片恋SS~鎌田公一編~

葉野りるは

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プロローグ

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 俺はいつ、

 彼女を好きになったのだろう。

 そもそも、

 「恋」とはどこからを「恋」と呼ぶのか……。

 ただひとつわかるのは、

 一年以上会っていない人がこんなにも気になるのは、

「好きだから」ということ。

 気づけば俺は高校二年生になっていて、

 彼女は一年遅れで超進学校に入学したと噂で聞いた。

 何はともあれ、

 自分は「片思い中」だと思う。

 それも、

「高嶺の花」と言えるような女の子に――
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