96 / 1,060
第三章 恋の入口
26話
しおりを挟む
海斗くんや司先輩と一緒に勉強したのはあの日のみ。それ以降はずっと栞さん宅の客間に篭って勉強をしている。
残りが暗記物ということもあり、人と一緒に勉強するようなものではないのだ。それに、ものを覚える際にはひとり言よろしくブツブツ呟いてしまうので、周りに人がいるとやりづらい……。
それでも集中してしまえば気にはならなくなるのだけど、今度は逆に人の声すら耳に入らなくなるので、それはそれで申し訳なく――結果、ひとりで勉強をしている。
夕飯時には栞さんが部屋まで迎えに来てくれる。気づかないものならくすぐり攻撃など手を変え品を変え仕掛けてくる。それを見て呆れている湊先生と司先輩の表情がユニゾンになっていてなんとも言えない気持ちになるのだけど……。
「勉強の進み具合は?」
司先輩に訊かれ、
「なんとか、ですかね」
苦笑いを貼り付けて答えると、司先輩はテーブルに近づき問題集を手に取った。
「これ、明日の科目にないけど?」
「……一年の時間割まで覚えてるんですか?」
「海斗の勉強を見てれば嫌でも覚える」
なるほど……。
「それは未履修分野のテスト対策です」
「中間考査の間に受けるって言ってたの、実行するの?」
「はい」
「マジでっ!? 俺、四教科ずつでも厳しいって言うのにっ」
海斗くんまでもが問題集に手を伸ばす。
「……翠、参考までに訊きたいんだけど、明日何教科受けるつもり?」
司先輩の表情が少し強張る。
「午前四教科の中間考査と、午後に八教科の予定です。でも、三時間しか取れないって先生に言われているので、実際には何教科終えられるかはわからないんですけど」
答えると、海斗くんが持っていた問題集をバサバサと落とした。
「え? 何? 中間考査のあと三時間で八教科っ!? それなんの話?」
「えっと……明日受けるテスト科目の話だったと思うんだけど……」
違ったかな……?
「それ、一教科二十二分の換算だけど?」
司先輩が驚いていた。
私は珍しいものを見られた気になっていた。
「先生にもそう言われました」
「マジでっ!?」
海斗くんの大声に、若干身を竦める。
「だめ、かな?」
すると、くつくつと笑う蒼兄の声が降ってきた。
「翠葉のことだ。どうせ理系を最初に持ってきてるんだろ?」
「それはもう……。最後に日本史と公民を入れてるから、問題を読む時間が取れなかったらアウトかな?」
「ま、やれるところまでやっておいで」
「うん」
「ちょっとタンマっ! 蒼樹さん、なんでそんなに普通なの?」
海斗くんが訊くと、
「だって俺の妹だから」
と、満面の笑みで答えた。
司先輩がようやく口を開き、
「……結果、大いに楽しみにしてるから」
と、客間を出ていった。
夕飯の席でも試験の話題は上がる。そして、私が受ける未履修分野のテストへも飛び火する。
「翠葉ちゃん、かなりチャレンジャーだね? 自信の程は?」
訊いてきたのは静さんだった。
「とりあえずは小手調べというか……。どちらにせよ九十点以上取らないとパスできないので……。嫌なものは早く終わらせたいんです」
肩を竦めて答えるも、隣に座っている湊先生からは「信じられない」という視線を注がれる。
「これで八教科パスしたら前代未聞よ?」
そんな言葉は見舞わないでください……。そもそもパスできると確信しているわけでも自信があるわけでもないのだ。
願わくば、
「これ以上プレッシャーをかけないでください……」
こんなことなら誰にも話さなければよかった……。
「じゃぁ、明日と明後日もいつもどおりお弁当が必要なのね?」
栞さんに確認され、
「あ、はい。言うのが遅くなってしまってごめんなさい」
「大丈夫よ。毎晩この食卓ですからね。食材は多めに買ってあるの」
そう言うと、明日のお弁当の下ごしらえをしにキッチンへと戻っていった。
ここ数日、六時から夕飯を食べ始め、八時ごろまではみんなで食べたり話したり、という日々を送っている。
みんな、このフロアのそれぞれの家に帰ってはいくのだけど、大人数でご飯を食べるということに慣れていない私は、集団合宿のような感覚に陥っていた。
