28 / 436
第2章 勢力拡大編
28話 脱幼体でバージョンアップ……あれ?
しおりを挟む
ステータスから幼体表記が消えた。
えっと、夢じゃ無いよね?
これ、現実だよね……痛い。
ほっぺを抓ったら普通に痛い! つまり、これは現実!!
「ふふ、お気付きでなかったのですか?」
「ん、気付いてなかった」
けど、これが夢じゃなくて現実だとすると……それはつまり、幼女を脱したと言うこと!!
さようなら絶壁つるぺた幼女ボディー! そして、こんにちは魅惑の美ボディー……?
「……」
あれ? これは……
「レフィーお嬢様?」
おかしいな、何故か普通に足元の地面が見える。
確かによくよく意識したら、視界はちょっと高くなってる気がしない事もないけど……
「……」
スカ、スカ
ぽん、ぽん
手を翳しても何にも触れない。
軽く触ってみても、さっきまでと一切の変化を感じない……
「うぅ……む、胸が……」
何故だ!
幼体表記が消失して、脱幼女ボディーを果たしたハズなのに! 何で体型が一切変わってない!?
い、いや! 諦めるのはまだ早い!
理想が高すぎて自分ではわかり辛いだけで、客観的に見れば実際には成長してるかもしれない!!
うん、きっとそうに違いない。
これは俗に言うスレンダーってやつだ、絶対そうだ!
「レフィーお嬢様、全身鏡です」
魔改造と言う名のリフォームしたとは言え、流石に鏡は無いだろうから邪神にたかろうと思ったのに。
まさか鏡が、それも全身が見れるサイズの鏡があるとは……流石はシルヴィア。
我が専属メイドにして眷属ながら恐ろしいまでの慧眼だわ。
「ありがと」
そう言えば……悪魔になってから自分の姿をちゃんと見るのは初めてな気がする。
ふむ、転生当初は色素が抜け落ちて真っ白だった髪が、魔力の影響を受けたのか今は白銀って感じかな?
まぁ、なんとなく予想はしてたけど、瞳の色もやっぱ変わってたか。
殺される前は金髪に水色の瞳で、ロイヤルど真ん中な金髪碧眼だったけど。
今は白銀の髪に紫の瞳か……って、そんな事はどうでもいい!
よし、取り敢えず、比較対象として理想的な美ボディーを持ってるシルヴィアには横に並んでもらってっと……
身長はシルヴィアの腰くらいだから、だいたい100センチくらいか。
『さっきまではシルヴィアの腰の位置よりも低かったから、確かに成長してるね。
幼女からバージョンアップして、幼さが残る少女って感じかな』
……まぁ、うん、だから?
確かに成長はしてるけど、身長が10センチ程伸びただけで、他は一切変化なしなんですけど。
肝心の胸が見事なまでの絶壁を形成しちゃってるんですけど!?
「くっ、またしても……!」
膝から地面に崩れ落ちた。
それはもう見事に、今朝を完コピして崩れ落ちた。
今朝と違うのは、膝が痛かったとの報告を受けてシルヴィアがふかふか絨毯を用意したから、今回は膝が一切痛くないって事だけだ。
1度めの進化とは違って、幼体表記が無くなったのに……何で体型が全く変わってない訳っ!?
最早、何かの呪いか呪縛としか思えない……
『そんなに気にする事ないよ。
悪魔ちゃんは今のままで、十分に可愛いからね?』
「そ、そうです! この邪神の言う通りですよ!」
その気遣ったような優しい慰めが逆に辛い、なんか余計に惨めな気持ちになる!
「それにです。
そう悲観せずとも、まだまだレフィーお嬢様は美しくご成長なされるハズです!」
『そうだよ。
そもそも悪魔ちゃんは昨日生まれたばかりなんだよ?
悪魔は新種族だから正確な事は言えないけど、時間が経てば普通に成長するよ……多分』
最後の方ちょっと聞き取れなかったけど。
シルヴィアは私よりも悪魔について詳しいし、邪神は仮にもこの世界を管理する神。
この2人の言葉には説得力がある……
「本当に?」
「ええ、勿論です!
今も天使のように可憐なのです。
私は今からレフィーお嬢様のご将来が楽しみです!」
そっか、そっか。
うんうん、そうだよね。
シルヴィアはなんか自分の世界に入っちゃったけど、これから成長するって可能性は十分にある。
と言うか、その可能性の方が高い。
むしろ9割以上の確率で成長すると思う。
よくよく考えたら邪神の言う通り、私ってまだ生まれて2日目だし。
悪魔だって流石に時間が経つにつれて成長するだろう。
それに最下級とか、下位とかがあるんだから、進化だってまだするハズ。
「そうと決まれば……」
やる事はただ一つ。
「燃えてきた」
戦闘訓練も済んだ事だし。
明日から本格的に、この大陸の統一に乗り出す!
