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第19章 神魔大戦編
374話 最終決戦です! その6
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「流石、と言うべきでしょうか?」
「ク……クク、クハッハッハ!!」
全てを消し去る裁きの光。
舞い上がった土煙さえも消し去った神滅の光が収まった戦場に笑い声が響き渡る。
「神滅をくらってもなお健在とは……」
とは言え、あれだけ膨大だったエネルギーは既にその大半が消失していますし、神滅によって受けたダメージは小さくない。
消滅するのも時間の問題でしょう。
「まさか、この私が敗北するとはね。
10万年前の大戦時ですら私を封印するが関の山だったと言うのに……」
な、何でしょうか? 何でそんな目で僕を見るのですかっ!?
敵なら容赦なくぶん殴りますけど、もうすぐ自然消滅する程にボロボロな相手を殴るのは流石に……うぅ、こうなったら最終手段です!
翼に包まって隠れてやりますっ!!
「いくらお前でも、ルーミエルの相手は荷が重かったようじゃな」
「ネルヴィア様っ!」
助かりました! ナイスタイミングです!!
瞬時にネルヴィアの後ろに退避っ! ふっ、これであの気不味い空間から脱出する事ができました。
後でネルヴィア様にはスイーツのお礼をするとしましょう!
「お嬢様、お疲れ様でした」
「うわっ! メルヴィー!!」
しかし、いくらネルヴィア様シールドを得て気が緩んだとは言え、本気モードの僕に悟らさずに抱っこするとは……完璧メイド、メルヴィー恐るべしっ!!
「ルーミエル様っ! お怪我はありませんか!?」
「オルグイユ! 見ての通り、大丈夫ですよ」
オルグイユは……大丈夫そうですね。
ホコリ1つ付いてないですし、人数的に有利だったとは言え魔皇神一桁を相手に流石ですね。
「皆んなもお疲れ様です」
コレール達もシングルの皆んなもこれと言った怪我はなさそうで何よりです!
「ヴィスデロビア様」
シエラを筆頭にボロボロの魔皇神達がヴィスデロビアの背後に降り立つ。
「おいおい、こりゃあ派手にやられたな」
「キミもね、ヴェーダ」
薄い白緑色の髪の青年、ヴェーダに言葉を返しつつ肩を竦めるヴィスデロビア。
なんかこんな雰囲気を出されると凄くやり辛いですね……もう帰っても良いでしょうか?
ヴィスデロビアの計画は叩き潰して、その勢力は壊滅させましたし。
そしてヴィスデロビアに鼻血を出させて積年の恨みも晴らしましたし。
ヴィスデロビア自身も、もうすぐ消滅しますし……
「あの幼女がねぇ……」
誰が幼女じゃっ!!
あのヴェーダとか言うチャラ男め! そっちがやる気なら受けて立とうじゃないですかっ!?
「?」
あれ? おかしいですね。
ヴィスデロビアと魔皇神達が瞬時に作り出した椅子に座ってしまいました……
「クックック、確かにこの勝負は私の負けだ。
万が一の時のために仕込んでおいて助かったよ」
「どう言う……っ!!」
これは……この感じはまさかっ!
「気付いたようだね」
ヴィスデロビアがボロボロになった自身の服を切り裂き、胸元を曝け出す。
そこに浮かぶは漆黒の紋様。
「これは私の神王である破壊ノ神で仕込んだ自壊術式。
シエラ達魔皇神全員に同じモノが組み込まれている」
ヴィスデロビアの言葉を証明するように魔皇神達が自身の胸元に浮かぶ漆黒の紋様を曝け出す。
「対象者の全てを破壊しエネルギーに変換して放出する。
その超エネルギーは計画程では無いだろうが、この世界もろとも貴様らと一緒に統一神界を消し飛ばす!
そして……」
次の瞬間、ヴィスデロビア達の足元に浮かび上がる巨大な魔法陣。
この魔法陣は……
「転生魔法」
「その通り! これは私が手を加えた特別製でね、いくらキミやネルヴィアでも破壊は不可能!!
クックック、クハッハッハッ! これで邪魔者を排除し、私は全ての世界を手中に収める。
クックック、残念だったな! この戦いは始まった時から既に終わっていたと言う訳さっ!!」
「そうですか……」
「……」
もうぶっちゃけ、若干どうでも良いと思っていましたが……僕のモフモフの楽園を脅かすと言うのであれば話は別です!!
そもそも、この後皆んなでバカンスに行くのに、そんな事許容できるはずがありませんっ!!
「完膚なきまでに叩き潰します」
「……」
「神能〝惰眠ノ神・殲滅ノ神〟」
お前がこの世界ごと僕達もろとも統一神界を破壊すると言うのなら……破壊される世界ごと消し去ってやりましょう!!
「世界の終焉!!」
この世界の周囲にはヴィスデロビア達を逃さないために展開している結界が存在する。
その結界の内部を掌握する事なんて僕に掛かれば児戯に等しいのです!!
「ーーー」
「っ!?」
ヴィスデロビアが何事かを呟いた瞬間、全てを破壊しようと蠢いていたエネルギーごと、世界の消滅に呑み込まれた。
「ク……クク、クハッハッハ!!」
全てを消し去る裁きの光。
舞い上がった土煙さえも消し去った神滅の光が収まった戦場に笑い声が響き渡る。
「神滅をくらってもなお健在とは……」
とは言え、あれだけ膨大だったエネルギーは既にその大半が消失していますし、神滅によって受けたダメージは小さくない。
消滅するのも時間の問題でしょう。
「まさか、この私が敗北するとはね。
10万年前の大戦時ですら私を封印するが関の山だったと言うのに……」
な、何でしょうか? 何でそんな目で僕を見るのですかっ!?
敵なら容赦なくぶん殴りますけど、もうすぐ自然消滅する程にボロボロな相手を殴るのは流石に……うぅ、こうなったら最終手段です!
翼に包まって隠れてやりますっ!!
「いくらお前でも、ルーミエルの相手は荷が重かったようじゃな」
「ネルヴィア様っ!」
助かりました! ナイスタイミングです!!
瞬時にネルヴィアの後ろに退避っ! ふっ、これであの気不味い空間から脱出する事ができました。
後でネルヴィア様にはスイーツのお礼をするとしましょう!
「お嬢様、お疲れ様でした」
「うわっ! メルヴィー!!」
しかし、いくらネルヴィア様シールドを得て気が緩んだとは言え、本気モードの僕に悟らさずに抱っこするとは……完璧メイド、メルヴィー恐るべしっ!!
「ルーミエル様っ! お怪我はありませんか!?」
「オルグイユ! 見ての通り、大丈夫ですよ」
オルグイユは……大丈夫そうですね。
ホコリ1つ付いてないですし、人数的に有利だったとは言え魔皇神一桁を相手に流石ですね。
「皆んなもお疲れ様です」
コレール達もシングルの皆んなもこれと言った怪我はなさそうで何よりです!
「ヴィスデロビア様」
シエラを筆頭にボロボロの魔皇神達がヴィスデロビアの背後に降り立つ。
「おいおい、こりゃあ派手にやられたな」
「キミもね、ヴェーダ」
薄い白緑色の髪の青年、ヴェーダに言葉を返しつつ肩を竦めるヴィスデロビア。
なんかこんな雰囲気を出されると凄くやり辛いですね……もう帰っても良いでしょうか?
ヴィスデロビアの計画は叩き潰して、その勢力は壊滅させましたし。
そしてヴィスデロビアに鼻血を出させて積年の恨みも晴らしましたし。
ヴィスデロビア自身も、もうすぐ消滅しますし……
「あの幼女がねぇ……」
誰が幼女じゃっ!!
あのヴェーダとか言うチャラ男め! そっちがやる気なら受けて立とうじゃないですかっ!?
「?」
あれ? おかしいですね。
ヴィスデロビアと魔皇神達が瞬時に作り出した椅子に座ってしまいました……
「クックック、確かにこの勝負は私の負けだ。
万が一の時のために仕込んでおいて助かったよ」
「どう言う……っ!!」
これは……この感じはまさかっ!
「気付いたようだね」
ヴィスデロビアがボロボロになった自身の服を切り裂き、胸元を曝け出す。
そこに浮かぶは漆黒の紋様。
「これは私の神王である破壊ノ神で仕込んだ自壊術式。
シエラ達魔皇神全員に同じモノが組み込まれている」
ヴィスデロビアの言葉を証明するように魔皇神達が自身の胸元に浮かぶ漆黒の紋様を曝け出す。
「対象者の全てを破壊しエネルギーに変換して放出する。
その超エネルギーは計画程では無いだろうが、この世界もろとも貴様らと一緒に統一神界を消し飛ばす!
そして……」
次の瞬間、ヴィスデロビア達の足元に浮かび上がる巨大な魔法陣。
この魔法陣は……
「転生魔法」
「その通り! これは私が手を加えた特別製でね、いくらキミやネルヴィアでも破壊は不可能!!
クックック、クハッハッハッ! これで邪魔者を排除し、私は全ての世界を手中に収める。
クックック、残念だったな! この戦いは始まった時から既に終わっていたと言う訳さっ!!」
「そうですか……」
「……」
もうぶっちゃけ、若干どうでも良いと思っていましたが……僕のモフモフの楽園を脅かすと言うのであれば話は別です!!
そもそも、この後皆んなでバカンスに行くのに、そんな事許容できるはずがありませんっ!!
「完膚なきまでに叩き潰します」
「……」
「神能〝惰眠ノ神・殲滅ノ神〟」
お前がこの世界ごと僕達もろとも統一神界を破壊すると言うのなら……破壊される世界ごと消し去ってやりましょう!!
「世界の終焉!!」
この世界の周囲にはヴィスデロビア達を逃さないために展開している結界が存在する。
その結界の内部を掌握する事なんて僕に掛かれば児戯に等しいのです!!
「ーーー」
「っ!?」
ヴィスデロビアが何事かを呟いた瞬間、全てを破壊しようと蠢いていたエネルギーごと、世界の消滅に呑み込まれた。
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