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第19章 神魔大戦編
360話 許しませんっ!!
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一直線に直進した白き閃光がヴィスデロビアを呑み込みなごら、天を白く染め上げる。
「ふふふ、ふっふっふ、あ~はっはっは!!」
調子に乗ってるって言われても構いません!
それでも胸を張って、統一神城の天辺で笑いの三段活用を使ってやります!!
何せ、黒幕みたいでカッコイイですからね!!
「ふっ、この僕こそが、この戦場を支配する黒幕なのです……ふふふ」
学園の方から感じるこの視線、生徒達が見ている様ですね。
学園の生徒達とは、結構仲良くなれたと思いますが……まだまだ信頼できる頼もしい先生の地位には程遠い。
生徒達に僕のカッコいい姿を見せねば!
むふふ……そして生徒から尊敬され、愛される先生になるのです!!
「っ……! 随分な挨拶だね。
今のは結構効いたよ」
ブレスの光が収まり、そんな事を言いながら平然と姿を現すヴィスデロビア。
「大したダメージも無いくせによく言いますね。
まぁ、今ので大ダメージを負う様なら苦労はしませんけど」
確かに纏っていた漆黒の服はボロボロで、右腕は焼け爛れて血塗れですが……それだけです。
「クックック、随分な言いようだね。
今の一撃は並の神なら……いや、魔皇神ですら消し去るだろうに」
確かにヴィスデロビアの言う通り、例え神と言えども並の者なら消滅するでしょう。
魔皇神が相手でも消滅するかどうかは定かではありませんが、十分に通用する自信はあります。
ですが、ヴィスデロビアが相手なら腕一本が焼け爛れるだけで、それもすぐに回復する。
滅光ノ咆哮は神獣ノ王で作り上げた一撃ですが……
ぶっちゃけコレールの模倣に過ぎませんし、コレールのソレには遠く及ばない程度なんですよね。
「待っておったぞ、ルーミエル」
ヴィスデロビアと対峙しつつニヤリと笑うネルヴィア様。
実にカッコいいです! これは、僕も負けていられませんねっ!!
それに本気でやらないとヴィスデロビアには大したダメージを与えられないですし。
生徒達にカッコいい姿を見せる為に、そして早くこの戦争を終わらせて夢の自堕落生活を送る為に……今回は初っ端から全開でいきましょう!!
「ネルヴィア様、お待たせしました」
しまっていた翼を出して、抑え込んでいたエネルギーを解放する。
翼をはためかせれば、一瞬で統一神城の天辺から上空のネルヴィア様の隣に移動する。
う~ん! 抑え込んでいた力を解放したこの開放感、実に気持ち良いです!!
清々しい開放感でテンション上がってきました!
さっきまでヴィスデロビアの馬鹿にした様な顔を見てイライラしてましたけど、もうご機嫌です!!
「遅くなっちゃいましたけど、それには歴とした理由がですね!」
「ルーミエルよ」
「? どうかしたんですか?」
何やら真剣な面持ちですけど……
「話の腰を折る様で悪いのだが。
うむ、まぁなんじゃ……どんまいじゃな」
「えっ? それはどう言う……」
全く何の話なのか分かりませんね。
何故かネルヴィア様の視線に優しさと哀れみの色が……
既に全快したヴィスデロビアは笑みを浮かべながらも隙なくこちらを伺ってますし、さっきの攻撃が大した効かなかったからでしょうか?
「う、うむ……こんな時にお主に告げるのは心苦しいのじゃが。
アレじゃあ……」
ネルヴィア様が指を指す先。
そこにあるソレは……も、もしかしてっ!?
や、ヤバいです! 恐ろし過ぎる事実に気付いてしまったかも知れない……い、いや、これは僕の勘違いなのです!!
「ヴィスデロビアが破壊した結界。
ミレーネとアヴァリスの2人がかりで修復したのじゃが……さっきのでまた破壊されたな」
「そ、そんな! アレは僕のせいじゃ無いですよね!?」
「……怒られる可能性はある」
「っ!!」
お、落ち着くのです!
そもそも、僕は敵に対して攻撃しただけ、何も悪い事はしていないっ!
ま、まぁ、確かにちょっとイラッと来てよく考えずに攻撃しましたけど……
結界の外に出てから攻撃すれば何も問題は無かったですけど!!
「ネ、ネルヴィア様! 一体どうすれば……!!」
うぅ、ミレーネとアヴァリスは2人とも穏やかで優しいですけど……それ故に怒った時を考えると恐ろしいっ!!
「お、落ち着くのじゃ! あの2人もお主に悪気が無かった事は分かっておる。
恐らく怒られる事はない……多分」
多分! 多分ってなんですか!?
やっぱり、怒られるんですかっ!?
「お取り込みのところ申し訳ないが。
そろそろ良いかな?」
ヴィスデロビアめ! 他人事だと思って……と言うか、そもそも僕がこんな窮地に立たされているのも、元はと言えば全てヴィスデロビアのせいでは?
「……ヴィスデロビア! 許しませんっ!!」
「クックック! 何の事か分からないが……面白い!