この大陸に住む魔物共を喰らって、もって進化しまくって、ついでに強くなる!!
えっと、夢じゃ無いよね?
これ、現実だよね……痛い。
ほっぺを抓ったら普通に痛い! つまり、これは現実!!
「ふふ、お気付きでなかったのですか?」
「ん、気付いてなかった」
けど、これが夢じゃなくて現実だとすると……それはつまり、幼女を脱したと言うこと!!
さようなら絶壁つるぺた幼女ボディー! そして、こんにちは魅惑の美ボディー……?
「……」
あれ? これは……
「レフィーお嬢様?」
おかしいな、何故か普通に足元の地面が見える。
確かによくよく意識したら、視界はちょっと高くなってる気がしない事もないけど……
「……」
スカ、スカ
ぽん、ぽん
手を翳しても何にも触れない。
軽く触ってみても、さっきまでと一切の変化を感じない……
「うぅ……む、胸が……」
何故だ!
幼体表記が消失して、脱幼女ボディーを果たしたハズなのに! 何で体型が一切変わってない!?
い、いや! 諦めるのはまだ早い!
理想が高すぎて自分ではわかり辛いだけで、客観的に見れば実際には成長してるかもしれない!!
うん、きっとそうに違いない。
これは俗に言うスレンダーってやつだ、絶対そうだ!
「レフィーお嬢様、全身鏡です」
魔改造と言う名のリフォームしたとは言え、流石に鏡は無いだろうから邪神にたかろうと思ったのに。
まさか鏡が、それも全身が見れるサイズの鏡があるとは……流石はシルヴィア。
我が専属メイドにして眷属ながら恐ろしいまでの慧眼だわ。
「ありがと」
そう言えば……悪魔になってから自分の姿をちゃんと見るのは初めてな気がする。
ふむ、転生当初は色素が抜け落ちて真っ白だった髪が、魔力の影響を受けたのか今は白銀って感じかな?
まぁ、なんとなく予想はしてたけど、瞳の色もやっぱ変わってたか。
殺される前は金髪に水色の瞳で、ロイヤルど真ん中な金髪碧眼だったけど。
今は白銀の髪に紫の瞳か……って、そんな事はどうでもいい!
よし、取り敢えず、比較対象として理想的な美ボディーを持ってるシルヴィアには横に並んでもらってっと……
身長はシルヴィアの腰くらいだから、だいたい100センチくらいか。
『さっきまではシルヴィアの腰の位置よりも低かったから、確かに成長してるね。
幼女からバージョンアップして、幼さが残る少女って感じかな』
……まぁ、うん、だから?
確かに成長はしてるけど、身長が10センチ程伸びただけで、他は一切変化なしなんですけど。
肝心の胸が見事なまでの絶壁を形成しちゃってるんですけど!?
「くっ、またしても……!」
膝から地面に崩れ落ちた。
それはもう見事に、今朝を完コピして崩れ落ちた。
今朝と違うのは、膝が痛かったとの報告を受けてシルヴィアがふかふか絨毯を用意したから、今回は膝が一切痛くないって事だけだ。
1度めの進化とは違って、幼体表記が無くなったのに……何で体型が全く変わってない訳っ!?
最早、何かの呪いか呪縛としか思えない……
『そんなに気にする事ないよ。
悪魔ちゃんは今のままで、十分に可愛いからね?』
「そ、そうです! この邪神の言う通りですよ!」
その気遣ったような優しい慰めが逆に辛い、なんか余計に惨めな気持ちになる!
「それにです。
そう悲観せずとも、まだまだレフィーお嬢様は美しくご成長なされるハズです!」
『そうだよ。
そもそも悪魔ちゃんは昨日生まれたばかりなんだよ?
悪魔は新種族だから正確な事は言えないけど、時間が経てば普通に成長するよ……多分』
最後の方ちょっと聞き取れなかったけど。
シルヴィアは私よりも悪魔について詳しいし、邪神は仮にもこの世界を管理する神。
この2人の言葉には説得力がある……
「本当に?」
「ええ、勿論です!
今も天使のように可憐なのです。
私は今からレフィーお嬢様のご将来が楽しみです!」
そっか、そっか。
うんうん、そうだよね。
シルヴィアはなんか自分の世界に入っちゃったけど、これから成長するって可能性は十分にある。
と言うか、その可能性の方が高い。
むしろ9割以上の確率で成長すると思う。
よくよく考えたら邪神の言う通り、私ってまだ生まれて2日目だし。
悪魔だって流石に時間が経つにつれて成長するだろう。
それに最下級とか、下位とかがあるんだから、進化だってまだするハズ。
「そうと決まれば……」
やる事はただ一つ。
「燃えてきた」
戦闘訓練も済んだ事だし。
明日から本格的に、この大陸の統一に乗り出す!
この大陸に住む魔物共を喰らって、もって進化しまくって、ついでに強くなる!!
0
お気に入りに追加
757
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる