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第20章 聖魔大戦編
353話 悪魔姫の軍勢
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「傾注! たった今、総司令部より情報が入った。
敵軍は数十名からなる少数部隊に分離し、広範囲での進軍を開始した!
上層部の読みでは……」
要塞の城壁の上から音声拡大魔法を用いて話す指揮官の言葉に周囲が騒つく。
まぁ確かに軍を少数の部隊に分けての行軍なんてバカなする事だし、皆んなの反応も当然のものだな。
「はぁ」
「おっ、溜め息なんてついてどうした?」
「いやな、実は今日は結婚記念日なんだよ。
本当なら今頃嫁と一緒にデートでもしてたハズなのに……」
確かにあの映像で見た敵の首魁。
魔神と呼ばれる魔王の1人にして悪魔を統べる王とか言うヤツとその側近だと思われる七魔公とやらはヤバイ。
ハッキリ言って俺たちみたいな一介の騎士や、冒険者に兵士をどれだけ集めても何の意味もないだろう。
アレは我らが英雄王であるノワール陛下を始めとする救世の六英雄の皆様のような英雄クラスの実力者じゃなきゃ対処できない化け物だ。
けど、それはあくまでも一部の化け物の話。
敵の全軍がそんな化け物なんて常識的に考えてあり得ない、あの化け物共は敵軍の中でも頂点に位置する強者だろう。
つまり、他の一兵卒が相手なら俺達みたいな一介の騎士や兵士でも相手ができる。
軍と軍の総力戦である以上、冒険者はともかく国に所属する俺みたいな騎士や兵士達が従軍させられるのはわかる。
わかるが……
「ははっ、そりゃあツイて無いな」
「全くだ。
敵は数十人からなる小隊なのに対して、俺達は総勢1万の一個師団だからな」
敵が少し前にあったグローリー王国、フラン帝国、アウストロ皇国からなる3カ国連合と悪魔王国との戦争で連合軍10万を殺戮したって言う敵首魁を始めとする一部の化け物ならともかく。
小隊単位で向かって来る事から敵は最小で一小隊の数十名。
まぁ、普通に考えたら数小隊で数百から多くても千程度と見積もってただでさえ10倍から数十倍以上も数で勝っている上に、敵軍はこの要塞を落とす必要がある攻城戦ときた。
「はぁ……」
「確か、あんたはアルタイル王国だったか?」
「あぁ、アルタイル王国所属のしがない騎士さ」
「よく言うぜ。
あの超大国で騎士団の小隊長をやってるくせによ」
「そう言うお前だって魔法都市連合王国の魔導士だろ?
あそこの魔導士は他の国だったら宮廷魔道士クラスだって聞いてるぞ?」
「まぁ、確かに魔法の実力じゃあ他国の連中には負けないつもりだぜ」
「ったく、調子に乗って死ぬなよ」
「当然だ。
まぁ、でもそう気を落とすなって。
臨時ボーナスも出るだろうし、軽くバカな敵を倒して嫁さんとデートでもして今日の穴埋めすりゃあ良いさ」
「それもそうだな」
まぁ尤も、この前回の魔王との戦争時に建造された要塞を少数で落とす事なんて不可能だろうし。
こっちは1万の軍勢だ、俺達の出番があるかどうかすら怪しいが。
「この前の速度で敵が進軍を進めるのならば、明日にはこの要塞に接敵する事になる。
敵の数は少ないとは言え決して油断はするな! 必ずや我らが敵を討ちっ……」
ん? 唐突に指揮官殿のありがたい演説の声が途切れて……
「は?」
「ふん、脆弱な愚か者め」
なんだ? あの黒い軍服に身を包んだ男は一体何処から……いや、それよも、あの男の足元に崩れ落ちたのは指揮官殿か?
周囲に飛び立ってるのは、血……
「おいおいおい!
