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第19章 聖魔大戦・序章編
330話 善人ぶるな
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「ふぅ~!」
転移と同時にふかふかなベッドにダイブっ!
あぁ、幸せ~。
今日は我ながら色々と頑張ったと思うし、疲れたからもうこのまま寝ちゃおうかな?
「お帰りなさいませ、レフィーお嬢様。
ですが……」
「あぁっ」
ふかふか、ぬくぬくの楽園がぁっ!
シ、シルヴィアめ! 常時寝室に展開してるはずの結界を何も無いみたいに当然のように突破しやがって……
いやまぁ、それはいつもの事だからもうこの際どうでも良い。
どうでも良いけど、私をベッド様から抱き上げて引き離すとは何事かっ!!
「むぅ」
「その様なお顔をされてもダメです。
お眠りになられる前に、まだ本日の後始末が残っております」
むっ、確かにクズ勇者共とかは隔離結界で隔離したままだけど……
「即座に攻め滅ぼす事も可能でしたが、時間をかけてジワジワと恐怖と絶望を与えたいとレフィーお嬢様がおしゃったのですよ?」
そ、それは……
『あはは、論破されちゃったね』
煩いぞ! バカ邪神め!!
「むぅ、わかった」
「ふふふ、流石はレフィーお嬢様です」
ふふん! もっと褒めるが良いっ!!
とまぁ、このまま皆んなの場所までシルヴィアに運んでもらうとして。
その間は……ふふっ、死の大地こと亡国アレス公国の様子でも見てよっと!
『がぁっ……ぐっぅ!』
ほほう。
流石は人類最強の一角、白の騎士団を率いるSランク冒険者リヒト!
付与者による記憶の付与にも耐えられるか。
けど……一切の遠慮のない、膨大な情報を押し付けるだけの記憶の付与。
リヒトですら膝を着いて身動きができなくなる程の激痛だ。
果たして常人に耐えられるのか? 耐えられるわけがないっ!
『ァァァァアッ!!』
『ギャァ! 頭が、アタマが割れるっ!!』
『いゃっ! こないで! こっちに来ないでっ!!』
『あはっ! アヒャッヒャッヒャッ!』
頭を押さえてのたうち回る者、自ら頭を地面に打ち付ける者、記憶情報の追体験で幻覚から逃げ惑う者、発狂して狂った笑いをあげる者。
まさに阿鼻叫喚の地獄絵図!!
「ふふっ」
私が受けた理不尽を、不条理を!
お前達が犯した罪を、憎しみを! その身を持って思い知れ!!
「お楽しみのところ申し訳ありませんが。
到着致しました」
「ん」
おぉー! これは壮観だわ。
眷属の皆んなに、七魔公の皆んなも大集合してる。
そんでもって、やっぱり場所は謁見の間なのね。
まぁ、確かに対外的に見せれる場所では謁見の間が一番見栄えが良いからわかるけど。
「っ……もう、この様な事はやめて下さい!」
ふむ。
熾天使ペトロ。
玉座の前で拘束されてるこの状況で、私に対して意見した度胸は誉めてやる。
けど、やめて下さい?
クズ共の私に対する仕打ち。
家族、仕えてくれた使用人、親友に至るまで私の大切な人達を皆殺しにして、私を冤罪で公開処刑した事は黙認してたくせに……
「いまさら善人ぶるな」
「っ……」
「始めたのはお前達。
被害者ぶるな」
さてと! 準備も整ったし。
ぶっちゃけ早く寝ちゃいたいから、とっとと始めましょうか!
転移と同時にふかふかなベッドにダイブっ!
あぁ、幸せ~。
今日は我ながら色々と頑張ったと思うし、疲れたからもうこのまま寝ちゃおうかな?
「お帰りなさいませ、レフィーお嬢様。
ですが……」
「あぁっ」
ふかふか、ぬくぬくの楽園がぁっ!
シ、シルヴィアめ! 常時寝室に展開してるはずの結界を何も無いみたいに当然のように突破しやがって……
いやまぁ、それはいつもの事だからもうこの際どうでも良い。
どうでも良いけど、私をベッド様から抱き上げて引き離すとは何事かっ!!
「むぅ」
「その様なお顔をされてもダメです。
お眠りになられる前に、まだ本日の後始末が残っております」
むっ、確かにクズ勇者共とかは隔離結界で隔離したままだけど……
「即座に攻め滅ぼす事も可能でしたが、時間をかけてジワジワと恐怖と絶望を与えたいとレフィーお嬢様がおしゃったのですよ?」
そ、それは……
『あはは、論破されちゃったね』
煩いぞ! バカ邪神め!!
「むぅ、わかった」
「ふふふ、流石はレフィーお嬢様です」
ふふん! もっと褒めるが良いっ!!
とまぁ、このまま皆んなの場所までシルヴィアに運んでもらうとして。
その間は……ふふっ、死の大地こと亡国アレス公国の様子でも見てよっと!
『がぁっ……ぐっぅ!』
ほほう。
流石は人類最強の一角、白の騎士団を率いるSランク冒険者リヒト!
付与者による記憶の付与にも耐えられるか。
けど……一切の遠慮のない、膨大な情報を押し付けるだけの記憶の付与。
リヒトですら膝を着いて身動きができなくなる程の激痛だ。
果たして常人に耐えられるのか? 耐えられるわけがないっ!
『ァァァァアッ!!』
『ギャァ! 頭が、アタマが割れるっ!!』
『いゃっ! こないで! こっちに来ないでっ!!』
『あはっ! アヒャッヒャッヒャッ!』
頭を押さえてのたうち回る者、自ら頭を地面に打ち付ける者、記憶情報の追体験で幻覚から逃げ惑う者、発狂して狂った笑いをあげる者。
まさに阿鼻叫喚の地獄絵図!!
「ふふっ」
私が受けた理不尽を、不条理を!
お前達が犯した罪を、憎しみを! その身を持って思い知れ!!
「お楽しみのところ申し訳ありませんが。
到着致しました」
「ん」
おぉー! これは壮観だわ。
眷属の皆んなに、七魔公の皆んなも大集合してる。
そんでもって、やっぱり場所は謁見の間なのね。
まぁ、確かに対外的に見せれる場所では謁見の間が一番見栄えが良いからわかるけど。
「っ……もう、この様な事はやめて下さい!」
ふむ。
熾天使ペトロ。
玉座の前で拘束されてるこの状況で、私に対して意見した度胸は誉めてやる。
けど、やめて下さい?
クズ共の私に対する仕打ち。
家族、仕えてくれた使用人、親友に至るまで私の大切な人達を皆殺しにして、私を冤罪で公開処刑した事は黙認してたくせに……
「いまさら善人ぶるな」
「っ……」
「始めたのはお前達。
被害者ぶるな」
さてと! 準備も整ったし。
ぶっちゃけ早く寝ちゃいたいから、とっとと始めましょうか!
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