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第九章 化学反応
27話
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「翠?」
うわっ――心臓がドクン、っていった。
「御園生さん?」
「はいっ」
背後から藤原さんに声をかけられ、これ幸いとそちらへ身体を向ける。
でも、ツカサに背を向けることができただけで、藤原さんには真っ赤な顔を晒していた。
「……問題なさそうね?」
その言葉にコクコクと頭を縦に振る。でも、そのまま立ち去られても困ってしまうので、フルフル、と横にも振る。
「翠?」
後ろから再度声をかけられて、また困る。
なんだろう、これ……。
「……御園生さん、日に焼けたかしらね?」
え?
「今日、屋上に行ったときかしら」
藤原さんはこちらへやってきて、私の頬に触れた。
「やっぱり、熱を持ってるわね。冷却材を持ってくるわ」
と、何事もなかったかのように病室を出ていった。
藤原さん、ありがとう……。
「翠……?」
いい加減、この声の主を無視し続けるのは難しい。カチコチとした動作で振り返ると、
「……すごい赤いけど、そんな長時間外にいたわけ?」
「……えと、どのくらいいたかはちょっとわからないかも」
わからないというより、そんな事実はないのだ。
「バカ……すごい赤い」
言われなくてもわかってる……。
とにかく話を逸らしたくて、
「ツカサ、起こしてごめん……」
「あぁ、これ、ありがと」
ツカサが自分にかけられていたタオルケットをたたみだす。
それを見ながら、本当にごめん、と思う。何しろ、タオルケットをかけて数分も経っていないのだ。
「メガネをね……外そうと思ったの。何かの拍子に落としたら壊れちゃうかな、と思って」
床にしゃがみこんだまま話すと、
「何がどうしてあんなことになってたわけ?」
「……あの、手を伸ばしたら届かなくてですね……近づこうとしたら……ルームウェアの裾を膝で踏んでしまって――」
「もういい」
ツカサはメガネの位置を直すと、改めて私に視線を向け「ドジ」と一言。
そこへ藤原さんが戻ってきた。
タオルに包まれた冷却材を受け取り、
「藤原さん、ツカサにドジって言われた……」
半泣き状態で口にすると、
「あら、何をやらかしたの?」
期待に満ちた目で見下ろされ、言うんじゃなかったと後悔する。
「俺のメガネを外そうとして、俺に近寄る際に自分の服の裾を踏んで俺の上に降ってきました」
「あら、ドジね」
藤原さんはふふ、と笑って出ていった。
自分のドジ具合にげんなりしていると、「髪……」と小さな声が聞こえた。
「え?」
「髪、切ったんだな。……座っても床につかなくなった」
「……ツカサ、私、それ毎回ツカサに怒られてたのかな?」
ツカサは少し悩んでから、
「毎回怒っていた記憶はない。ただ、髪が汚れるとは思ったから、何度か椅子に座るように促しはしたけど」
「……そっか。なんとなくそんなような記憶はあるの。でも、やっぱり思い出そうとしてもきちんと一本の線にならなくて気持ち悪い」
ツカサは何も話さず黙っていた。
「だから、抜けてる部分にはツカサか藤宮秋斗さんか蔵元さんが関わっているのかな、って。……でも、教えてもらっても思い出せるわけじゃないの。ただ、そうなんだ、って思うだけ。教えてもらったら、『あぁ、そうだったよね』って思い出せたらいいのにね」
作り笑いを浮かべると、
「別に、俺の記憶が抜け落ちたところで困ることはないからいいんじゃない? ま、思い出してもらえるに越したことはないけど……」
言うとツカサはソファを立ち、
「いつまで床にしゃがみこんでるつもり? 髪が床につかなくなったからって、そんなところにしゃがみこんでたら冷える」
差し出された手を借りると、ツカサはゆっくりと立ち上がるように段階を踏んでくれ、さらにはベッドまで誘導してくれた。
顔に冷却材を当ててはいるけれど、ツカサの顔を見るたびに赤くなりそうでちょっと困る。
私、以前はツカサとどう接していたのかな……。何か話をしたら気が紛れるだろうか。
「あの、明後日からはインターハイなのでしょう?」
「そう」
「すごく疲れているみたいだし、来てくれなくても良かったのに……」
「…………」
えっ、無言っ!? どうしようっ!?
「あっ、あのねっ!? 来てほしくないとかそういうことではなくて、電話をしようと思ったし、あっ、そう電話もあるしねっ?」
慌てて口を開いたら、大きなため息をつかれた。
恐る恐るツカサを見ると、
「信じられない……」
漆黒の髪の合間から、鋭い目が私を捉える。
「……何、が?」
「……翠の『大丈夫』ほど当てにならないものはない」
その言葉には馴染みがありすぎる。
「……それ、蒼兄にもお母さんにもお父さんにも言われる」
「それだけ当てにならないってことだろ?」
グサリ、と胸に刺さる言葉を返された。けれども、統計上ではそういうことになるわけで、私は返す言葉を持ち合わせてはいなかった。
どうしようかな、と視線を宙に彷徨わせていると、ツカサが口を開いた。
「さすがに明日からは来られないから、今日は会っておきたかった」
「……ありがとう」
「五日後は閉会式が終わったら真っ直ぐ帰ってくる。一度家に帰って夜には来るから」
「えっ!? いいよ、だって疲れていると思うしっ」
「でも、結果報告はしたいから」
「それなら電話でも……」
と、そこまで言って後悔した。
そのころ、自分が携帯ゾーンへ行けるとは限らない。痛みが出てきてそれどころではないのかもしれないのだ。
「だから、来るつもり」
きっと私が後悔した意味もわかっていてそう言ってくれたのだろう。
「……ありがとう」
「……だから、もう一度言ってくれない?」
「え? あ……大丈夫だから、がんばって?」
「……ありがとう」
ツカサは会ったときから冷静沈着のイメージだ。
ツカサの記憶はないし、数日前に出逢ってからまだ日も浅い。でも、いつでもこうなんだろうな、と思うほどに落ち着き払っていて、自分と同じ十七歳には見えなかった。
そんなツカサでも、インターハイ前ともなれば緊張するのだろうか。
「緊張してる……?」
「それ相応に」
それはそうだよね。泣く子も黙る高校総体――インターハイだ。
「翠、今日は痛み、どんな具合?」
顔を上げたツカサに訊かれた。
「少し痛いけど我慢できるレベル」
「お願いがあるんだけど……」
お願い……?
「私にできることならなんでも聞くよっ」
「……なんで頼まれる翠がそんなに必死なわけ?」
「え……?」
気づけば私は身を乗り出すほど必死になっていたらしい。
「……普段、人に何かをお願いされることも頼りにされることもないから、かな」
だから、人に何か頼ってもらえるとすごく新鮮で、嬉しいと思ってしまう。
「俺が病室を出て十分したら電話してくれない?」
「……全然かまわないよ?」
「じゃ、よろしく」
ツカサは立ち上がりドアへ向かう。
「帰るのっ!?」
「そう」
「エレベーターホールまで送りたいっ」
「……だからさ、そんな必死にならなくても拒否したりしないから」
と、私がベッドから下りるのに手を貸してくれた。
携帯を手に持って立ち上がると、「これも」とフリースのブランケットを追加される。
「どうせ、俺を見送ってから携帯ゾーンにいるつもりなんだろ?」
「……うん」
「なら、膝掛けくらい持っていって。……重さ、負担にならない?」
「フリースは軽いから大丈夫……」
手厳しい物言いをするかと思えば、こんなふうに優しい。そんな対応はどうしてか癖になってしまいそうだ。
私、もしかしたら飴と鞭に弱いのかもしれない。
ふと、そんなことを思った。
うわっ――心臓がドクン、っていった。
「御園生さん?」
「はいっ」
背後から藤原さんに声をかけられ、これ幸いとそちらへ身体を向ける。
でも、ツカサに背を向けることができただけで、藤原さんには真っ赤な顔を晒していた。
「……問題なさそうね?」
その言葉にコクコクと頭を縦に振る。でも、そのまま立ち去られても困ってしまうので、フルフル、と横にも振る。
「翠?」
後ろから再度声をかけられて、また困る。
なんだろう、これ……。
「……御園生さん、日に焼けたかしらね?」
え?
「今日、屋上に行ったときかしら」
藤原さんはこちらへやってきて、私の頬に触れた。
「やっぱり、熱を持ってるわね。冷却材を持ってくるわ」
と、何事もなかったかのように病室を出ていった。
藤原さん、ありがとう……。
「翠……?」
いい加減、この声の主を無視し続けるのは難しい。カチコチとした動作で振り返ると、
「……すごい赤いけど、そんな長時間外にいたわけ?」
「……えと、どのくらいいたかはちょっとわからないかも」
わからないというより、そんな事実はないのだ。
「バカ……すごい赤い」
言われなくてもわかってる……。
とにかく話を逸らしたくて、
「ツカサ、起こしてごめん……」
「あぁ、これ、ありがと」
ツカサが自分にかけられていたタオルケットをたたみだす。
それを見ながら、本当にごめん、と思う。何しろ、タオルケットをかけて数分も経っていないのだ。
「メガネをね……外そうと思ったの。何かの拍子に落としたら壊れちゃうかな、と思って」
床にしゃがみこんだまま話すと、
「何がどうしてあんなことになってたわけ?」
「……あの、手を伸ばしたら届かなくてですね……近づこうとしたら……ルームウェアの裾を膝で踏んでしまって――」
「もういい」
ツカサはメガネの位置を直すと、改めて私に視線を向け「ドジ」と一言。
そこへ藤原さんが戻ってきた。
タオルに包まれた冷却材を受け取り、
「藤原さん、ツカサにドジって言われた……」
半泣き状態で口にすると、
「あら、何をやらかしたの?」
期待に満ちた目で見下ろされ、言うんじゃなかったと後悔する。
「俺のメガネを外そうとして、俺に近寄る際に自分の服の裾を踏んで俺の上に降ってきました」
「あら、ドジね」
藤原さんはふふ、と笑って出ていった。
自分のドジ具合にげんなりしていると、「髪……」と小さな声が聞こえた。
「え?」
「髪、切ったんだな。……座っても床につかなくなった」
「……ツカサ、私、それ毎回ツカサに怒られてたのかな?」
ツカサは少し悩んでから、
「毎回怒っていた記憶はない。ただ、髪が汚れるとは思ったから、何度か椅子に座るように促しはしたけど」
「……そっか。なんとなくそんなような記憶はあるの。でも、やっぱり思い出そうとしてもきちんと一本の線にならなくて気持ち悪い」
ツカサは何も話さず黙っていた。
「だから、抜けてる部分にはツカサか藤宮秋斗さんか蔵元さんが関わっているのかな、って。……でも、教えてもらっても思い出せるわけじゃないの。ただ、そうなんだ、って思うだけ。教えてもらったら、『あぁ、そうだったよね』って思い出せたらいいのにね」
作り笑いを浮かべると、
「別に、俺の記憶が抜け落ちたところで困ることはないからいいんじゃない? ま、思い出してもらえるに越したことはないけど……」
言うとツカサはソファを立ち、
「いつまで床にしゃがみこんでるつもり? 髪が床につかなくなったからって、そんなところにしゃがみこんでたら冷える」
差し出された手を借りると、ツカサはゆっくりと立ち上がるように段階を踏んでくれ、さらにはベッドまで誘導してくれた。
顔に冷却材を当ててはいるけれど、ツカサの顔を見るたびに赤くなりそうでちょっと困る。
私、以前はツカサとどう接していたのかな……。何か話をしたら気が紛れるだろうか。
「あの、明後日からはインターハイなのでしょう?」
「そう」
「すごく疲れているみたいだし、来てくれなくても良かったのに……」
「…………」
えっ、無言っ!? どうしようっ!?
「あっ、あのねっ!? 来てほしくないとかそういうことではなくて、電話をしようと思ったし、あっ、そう電話もあるしねっ?」
慌てて口を開いたら、大きなため息をつかれた。
恐る恐るツカサを見ると、
「信じられない……」
漆黒の髪の合間から、鋭い目が私を捉える。
「……何、が?」
「……翠の『大丈夫』ほど当てにならないものはない」
その言葉には馴染みがありすぎる。
「……それ、蒼兄にもお母さんにもお父さんにも言われる」
「それだけ当てにならないってことだろ?」
グサリ、と胸に刺さる言葉を返された。けれども、統計上ではそういうことになるわけで、私は返す言葉を持ち合わせてはいなかった。
どうしようかな、と視線を宙に彷徨わせていると、ツカサが口を開いた。
「さすがに明日からは来られないから、今日は会っておきたかった」
「……ありがとう」
「五日後は閉会式が終わったら真っ直ぐ帰ってくる。一度家に帰って夜には来るから」
「えっ!? いいよ、だって疲れていると思うしっ」
「でも、結果報告はしたいから」
「それなら電話でも……」
と、そこまで言って後悔した。
そのころ、自分が携帯ゾーンへ行けるとは限らない。痛みが出てきてそれどころではないのかもしれないのだ。
「だから、来るつもり」
きっと私が後悔した意味もわかっていてそう言ってくれたのだろう。
「……ありがとう」
「……だから、もう一度言ってくれない?」
「え? あ……大丈夫だから、がんばって?」
「……ありがとう」
ツカサは会ったときから冷静沈着のイメージだ。
ツカサの記憶はないし、数日前に出逢ってからまだ日も浅い。でも、いつでもこうなんだろうな、と思うほどに落ち着き払っていて、自分と同じ十七歳には見えなかった。
そんなツカサでも、インターハイ前ともなれば緊張するのだろうか。
「緊張してる……?」
「それ相応に」
それはそうだよね。泣く子も黙る高校総体――インターハイだ。
「翠、今日は痛み、どんな具合?」
顔を上げたツカサに訊かれた。
「少し痛いけど我慢できるレベル」
「お願いがあるんだけど……」
お願い……?
「私にできることならなんでも聞くよっ」
「……なんで頼まれる翠がそんなに必死なわけ?」
「え……?」
気づけば私は身を乗り出すほど必死になっていたらしい。
「……普段、人に何かをお願いされることも頼りにされることもないから、かな」
だから、人に何か頼ってもらえるとすごく新鮮で、嬉しいと思ってしまう。
「俺が病室を出て十分したら電話してくれない?」
「……全然かまわないよ?」
「じゃ、よろしく」
ツカサは立ち上がりドアへ向かう。
「帰るのっ!?」
「そう」
「エレベーターホールまで送りたいっ」
「……だからさ、そんな必死にならなくても拒否したりしないから」
と、私がベッドから下りるのに手を貸してくれた。
携帯を手に持って立ち上がると、「これも」とフリースのブランケットを追加される。
「どうせ、俺を見送ってから携帯ゾーンにいるつもりなんだろ?」
「……うん」
「なら、膝掛けくらい持っていって。……重さ、負担にならない?」
「フリースは軽いから大丈夫……」
手厳しい物言いをするかと思えば、こんなふうに優しい。そんな対応はどうしてか癖になってしまいそうだ。
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ふと、そんなことを思った。
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