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第12章 悪魔姫の復讐・教皇編
225話 ざまぁみろ!!
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いかにも普通の町娘って風貌の少女が漆黒の魔刀を振り上げ……
『やぁっ!』
そんな声と共に身動きの取れないクリス目掛けて振り下ろす!
まぁ、当然ながら構えも、振りも素人丸出。
技術も何も無くただ力一杯に刀を振り下ろしてるだけ。
クリスでなくても、多少武道を嗜んだ事のある者なら防ぐなり、かわすなり簡単に対処できるだろう一振り。
しかし! そんな一撃であろうとも身動きの取れないクリスには防ぐ事も、かわす事も出来ずに魔刀がクリスの左肩に直撃!!
『がぁっ!!』
クリスの絶叫が鳴り響く!!
『こ、これで大丈夫なのでしょうか?』
『あぁ、問題ないさ』
『よ、よかったぁ~!』
俯き不安気に呟く町娘に、クリスの傍に控えていたガスターが安心させるように微笑みを浮かべながら頷く。
すると、影が差していた町娘の顔にパァ~っ華やぎ、心の底からの安堵が浮かぶ。
「これを絶叫してるクリスをガッツリ無視してるってのが人間が人間たる所以、かな?」
ふっ、決まったな。
今の言葉はきっと魔神の残した名言として教科書とかに載って後世に語り継がれる事になる!
『ならないと思うよ?
だって誰も聞いてる人がいないし』
「……」
う、うるさいな。
そんな事はわかってて言ってんの!
ちょっとふざけただけなのに、この冗談が通じないとか本当に無いわー。
「と、とりあえず続きを観なきゃ」
『……』
何か邪神の視線? と言うか何か言いたげな空気を感じる気がするけど……気にしたら負けだ!
気にしない、気にしない! うん、きっとただの気のせいだし!!
『ハァ、ハァ……』
『よし、次の者、前へ』
『は、はい!』
服も、髪も肌に張り付く程に全身から脂汗を大量に流し。
肩で息をしながら、キツく噛み締めた口の端が切れて血を滴らせるクリスを誰も顧みる事なく。
町娘は任務を達成した事に安堵の笑みを浮かべて、胸を撫で下ろしながら立ち去り。
聖騎士はクリスの前にズラリと並ぶ順番待ちの列に声を掛け、順番待ちをしていた次の女性は緊張しながらも意気込んで返事を返す。
誰もクリスの様子なんて気にもしない。
いや、気にはしてるかも知れないけど誰もが努めて気にしないようにしてる。
自分が助かるために……
「ふふふっ! これぞ、醜い人間の性! 人間共の本性!!」
まっ、本当はもうちょっと醜い人間共の姿を観ていたいけど……クリスの前にできてるあの長蛇の列。
全員分を観てたら何日かかるかわかったもんじゃないし。
「よし! そろそろ行くか!!」
コレは断じて、この気まずい感じの空気から逃げるわけじゃない!
コレは時間的に、物理的に致し方ない事なのだ!!
はい! てなわけでクリスの頭上に転移してっと。
「ふふふ」
「「っ!?」」
ほほう、流石は冒険王に大賢者。
転移とほぼ同時に私の事に気付いたみたいだな。
まっ、ガスターとマリアナはとりあえず無視して、とりあえずは……
「図が高い〝跪け〟」
「「「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」」」
うんうん、コレでよし!
私の事に気付いて唖然と見上げていた者も、私の事に気付かずにいた者達も関係無く!
この場にいる全員を跪かせる!!
「飽きた」
「は?」
「え?」
ほほう、流石は六英雄。
跪けとしか命令してないとは言え、この私の神々しくすらある威厳ある姿を前にして、言葉を発するどころか、マヌケな顔で私を見上げる事が出来るとは。
「飽きたって、言った」
ぶっちゃけ、さっきからずっと同じ事の繰り返しだし。
最初のうちは確かに面白かったけど、流石にこう何度も同じ光景を見てると飽きてきちゃったんだよね。
「っ、貴様、よくも……」
こっちを睨んでくる狂信者はとりあえず無視!
神々しい魔神としてのイメージを崩さないためにも。
そして何より! 慣れたとは言え大勢に視線を向けられるのは好きじゃないし、この衆人環視の中でクリスの相手をするのはよろしくない。
『悪魔ちゃんって、目立ちがり屋なのか、そうじゃ無いのかハッキリしないよね』
黙っとれ!
まずはこの人間共にご退場願おう。
「喜べ、愚かで醜い人間共。
お前達は任務を達成した」
はい、言う事は言ったし、この広場にいる人間共を広場の外まで強制転移させて見られないように隔離結界で分断!