それも、あと三日で終わる。
月曜日火曜日水曜日の試験が終われば、そのあとは全国模試に備えなければいけない。
どこまで行ってもテストが付きまとう。けれど、全国模試が終われば陸上競技大会というイベントが待っている。
嫌なことばかりじゃない。楽しみなことも待ってる。だから、今は目の前にあることをがんばろう……。
テスト当日――さすがにクラスで雑談をしている人はいない。
みんながみんなライバルであり、同士でもある。
緊張に満ちた空間だけれども、どうしてか、その緊張がとても質のいいものに思えた。
心臓が縮みあがりそうな緊張とは違い、自己の能力を発揮するのに適度な緊張というか……。
テストというものが自分を見定められるためのものではなく、自分の力を試すもの。みんながそう捉えているからこその「緊張感」な気がした。
これが「試合」というなら、「好戦的」という言葉がしっくりくる。
今日のテストはさほど気に病むものはない。
英語は苦手だけれど、オーラルコミュニケーションは半分がリスニングだからだ。
昔から、なぜか筆記よりもリスニングのほうが得意だった。
現国も数学も、見直す時間までしっかり取れたので、とんでもない思い違いをしていない限りはいい点数が取れるはず。
帰りのホームルームが始まる前に川岸先生に呼ばれた。
「午後のテストの件だが……。御園生、八教科って本当に大丈夫なのか? 刈谷先生から聞いてなんの話か一瞬わからなかったぞ」
「……スミマセン。でも、とりあえずはできるところまでやってみようかな、と……」
「ま、がんばれや。場所なんだが、職員室から近いというのもあって図書室になった。一時半スタートだから遅れるなよ」
「はい。ありがとうございます」
そのあと、短いホームルームが終わると桃華さんに声をかけられた。
「今日も海斗と帰るの?」
「ううん。今日は午後に未履修分野のテスト受けるから、午後からまたテスト」
「……ずいぶんとハードスケジュールね」
「んー……でも、早く終わらせたいの」
そんな話をしていると、前から海斗くんが話に加わる。
「翠葉、このあと三時間で八教科終わらせるつもりなんだぜ」
「ちょっ、海斗くん、言わないでっ! パスできるかもわからないんだからっ」
止めたときには遅かった。
周りにいるクラスメイトの目が点になっている。
「もう……秘密にしててほしかったのに……」
ブツブツ文句を口にすると、
「御園生、マジ?」
佐野くんが訊いてくる。
「……一応、本当。でも、小手調べみたいなものだから、ね?」
「とか言って……御園生はさらりとパスしそうだから怖ええ……」
「佐野くん……その人外を見るような目はちょっと……」
そういえば、いつも一番に騒ぐ飛鳥ちゃんがおとなしい。
隣の席に目をやると、死んだ魚の目をした飛鳥ちゃんがいた。漫画風に言うなら、口から魂が出ていっちゃってる感じ。
「飛鳥ちゃん、大丈夫?」
声をかけると、
「数学数学数学数学……やばいかもおおおおっっっ。七十点以下だったらどうしよう――」
頭を抱えてしまう始末だ。
「飛鳥っ、終わったことは仕方がないからな? 明日の科目だ、明日の科目っ!」
海斗くんが慣れたように宥める。
もしかしたら毎回のことなのかもしれない。
……私にとっての古典とか世界史かな?
思いながら、
「私、このあともテストだから、また明日ね」
と、珍しくみんなよりも先に教室を出た。
時刻はまだ十二時半。テストまでは一時間ある。
お弁当、どこで食べようかな。
テラスに出たけど誰もいなかった。
「それもそっか……。テスト期間中だものね」
天気も良かったことからテラスで食べることにした。
けれど、椅子に座って観念する。
「風、強すぎ……」
座ったままちょっと呆然としてしまう。
髪の毛がぐちゃぐちゃになるくらいの強い風。手で押さえても押さえてもキリがない。挙句の果てには口に入るは目に入るは、手がつけられない。
これで桜香苑なんて行ったらもっとひどい目にあっただろう。あそこには風を遮るものが何もないのだから。
そういえば、食堂は……?
後ろを振り向いて撃沈。
『テスト期間中につき休業』らしい。
途方に暮れていると、白衣が目に入った。
「翠葉ちゃん、久しぶり。……と言っても四日ぶりだけどね」
そこに立っていたのは秋斗さんだった。
残りが暗記物ということもあり、人と一緒に勉強するようなものではないのだ。それに、ものを覚える際にはひとり言よろしくブツブツ呟いてしまうので、周りに人がいるとやりづらい……。
それでも集中してしまえば気にはならなくなるのだけど、今度は逆に人の声すら耳に入らなくなるので、それはそれで申し訳なく――結果、ひとりで勉強をしている。
夕飯時には栞さんが部屋まで迎えに来てくれる。気づかないものならくすぐり攻撃など手を変え品を変え仕掛けてくる。それを見て呆れている湊先生と司先輩の表情がユニゾンになっていてなんとも言えない気持ちになるのだけど……。
「勉強の進み具合は?」
司先輩に訊かれ、
「なんとか、ですかね」
苦笑いを貼り付けて答えると、司先輩はテーブルに近づき問題集を手に取った。
「これ、明日の科目にないけど?」
「……一年の時間割まで覚えてるんですか?」
「海斗の勉強を見てれば嫌でも覚える」
なるほど……。
「それは未履修分野のテスト対策です」
「中間考査の間に受けるって言ってたの、実行するの?」
「はい」
「マジでっ!? 俺、四教科ずつでも厳しいって言うのにっ」
海斗くんまでもが問題集に手を伸ばす。
「……翠、参考までに訊きたいんだけど、明日何教科受けるつもり?」
司先輩の表情が少し強張る。
「午前四教科の中間考査と、午後に八教科の予定です。でも、三時間しか取れないって先生に言われているので、実際には何教科終えられるかはわからないんですけど」
答えると、海斗くんが持っていた問題集をバサバサと落とした。
「え? 何? 中間考査のあと三時間で八教科っ!? それなんの話?」
「えっと……明日受けるテスト科目の話だったと思うんだけど……」
違ったかな……?
「それ、一教科二十二分の換算だけど?」
司先輩が驚いていた。
私は珍しいものを見られた気になっていた。
「先生にもそう言われました」
「マジでっ!?」
海斗くんの大声に、若干身を竦める。
「だめ、かな?」
すると、くつくつと笑う蒼兄の声が降ってきた。
「翠葉のことだ。どうせ理系を最初に持ってきてるんだろ?」
「それはもう……。最後に日本史と公民を入れてるから、問題を読む時間が取れなかったらアウトかな?」
「ま、やれるところまでやっておいで」
「うん」
「ちょっとタンマっ! 蒼樹さん、なんでそんなに普通なの?」
海斗くんが訊くと、
「だって俺の妹だから」
と、満面の笑みで答えた。
司先輩がようやく口を開き、
「……結果、大いに楽しみにしてるから」
と、客間を出ていった。
夕飯の席でも試験の話題は上がる。そして、私が受ける未履修分野のテストへも飛び火する。
「翠葉ちゃん、かなりチャレンジャーだね? 自信の程は?」
訊いてきたのは静さんだった。
「とりあえずは小手調べというか……。どちらにせよ九十点以上取らないとパスできないので……。嫌なものは早く終わらせたいんです」
肩を竦めて答えるも、隣に座っている湊先生からは「信じられない」という視線を注がれる。
「これで八教科パスしたら前代未聞よ?」
そんな言葉は見舞わないでください……。そもそもパスできると確信しているわけでも自信があるわけでもないのだ。
願わくば、
「これ以上プレッシャーをかけないでください……」
こんなことなら誰にも話さなければよかった……。
「じゃぁ、明日と明後日もいつもどおりお弁当が必要なのね?」
栞さんに確認され、
「あ、はい。言うのが遅くなってしまってごめんなさい」
「大丈夫よ。毎晩この食卓ですからね。食材は多めに買ってあるの」
そう言うと、明日のお弁当の下ごしらえをしにキッチンへと戻っていった。
ここ数日、六時から夕飯を食べ始め、八時ごろまではみんなで食べたり話したり、という日々を送っている。
みんな、このフロアのそれぞれの家に帰ってはいくのだけど、大人数でご飯を食べるということに慣れていない私は、集団合宿のような感覚に陥っていた。
それも、あと三日で終わる。
月曜日火曜日水曜日の試験が終われば、そのあとは全国模試に備えなければいけない。