しっかりしろ! ヤベェぞ! なんなんだよ、アイツはっ!!」
「っ! 助かった」
もう少しで、あの男から発せられる異様な圧に呑まれるところだった。
他の連中は取り乱してない……いや、違うか。
唐突すぎてまだ何が起こったのかを呑み込めて無いだけだな。
「まぁ、何にせよ助かった」
一瞬で司令官である師団長がやられたんだ、パニックに陥っても不思議じゃ無かった。
もしそうなってたら、この師団は何もできずに瓦解するところだったからな。
「全軍、取り乱すなっ!!
ヤツを全員で包囲しろ! この場で確実に仕留めるぞっ!!」
「ほう、この威圧に呑まれないか」
「貴様、何者だ?」
間違いなく敵の幹部クラス。
くそっ! これだけの化け物が現れるなんて本当に今日はツイてねぇ。
「おっと、これは失礼した。
私は悪魔王国軍が竜牙軍団所属のフィガロ、以後お見知り置きを」
「ふふふ、お見知り置きをって今から死んじゃう人間達に名乗っても仕方ないと思うよ?」
「っ!?」
「おや、ユリーナ。
キミも来たのか」
なんだ、あの少女は?
2人の様子から見るにあの男と同等? うそだろ、あの化け物クラスが2人も……
「もう、先に一人で行かないでよ」
「そうだぞ、我らの任務は全員でこの要塞を落とす事なんだからな」
次々と城壁の上に現れるヤツらは……
「き、貴様達は幹部クラスでは無いのか?」
「ん? 私達が幹部クラス?」
「残念だけど私達は普通の一般兵だよ?」
「そ、そんな、バカな……」
アレで……アレで一般兵だとっ!?
「じゃあ、愚かで脆弱な人間諸君。
我々、40名対キミ達での攻城戦を始めようか」
あんな化け物が40人。
冗談じゃない! アレは俺達レベルで勝てる相手じゃ無い。
「撤退だ」
「あぁ、全員で全方向に逃げれば多少は生き残れるかもしれねぇ」
「全軍! 直ちに撤退せよっ!!
生き残りたければ、全力で走れっ!!!」
「さぁ、せいぜい必死なって抗ってくれたまえ」
敵軍は数十名からなる少数部隊に分離し、広範囲での進軍を開始した!
上層部の読みでは……」
要塞の城壁の上から音声拡大魔法を用いて話す指揮官の言葉に周囲が騒つく。
まぁ確かに軍を少数の部隊に分けての行軍なんてバカなする事だし、皆んなの反応も当然のものだな。
「はぁ」
「おっ、溜め息なんてついてどうした?」
「いやな、実は今日は結婚記念日なんだよ。
本当なら今頃嫁と一緒にデートでもしてたハズなのに……」
確かにあの映像で見た敵の首魁。
魔神と呼ばれる魔王の1人にして悪魔を統べる王とか言うヤツとその側近だと思われる七魔公とやらはヤバイ。
ハッキリ言って俺たちみたいな一介の騎士や、冒険者に兵士をどれだけ集めても何の意味もないだろう。
アレは我らが英雄王であるノワール陛下を始めとする救世の六英雄の皆様のような英雄クラスの実力者じゃなきゃ対処できない化け物だ。
けど、それはあくまでも一部の化け物の話。
敵の全軍がそんな化け物なんて常識的に考えてあり得ない、あの化け物共は敵軍の中でも頂点に位置する強者だろう。
つまり、他の一兵卒が相手なら俺達みたいな一介の騎士や兵士でも相手ができる。
軍と軍の総力戦である以上、冒険者はともかく国に所属する俺みたいな騎士や兵士達が従軍させられるのはわかる。
わかるが……
「ははっ、そりゃあツイて無いな」
「全くだ。
敵は数十人からなる小隊なのに対して、俺達は総勢1万の一個師団だからな」
敵が少し前にあったグローリー王国、フラン帝国、アウストロ皇国からなる3カ国連合と悪魔王国との戦争で連合軍10万を殺戮したって言う敵首魁を始めとする一部の化け物ならともかく。
小隊単位で向かって来る事から敵は最小で一小隊の数十名。
まぁ、普通に考えたら数小隊で数百から多くても千程度と見積もってただでさえ10倍から数十倍以上も数で勝っている上に、敵軍はこの要塞を落とす必要がある攻城戦ときた。
「はぁ……」
「確か、あんたはアルタイル王国だったか?」
「あぁ、アルタイル王国所属のしがない騎士さ」
「よく言うぜ。
あの超大国で騎士団の小隊長をやってるくせによ」
「そう言うお前だって魔法都市連合王国の魔導士だろ?