これでこの場にいるのは私を含めてクリスとガスター、マリアナの4人のみ!!
「さて……」
ふ~ん、アレだけ人間共に殴られて蹴られ、暴行を受けたのにまだ絶望はしてないか。
「貴様……こんな事が許されると思っているのか!?
この卑劣な悪魔め! 今すぐガスターとマリアナを始め、洗脳した人々を解放しろ!!」
あぁ、なるほどね。
さっきまでのは私が人間共を洗脳して操ってるって思ってるわけか。
本当、これだから狂信者は……
「ふふ、私は何もしていない。
さっきまでのは人間共、本人の意思」
「ふん! この私にそのような虚言が通用すると思うなよ?
洗脳させて操られでもしなければ、誰が卑劣な悪魔如きの言葉など聞くものか。
我らは女神アナスタシア様に愛されし種族だぞ!!」
「「「……」」」
いや、だから何だよ。
私だけじゃ無くて、ガスターとマリアナまでちょっと引いてるし。
コイツの言いたい事はわかるけど、流石に支離滅裂すぎるわ。
まぁ、でもコイツは全てを脳内で自分の信じたい事に変換して信じ込むって言う迷惑極まりない特殊技能を持ってる狂信者だしな。
まともに話が通じないのは分かりきっていた事! よし、狂信者の妄言は無視して話を進めよう。
「ふふふ、お前達には罰を与える。
ガスターからは妹、マリアナからは魔法。
一番大切なモノを奪った」
「「っ……」」
ふふっ! この深い後悔に歪んだ顔!!
私が与えた罰は結構良い仕事をしてるみたいで何よりだわ!
「は! 何を言い出すかと思えば。
ははは、愚か者め墓穴を掘ったな! こうして現にマリアナは魔法を使っている!
所詮、貴様の言葉など全て卑劣な虚言に過ぎない事が証明された!!」
一時的に魔法を使えるようにしてるだけ何だけど……まぁ良いや。
狂信者には狂信者らしく! 相応しい罰をくれてやる!!
「〝黙れ〟」
「っ!」
「〝平伏せ〟」
「っ──!?」
ふぅ~、やっぱり一回はこうして頭を踏みつけないと!
ちょっと力が入って地面が陥没したけど……まぁ、クリスは防御特化で防御力は高いし問題ないだろ。
「あはっ! 簡単に殺して、死んで逃げるなんて許さない。
心の底から絶望し、後悔しろ……付与者」
「ぐっ……い、一体何をした……」
頭を踏みつけられても、横目で私を睨みつけた事は褒めてやる。
が、しかし! ふっふっふ~、ガスターとマリアナへの復讐を通して私は学んだのだ。
例えこうして頭を踏みつけた状態で見上げられても……私の下着は絶対に見えない!!
ふふん! バーカ、バーカ! 残念だったな!!
『悪魔ちゃん』
おっと、危ない思わず自画自賛しちゃった。
さてと、一体何をしたのか?
「お前には今後一切、アナスタシアを信仰する事を赦さない」
「……は?」
「これから死ぬまで、魔神たるこの私の事を神として崇め、敬い、信仰しろ。
もしコレらを破った場合は……」
「ふ、ふざけるな!
女神アナスタシア様では無く、卑劣な貴様を信仰……ぎゃがぁぁぁあっ!!!?」
あ~あ、私を睨みつけたりするから。
「ぐ、ぅ……」
「呪いがお前の身体を、魂を蝕む。
そして、その呪いがお前の魂を完全に染め上げたとき……呪いは祝福となってお前は悪魔に転生する」
つまり! クリスが絶叫する激痛はただの副作用に過ぎない。
魂と肉体を無理矢理、呪いで縛って作り替えてるわけだから筆舌に尽くし難いほどの激痛と苦痛を伴うのは当然!!
「そ、そんな……」
「あははっ! ねぇ、どんな気分?
今まで卑劣な存在だと言い続けてきた悪魔を信仰しないとダメな気分は?
呪いが進めば悪魔になる気分は?
自分が人間であるために、さっきの人間共みたいに自分からアナスタシアを裏切る気分は!?」
「嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!
こんな事は全部嘘に決まっているっ! 私は騙されないぞ! この卑劣な悪まぁ、ぁぁあっがぁっ!!?」
「あはっ! あはははっ!!
コレがお前に与える罰!」
狂信者たるクリスの一番大切なもの。
信仰そのものを奪ってやる!!
