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第21章 聖魔大戦編・悪魔姫の復讐
423話 私のモノ
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「っ!!」
「ひっ……」
むぅ、せっかく優しく微笑みかけてやったのに。
人の顔を見てなんて反応をするんだ、まったく。
強面なおっさんとかだったらわかるけど……私は超絶美少女だぞ!? 失礼なヤツな!!
『いやいや、この状況だからね。
漏れ出てる殺気もだけど、この光景を前にしていつも通りの無表情で次はお前達だって淡々と告げられたらねぇ』
「むっ」
煩いぞバカ邪神!
まぁ、長年の復讐対象を目の前にして、やぁっと復讐する時が来たワケだし。
うんうん! はしたないけど、ちょっと殺気が漏れ出ちゃうのは仕方ないのだよ!!
「最初は……」
「っ!!」
ふふっ、ガッツリ目が合っちゃった!
「い、いや! 来ないでっ!!」
まったく、私とアバズレ聖女との仲なんだし。
そんなに怖がらなくても良いのに。
「ふふっ」
まぁ、無理もないか~。
輪廻の呪縛で肉体も精神状態も死ぬごとにリセットされてたとは言え、その痛みと死の恐怖はしっかりと覚えるわけだし。
「まずは~」
長い髪は王侯貴族の女性にとっては重要なステータスなわけだし。
王侯貴族として、アルタイル王国の王妃として丁寧に時間と手間をかけて手入れされている髪を私の時と同じように肩口でバッサリと切り落としてやろう!
「きゃっ! 痛いっ!」
「リナっ!!」
「いやっ、離して!!」
「あはっ!」
取り乱し過ぎ。
何も首を叩き斬って殺そうってわけじゃ無いんだし、肩口でバッサリ切るだけなんだからそんなに騒がなくても良いのに。
「そこまでですっ!!」
「ん?」
せっかく良いところだったのに邪魔しないで欲しいんですけど?
「魔神レフィー。
確かに私達は貴女に敗北しました」
「アナスタシア、様……?」
「何をっ!!」
「なっ!?」
「っ!!」
「そんなっ!」
「クリス、バルトロ、パウロ、ヨハン、フィリ。
貴方達の認めたくない気持ちはわかります。
ですが、私達は魔神レフィーに敗れた、これは誰の目から見ても明らかな事実です」
まぁ、多対一の状況下で一方的に私に圧倒されて、目の前で人間共の蹂躙が行われてるのに誰一人として助ける事もできずに拘束されちゃってるわけだしな。
確かに誰が見てもクソ女神共の負けだけど……正直、意外だわ。
プライドだけは高い脳内お花畑なクソ女神の事だから、また意味不明な思考回路で変な理論を持ち出すかと思ってたのに。
さっきも私と戦っても勝機はないから敗北を認めて降伏するべきだ~とか、言ってたし。
なんかちょっと裏切られた気分なんですけど……
「っ……我らが、アナスタシア様にお仕えする側近たる熾天使である我らが悪魔風情に……!!」
うんうん、クソ女神はまともな事を言い出してるけど熾天使共は傲慢なバカのままで何より!
翼を潰されて、四肢を斬り落とされた上に拘束されてる状況でまだ私に敗北したって事実を受け入れてなかったんだから呆れを通り越して感心するわ。
「ですが……」
ですが?
ま、まさか……!
「私達にはあの方がついています。
確かに貴女は強い、それもこの世界の主神である私をだけではなく、世界でもトップクラスの強者である六英雄に五大熾天の皆も含めた11人を同時に相手取り圧倒する程に……
しかし! あの方がいる以上、これ以上は貴女の好きにはさせません!!」
ふぅ~、よかった。
やっぱりクソ女神はクソ女神だったみたいだな!
「私のあの方が……竜神たるファルニクス様が必ず、貴女を止めてくれるでしょう」
「……」
「どうやら魔神レフィー、貴女も竜神ファルニクス様の事は知っているようですね。
ふふふ、私のファルニクス様がもうすぐこの場にやって来ま……」
「ふふっ! あはっはっはっはっ!!」
そう言えば、前回の時は私がクソ女神をショウの身体から叩き出した直後に神能に至った事で気を失った私を保護するためにファルニクスが介入したらしいし。
クソ女神はまだ知らないのか。
ふむふむ、クソ女神の中では自分とファルニクスは相思相愛の恋人同士。
そんで、もうすぐ私の大好きなファルニクス様が助けに来てくれると……ふむ、この勘違いしてるバカに教えてやる!
