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第4章 竜神の神域編
80話 初めてのお出掛け!
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さぁ、いざ行かん! 竜神の神域へっ!!
『元気だね。
いつになくテンションが高いし』
当然! 何せこれから竜神に会うんだよ?
しかも! そこまでの移動はドラゴンの姿になったグランに乗っての空の旅!!
これがテンションが上がらずにいられるわけが無いっ!!
「おぉ!」
高い、高い! めっちゃいい眺めだわ!
ふはっはっはっ! 人がゴミのようだっ!!
『楽しそうだね、表情は微動だにしていないけど。
グランにおねだりした時はあんなにあざとかったのに……』
あざとい?
えっ、悪いけど本当に何言ってんのかわかんないんだけど。
この誇り高き公爵令……じゃなくて原初の悪魔たる私が人にあざとくおねだり何てするわけないじゃん。
『あはは……この感じ、嘘じゃ無いね。
アレを無自覚でやってたとは……天然無表情系ジト目美少女少し属性多過ぎない?』
「わ~、気持ちいい!」
「レフィーお嬢様、危険なのでこちらで私達と一緒にお茶に致しましょう」
「え……」
危ないって……いやまぁ確かにかなりの高度だけど、別に落ちても空飛べるんだけど。
まぁでも、お茶はいいアイデアだな!
お茶と言う事はケーキも出るだろうし、グランにはちょっと悪いけど……シルヴィアがこう言うのだから仕方ない!!
「ん、わかった」
『……流石に最近、私の扱いが雑過ぎないかな?
何回も言うようだけどこれでも私は神様なんだよ? それなのにこんな扱い……いくら神でも泣いちゃうよ? ぐすん』
さてさて、今日のお茶請けケーキは何かなぁ?
むふふ、楽しみで自然とにやけちゃうね!!
『えっ、にやけちゃうって全く表情変わってない……』
「煩い」
はぁ、全く。
さっきから何をごちゃごちゃと、仮にも神なんだったらお茶の時くらい静かにして欲しいわ。
『……』
「お待たせいたました。
本日は以前レフィーお嬢様がリクエストなされたエクレアをご用意いたしました」
エクレアっ!
「どうぞ、お召し上がり下さい」
「んっ!」
う、うんまぁ~いっ!!
「むふ~」
「ふふふ、お気に召していただけたようで何よりです」
「でもドラゴンの背中の上なのに静かですね。
かなりの速度で飛行しているのに風も殆ど感じませんし」
ふっふっふ、ミーシャの疑問にお答えしようっ!!
「グラン殿が結界を展開して風除けをして下さっているんですよ。
それに揺れないようにかなり気を使ってくれているようですね」
「……」
ミリア……流石は始祖種吸血鬼、中々にやりおる。
他の吸血鬼達から真祖と呼ばれてるだけはある。
「なるほど~、しかし流石に早いですね」
「ええ、この速度ならばもうそう掛からないでしょう」
ほほう、じゃあもうすぐ今回の目的地。
旧四魔王領が1つ、グランが作り上げた竜王国の首都が見れる!
何気に悪魔に転生してから、本拠地であるダンジョンの近くから遠出するのは初めでし。
竜神と会うのも楽しみだけど、グランが作り上げたって言う都市がどんな所か……ふふふ、楽しみだな~!!
『なるほど、初めてのお出掛けもあってテンションが高かったのか』
何か言った?
『ふふふ、いいや何も。
いやぁ、悪魔ちゃんって意外と可愛いよね』
何かバカにされてる気がするんだけど……
「レフィーお嬢様、ご覧ください」
「ん?」
「見えてまいりましたよ。
旧四魔王領が四首都の1つ、ドラゴニアです」
『元気だね。
いつになくテンションが高いし』
当然! 何せこれから竜神に会うんだよ?
しかも! そこまでの移動はドラゴンの姿になったグランに乗っての空の旅!!
これがテンションが上がらずにいられるわけが無いっ!!
「おぉ!」
高い、高い! めっちゃいい眺めだわ!
ふはっはっはっ! 人がゴミのようだっ!!
『楽しそうだね、表情は微動だにしていないけど。
グランにおねだりした時はあんなにあざとかったのに……』
あざとい?
えっ、悪いけど本当に何言ってんのかわかんないんだけど。
この誇り高き公爵令……じゃなくて原初の悪魔たる私が人にあざとくおねだり何てするわけないじゃん。
『あはは……この感じ、嘘じゃ無いね。
アレを無自覚でやってたとは……天然無表情系ジト目美少女少し属性多過ぎない?』
「わ~、気持ちいい!」
「レフィーお嬢様、危険なのでこちらで私達と一緒にお茶に致しましょう」
「え……」
危ないって……いやまぁ確かにかなりの高度だけど、別に落ちても空飛べるんだけど。
まぁでも、お茶はいいアイデアだな!
お茶と言う事はケーキも出るだろうし、グランにはちょっと悪いけど……シルヴィアがこう言うのだから仕方ない!!
「ん、わかった」
『……流石に最近、私の扱いが雑過ぎないかな?
何回も言うようだけどこれでも私は神様なんだよ? それなのにこんな扱い……いくら神でも泣いちゃうよ? ぐすん』
さてさて、今日のお茶請けケーキは何かなぁ?
むふふ、楽しみで自然とにやけちゃうね!!
『えっ、にやけちゃうって全く表情変わってない……』
「煩い」
はぁ、全く。
さっきから何をごちゃごちゃと、仮にも神なんだったらお茶の時くらい静かにして欲しいわ。
『……』
「お待たせいたました。
本日は以前レフィーお嬢様がリクエストなされたエクレアをご用意いたしました」
エクレアっ!
「どうぞ、お召し上がり下さい」
「んっ!」
う、うんまぁ~いっ!!
「むふ~」
「ふふふ、お気に召していただけたようで何よりです」
「でもドラゴンの背中の上なのに静かですね。
かなりの速度で飛行しているのに風も殆ど感じませんし」
ふっふっふ、ミーシャの疑問にお答えしようっ!!
「グラン殿が結界を展開して風除けをして下さっているんですよ。
それに揺れないようにかなり気を使ってくれているようですね」
「……」
ミリア……流石は始祖種吸血鬼、中々にやりおる。
他の吸血鬼達から真祖と呼ばれてるだけはある。
「なるほど~、しかし流石に早いですね」
「ええ、この速度ならばもうそう掛からないでしょう」
ほほう、じゃあもうすぐ今回の目的地。
旧四魔王領が1つ、グランが作り上げた竜王国の首都が見れる!
何気に悪魔に転生してから、本拠地であるダンジョンの近くから遠出するのは初めでし。
竜神と会うのも楽しみだけど、グランが作り上げたって言う都市がどんな所か……ふふふ、楽しみだな~!!
『なるほど、初めてのお出掛けもあってテンションが高かったのか』
何か言った?
『ふふふ、いいや何も。
いやぁ、悪魔ちゃんって意外と可愛いよね』
何かバカにされてる気がするんだけど……
「レフィーお嬢様、ご覧ください」
「ん?」
「見えてまいりましたよ。
旧四魔王領が四首都の1つ、ドラゴニアです」
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