あそこの魔導士は他の国だったら宮廷魔道士クラスだって聞いてるぞ?」
「まぁ、確かに魔法の実力じゃあ他国の連中には負けないつもりだぜ」
「ったく、調子に乗って死ぬなよ」
「当然だ。
まぁ、でもそう気を落とすなって。
臨時ボーナスも出るだろうし、軽くバカな敵を倒して嫁さんとデートでもして今日の穴埋めすりゃあ良いさ」
「それもそうだな」
まぁ尤も、この前回の魔王との戦争時に建造された要塞を少数で落とす事なんて不可能だろうし。
こっちは1万の軍勢だ、俺達の出番があるかどうかすら怪しいが。
「この前の速度で敵が進軍を進めるのならば、明日にはこの要塞に接敵する事になる。
敵の数は少ないとは言え決して油断はするな! 必ずや我らが敵を討ちっ……」
ん? 唐突に指揮官殿のありがたい演説の声が途切れて……
「は?」
「ふん、脆弱な愚か者め」
なんだ? あの黒い軍服に身を包んだ男は一体何処から……いや、それよも、あの男の足元に崩れ落ちたのは指揮官殿か?
周囲に飛び立ってるのは、血……
「おいおいおい!
しっかりしろ! ヤベェぞ! なんなんだよ、アイツはっ!!」
「っ! 助かった」
もう少しで、あの男から発せられる異様な圧に呑まれるところだった。
他の連中は取り乱してない……いや、違うか。
唐突すぎてまだ何が起こったのかを呑み込めて無いだけだな。
「まぁ、何にせよ助かった」
一瞬で司令官である師団長がやられたんだ、パニックに陥っても不思議じゃ無かった。
もしそうなってたら、この師団は何もできずに瓦解するところだったからな。
「全軍、取り乱すなっ!!
ヤツを全員で包囲しろ! この場で確実に仕留めるぞっ!!」
「ほう、この威圧に呑まれないか」
「貴様、何者だ?」
間違いなく敵の幹部クラス。
くそっ! これだけの化け物が現れるなんて本当に今日はツイてねぇ。
「おっと、これは失礼した。
私は悪魔王国軍が竜牙軍団所属のフィガロ、以後お見知り置きを」
「ふふふ、お見知り置きをって今から死んじゃう人間達に名乗っても仕方ないと思うよ?」
「っ!?」
「おや、ユリーナ。
キミも来たのか」
なんだ、あの少女は?
2人の様子から見るにあの男と同等? うそだろ、あの化け物クラスが2人も……
「もう、先に一人で行かないでよ」
「そうだぞ、我らの任務は全員でこの要塞を落とす事なんだからな」
次々と城壁の上に現れるヤツらは……
「き、貴様達は幹部クラスでは無いのか?」
「ん? 私達が幹部クラス?」
「残念だけど私達は普通の一般兵だよ?」
「そ、そんな、バカな……」
アレで……アレで一般兵だとっ!?
「じゃあ、愚かで脆弱な人間諸君。
我々、40名対キミ達での攻城戦を始めようか」
あんな化け物が40人。
冗談じゃない! アレは俺達レベルで勝てる相手じゃ無い。
「撤退だ」
「あぁ、全員で全方向に逃げれば多少は生き残れるかもしれねぇ」
「全軍! 直ちに撤退せよっ!!
生き残りたければ、全力で走れっ!!!」
「さぁ、せいぜい必死なって抗ってくれたまえ」
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