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第17章 聖魔大戦・宣戦布告編
308話 宣戦布告
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「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」
あはははっ! 私の顔を見てやぁっと、私が誰なのかを理解したか。
全員して愕然と目を見開いて、唖然と口を開いてマヌケな顔を晒して!
ふふふ、驚きで声も出ないようだな!
「魔神、レフィー……ぇっ、う、うそ……」
あぁ~、その顔!
愕然とマヌケな顔を晒して、現実を呑み込んでサァっと青褪めていく。
その顔が見たかった!!
「なんで? ど、どうして……!」
「どうして?
お前の……お前達のせい」
「っ!!」
そう、今の状況を作り出したの全部ここにいるお前達。
まぁ、他にも賛同して動いてたゴミ屑共は、それこそこの国の貴族とか以外にも他国の王侯貴族とかまだまだ大勢にいるけど……
「悪魔族がこの世界に誕生したのも。
3カ国連合との戦争で10万人以上が死んだのも。
グローリー王国、フラン帝国、アウストロ皇国の3カ国が滅亡したのも。
私を含めて六柱の魔王が誕生したのも」
その他諸々!
「全部、お前達のせい」
「「「「「「「「っ……!」」」」」」」」
「っ、そんな、まさか……こんな事って……」
ふふっ、あはっ! あははははっ!!
いいね、いいね! その自分達が何をやらかしたのかを理解して血の気が引いた青い顔!!
ふふっ、そんな顔をしちゃったらダメじゃん。
ビッシリと顔全体に後ろめたい事があるって書いちゃってるし!
これじゃあ今更、あとから否定したところでそれをすんなりと信じるヤツはいない。
何せ今もそのめっちゃ青褪めちゃってる顔を大陸中に生中継されてるわけだし!
あははっ! いい気味だわ。
もっと墓穴を掘れ! そんでもって、そのマヌケな面を大陸中に晒すがいいっ!!
「ノア……」
「確かに、これは驚きだね。
まさか、悪魔の女王が純白の翼を広げるとは……流石に想定外だったよ」
……は?
翼? 何言ってんのコイツ……
「だけど、やっぱり貴女に会ったのはこれが初めてだよ。
美しき可憐な悪魔の女王様」
キモっ!!
うっわ、鳥肌が立って寒気がしたんですけど。
えっ、と言うか何? まさかコイツ、私の事に気付いて無いの?
いやいやいや、無いわー。
それは流石に無いわ。
いくら脳内お花畑のクズ野郎とはいえ、私の素顔を見て私が誰か気付かないなんて事あり得る?
仮にも6歳の時から10年間近く婚約者だったし。
何より、自分の大切な聖女様を殺そうとしたって思い込んで冤罪なのに家族諸共皆殺しにして、公開処刑までした憎き相手だぞ。
確かに金髪碧眼だった公爵令嬢時代と比べて、今の髪色は白銀で瞳の色も紫だけどさ。
アバズレ聖女ですら気付いてるのに……普通、そんな人の顔を忘れるかっ!?
「ノア、あの悪魔は……いえ、あの女はっ……」
「リナ、彼女がどうかしたの?」
煩いぞ、喚くなアバズレ聖女。
お前の声を聞くと虫唾が走る。
「勇者ノアール」
「ん? 何かな、麗しの姫君」
っ……気持ち悪っ! ついうっかり反射的に消し飛ばしちゃいそうになったわ!
お、落ち着かなければ。
「私の顔に見覚えは?」
「貴女の顔に見覚え……?」
「そう、よく見ろ」
「ふむ……貴女の顔、ね……」
よく見ろ、とは言ったけど……あぁ、鳥肌と悪寒が止まらない。
頑張れ私! 私ならできる!!
いくら生理的に無理でも我慢、ここは我慢だ! ふぅ……
「……っ!? その顔は!!
た、確かに色彩は違うが……それにレフィーだと?
いや、でもそんな事が……!?」
あぁ、やっと……やぁっと、気がついたか。
いつまでも凝視しやがって、気持ち悪いんだよ! こっち見んなクズ野郎が!!
「ノアも気付いた?」
「あ、ああ、でもこんな事が……あの女は死んで神によって浄化されたハズ」
残念!
お前らは聖炎祭とか言って騒いでるけど。
神聖な白き炎によって私が浄化されたとか思ってるのは単なる勘違いに過ぎない。
「何故かはわからないけど、確かに彼女の面影が……」
「貴女は……お前はまさか……」
「ふふっ、ふふふ……あはっはっはっ!
そう! 私は6年前にお前達に嵌められ、貶められ、冤罪で家族諸共殺された哀れな元公爵令嬢」
「っ!!」
「冤罪、貴様は何を……」
「〝煩い〟」
「っ!?」
あははっ! マヌケ!!
クズ勇者のなんの根拠も証拠もない、思い込みだけの妄想を一々聞いてやるつもりはない。
「わかった?
どうして、悪魔族が6年前にとある無実の罪で殺された少女の怨念で誕生した種族なのか」
「……っ!」
「っ……」
「それは、原初の悪魔たる私自身が、その冤罪で殺された元公爵令嬢だから。
だから言った、全部お前達のせい」
「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」
さてと、再会の挨拶も済んだ事だし。
そろそろ、この生放送での宣戦布告も終わらせるとしよう!
「これは、私からお前達への。
当時、私を貶めて、辱めて、大切な人達を皆殺しにした。
そして、冤罪で公開処刑される私を嘲笑った愚かで醜い全ての人間共。
お前達への復讐」
さぁ! 私の力を、私の怒りを、私の憎悪を! その脳裏に焼き付けろ! その身に刻みつけろ!!
「アルタイル王国と、六英雄を主柱とする連合国全てに対し……六魔王が一柱、悪魔王国が女王、魔神レフィーの名に於いて宣戦布告する」
私の背後に控えてるフィルとアリーを結界で守って。
「さぁ! 恐怖しろ、泣き叫べ、絶望しろ。
自らの犯した罪の深さを思い知れ!」
バサっと翼を広げて、抑えていた魔素を解き放つ!
「そして……ふふっ、せいぜい抗って私を楽しませろ」
2人と一緒に転移すると同時に、私の魔素に耐えきれなくなったアルタイル王国の象徴である王城が……轟音を立てながら崩壊した。
あはははっ! 私の顔を見てやぁっと、私が誰なのかを理解したか。
全員して愕然と目を見開いて、唖然と口を開いてマヌケな顔を晒して!
ふふふ、驚きで声も出ないようだな!
「魔神、レフィー……ぇっ、う、うそ……」
あぁ~、その顔!
愕然とマヌケな顔を晒して、現実を呑み込んでサァっと青褪めていく。
その顔が見たかった!!
「なんで? ど、どうして……!」
「どうして?
お前の……お前達のせい」
「っ!!」
そう、今の状況を作り出したの全部ここにいるお前達。
まぁ、他にも賛同して動いてたゴミ屑共は、それこそこの国の貴族とか以外にも他国の王侯貴族とかまだまだ大勢にいるけど……
「悪魔族がこの世界に誕生したのも。
3カ国連合との戦争で10万人以上が死んだのも。
グローリー王国、フラン帝国、アウストロ皇国の3カ国が滅亡したのも。
私を含めて六柱の魔王が誕生したのも」
その他諸々!
「全部、お前達のせい」
「「「「「「「「っ……!」」」」」」」」
「っ、そんな、まさか……こんな事って……」
ふふっ、あはっ! あははははっ!!
いいね、いいね! その自分達が何をやらかしたのかを理解して血の気が引いた青い顔!!
ふふっ、そんな顔をしちゃったらダメじゃん。
ビッシリと顔全体に後ろめたい事があるって書いちゃってるし!
これじゃあ今更、あとから否定したところでそれをすんなりと信じるヤツはいない。
何せ今もそのめっちゃ青褪めちゃってる顔を大陸中に生中継されてるわけだし!
あははっ! いい気味だわ。
もっと墓穴を掘れ! そんでもって、そのマヌケな面を大陸中に晒すがいいっ!!
「ノア……」
「確かに、これは驚きだね。
まさか、悪魔の女王が純白の翼を広げるとは……流石に想定外だったよ」
……は?