「ファルニクス」
「呼びましたか? 私のレフィー」
「っ! ファルニクス様っ!!」
ふふっ、恋する乙女みたいに目を輝かせちゃって!
「やはり来てくれたのですね……申し訳ございません! 私が至らないばかりに、ファルニクス様のお手を煩わせる事になってしまって……!
ですが、このような状況で不謹慎ですが、お久しぶりにこうしてファルニクス様とお会いする事ができてとても嬉しく思いま……」
「アナスタシア、煩いですよ。
少し黙っていてくれませんか?」
「えっ……?」
ファルニクスの嫌悪感たっぷりな冷たい視線を向けられてアナスタシアの笑顔が凍りつくっ!!
「ファ、ファルニクス、様? な、何をおっしゃって」
「せっかくレフィーに呼ばれて意気揚々と出向いたと言うのに……」
「だ、だって! 私と、私とファルニクス様は、相思相愛の!」
「不愉快ですので、これ以上私の名を呼ばないでいただけますか?」
辛辣ぅ~っ!!
ファルニクスの言葉がクソ女神のボディーに突き刺さるっ!!
けどまぁ、うん、クソ女神がファルニクスに拒絶されるのを見てるのも面白いけど……何か面白くない。
「ファルニクス」
「レフィー? どうしましたか?」
「むぅ」
ファルニクスを呼んだのはそこのクソ女神じゃなくて、この私なのに!
今もファルニクスの服の裾を引っ張るまでクソ女神の事を睨んでたし……私を放置してクソ女神とばかり話しをするな!
ファルニクスを呼んだのはクソ女神の勘違いを正すためなんだからな!!
「ん!」
「っ……!!」
さぁ、早く私を抱っこするが良い!!
「わかりましたよ」
「あぁっ! レフィーお嬢様がファルニクス様に甘えて……う、羨ましいっ!!」
「ちょっ! シルヴィア様、落ち着いてください!!」
「ですが、ミーシャ!」
後ろが騒がしいけど今はそんな事はどうでもいい。
「アナスタシア。
ファルニクスは、お前のモノじゃ無い」
「何を……」
「ファルニクスは、私のモノ」
「っ!!」
「ひっ……」
むぅ、せっかく優しく微笑みかけてやったのに。
人の顔を見てなんて反応をするんだ、まったく。
強面なおっさんとかだったらわかるけど……私は超絶美少女だぞ!? 失礼なヤツな!!
『いやいや、この状況だからね。
漏れ出てる殺気もだけど、この光景を前にしていつも通りの無表情で次はお前達だって淡々と告げられたらねぇ』
「むっ」
煩いぞバカ邪神!
まぁ、長年の復讐対象を目の前にして、やぁっと復讐する時が来たワケだし。
うんうん! はしたないけど、ちょっと殺気が漏れ出ちゃうのは仕方ないのだよ!!
「最初は……」
「っ!!」
ふふっ、ガッツリ目が合っちゃった!
「い、いや! 来ないでっ!!」
まったく、私とアバズレ聖女との仲なんだし。
そんなに怖がらなくても良いのに。
「ふふっ」
まぁ、無理もないか~。
輪廻の呪縛で肉体も精神状態も死ぬごとにリセットされてたとは言え、その痛みと死の恐怖はしっかりと覚えるわけだし。
「まずは~」
長い髪は王侯貴族の女性にとっては重要なステータスなわけだし。
王侯貴族として、アルタイル王国の王妃として丁寧に時間と手間をかけて手入れされている髪を私の時と同じように肩口でバッサリと切り落としてやろう!
「きゃっ! 痛いっ!」
「リナっ!!」
「いやっ、離して!!」
「あはっ!」
取り乱し過ぎ。
何も首を叩き斬って殺そうってわけじゃ無いんだし、肩口でバッサリ切るだけなんだからそんなに騒がなくても良いのに。
「そこまでですっ!!」
「ん?」
せっかく良いところだったのに邪魔しないで欲しいんですけど?
「魔神レフィー。
確かに私達は貴女に敗北しました」
「アナスタシア、様……?」
「何をっ!!」
「なっ!?」
「っ!!」
「そんなっ!」
「クリス、バルトロ、パウロ、ヨハン、フィリ。
貴方達の認めたくない気持ちはわかります。
ですが、私達は魔神レフィーに敗れた、これは誰の目から見ても明らかな事実です」
まぁ、多対一の状況下で一方的に私に圧倒されて、目の前で人間共の蹂躙が行われてるのに誰一人として助ける事もできずに拘束されちゃってるわけだしな。
確かに誰が見てもクソ女神共の負けだけど……正直、意外だわ。
プライドだけは高い脳内お花畑なクソ女神の事だから、また意味不明な思考回路で変な理論を持ち出すかと思ってたのに。
さっきも私と戦っても勝機はないから敗北を認めて降伏するべきだ~とか、言ってたし。
なんかちょっと裏切られた気分なんですけど……
「っ……我らが、アナスタシア様にお仕えする側近たる熾天使である我らが悪魔風情に……!!」
うんうん、クソ女神はまともな事を言い出してるけど熾天使共は傲慢なバカのままで何より!
翼を潰されて、四肢を斬り落とされた上に拘束されてる状況でまだ私に敗北したって事実を受け入れてなかったんだから呆れを通り越して感心するわ。
「ですが……」
ですが?
ま、まさか……!
「私達にはあの方がついています。
確かに貴女は強い、それもこの世界の主神である私をだけではなく、世界でもトップクラスの強者である六英雄に五大熾天の皆も含めた11人を同時に相手取り圧倒する程に……
しかし! あの方がいる以上、これ以上は貴女の好きにはさせません!!」
ふぅ~、よかった。
やっぱりクソ女神はクソ女神だったみたいだな!
「私のあの方が……竜神たるファルニクス様が必ず、貴女を止めてくれるでしょう」
「……」
「どうやら魔神レフィー、貴女も竜神ファルニクス様の事は知っているようですね。
ふふふ、私のファルニクス様がもうすぐこの場にやって来ま……」
「ふふっ! あはっはっはっはっ!!」
そう言えば、前回の時は私がクソ女神をショウの身体から叩き出した直後に神能に至った事で気を失った私を保護するためにファルニクスが介入したらしいし。
クソ女神はまだ知らないのか。
ふむふむ、クソ女神の中では自分とファルニクスは相思相愛の恋人同士。
そんで、もうすぐ私の大好きなファルニクス様が助けに来てくれると……ふむ、この勘違いしてるバカに教えてやる!
「ファルニクス」
「呼びましたか? 私のレフィー」
「っ! ファルニクス様っ!!」
ふふっ、恋する乙女みたいに目を輝かせちゃって!
「やはり来てくれたのですね……申し訳ございません! 私が至らないばかりに、ファルニクス様のお手を煩わせる事になってしまって……!
ですが、このような状況で不謹慎ですが、お久しぶりにこうしてファルニクス様とお会いする事ができてとても嬉しく思いま……」
「アナスタシア、煩いですよ。
少し黙っていてくれませんか?」
「えっ……?」
ファルニクスの嫌悪感たっぷりな冷たい視線を向けられてアナスタシアの笑顔が凍りつくっ!!
「ファ、ファルニクス、様? な、何をおっしゃって」
「せっかくレフィーに呼ばれて意気揚々と出向いたと言うのに……」
「だ、だって! 私と、私とファルニクス様は、相思相愛の!」
「不愉快ですので、これ以上私の名を呼ばないでいただけますか?」
辛辣ぅ~っ!!
ファルニクスの言葉がクソ女神のボディーに突き刺さるっ!!
けどまぁ、うん、クソ女神がファルニクスに拒絶されるのを見てるのも面白いけど……何か面白くない。
「ファルニクス」
「レフィー? どうしましたか?」
「むぅ」
ファルニクスを呼んだのはそこのクソ女神じゃなくて、この私なのに!
今もファルニクスの服の裾を引っ張るまでクソ女神の事を睨んでたし……私を放置してクソ女神とばかり話しをするな!
ファルニクスを呼んだのはクソ女神の勘違いを正すためなんだからな!!
「ん!」
「っ……!!」
さぁ、早く私を抱っこするが良い!!
「わかりましたよ」
「あぁっ! レフィーお嬢様がファルニクス様に甘えて……う、羨ましいっ!!」
「ちょっ! シルヴィア様、落ち着いてください!!」
「ですが、ミーシャ!」
後ろが騒がしいけど今はそんな事はどうでもいい。
「アナスタシア。
ファルニクスは、お前のモノじゃ無い」
「何を……」
「ファルニクスは、私のモノ」
「っ!!」
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