「ほら、魂が黒く染まっていく」
「イヤだ! 嘘だ……どうか私をお救い下さい! 女神アナスタシァっ、ぎゃぁぁぁあっ!!!」
「ふふふ! ざまぁみろ!!」
『やぁっ!』
そんな声と共に身動きの取れないクリス目掛けて振り下ろす!
まぁ、当然ながら構えも、振りも素人丸出。
技術も何も無くただ力一杯に刀を振り下ろしてるだけ。
クリスでなくても、多少武道を嗜んだ事のある者なら防ぐなり、かわすなり簡単に対処できるだろう一振り。
しかし! そんな一撃であろうとも身動きの取れないクリスには防ぐ事も、かわす事も出来ずに魔刀がクリスの左肩に直撃!!
『がぁっ!!』
クリスの絶叫が鳴り響く!!
『こ、これで大丈夫なのでしょうか?』
『あぁ、問題ないさ』
『よ、よかったぁ~!』
俯き不安気に呟く町娘に、クリスの傍に控えていたガスターが安心させるように微笑みを浮かべながら頷く。
すると、影が差していた町娘の顔にパァ~っ華やぎ、心の底からの安堵が浮かぶ。
「これを絶叫してるクリスをガッツリ無視してるってのが人間が人間たる所以、かな?」
ふっ、決まったな。
今の言葉はきっと魔神の残した名言として教科書とかに載って後世に語り継がれる事になる!
『ならないと思うよ?
だって誰も聞いてる人がいないし』
「……」
う、うるさいな。
そんな事はわかってて言ってんの!
ちょっとふざけただけなのに、この冗談が通じないとか本当に無いわー。
「と、とりあえず続きを観なきゃ」
『……』
何か邪神の視線? と言うか何か言いたげな空気を感じる気がするけど……気にしたら負けだ!
気にしない、気にしない! うん、きっとただの気のせいだし!!
『ハァ、ハァ……』
『よし、次の者、前へ』
『は、はい!』
服も、髪も肌に張り付く程に全身から脂汗を大量に流し。
肩で息をしながら、キツく噛み締めた口の端が切れて血を滴らせるクリスを誰も顧みる事なく。
町娘は任務を達成した事に安堵の笑みを浮かべて、胸を撫で下ろしながら立ち去り。
聖騎士はクリスの前にズラリと並ぶ順番待ちの列に声を掛け、順番待ちをしていた次の女性は緊張しながらも意気込んで返事を返す。
誰もクリスの様子なんて気にもしない。
いや、気にはしてるかも知れないけど誰もが努めて気にしないようにしてる。
自分が助かるために……
「ふふふっ! これぞ、醜い人間の性! 人間共の本性!!」
まっ、本当はもうちょっと醜い人間共の姿を観ていたいけど……クリスの前にできてるあの長蛇の列。
全員分を観てたら何日かかるかわかったもんじゃないし。
「よし! そろそろ行くか!!」
コレは断じて、この気まずい感じの空気から逃げるわけじゃない!
コレは時間的に、物理的に致し方ない事なのだ!!
はい! てなわけでクリスの頭上に転移してっと。
「ふふふ」
「「っ!?」」
ほほう、流石は冒険王に大賢者。
転移とほぼ同時に私の事に気付いたみたいだな。
まっ、ガスターとマリアナはとりあえず無視して、とりあえずは……
「図が高い〝跪け〟」
「「「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」」」
うんうん、コレでよし!
私の事に気付いて唖然と見上げていた者も、私の事に気付かずにいた者達も関係無く!
この場にいる全員を跪かせる!!
「飽きた」
「は?」
「え?」
ほほう、流石は六英雄。
跪けとしか命令してないとは言え、この私の神々しくすらある威厳ある姿を前にして、言葉を発するどころか、マヌケな顔で私を見上げる事が出来るとは。
「飽きたって、言った」
ぶっちゃけ、さっきからずっと同じ事の繰り返しだし。
最初のうちは確かに面白かったけど、流石にこう何度も同じ光景を見てると飽きてきちゃったんだよね。
「っ、貴様、よくも……」
こっちを睨んでくる狂信者はとりあえず無視!
神々しい魔神としてのイメージを崩さないためにも。
そして何より! 慣れたとは言え大勢に視線を向けられるのは好きじゃないし、この衆人環視の中でクリスの相手をするのはよろしくない。
『悪魔ちゃんって、目立ちがり屋なのか、そうじゃ無いのかハッキリしないよね』
黙っとれ!
まずはこの人間共にご退場願おう。
「喜べ、愚かで醜い人間共。
お前達は任務を達成した」
はい、言う事は言ったし、この広場にいる人間共を広場の外まで強制転移させて見られないように隔離結界で分断!
これでこの場にいるのは私を含めてクリスとガスター、マリアナの4人のみ!!
「さて……」
ふ~ん、アレだけ人間共に殴られて蹴られ、暴行を受けたのにまだ絶望はしてないか。
「貴様……こんな事が許されると思っているのか!?
この卑劣な悪魔め! 今すぐガスターとマリアナを始め、洗脳した人々を解放しろ!!」
あぁ、なるほどね。
さっきまでのは私が人間共を洗脳して操ってるって思ってるわけか。
本当、これだから狂信者は……
「ふふ、私は何もしていない。
さっきまでのは人間共、本人の意思」
「ふん! この私にそのような虚言が通用すると思うなよ?
洗脳させて操られでもしなければ、誰が卑劣な悪魔如きの言葉など聞くものか。
我らは女神アナスタシア様に愛されし種族だぞ!!」
「「「……」」」
いや、だから何だよ。
私だけじゃ無くて、ガスターとマリアナまでちょっと引いてるし。
コイツの言いたい事はわかるけど、流石に支離滅裂すぎるわ。
まぁ、でもコイツは全てを脳内で自分の信じたい事に変換して信じ込むって言う迷惑極まりない特殊技能を持ってる狂信者だしな。
まともに話が通じないのは分かりきっていた事! よし、狂信者の妄言は無視して話を進めよう。
「ふふふ、お前達には罰を与える。
ガスターからは妹、マリアナからは魔法。
一番大切なモノを奪った」
「「っ……」」
ふふっ! この深い後悔に歪んだ顔!!
私が与えた罰は結構良い仕事をしてるみたいで何よりだわ!
「は! 何を言い出すかと思えば。
ははは、愚か者め墓穴を掘ったな! こうして現にマリアナは魔法を使っている!
所詮、貴様の言葉など全て卑劣な虚言に過ぎない事が証明された!!」
一時的に魔法を使えるようにしてるだけ何だけど……まぁ良いや。
狂信者には狂信者らしく! 相応しい罰をくれてやる!!
「〝黙れ〟」
「っ!」
「〝平伏せ〟」
「っ──!?」
ふぅ~、やっぱり一回はこうして頭を踏みつけないと!
ちょっと力が入って地面が陥没したけど……まぁ、クリスは防御特化で防御力は高いし問題ないだろ。
「あはっ! 簡単に殺して、死んで逃げるなんて許さない。
心の底から絶望し、後悔しろ……付与者」
「ぐっ……い、一体何をした……」
頭を踏みつけられても、横目で私を睨みつけた事は褒めてやる。
が、しかし! ふっふっふ~、ガスターとマリアナへの復讐を通して私は学んだのだ。
例えこうして頭を踏みつけた状態で見上げられても……私の下着は絶対に見えない!!
ふふん! バーカ、バーカ! 残念だったな!!
『悪魔ちゃん』
おっと、危ない思わず自画自賛しちゃった。
さてと、一体何をしたのか?
「お前には今後一切、アナスタシアを信仰する事を赦さない」
「……は?」
「これから死ぬまで、魔神たるこの私の事を神として崇め、敬い、信仰しろ。
もしコレらを破った場合は……」
「ふ、ふざけるな!
女神アナスタシア様では無く、卑劣な貴様を信仰……ぎゃがぁぁぁあっ!!!?」
あ~あ、私を睨みつけたりするから。
「ぐ、ぅ……」
「呪いがお前の身体を、魂を蝕む。
そして、その呪いがお前の魂を完全に染め上げたとき……呪いは祝福となってお前は悪魔に転生する」
つまり! クリスが絶叫する激痛はただの副作用に過ぎない。
魂と肉体を無理矢理、呪いで縛って作り替えてるわけだから筆舌に尽くし難いほどの激痛と苦痛を伴うのは当然!!
「そ、そんな……」
「あははっ! ねぇ、どんな気分?
今まで卑劣な存在だと言い続けてきた悪魔を信仰しないとダメな気分は?
呪いが進めば悪魔になる気分は?
自分が人間であるために、さっきの人間共みたいに自分からアナスタシアを裏切る気分は!?」
「嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!
こんな事は全部嘘に決まっているっ! 私は騙されないぞ! この卑劣な悪まぁ、ぁぁあっがぁっ!!?」
「あはっ! あはははっ!!
コレがお前に与える罰!」
狂信者たるクリスの一番大切なもの。
信仰そのものを奪ってやる!!
「ほら、魂が黒く染まっていく」
「イヤだ! 嘘だ……どうか私をお救い下さい! 女神アナスタシァっ、ぎゃぁぁぁあっ!!!」
「ふふふ! ざまぁみろ!!」
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