どこまで行ってもテストが付きまとう。けれど、全国模試が終われば陸上競技大会というイベントが待っている。
嫌なことばかりじゃない。楽しみなことも待ってる。だから、今は目の前にあることをがんばろう……。
テスト当日――さすがにクラスで雑談をしている人はいない。
みんながみんなライバルであり、同士でもある。
緊張に満ちた空間だけれども、どうしてか、その緊張がとても質のいいものに思えた。
心臓が縮みあがりそうな緊張とは違い、自己の能力を発揮するのに適度な緊張というか……。
テストというものが自分を見定められるためのものではなく、自分の力を試すもの。みんながそう捉えているからこその「緊張感」な気がした。
これが「試合」というなら、「好戦的」という言葉がしっくりくる。
今日のテストはさほど気に病むものはない。
英語は苦手だけれど、オーラルコミュニケーションは半分がリスニングだからだ。
昔から、なぜか筆記よりもリスニングのほうが得意だった。
現国も数学も、見直す時間までしっかり取れたので、とんでもない思い違いをしていない限りはいい点数が取れるはず。
帰りのホームルームが始まる前に川岸先生に呼ばれた。
「午後のテストの件だが……。御園生、八教科って本当に大丈夫なのか? 刈谷先生から聞いてなんの話か一瞬わからなかったぞ」
「……スミマセン。でも、とりあえずはできるところまでやってみようかな、と……」
「ま、がんばれや。場所なんだが、職員室から近いというのもあって図書室になった。一時半スタートだから遅れるなよ」
「はい。ありがとうございます」
そのあと、短いホームルームが終わると桃華さんに声をかけられた。
「今日も海斗と帰るの?」
「ううん。今日は午後に未履修分野のテスト受けるから、午後からまたテスト」
「……ずいぶんとハードスケジュールね」
「んー……でも、早く終わらせたいの」
そんな話をしていると、前から海斗くんが話に加わる。
「翠葉、このあと三時間で八教科終わらせるつもりなんだぜ」
「ちょっ、海斗くん、言わないでっ! パスできるかもわからないんだからっ」
止めたときには遅かった。
周りにいるクラスメイトの目が点になっている。
「もう……秘密にしててほしかったのに……」
ブツブツ文句を口にすると、
「御園生、マジ?」
佐野くんが訊いてくる。
「……一応、本当。でも、小手調べみたいなものだから、ね?」
「とか言って……御園生はさらりとパスしそうだから怖ええ……」
「佐野くん……その人外を見るような目はちょっと……」
そういえば、いつも一番に騒ぐ飛鳥ちゃんがおとなしい。
隣の席に目をやると、死んだ魚の目をした飛鳥ちゃんがいた。漫画風に言うなら、口から魂が出ていっちゃってる感じ。
「飛鳥ちゃん、大丈夫?」
声をかけると、
「数学数学数学数学……やばいかもおおおおっっっ。七十点以下だったらどうしよう――」
頭を抱えてしまう始末だ。
「飛鳥っ、終わったことは仕方がないからな? 明日の科目だ、明日の科目っ!」
海斗くんが慣れたように宥める。
もしかしたら毎回のことなのかもしれない。
……私にとっての古典とか世界史かな?
思いながら、
「私、このあともテストだから、また明日ね」
と、珍しくみんなよりも先に教室を出た。
時刻はまだ十二時半。テストまでは一時間ある。
お弁当、どこで食べようかな。
テラスに出たけど誰もいなかった。
「それもそっか……。テスト期間中だものね」
天気も良かったことからテラスで食べることにした。
けれど、椅子に座って観念する。
「風、強すぎ……」
座ったままちょっと呆然としてしまう。
髪の毛がぐちゃぐちゃになるくらいの強い風。手で押さえても押さえてもキリがない。挙句の果てには口に入るは目に入るは、手がつけられない。
これで桜香苑なんて行ったらもっとひどい目にあっただろう。あそこには風を遮るものが何もないのだから。
そういえば、食堂は……?
後ろを振り向いて撃沈。
『テスト期間中につき休業』らしい。
途方に暮れていると、白衣が目に入った。
「翠葉ちゃん、久しぶり。……と言っても四日ぶりだけどね」
そこに立っていたのは秋斗さんだった。
5
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる