツカサとも秋斗さんともお話ができなくなっちゃう?」
ふたりを見ると、秋斗さんは「それは話してみないとわからないよ」と答え、ツカサは首を横に振った。
「秋兄、そっちじゃない。話が終わったあと、俺たちが翠から離れていかないかってことじゃない?」
ツカサは確認のように私を見た。
コクリと頷くと、
「それはないよ。司もだろ?」
「当たり前……。第一、過去を知ってる知らないで側にいるいないってなんだよ……。そのくらいならとっくに見放してる」
その言葉にじわりと目に涙が浮かぶ。
「話を聞く前から泣くな」
首を縦に振るたび、首元に違和感を覚えるけれど、そうすることでしか答えることができなかった。
涙、止まってよ――
怖くて泣いているのか、この話が終わってもふたりが離れていかないということに安堵したのか、それすらもわからなかった。
「ツカサ、お願い……そんな遠くにいないで」
「そんな遠くって……同じ室内だけど」
そうは言いつつも、ベッドサイドまで来てくれた。
「すごく遠くに感じたの……」
「遠くないだろ、ここにいる」
そう言うと、秋斗さんとは反対側のベッドに腰掛けた。
「手、つないでもいい?」
「……どうぞ」
ぶっきらぼうに差し出された右手にそっと自分の手を重ねる。ただ、それだけで良かった。
ちゃんとここにいる、と目で見てわかっているのに、このぬくもりが欲しかった。
自然と涙も止まる。
「司とずいぶん仲良しだね?」
「っ……あのっ、なんていうか……精神安定剤みたいな感じで――」
咄嗟に出た言葉だったけれど、きっと間違いではない。私の大切な精神安定剤。
「そっか……。なら、もう何も隠さない。全部話す。俺が関わっていないところは司が関わっているんだろうから、そこは司が話せばいい」
「了解」
「胃潰瘍で入院したのは翠葉ちゃんの頭痛のあった翌日。夜中に楓から電話があって、しばらく翠葉ちゃんに会うなと言われた。翌朝には少し胃がおかしいことには気づいていたけど、そのまま仕事をしてた。昼過ぎだったか、湊ちゃんから電話があって、楓の電話と同じように怒られた。そのあと、気づいたら病院にいた」
秋斗さんは一気に話しては口を閉ざす。
「翠の頭痛は身体中の筋肉が硬直して起るタイプの頭痛だった。その緊張の理由は秋兄が付けたキスマーク。……それを俺と海斗、御園生さんに見られたことだと思う」
ツカサの補足を聞きつつ、
「どうして楓先生……?」
いつもなら湊先生が処置してくれるのに。
「姉さんは救急の応援に入ってた。逆に、兄さんがマンションにいることは知ってたから」
「……そうか、あれはやっぱり司が気づいたんだな」
秋斗さんがツカサを見ると、
「勉強の合間に携帯を見たらすごい数値だったから……」
ツカサは渋々答えたけれど――バイタルデータは家族と秋斗さんと湊先生だけって……。
「今は転送されてない。学校でのフォローのために一時期転送されていただけ」
ツカサはこちらを見ず、窓の方を向いていた。
学校でのフォローのために……。
私、こんなにたくさんの人の手を借りて学校へ通ってどうしたかったのかな……。それだけの理由が私にはあったのかな……。
「私は秋斗さんの心労のもとでしたよね……」
「違うっ」
「違わなくないだろ……」
秋斗さんが慌てて否定し、ツカサは冷静に諌める。
きっと、ツカサが正しいから「諌める」という言葉がしっくりくるのだ。
「ごめんなさい……」
私はただ謝ることしかできなかった。
「こうやって謝られるほうが堪えるよ……」
秋斗さんは搾り出すように声を発した。
「翠葉ちゃん、左手は俺が借りてもいいかな」
私よりも高い位置にある顔。なのに、上目がちにお願いされている気がする。
今度は私が手を差し出した。すると、その手が大きなあたたかい手に包まれる。
「相変わらず点滴をしているほうの手は冷たいね……」
秋斗さんが今にも泣きそうな顔をしていて、どうしていいのかわからなくなってツカサの顔を見てしまう。
ツカサはひとり冷静で、「話の続き」と先を促した。
この話は私ひとりのものじゃないのね……。
私だけがつらい話じゃないことがひしひしと伝わってくる。
今、この部屋にはきっと誰も入ってこられない。そのくらい硬質な空気に包まれていた。
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