ネルヴィアと2人まとめて遊んであげましょうっ!!」
諸々の恨みを合わせて、鼻血が出るまでぶん殴ってやります!!
「ふふふ、ふっふっふ、あ~はっはっは!!」
調子に乗ってるって言われても構いません!
それでも胸を張って、統一神城の天辺で笑いの三段活用を使ってやります!!
何せ、黒幕みたいでカッコイイですからね!!
「ふっ、この僕こそが、この戦場を支配する黒幕なのです……ふふふ」
学園の方から感じるこの視線、生徒達が見ている様ですね。
学園の生徒達とは、結構仲良くなれたと思いますが……まだまだ信頼できる頼もしい先生の地位には程遠い。
生徒達に僕のカッコいい姿を見せねば!
むふふ……そして生徒から尊敬され、愛される先生になるのです!!
「っ……! 随分な挨拶だね。
今のは結構効いたよ」
ブレスの光が収まり、そんな事を言いながら平然と姿を現すヴィスデロビア。
「大したダメージも無いくせによく言いますね。
まぁ、今ので大ダメージを負う様なら苦労はしませんけど」
確かに纏っていた漆黒の服はボロボロで、右腕は焼け爛れて血塗れですが……それだけです。
「クックック、随分な言いようだね。
今の一撃は並の神なら……いや、魔皇神ですら消し去るだろうに」
確かにヴィスデロビアの言う通り、例え神と言えども並の者なら消滅するでしょう。
魔皇神が相手でも消滅するかどうかは定かではありませんが、十分に通用する自信はあります。
ですが、ヴィスデロビアが相手なら腕一本が焼け爛れるだけで、それもすぐに回復する。
滅光ノ咆哮は神獣ノ王で作り上げた一撃ですが……
ぶっちゃけコレールの模倣に過ぎませんし、コレールのソレには遠く及ばない程度なんですよね。
「待っておったぞ、ルーミエル」
ヴィスデロビアと対峙しつつニヤリと笑うネルヴィア様。
実にカッコいいです! これは、僕も負けていられませんねっ!!
それに本気でやらないとヴィスデロビアには大したダメージを与えられないですし。
生徒達にカッコいい姿を見せる為に、そして早くこの戦争を終わらせて夢の自堕落生活を送る為に……今回は初っ端から全開でいきましょう!!
「ネルヴィア様、お待たせしました」
しまっていた翼を出して、抑え込んでいたエネルギーを解放する。
翼をはためかせれば、一瞬で統一神城の天辺から上空のネルヴィア様の隣に移動する。
う~ん! 抑え込んでいた力を解放したこの開放感、実に気持ち良いです!!
清々しい開放感でテンション上がってきました!
さっきまでヴィスデロビアの馬鹿にした様な顔を見てイライラしてましたけど、もうご機嫌です!!
「遅くなっちゃいましたけど、それには歴とした理由がですね!」
「ルーミエルよ」
「? どうかしたんですか?」
何やら真剣な面持ちですけど……
「話の腰を折る様で悪いのだが。
うむ、まぁなんじゃ……どんまいじゃな」
「えっ? それはどう言う……」
全く何の話なのか分かりませんね。
何故かネルヴィア様の視線に優しさと哀れみの色が……
既に全快したヴィスデロビアは笑みを浮かべながらも隙なくこちらを伺ってますし、さっきの攻撃が大した効かなかったからでしょうか?
「う、うむ……こんな時にお主に告げるのは心苦しいのじゃが。
アレじゃあ……」
ネルヴィア様が指を指す先。
そこにあるソレは……も、もしかしてっ!?
や、ヤバいです! 恐ろし過ぎる事実に気付いてしまったかも知れない……い、いや、これは僕の勘違いなのです!!
「ヴィスデロビアが破壊した結界。
ミレーネとアヴァリスの2人がかりで修復したのじゃが……さっきのでまた破壊されたな」
「そ、そんな! アレは僕のせいじゃ無いですよね!?」
「……怒られる可能性はある」
「っ!!」
お、落ち着くのです!
そもそも、僕は敵に対して攻撃しただけ、何も悪い事はしていないっ!
ま、まぁ、確かにちょっとイラッと来てよく考えずに攻撃しましたけど……
結界の外に出てから攻撃すれば何も問題は無かったですけど!!
「ネ、ネルヴィア様! 一体どうすれば……!!」
うぅ、ミレーネとアヴァリスは2人とも穏やかで優しいですけど……それ故に怒った時を考えると恐ろしいっ!!
「お、落ち着くのじゃ! あの2人もお主に悪気が無かった事は分かっておる。
恐らく怒られる事はない……多分」
多分! 多分ってなんですか!?
やっぱり、怒られるんですかっ!?
「お取り込みのところ申し訳ないが。
そろそろ良いかな?」
ヴィスデロビアめ! 他人事だと思って……と言うか、そもそも僕がこんな窮地に立たされているのも、元はと言えば全てヴィスデロビアのせいでは?
「……ヴィスデロビア! 許しませんっ!!」
「クックック! 何の事か分からないが……面白い!
ネルヴィアと2人まとめて遊んであげましょうっ!!」
諸々の恨みを合わせて、鼻血が出るまでぶん殴ってやります!!
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