翼? 何言ってんのコイツ……
「だけど、やっぱり貴女に会ったのはこれが初めてだよ。
美しき可憐な悪魔の女王様」
キモっ!!
うっわ、鳥肌が立って寒気がしたんですけど。
えっ、と言うか何? まさかコイツ、私の事に気付いて無いの?
いやいやいや、無いわー。
それは流石に無いわ。
いくら脳内お花畑のクズ野郎とはいえ、私の素顔を見て私が誰か気付かないなんて事あり得る?
仮にも6歳の時から10年間近く婚約者だったし。
何より、自分の大切な聖女様を殺そうとしたって思い込んで冤罪なのに家族諸共皆殺しにして、公開処刑までした憎き相手だぞ。
確かに金髪碧眼だった公爵令嬢時代と比べて、今の髪色は白銀で瞳の色も紫だけどさ。
アバズレ聖女ですら気付いてるのに……普通、そんな人の顔を忘れるかっ!?
「ノア、あの悪魔は……いえ、あの女はっ……」
「リナ、彼女がどうかしたの?」
煩いぞ、喚くなアバズレ聖女。
お前の声を聞くと虫唾が走る。
「勇者ノアール」
「ん? 何かな、麗しの姫君」
っ……気持ち悪っ! ついうっかり反射的に消し飛ばしちゃいそうになったわ!
お、落ち着かなければ。
「私の顔に見覚えは?」
「貴女の顔に見覚え……?」
「そう、よく見ろ」
「ふむ……貴女の顔、ね……」
よく見ろ、とは言ったけど……あぁ、鳥肌と悪寒が止まらない。
頑張れ私! 私ならできる!!
いくら生理的に無理でも我慢、ここは我慢だ! ふぅ……
「……っ!? その顔は!!
た、確かに色彩は違うが……それにレフィーだと?
いや、でもそんな事が……!?」
あぁ、やっと……やぁっと、気がついたか。
いつまでも凝視しやがって、気持ち悪いんだよ! こっち見んなクズ野郎が!!
「ノアも気付いた?」
「あ、ああ、でもこんな事が……あの女は死んで神によって浄化されたハズ」
残念!
お前らは聖炎祭とか言って騒いでるけど。
神聖な白き炎によって私が浄化されたとか思ってるのは単なる勘違いに過ぎない。
「何故かはわからないけど、確かに彼女の面影が……」
「貴女は……お前はまさか……」
「ふふっ、ふふふ……あはっはっはっ!
そう! 私は6年前にお前達に嵌められ、貶められ、冤罪で家族諸共殺された哀れな元公爵令嬢」
「っ!!」
「冤罪、貴様は何を……」
「〝煩い〟」
「っ!?」
あははっ! マヌケ!!
クズ勇者のなんの根拠も証拠もない、思い込みだけの妄想を一々聞いてやるつもりはない。
「わかった?
どうして、悪魔族が6年前にとある無実の罪で殺された少女の怨念で誕生した種族なのか」
「……っ!」
「っ……」
「それは、原初の悪魔たる私自身が、その冤罪で殺された元公爵令嬢だから。
だから言った、全部お前達のせい」
「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」
さてと、再会の挨拶も済んだ事だし。
そろそろ、この生放送での宣戦布告も終わらせるとしよう!
「これは、私からお前達への。
当時、私を貶めて、辱めて、大切な人達を皆殺しにした。
そして、冤罪で公開処刑される私を嘲笑った愚かで醜い全ての人間共。
お前達への復讐」
さぁ! 私の力を、私の怒りを、私の憎悪を! その脳裏に焼き付けろ! その身に刻みつけろ!!
「アルタイル王国と、六英雄を主柱とする連合国全てに対し……六魔王が一柱、悪魔王国が女王、魔神レフィーの名に於いて宣戦布告する」
私の背後に控えてるフィルとアリーを結界で守って。
「さぁ! 恐怖しろ、泣き叫べ、絶望しろ。
自らの犯した罪の深さを思い知れ!」
バサっと翼を広げて、抑えていた魔素を解き放つ!
「そして……ふふっ、せいぜい抗って私を楽しませろ」
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