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第1章 悪魔誕生編
17話 最終目標!
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「落ち着きましたでしょうか?」
「うん、落ち着いた」
そうですとも、何を恥ずかしがる必要があろうか!
遺憾だけど……誠に! 本当に! マジで遺憾だけど! 今の私は生後2日の幼体。
つまりは立派な子供! むしろ赤ちゃんと言っても過言では無い。
こうして、シルヴィアに子供みたいにあやされるのも至って普通の光景と言える。
それにだ。
今の私の種族名は下位悪魔。
つまり! 進化は一度だけでは無いと言う事!!
今回の進化では幼体から脱する事ができなかったけど……進化を重ねれば、いつか必ず成長するハズ!
「とりあえずの方針は、私達自身の強化」
邪神の話によると、終焉の大地とか厨二チックな名前をしてるこの大陸には、エルダーリッチと同等かそれ以上の化け物共がうじゃうじゃいるらしいし。
幸いエサもとい、養分……ご飯はいっぱいある。
「と、仰いますと?」
「化け物を狩って、食って食って食いまくる!」
「ふふふ、かしこまりました」
『それってキミが魂を食べたいだけなんじゃ……』
ふっ、何とでも言うがいい。
誰に何と言われようが、強くなる事は必須条件。
私の復讐対象筆頭である勇者達は、仮にも魔王を討伐した強者だし。
復讐を果たすためにも、死なないためにも、私自身の強化は急務!
断じて邪神が言うように、魂を食べたいからなんて言う理由では無い!
……そりゃまぁ、確かにエルダーリッチ以外の魂も食べてみたいけど。
それ以外に歴とした理由があるのだよ!
「強くなる事。
この短期目標に、誰も文句は言わせない」
「短期目標ですか?」
そう! これはあくまでも短期目標に過ぎない。
『まぁ、悪魔ちゃんの最終的な目標は復讐を果たす事だからね』
「は?」
この邪神は何を言ってるのやら。
私の最終目標が復讐を果たす事?
〝一に平穏、ニに堕落! ついでに復讐!!〟 ってスローガンでガッツリ、ついでって言ってるのに。
はぁ、おかげで思わず淑女にあるまじき声を出してしまったわ。
そもそも、勇者達を筆頭とした人間共への復讐は目標ですら無い。
「それは、ただの決定事項」
私の最終的な目標は……
「自由で平穏な生活。
これが現状での、最終目標!」
貴族制度を廃止し、日本と同じような民主主義かつ実力主義的な社会の構築。
将来的には君臨すれども統治せずの立場につければ最高かな。
せっかくこうして、公爵令嬢にして第一王子の婚約者と言う立場から解放されたんだから好きなように過ごしたい。
ぶっちゃけ、安全な温室でダラダラして、好きな時に遊んで、好きな事をし尽くしたい。
地球の知識を使って知識チート無双とかやってみたいっ! てな訳で……
「シルヴィア」
「はい」
「周辺の調査をお願い」
「かしこまりました」
そう言って颯爽と立ち去るシルヴィアさん。
優雅に一礼した次の瞬間には既にいないって……シルヴィアさん、マジパネェわ。
「邪神は次までに、もう少しマシな情報を用意しろ」
『了解って、何自然な感じで私にも命令して……』
でも、ギフトは良かった。
褒めて遣わす!
『キミねぇ、仮にも神である私に向かって……まぁ、面白いからいいけど』
「忙しいから黙れ」
何やら邪神の声に揶揄いの色があった気がしたけど……まぁいいや。
それじゃ! 下位悪魔に進化した事だし、現状での力の把握と調整をするとしよう!
「うん、落ち着いた」
そうですとも、何を恥ずかしがる必要があろうか!
遺憾だけど……誠に! 本当に! マジで遺憾だけど! 今の私は生後2日の幼体。
つまりは立派な子供! むしろ赤ちゃんと言っても過言では無い。
こうして、シルヴィアに子供みたいにあやされるのも至って普通の光景と言える。
それにだ。
今の私の種族名は下位悪魔。
つまり! 進化は一度だけでは無いと言う事!!
今回の進化では幼体から脱する事ができなかったけど……進化を重ねれば、いつか必ず成長するハズ!
「とりあえずの方針は、私達自身の強化」
邪神の話によると、終焉の大地とか厨二チックな名前をしてるこの大陸には、エルダーリッチと同等かそれ以上の化け物共がうじゃうじゃいるらしいし。
幸いエサもとい、養分……ご飯はいっぱいある。
「と、仰いますと?」
「化け物を狩って、食って食って食いまくる!」
「ふふふ、かしこまりました」
『それってキミが魂を食べたいだけなんじゃ……』
ふっ、何とでも言うがいい。
誰に何と言われようが、強くなる事は必須条件。
私の復讐対象筆頭である勇者達は、仮にも魔王を討伐した強者だし。
復讐を果たすためにも、死なないためにも、私自身の強化は急務!
断じて邪神が言うように、魂を食べたいからなんて言う理由では無い!
……そりゃまぁ、確かにエルダーリッチ以外の魂も食べてみたいけど。
それ以外に歴とした理由があるのだよ!
「強くなる事。
この短期目標に、誰も文句は言わせない」
「短期目標ですか?」
そう! これはあくまでも短期目標に過ぎない。
『まぁ、悪魔ちゃんの最終的な目標は復讐を果たす事だからね』
「は?」
この邪神は何を言ってるのやら。
私の最終目標が復讐を果たす事?
〝一に平穏、ニに堕落! ついでに復讐!!〟 ってスローガンでガッツリ、ついでって言ってるのに。
はぁ、おかげで思わず淑女にあるまじき声を出してしまったわ。
そもそも、勇者達を筆頭とした人間共への復讐は目標ですら無い。
「それは、ただの決定事項」
私の最終的な目標は……
「自由で平穏な生活。
これが現状での、最終目標!」
貴族制度を廃止し、日本と同じような民主主義かつ実力主義的な社会の構築。
将来的には君臨すれども統治せずの立場につければ最高かな。
せっかくこうして、公爵令嬢にして第一王子の婚約者と言う立場から解放されたんだから好きなように過ごしたい。
ぶっちゃけ、安全な温室でダラダラして、好きな時に遊んで、好きな事をし尽くしたい。
地球の知識を使って知識チート無双とかやってみたいっ! てな訳で……
「シルヴィア」
「はい」
「周辺の調査をお願い」
「かしこまりました」
そう言って颯爽と立ち去るシルヴィアさん。
優雅に一礼した次の瞬間には既にいないって……シルヴィアさん、マジパネェわ。
「邪神は次までに、もう少しマシな情報を用意しろ」
『了解って、何自然な感じで私にも命令して……』
でも、ギフトは良かった。
褒めて遣わす!
『キミねぇ、仮にも神である私に向かって……まぁ、面白いからいいけど』
「忙しいから黙れ」
何やら邪神の声に揶揄いの色があった気がしたけど……まぁいいや。
それじゃ! 下位悪魔に進化した事だし、現状での力の把握と調整をするとしよう!
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